キリスト教信者ではないけれど、昨今の終末的な事象と聖書のルーツに興味があり、キリストとは?や彼を取り巻く使徒や背景を知りたくて、中古本しか残っていない作者のこちらのタイトルを知人に勧められ読んでみました。
中古にしてはとてもキレイな商品だし、内容も判り易く、またイエスを過大に伝説の人物に仕立てあげるべく、物語を盛ったりプロパガンダ的なストーリーにしてるかも?的な作者の考察もタメになった。第三者的な視線で神話小説を読んでいる感覚で情景を頭に浮かべながら読めて久々にヒットだと思えた本でした。
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聖書の謎を解く: 誰もがわかる「福音書」入門 (PHP文庫 み 31-3) 文庫 – 2006/7/1
三田 誠広
(著)
- 本の長さ261ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2006/7/1
- ISBN-104569666507
- ISBN-13978-4569666501
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2006/7/1)
- 発売日 : 2006/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 261ページ
- ISBN-10 : 4569666507
- ISBN-13 : 978-4569666501
- Amazon 売れ筋ランキング: - 791,036位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 875位聖書 (本)
- - 1,473位キリスト教入門
- - 1,888位キリスト教一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ届いておりません。途中で手違いがあったのでしょうか。もうあきらめていますが、料金は支払われているので残念です。
2003年2月9日に日本でレビュー済み
誰もがわかる福音書入門とある副題どおりの非常に平易で、なおかつ読者の興味を最後まで放さない本です。宗教で躓かないよう、仏教やイスラム教、キリスト教とあれこれ知るために、まず手にする本の一冊としてほしいと思います。
2004年1月17日に日本でレビュー済み
宗教を語る際に、外部の視点を維持することは非常に重要なことである。ひねくれものであるだろう著者は、そのように宗教を批判的に解読する本能のようなものがある。全体を通じて、聖書に対する敬意が感じられるし、だからといって盲信しているような所もなく、距離を保っている。時には伝説に近寄り、時には当時の政治や地理などの客観的な視野に立つことに寄り、バランスのいい視点を獲得している。また、導入部分から読みやすい構成になっており、聖書読破に挫折した私には非常にためになった。聖書にふくまれるさまざまな謎を簡単なミステリーとして読ませる筆者の手腕にはおどろいた。多少、読み易すぎるきらいはあるが、それは入門書として考えれば何の問題もない。聖書に興味がわいてきた。
2015年6月21日に日本でレビュー済み
僕って何?で芥川賞を取った三田誠広氏のとても平易な解説書です。
旧約と新約の違いから深いミステリーまで取り上げられています。
勿論、異論諸説があるのは当たり前なのですが、とても読みやすく理解が深まりました。
深夜、目を覚ました時高校時代から使っている聖書を手に取ることがあるのですが、
色々なことが頭に浮かび寝つけられなくなってしまうことがあります。
宗教の世界と、現実の生活は私の場合深夜に訪れます。
旧約と新約の違いから深いミステリーまで取り上げられています。
勿論、異論諸説があるのは当たり前なのですが、とても読みやすく理解が深まりました。
深夜、目を覚ました時高校時代から使っている聖書を手に取ることがあるのですが、
色々なことが頭に浮かび寝つけられなくなってしまうことがあります。
宗教の世界と、現実の生活は私の場合深夜に訪れます。
2010年4月30日に日本でレビュー済み
聖書の物語、イエスの生涯について断片的な知識しかない方、
よーし聖書をいっちょ丁寧に通読してみるか、と思っていらっしゃる方、
まずは本書を手に取ることをお勧めします。キリスト教のみならず、ユダヤ民族に対する基本的な知識を身につけたい方にもお勧め!誰にでも読みやすく、しかも飽きさせない、最高の入門書だとおもいます。ユダヤ教とはいかなる教えか、新約聖書の4つの福音書の個性の違い。これ以上分かりやすく書けないのでは、と思うほど明快に解説してあって、しかも内容は深いです。後書きにもあるとおり、最新の研究による新解釈や、作者の大胆な推理で話は展開していきますから、伝統的な聖書解釈をしている信者には納得いかない部分も多いかも知れません。
そう、作者はキリスト教の信者ではありません。ですからイエスの復活には重きを置いていません。超能力は信じても、イエスはあくまで人間の女性から生まれた人の子であるという基本的な認識を持っています。
信者である遠藤周作氏の「イエスの生涯」「キリストの誕生」と読み比べてみると面白いでしょう。
三田氏にとってキリスト教の最高の奇跡とは、自分ひとりの犠牲で全人類を救うという思想に本当に己の命を捧げた、人間イエスの生き方そのものです。一方、遠藤氏の最高の奇跡とは、イエスの復活です。恐れを抱いて一時は逃げ出した使徒たちが、イエスの復活という体験を通して殉教を恐れもしない力強い信者へと変貌する、そのイエスの復活の奇跡です。
さて、どちらが本物の奇跡か。私は信者ではありませんが、遠藤周作氏に共感します。
よーし聖書をいっちょ丁寧に通読してみるか、と思っていらっしゃる方、
まずは本書を手に取ることをお勧めします。キリスト教のみならず、ユダヤ民族に対する基本的な知識を身につけたい方にもお勧め!誰にでも読みやすく、しかも飽きさせない、最高の入門書だとおもいます。ユダヤ教とはいかなる教えか、新約聖書の4つの福音書の個性の違い。これ以上分かりやすく書けないのでは、と思うほど明快に解説してあって、しかも内容は深いです。後書きにもあるとおり、最新の研究による新解釈や、作者の大胆な推理で話は展開していきますから、伝統的な聖書解釈をしている信者には納得いかない部分も多いかも知れません。
そう、作者はキリスト教の信者ではありません。ですからイエスの復活には重きを置いていません。超能力は信じても、イエスはあくまで人間の女性から生まれた人の子であるという基本的な認識を持っています。
信者である遠藤周作氏の「イエスの生涯」「キリストの誕生」と読み比べてみると面白いでしょう。
三田氏にとってキリスト教の最高の奇跡とは、自分ひとりの犠牲で全人類を救うという思想に本当に己の命を捧げた、人間イエスの生き方そのものです。一方、遠藤氏の最高の奇跡とは、イエスの復活です。恐れを抱いて一時は逃げ出した使徒たちが、イエスの復活という体験を通して殉教を恐れもしない力強い信者へと変貌する、そのイエスの復活の奇跡です。
さて、どちらが本物の奇跡か。私は信者ではありませんが、遠藤周作氏に共感します。