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楊家将〈上〉 文庫 – 2006/7/2

4.5 5つ星のうち4.5 339個の評価

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【第38回吉川英治文学賞受賞作】
『水滸伝』『楊令伝』に脈打つ楊家の魂、ここにあり!
宗建国の英雄・楊業とその一族。過酷な運命のなかで光り輝き、青面獣楊志、楊令にも語り継がれた漢たちの熱き闘い。

中国で「三国志」を超える壮大な歴史ロマンとして人気の「楊家将」。日本では翻訳すら出ていないこの物語が、作家・北方謙三により新たなる命を吹き込まれ、動き始めた。
物語の舞台は10世紀末の中国。小国乱立の時代は終わりを告げ、中原に残るは北漢と宋のみ。楊家は北漢の軍閥だったが、宋に帰順。やがて北漢は滅び、宋が中原を制する。
その宋の領土を北から虎視眈々と狙うのが、遼という国。強力な騎馬軍団を擁するこの国は、宋の一部であった燕雲十六州を奪い取り、幼い帝を支える蕭太后の命により、南下の機会を窺っていた。
奪われた地を取り戻すのは宋王の悲願――。外様であり、北辺の守りを任されている楊家は、遼との血戦で常に最前線に立たされる。
楊家の長で「伝説の英雄」として語り継がれる楊業と七人の息子たちの熱き闘い。
苛酷な運命のなかで燦然と光を放った男たちを描き、第38回吉川英治文学賞に輝いた北方『楊家将』、待望の文庫化。

●第一章 いま時が ●第二章 北辺にわれあり ●第三章 白き狼 ●第四章 都の空 ●第五章 遠き砂塵 ●第六章 両雄

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楊家将〈上〉 9784569666587 北方謙三
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楊家将〈上〉 楊家将〈下〉 血涙(上) 血涙(下)
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発売日 2006年7月2日 2006年7月2日 2009年4月1日 2009年4月1日
内容紹介 中国で『三国志』と人気を二分する物語『楊家将』。男たちの熱き闘いを描き、第38回吉川英治文学賞に輝いた歴史ロマン、待望の文庫化。 宋建国の英雄・楊業の前に立ちはだかる「白き狼」。運命に導かれ、戦場に向かう男たち。滅びゆく者たちの叫びが胸に迫る慟哭のラスト。 宋建国の英雄・楊業はもういない。息子達がついに再起。六郎は父が遺した吹毛剣を佩き遼の猛将に立ち向かう。「北方楊家将」に新展開。 楊家の長となり宋の帝に仕える六郎。敵国・遼を率いる強権の女王、そして猛将達。乱世の終わりを彩る壮絶な物語が今静かに幕を降ろす。

商品の説明

出版社からのコメント

●第一章 いま時が ●第二章 北辺にわれあり ●第三章 白き狼 ●第四章 都の空 ●第五章 遠き砂塵 ●第六章 両雄

著者について

1947年(昭和22年)、佐賀県唐津市生まれ。作家。ハードボイルド小説を発表しながら、日本及び中国を舞台にした歴史・時代小説に取り組む。 おもな現代小説に、『眠りなき夜』(日本冒険小説協会大賞・吉川英治文学新人賞)『友よ、静かに瞑れ』『過去リメンバー』など。歴史・時代小説に、『武王の門』『破軍の星』(柴田錬三郎賞)『波王の秋』『独り郡せず』(舟橋聖一文学賞)『三国志』(全13巻)『水滸伝』(全19巻+別冊1巻、司馬遼太郎賞)『楊令伝』(『水滸伝』の続編)『史記武帝紀』など。本作品の前編である『楊家将』(上・下)で、第38回吉川英治文学賞を受賞。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2006/7/2)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/7/2
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 381ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4569666582
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4569666587
  • 寸法 ‏ : ‎ 15 x 10.5 x 1.54 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 339個の評価

著者について

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北方 謙三
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昭和22(1947)年、佐賀県唐津市生れ。47年中央大学法学部卒。58年「眠りなき夜」で第1回日本冒険小説協会大賞、第4回吉川英治文学新人賞、平 成3年「破軍の星」で第4回柴田錬三郎賞、16年「楊家将」で第38回吉川英治文学賞、18年「水滸伝」で第9回司馬遼太郎賞、19年「独り群せず」で第 1回舟橋聖一文学賞、22年第13回日本ミステリー文学大賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 独り群せず (ISBN-13: 978-4167419110 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年10月13日に日本でレビュー済み
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そこにいるみたいに臨場感が味わえます。
2022年5月15日に日本でレビュー済み
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問題なく受け取ることができました。
2018年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国の北漢末期〜宋建国時代の物語です。
北の隣国・遼との戦いに挑む英傑「楊業」のお話。

日本ではほとんど知られてないようです。
私も知りませんでしたが、
会社の中国人の方に聞いたところ、結構有名だそうです。

とにかく、戦闘シーンの臨場感と疾走感、ヤバいです。
気を抜くと、こちらも斬られそうなぐらいです。

北方謙三さんの中国作品は、
兵糧と馬の扱いが尋常じゃなく丁寧です。

戦国時代や幕末、中国やヨーロッパ、
歴史小説を何冊も読んでいますが、
他のどの作品とも決定的に違うのは、
兵糧と馬の事がきちんとリアルに描かれているためで、
それがあの戦闘シーンの土台を作っているのだと断言できます。

勿論、登場人物も漢らしく魅力的です。
主人公側、対立側、双方ともに。

水滸伝、楊令伝、岳飛伝と読んでいる方は、
変わらぬ興奮で読んでもらえる作品です。
短くて物足りないかも知れません。。。

楊家将から読まれる方は、きっと物足りなくなるので、
是非、大水滸伝シリーズを読んで頂きたいです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年9月3日に日本でレビュー済み
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上下巻を読み終わった感想です。

楊家将の物語は中国では三国志や水滸伝と並ぶ人気タイトルだそうです。
日本で知名度が低い理由は、文学的に評価が高い小説の三国志演義や水滸伝と違い、楊家将は良質な小説に恵まれておらず、日本にも輸入されなかったからだと下巻のあとがきには書いてありました。

私はこの北方版楊家将を読んで、文学的に恵まれなかった事が本当に惜しい事だと痛感している所です。本家中国で良質な小説があれば、輸入まもなく必ず日本でも人気が出たタイトルに間違いはないと思います。

北方版では敵味方関係なく、登場人物が魅力的でそれぞれに肩入れしてしまいます。
そしていろんな方がレビューしているように、騎馬での戦闘が鮮明に描写されており、映画のワンシーンを見ているような錯覚に陥りました。

上質な小説は時を忘れて一気に読んでしまいますが、まさにそれでした。

漫画のキングダムが大ヒットして以降、中国史が若い方の間でも身近になってきました。
そういった方達にも是非一度読んでいただきたい作品です。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年1月3日に日本でレビュー済み
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私にとっては、感動した三国志に続く北方作品2作目でした。

こんなにドキドキはらはらさせられるとは...
一行一行読み進むことが心踊り、胸高鳴る読書体験。

全てのエピソードが史実かどうかを気にする人もいるでしょう。
でも、時代を超えて語り継がれる物語には、人々の普遍的な憧れや理想など、事実を超えた真実がたくさん含まれていると思います。
それを、分かりやすく楽しめる形で表現してくれる著者のような人々に心から感謝。

下巻のレビューでも書きましたが、中国の古典では楊業の妻や娘たちも共に戦う戦士だったとのこと。
彼女たちが大活躍する物語も書いてほしい!!!
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年3月9日に日本でレビュー済み
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文章は名前も複雑で、ストーリー表現もぐじゃぐじゃしつこいが、軍人の心理が推し量れる本。戦場の描写がなんとなくイメージできる表現と昔の戦国時代を推し量ることができるので緊張感のなか一気に読みきった
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
水滸伝3部作をよみ終えた後に、この本の存在を知り、迷わず購入。
楊業から楊志、楊令へとつながる時代の流れが何とも言えない感慨深いものがありました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
セールで安かったので購入。
三国志は何度も読み返すほど好きだったが、こちらはそこまでハマらなかった。