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藤堂高虎 秀吉と家康が惚れ込んだ男 (PHP文庫) 文庫 – 2005/5/3
羽生 道英
(著)
- 本の長さ383ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2005/5/3
- ISBN-104569663001
- ISBN-13978-4569663005
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2005/5/3)
- 発売日 : 2005/5/3
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 383ページ
- ISBN-10 : 4569663001
- ISBN-13 : 978-4569663005
- Amazon 売れ筋ランキング: - 993,648位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年6月16日に日本でレビュー済み
世渡り上手で城作りの名手といえばやはり藤堂高虎ではないでしょうか。しかしこの本ではあえてそうゆう言葉には触れずありのままの藤堂高虎を表しているところに良さがありました。読んでいて思わずついつい夜更かしをして読んでしまうほど引き込まれていました。
2012年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高虎作品は火坂雅志著「虎の城」に比べれば内容、迫力、感動面からも遠く及ばない。
本作品ではいくら高虎が主人公と言えども高虎を持ち上げ過ぎだ。
信長弑逆の際、秀吉への使者斬り捨て言上は多くの作品では官兵衛のもと言われるのが一般的であるし、賤ヶ岳の兵糧米手配にも主役が高虎だったり。
さらには関ヶ原での秀吉恩顧の武将(正則他4名)の東軍帰属の立役者になったり、大阪の陣は家康と高虎の策謀だったりですべて高虎が主役級に持ち上げられている点が非常に気になる。
小説だから何でもあり的な手法が目立ち不快感さえ覚える。築城の名手と言われ、巻末に主な城が紹介されているが、作品の中では築城に関し高虎の技術や苦労などほとんど描かれていない点などからも残念な作品だ。
一般文学通算761作品目の感想。通算1138冊目の作品。2012/01/18(in中国・山東省・青島)
本作品ではいくら高虎が主人公と言えども高虎を持ち上げ過ぎだ。
信長弑逆の際、秀吉への使者斬り捨て言上は多くの作品では官兵衛のもと言われるのが一般的であるし、賤ヶ岳の兵糧米手配にも主役が高虎だったり。
さらには関ヶ原での秀吉恩顧の武将(正則他4名)の東軍帰属の立役者になったり、大阪の陣は家康と高虎の策謀だったりですべて高虎が主役級に持ち上げられている点が非常に気になる。
小説だから何でもあり的な手法が目立ち不快感さえ覚える。築城の名手と言われ、巻末に主な城が紹介されているが、作品の中では築城に関し高虎の技術や苦労などほとんど描かれていない点などからも残念な作品だ。
一般文学通算761作品目の感想。通算1138冊目の作品。2012/01/18(in中国・山東省・青島)
2009年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近年、インフラ整備・情報収集・人材活用の巧みさ等を初めとする近代的観点で藩経営を行なったとして注目を浴びている築城の名手、藤堂高虎の伝記風物語。
前半は勇猛果敢な若き日の高虎が数々の主君に仕え、遂には秀吉・秀長兄弟の器量に惚れ込み、その配下として活躍する様を描いている。だが、歴史物の宿命とは言え、既知の史実に多くの筆が割かれており、しかも高虎にとって余りに都合の良いように書かれているので興醒めである。特に、若輩の高虎が、大将である諜略の名人秀吉にアドバイスした等とありえない事を記しているのは贔屓が過ぎる。高虎を主体に描くのは当然としても、最初は勇猛だけが取り柄だった高虎が、次第に人を見る眼や智略を身に付けて行く過程をじっくりと書き込んだ方が良かったろう。中盤、秀吉の死の直前に家康に急接近するが、秀吉の老醜を嫌い家康の人柄に惚れたと言う理由だけでは説得力が薄い。高虎の眼力、先見性、計算高さを強調した方がより迫真性が出たと思う。生一本な人柄だけで秀吉の配下から家康の配下にスムーズに移れたと言うのは、高虎を持ち上げているようで、逆に高虎の度量を低く感じさせる。藤堂藩は、関ヶ原の戦いで東軍に付いた秀吉恩顧の武将の中で幕末まで生き抜いた数少ない大名なのだから、高虎はそれに見合った老獪さを持っていた筈である。本作の記述では家康にお追従を述べているだけで、高虎の本領は埋もれたままである。これでは"風見鶏"の汚名は晴らせまい。
私は高虎の、所領の伊賀者を用いた迅速な情報収集能力や先を見越したインフラ整備の方法等を読みたかったのだが期待外れだった。作者も高虎の評価を高めるために本作を書いたと思われるが、逆に軽佻浮薄な男に見えて残念だと思う。
前半は勇猛果敢な若き日の高虎が数々の主君に仕え、遂には秀吉・秀長兄弟の器量に惚れ込み、その配下として活躍する様を描いている。だが、歴史物の宿命とは言え、既知の史実に多くの筆が割かれており、しかも高虎にとって余りに都合の良いように書かれているので興醒めである。特に、若輩の高虎が、大将である諜略の名人秀吉にアドバイスした等とありえない事を記しているのは贔屓が過ぎる。高虎を主体に描くのは当然としても、最初は勇猛だけが取り柄だった高虎が、次第に人を見る眼や智略を身に付けて行く過程をじっくりと書き込んだ方が良かったろう。中盤、秀吉の死の直前に家康に急接近するが、秀吉の老醜を嫌い家康の人柄に惚れたと言う理由だけでは説得力が薄い。高虎の眼力、先見性、計算高さを強調した方がより迫真性が出たと思う。生一本な人柄だけで秀吉の配下から家康の配下にスムーズに移れたと言うのは、高虎を持ち上げているようで、逆に高虎の度量を低く感じさせる。藤堂藩は、関ヶ原の戦いで東軍に付いた秀吉恩顧の武将の中で幕末まで生き抜いた数少ない大名なのだから、高虎はそれに見合った老獪さを持っていた筈である。本作の記述では家康にお追従を述べているだけで、高虎の本領は埋もれたままである。これでは"風見鶏"の汚名は晴らせまい。
私は高虎の、所領の伊賀者を用いた迅速な情報収集能力や先を見越したインフラ整備の方法等を読みたかったのだが期待外れだった。作者も高虎の評価を高めるために本作を書いたと思われるが、逆に軽佻浮薄な男に見えて残念だと思う。