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武士道 (PHP文庫) 文庫 – 2005/8/2
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かつての日本には、わが国固有の伝統精神があった。武士道もそのひとつである。それは、新渡戸稲造が1899年に英文で『武士道』を発表し、世界的な大反響を巻き起こしたことでもわかる。
当時の日本は、まさに文明開化の真っ只中であった。怒涛の如く押し寄せる西洋の新しい価値観によって、社会全体がことごとく西洋化していった。その変わりゆく姿を見て、新渡戸稲造は「日本人とはなにか」を問い直そうと考え始めた。そして彼は失われゆく日本の伝統精神を振り返ったとき、「武士道」こそが、日本人の精神的支柱であり、それを世界に広く紹介することが日本のためになると考えた。
本書はその現代語訳である。発刊当時の明治期と同様、現代の私たちは急速な国際化の中で、日本人のアイデンティティを見失いつつある。今こそ私たちはもう一度「日本人とはなにか」を問い直す時期にきているのではないか。倫理観・道徳観を改めて考えることができる格好の書。
- ISBN-10456966427X
- ISBN-13978-4569664279
- 出版社PHP研究所
- 発売日2005/8/2
- 言語日本語
- 寸法10.5 x 2.1 x 14.8 cm
- 本の長さ219ページ
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出版社より
倫理観・道徳観を改めて考えることができる格好の書

未来への不安感と閉塞感が広がる日本。
生きる指針と誇りを失った日本人におくる「武士道」の口語新訳。


目次より


商品の説明
出版社からのコメント
高き身分の者に伴う義務
武士の心に刻み込まれた掟
勇猛果敢なフェア・プレーの精神
第二章 武士道の源はどこにあるか
仏教と神道が武士道に授けたもの
孔子を源泉とする武士道の道徳律
武士道が目指す「知行合一」の思想
第三章 義--武士道の礎石
義は人の道なり
「正義の道理」が私たちに命ずる
第四章 勇--勇気と忍耐
義を見てせざるは勇なきなり
第五章 仁--慈悲の心
「仁」が王者の徳といわれるのは何故か
「武士の情け」とは力ある者の慈悲
武勲を捨て去った強者の物語
第六章 礼--仁・義を型として表す
礼の最高の形態は「愛」である
茶の湯は精神修養の実践方式
泣く人とともに泣き、喜ぶ人とともに喜ぶ
第七章 誠--武士道に二言がない理由
武士の約束に証文はいらない
なぜ武士は銭勘定を嫌ったか
嘘は「心の弱さ」である
第八章 名誉--命以上に大切な価値
恥の感覚こそ、純粋な徳の土壌
寛容と忍耐による陶冶
一命を棄てる覚悟
第九章 忠義--武士は何のために生きるのか
日本人の「忠義」の独自さ
わが子の犠牲をも厭わない忠誠
武士道は個人よりも公を重んじる
第十章 武士はどのように教育されたのか
最も重視された「品格」
「富は知恵を妨げる」が武士の信条
教師が授けるものは金銭では計れない
第十一章 克己--自分に克つ
大人物は喜怒を色に表さない
日本人の微笑の裏に隠されたもの
克己の理想は心を平静に保つこと
第十二章 切腹と敵討ち--命をかけた義の実践
魂は腹に宿るという思想
切腹は法制度としての一儀式
切腹はどのように行われたのか
第十三章 刀--武士の魂
魂と武勇の象徴としての刀
日本の刀剣に吹き込まれた霊魂
武士道の究極の理想は平和である
第十四章 武家の女性に求められた理想
家庭的かつ勇敢であれ
純潔を守るための懐剣
芸事やしとやかな振る舞いの意味
第十五章 武士道はいかにして「大和魂」となったか
民衆に規範を示した武士道
大衆の娯楽に描かれる気高き武士たち
桜と武士道は「大和魂」の象徴
第十六章 武士道はなお生き続けるか
武士道が堂々と築き上げた活力
維新の元勲たちのサムライ精神
「小柄のジャップ」の持つ忍耐力、不屈の精神
第十七章 武士道が日本人に遺したもの
武士道は消えゆくのか
日本人の表皮を剥げばサムライが現れる
「武士道に代わるもの」はあるのか
著者について
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2005/8/2)
- 発売日 : 2005/8/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 219ページ
- ISBN-10 : 456966427X
- ISBN-13 : 978-4569664279
- 寸法 : 10.5 x 2.1 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,884位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について

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お客様のご意見
お客様はこの書籍について、素晴らしい内容だと評価しています。人生の為になる良書であり、何度も読み返したい本だと感じています。日本人の精神について学べると好評です。また、日本人としてのアイディンティを感じられ、日本人のアイディンティを感じることができると述べています。一方で、分かりやすさについては意見が分かれています。わかりやすく書かれているため助かったという声もあります。ただし、理解するのに時間がかかり、勉強不足だという指摘もあります。
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お客様はこの書籍について、日本人の精神について学べると評価しています。子供から大人になる中で親や先生から教わったことを武士道に起源すると感じています。また、日本人のアイディンティを感じていると指摘しています。
"日本人の精神について学べる。子供から大人になる中で、親や先生から教わっていたことの多くは武士道に起源するなと思います。中には、今の時代には合わないよねっていう考えもある一方、今でもこれは大切だよねというのがたくさんありました。昔の教えでも、今の自分のためになることは積極的に吸収していきたい。" もっと読む
"日本人のアイディンティを感じます。なるほどと感じました。。。" もっと読む
"日本人の精神といえる武士道を生まれから教えてくれます。オススメです。" もっと読む
"日本人の心の解説本..." もっと読む
お客様はこの書籍の分かりやすさについて意見が分かれています。わかりやすく書かれているため助かったと評価しています。読みやすく、武士道とは日本人の心だと理解できるようです。一方で、内容が難しく理解するのに時間がかかったという指摘もあります。また、勉強不足や知識不足に悩んでいる方もいるようです。
"短編でわかりやすくまとめている" もっと読む
"文体が現在とは違うせいか 読んでいて凄く疲れ、理解するのに時間が掛かります。" もっと読む
"本文自体はよみやすかったです。ただあとがきが訳者の思いがはいりすぎているかなと思いました。" もっと読む
"武士道とは日本人の心だ。良く解りました。" もっと読む
イメージ付きのレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2024年4月18日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫Amazonで購入早速のご対応、満足してます。ありがとうございます。問題ありません。
- 2025年4月6日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫Amazonで購入多くの日本人で読んでほしいと思う書籍だと思います。
- 2024年1月2日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫Amazonで購入100年よりも昔に外国向けに書かれた本の日本語訳であり、文中にある「最近」とは100年よりも以前のことになるので、その点はどうしても違和感を感じてしまった。武士道と言っても、武士はほんの一握りの支配層であって、人口の大部分を占める武士以外の人々までが武士道なるものを体得していたとは思えず、その点にも違和感を感じてしまった。ただ、「克己」については現代の若年層には是非ご一読いただければと、そして実践いただければと感じ入る内容でした。
いずれ再読する機会があれば、もしかしたら今度は違う感想を抱くかもしれないが、一読後の所感はこういった感じです。もちろん新渡戸稲造氏は歴史に残る人物であり、その書籍「武士道」の中には現代にも通じる普遍的な部分があることは間違いないと思います。
- 2025年7月1日に日本でレビュー済みフォーマット: Kindle版 (電子書籍)武士道の漫画が面白かったから、本も読んでみた。1900年に新渡戸稲造が英語で書いた『武士道』は日本語訳が何種類かあって、その中で岬龍一郎訳が一番読みやすいってAIが言うからこれにした。
めっちゃよかったです。漫画より本のほうが断然深い。「日本に宗教がなくて、どうやって道徳を身に付けているの?日本人って野蛮だ。」という問いに対して、「日本には武士道という精神があり、それによって野蛮ではない!」と海外に伝える目的で書かれているので、海外の宗教や価値観と照らし合わせて解説しています。だから、キリスト教や西洋の事例を知らない僕にはピンとこない部分も多かった。十七章まであるので、気になる人はまずは目次をチェックしてみてください。
キリスト教徒だった新渡戸稲造が、キリスト教の一部に疑問を持ちつつ武士道を語っているのは斬新だった。あと、漫画では書かれてないことも結構あった。例えば、どのように武士道が教育されたか、切腹や復讐、女性の武士道などです。日本人の価値観は、神道をベースにして、仏教、儒教が混ざって、江戸時代のサムライたちによって成熟したと思っていたけど、そういうことは1900年にすでにまとめられていた。
1900年にこの内容は興味深い。現代社会にそのまま生かすことはできないけど、今の日本人も読むべき本だと思った。新渡戸稲造は1900年当時に、武士道が失われて、損得だけが重要視されていくことを悲しんでいた。いまの日本に武士道や大和魂はあるのかはわからないけど、この本を読んで、誰かに武士道を教えられたわけじゃないけど、僕の中には武士道はあると感じた。
とくに心を打たれたのは、以下のような点です。
武士道が法や制度ではなく、口伝や格言で継承された“行動規範”であること
神道が仏教に足りなかった「忠誠」や「孝心」を補い、愛国心と忠誠心を“情念”として育んだという洞察
知識よりも行動、金銭よりも品格を重んじる思想
女性にも勇気と誇りが求められ、家庭の中でも武士道精神が息づいていたという事実
教師という職業の神聖さ、教育に対する深い敬意
大和魂が、現代にも必要であるという結びの言葉
今の世の中の教育は経済的な側面が強く、金を稼ぐテクニックやスキルを教えることが中心。だけど、昔は人格者を育てるために教育していた。西郷隆盛を育てた鹿児島の郷中教育もそうですね。鎖国で長く続いた江戸時代。士農工商で武士は一番上、商人は一番下。武士が金の話をするのはみっともない。そんな時代に育った武士道は日本の価値観形成に大きい影響を与えていると感じる。
ただ、いまは武士道なんて誰も教えてないし、僕も教わったことがない。自分から探さないと学べない。アメリカや中国の影響を受けて、ガッツリ資本主義社会で生きる日本。集団で生きていたのに、向いてない個人主義に進んでいくジレンマ。歴史を知ることと腑に落ちることが多い。若い人にはわからないかもしれないけど、武士道は過去の遺産ではなく、日本人の根底にあるものだと、時代遅れと思いつつ、そんな感情がこみあげてきました。
- 2024年7月13日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫Amazonで購入面白いらしい
- 2024年3月2日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫Amazonで購入多くの生きる指針となるべき書物を読んでますが、これもその一つ。人として、多くの方々と協力体制のもと、豊かな人生を歩む上で、大切な指針となる一冊です。
- 2024年5月24日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫Amazonで購入若いころ読んだおぼえがありますが、記憶に残らない程度
今回、もう後期高齢者ですが、ルソー(孤独な散歩者の夢想/一押し)などに続き
読んでみました 新渡戸さんはお札の肖像くらいしか知らなかったのですが
意気軒高な明治人の気概にあふれ、描く日本人(武士)の精神のすばらしさに感動します
お金まみれの世にあって今は昔かもしれませんが、根は民衆の中に生きていると思います
義とは徳とはなにか、何を恥としたか、命をかけて守った名誉、この精神の高みに到達した
誇るべき祖先をもつ我々、高い志をもち億せず堂々と己の信念に基づき積極的に行動しましょう
2024・5 森のクマ爺