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黒澤明「生きる」言葉 (PHPハンドブック) 新書 – 2007/1/13
黒澤 和子
(著)
「黒澤明」というと、怒鳴ってばかりの傲慢な強い男というイ
メージがあるかも知れませんが、悩み苦しみ傷付きながらも、転んでは起き転ん
では起き、それでも素直で純真で茶目っ気たっぷりに八十八年の齢を生き抜いた
一人の人間に他なりません。
映画を少しでも良いものにしようと夢中になり過ぎて、暴言や毒舌も多い人でし
たが、駄々コネの子どもが欲しいものを手に入れたいのと同じで、真っ直ぐなだ
けの無垢な人でもあったのです......。
----日本映画の巨匠・天皇とまで呼ばれた父を持ち、さらに活躍の場を同じ映画
という世界に置く著者は、天才クロサワの人間的魅力の一番のファンであり、理
解者として、黒澤明の言葉を読み解きます。
元気になりたい時、自信を取り戻したい時、夢を追う時......「100の至言」は
励ましをくれます。本物の男が語る言葉は、読み手のこころを映す鏡となり、元
気をくれる特効薬です。
メージがあるかも知れませんが、悩み苦しみ傷付きながらも、転んでは起き転ん
では起き、それでも素直で純真で茶目っ気たっぷりに八十八年の齢を生き抜いた
一人の人間に他なりません。
映画を少しでも良いものにしようと夢中になり過ぎて、暴言や毒舌も多い人でし
たが、駄々コネの子どもが欲しいものを手に入れたいのと同じで、真っ直ぐなだ
けの無垢な人でもあったのです......。
----日本映画の巨匠・天皇とまで呼ばれた父を持ち、さらに活躍の場を同じ映画
という世界に置く著者は、天才クロサワの人間的魅力の一番のファンであり、理
解者として、黒澤明の言葉を読み解きます。
元気になりたい時、自信を取り戻したい時、夢を追う時......「100の至言」は
励ましをくれます。本物の男が語る言葉は、読み手のこころを映す鏡となり、元
気をくれる特効薬です。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2007/1/13
- ISBN-104569659462
- ISBN-13978-4569659466
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2007/1/13)
- 発売日 : 2007/1/13
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4569659462
- ISBN-13 : 978-4569659466
- Amazon 売れ筋ランキング: - 860,768位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2011年8月27日に日本でレビュー済み
「日本が世界に誇れるものは文化だ」(黒澤明)
『七人の侍』(1954年)の打ち上げの日に生まれた黒澤明監督の御長女・黒沢和子さんが、黒澤監督の生前の言葉を集めた本である。私は、若い頃から、黒澤監督の作品から深い影響を受けて来た。その私が、この本を読んで、確信した事は、黒澤さんは、自分が想像して来た通りの人だったのだと言ふ事だった。黒沢監督の芸術は、日本の自然と歴史が、黒澤監督の人生体験を通じて結晶化された物である。日本の文化は、今、真にその地位にふさわしい評価を世界から受けつつある。その中で、日本の文化が、何故、これほど世界中で愛されるのかを考える為に、この本こそを読む事を全ての日本人に薦める。
(西岡昌紀・内科医/東日本大震災の被災地の人々を思ひながら)
『七人の侍』(1954年)の打ち上げの日に生まれた黒澤明監督の御長女・黒沢和子さんが、黒澤監督の生前の言葉を集めた本である。私は、若い頃から、黒澤監督の作品から深い影響を受けて来た。その私が、この本を読んで、確信した事は、黒澤さんは、自分が想像して来た通りの人だったのだと言ふ事だった。黒沢監督の芸術は、日本の自然と歴史が、黒澤監督の人生体験を通じて結晶化された物である。日本の文化は、今、真にその地位にふさわしい評価を世界から受けつつある。その中で、日本の文化が、何故、これほど世界中で愛されるのかを考える為に、この本こそを読む事を全ての日本人に薦める。
(西岡昌紀・内科医/東日本大震災の被災地の人々を思ひながら)
2009年4月3日に日本でレビュー済み
黒沢監督の娘さんが書いた本です。
「スポーツは勝ち負けがはっきりしていて羨ましい」監督の言葉です。
監督の言葉が書かれ、横に解説があります。自分の仕事の評価が、スポ
ーツの様にはっきりしていればずいぶん楽だと思っていたのでしょう。
国内での評判が良くなくて海外で評判の良かった映画、全く客が入らな
かった映画、気にしないような顔をしてずいぶん気にされていた事が、こ
の一言から伝わってきます。
娘さんに吐いた言葉が多いので、監督の人間味が理解できる良書です。
「スポーツは勝ち負けがはっきりしていて羨ましい」監督の言葉です。
監督の言葉が書かれ、横に解説があります。自分の仕事の評価が、スポ
ーツの様にはっきりしていればずいぶん楽だと思っていたのでしょう。
国内での評判が良くなくて海外で評判の良かった映画、全く客が入らな
かった映画、気にしないような顔をしてずいぶん気にされていた事が、こ
の一言から伝わってきます。
娘さんに吐いた言葉が多いので、監督の人間味が理解できる良書です。
2007年1月29日に日本でレビュー済み
映画監督黒澤明の言葉を長女の黒澤和子さんが100個抜き出して、見開きで右頁に大きな字で黒澤監督の言葉、左頁に黒澤和子さんの解説と思い出が書いてあります。
黒澤監督の言葉には含蓄があり色々思わされることが多く、それだけでこの本を買って良かったと思います。
それに加え、この本は黒澤和子さんの解説も素晴らしいです。金言・名言の解説って余計なものだったりするものですが、黒澤和子さんの解説は楽しく、また深いものがあり、もっと読みたいと思います。一つの言葉に一頁という枠にとらわれずに二頁でも三頁でも書いてくれたら良かったのになあという感じです。
新書としてはちょっと高い価格かもしれませんが、十分価値があると思います。万人に大推薦です!!!
黒澤監督の言葉には含蓄があり色々思わされることが多く、それだけでこの本を買って良かったと思います。
それに加え、この本は黒澤和子さんの解説も素晴らしいです。金言・名言の解説って余計なものだったりするものですが、黒澤和子さんの解説は楽しく、また深いものがあり、もっと読みたいと思います。一つの言葉に一頁という枠にとらわれずに二頁でも三頁でも書いてくれたら良かったのになあという感じです。
新書としてはちょっと高い価格かもしれませんが、十分価値があると思います。万人に大推薦です!!!