タイトルにもある水問題について、丁寧にとても分かりやすく書かれている。
とはいえ日本に住んでればピンとこないのも事実だろう。
それでも読み進めていくうちに、今、自分は何ができるのか?ということを何となく考えるキッカケになり、実際に蛇口の開け閉めを意識するようになった。
そのほかにも、著者の体験に基づく市販のミネラルウォーターに関するルポや、海外の水事情、子供たちが水の大切さを学ぶための面白い遊びなどもあり、けっこう楽しく読める。
家庭でできる「自家製浄水器のつくり方」もあるので、子供と一緒に遊びながら、水について話をするのもいいかもしれない。
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水問題の重要性に気づいていない日本人 「おいしい水の話」から「酸性雨の話」まで 単行本(ソフトカバー) – 2007/1/23
橋本 淳司
(著)
人間にとって不可欠な「水」。現代日本では、水道の水でなく、
ボトルの水を買って飲む人が多くなってきた。ガソリンが、1リットル120円ぐら
いであることを考えれば、ボトルの水は、それよりもはるかに高い。「水は買う
もの」というのは、正しいか、幻想であるか?
そもそも最近では、高度浄水処理を取り入れているケースが多い水道は、ほんと
うに「マズイ水」であるのか? さまざまな所に、「名水」と呼ばれる湧き水が
あるが、その実態はどのようなものであるか? 日本人は、蛇口をひねれば水
は出るものと思っている。世界を見渡すと、生活に必要な水に不自由している地
域が数多ある。本書では、「水問題」を専門とする気鋭のジャーナリストが、
「おいしい水の話」から「酸性雨の話」まで、わかりやすく説き明かす。
「水」についての興味がふつふつと湧いてくる一冊である。
ボトルの水を買って飲む人が多くなってきた。ガソリンが、1リットル120円ぐら
いであることを考えれば、ボトルの水は、それよりもはるかに高い。「水は買う
もの」というのは、正しいか、幻想であるか?
そもそも最近では、高度浄水処理を取り入れているケースが多い水道は、ほんと
うに「マズイ水」であるのか? さまざまな所に、「名水」と呼ばれる湧き水が
あるが、その実態はどのようなものであるか? 日本人は、蛇口をひねれば水
は出るものと思っている。世界を見渡すと、生活に必要な水に不自由している地
域が数多ある。本書では、「水問題」を専門とする気鋭のジャーナリストが、
「おいしい水の話」から「酸性雨の話」まで、わかりやすく説き明かす。
「水」についての興味がふつふつと湧いてくる一冊である。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2007/1/23
- ISBN-104569659225
- ISBN-13978-4569659220
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2007/1/23)
- 発売日 : 2007/1/23
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 4569659225
- ISBN-13 : 978-4569659220
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,461,473位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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水ジャーナリスト、アクアスフィア・水教育研究所代表、武蔵野大学客員教授。
国内外を歩き、水問題やその解決方法を、さまざまなメディアで発信している。著書に『100年後の水を守る〜水ジャーナリストの20年』、『世界と日本の水問題』(文研出版)などがある。「Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2019」、「東洋経済オンライン2021 ニューウェーブ賞」など受賞。
また、中国での節水教育担当者育成、インドでの雨水活用コミュニティづくりなど、国内外で水問題を解決するためのプロジェクトに参加。学校での探究的・協働的な学び、自治体、企業の水に関する普及啓発活動の支援も行っている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年2月28日に日本でレビュー済み
日本は降水量も多く水に恵まれています。1人1日320ℓを使用しています。中国では水不足が深刻です。温暖化が進むと日本は西よりの風が強くなり降水量も増えますが、中国からの酸性雨ですので環境を破壊します。酸性雨は生物だけでなく土壌も劣化し、きれいな地下水を作る土壌の濾過作用も痛めつけます。日本では飲み水は不足していませんが、食料自給率は5割を割り込んでいます。この外国からの食料を自前で生産するとなると膨大な水が必要で、この水をvirtual waterといいますが、これまで含めると水不足になります。水道の水消費量を計算するには次の単位をつかいます。蛇口を開けると1分当り12ℓ、水洗トイレ一回10ℓ、シャワー1分当り8ℓ、バスタブ注湯180リットルだそうです。
また、農業は環境の敵というのは専門家の間では通説だそうでいろいろ勉強になりました。
また、農業は環境の敵というのは専門家の間では通説だそうでいろいろ勉強になりました。
2007年1月30日に日本でレビュー済み
水問題とはいえ、著者の体験談(ラジオの企画で「きき水」をやったり、「地サイダー」を探したり)が中心で、読み物として単純に楽しめる。
そのほか、「ビールを流すとどんなふうに水は汚染されるのか」とか、「自分の家の土地から湧き水が出たら、大もうけできるかもしれないけど、どうする?」というような身近な話がおもしろい。
正直言って、水問題にはあまり興味を持っていなかったし、世界的な問題だといわれてもリアルに感じられないが、
この本を読むと自分が飲んでるミネラルウォーター(本を読むと、本当はミネラルウォーターじゃないとわかるのだが・・・)については、ちょっと気にするようになる。
そのほか、「ビールを流すとどんなふうに水は汚染されるのか」とか、「自分の家の土地から湧き水が出たら、大もうけできるかもしれないけど、どうする?」というような身近な話がおもしろい。
正直言って、水問題にはあまり興味を持っていなかったし、世界的な問題だといわれてもリアルに感じられないが、
この本を読むと自分が飲んでるミネラルウォーター(本を読むと、本当はミネラルウォーターじゃないとわかるのだが・・・)については、ちょっと気にするようになる。