いずれの著者の本にも共通するが、非常に読みやすく、内容もわかりやすい。思想に関する著書が多いが、ビジネスの技術について述べた面白い本である。いわゆるhow to本と比較して、技術面とマインド面のバランスが丁度良く、内容も極めてシンプルであり、誰が読んでもどこかで共感しつつ、新しい気づきが得られるのでは?と感じる内容である。
会社の中でコーポレート部門(経営企画、事業企画・開発)に所属する方には特に参考になると思う。自分は40後半のマネジメントだが、30代くらいでやる気あるがまだ仕事がやや荒い、という感じの方に特におすすめしたい。企画力とは実行力、企画力の真髄は「物語(ストーリー)のアート」など、自分の中でうっすらと感じているものが言語化されており、読んで気持ちの良い本である。私は「アート」という表現が好きで、AIが普及しても、人間に求められるスキルではないかと思う。AIと共存していく時代の中で、「企画力」を磨いていく事は、ある意味で社会で生き残るために最低限必要な事なのかな、、、とも感じた。さっと読めるので、是非一読ください。
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企画力 (PHP文庫 た 51-6) 文庫 – 2009/9/1
田坂 広志
(著)
「企画力」とは何か。それは文字通り、「企み」を魅力的に語ることによって、
人間や組織を動かす力のことである。そして、その力が結晶したものが「企画書」に他ならない。
では、魅力的な企画書とは、どういう企画書なのか。
それは、あたかも優れた推理小説のように、読み始めたら
一気に読ませてしまうような企画書だ。
本書は、そうした企画書を作るための細やかな技術と深い心得を、
22の格言を通じて、全く新たな視点から語った書籍講話である。
人間や組織を動かす力のことである。そして、その力が結晶したものが「企画書」に他ならない。
では、魅力的な企画書とは、どういう企画書なのか。
それは、あたかも優れた推理小説のように、読み始めたら
一気に読ませてしまうような企画書だ。
本書は、そうした企画書を作るための細やかな技術と深い心得を、
22の格言を通じて、全く新たな視点から語った書籍講話である。
- ISBN-10456967321X
- ISBN-13978-4569673219
- 出版社PHP研究所
- 発売日2009/9/1
- 言語日本語
- 本の長さ177ページ
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2009/9/1)
- 発売日 : 2009/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 177ページ
- ISBN-10 : 456967321X
- ISBN-13 : 978-4569673219
- Amazon 売れ筋ランキング: - 524,274位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,706位オペレーションズ (本)
- - 2,135位PHP文庫
- - 88,989位ノンフィクション (本)
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著者について
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多摩大学大学院名誉教授。田坂塾 塾長。2005年米国Japan SocietyよりUS-Japan Innovatorsに選ばれる。2008年世界経済フォーラム(ダボス会議)Global Agenda Councilメンバーに就任。2010年世界賢人会議・ブダペストクラブ日本代表に就任。2011年東日本大震災に伴い、内閣官房参与に就任。シンクタンク・ソフィアバンク・President。詩人。思想家。著書は、国内外で、100冊余。
◇公式サイトhttp://hiroshitasaka.jp/
◇田坂塾 http://hiroshitasaka.jp/tasakajuku/
◇田坂広志チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCuM5UFGWYmH_mh79V2yh_pw
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トップレビュー
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2023年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なるほど
考えること
実行すること
人と組織を動かす力
採用されない企画が紙くず。
毎月3件は新しい企画を起こす。全部実行されている。
社外にも企画提案している。
皆、まずは動く。
もちろん、止まったり、動いたり。
だけど、動き続ける。
やっぱり
待遇が合わねえ、全然あってねえぞ
ムカついてきた。
考えること
実行すること
人と組織を動かす力
採用されない企画が紙くず。
毎月3件は新しい企画を起こす。全部実行されている。
社外にも企画提案している。
皆、まずは動く。
もちろん、止まったり、動いたり。
だけど、動き続ける。
やっぱり
待遇が合わねえ、全然あってねえぞ
ムカついてきた。
2018年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書最大の特徴は「企画力=人間と組織を動かす力」と
企画力を行動や実行に定義付けていることだと思います。
私は企業の企画部門に十年以上所属していますが、
本書を手に取る前、「企画≒ある目的を達成するための計画立て」
という認識でおりました。
そのため、私は「企画」のゴールを「計画立案まで」と設定しており、
知らず知らずの内に「結果に責任を持たない姿勢」を「企画」という言葉に
紐付けていたがために、自身がプロフェッショナルとして
まるで力を磨かないままに十年以上を過ごしていた事実に直面させられました。
自分が持つ「無自覚な罪深さ」を意識するよう気をつけているつもりですが、
本書はそれに気づかせてくれた良書でした。
企画力を行動や実行に定義付けていることだと思います。
私は企業の企画部門に十年以上所属していますが、
本書を手に取る前、「企画≒ある目的を達成するための計画立て」
という認識でおりました。
そのため、私は「企画」のゴールを「計画立案まで」と設定しており、
知らず知らずの内に「結果に責任を持たない姿勢」を「企画」という言葉に
紐付けていたがために、自身がプロフェッショナルとして
まるで力を磨かないままに十年以上を過ごしていた事実に直面させられました。
自分が持つ「無自覚な罪深さ」を意識するよう気をつけているつもりですが、
本書はそれに気づかせてくれた良書でした。
2019年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オリジナルを何年も前に紙の書籍で購入。そして、常に持ち歩き見返したいので、Kindleで購入しました。
この本は、私の企画立案のバイブルです。
ここに書かれている考え方で企画立案に立ち向かうと、できてくる企画自体が全く違うものになります。そして、何回もそのスタンスで企画を立てていくことで、それ自体が当たり前にできる様になり、そしてその先のオリジナルができる様になる。企画を立てる力だけではなく、この世界はスパイラルの様に進んでいると言う事も、この本から得た大きな学びの一つです。
ビジネスマン、そして、これからビジネスをする人全員に勧めたい本です。
この本は、私の企画立案のバイブルです。
ここに書かれている考え方で企画立案に立ち向かうと、できてくる企画自体が全く違うものになります。そして、何回もそのスタンスで企画を立てていくことで、それ自体が当たり前にできる様になり、そしてその先のオリジナルができる様になる。企画を立てる力だけではなく、この世界はスパイラルの様に進んでいると言う事も、この本から得た大きな学びの一つです。
ビジネスマン、そして、これからビジネスをする人全員に勧めたい本です。
2013年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
企画あるいは企画書を活きたものにするためのさまざまなくふうが書かれている. 物語性やアート性,推理小説のように書くこと,世の中をかえようという「企み」,などなど. 企画を成功させるためにあらゆる努力をすることがもとめられている.
2022年12月6日に日本でレビュー済み
企画を立案するのみではなく、人と組織を動かし企画を実現するための心構え、内容、進め方について説明された本。
著者は米国シンクタンクでの無数の企画書を書いた経験から、説得力にあふれる。
企画に関わるすべてのビジネスパーソンにオススメ。
企画書とはつまるところ、世の中をより良きものに変える企みとあり、いかに企もうかとワクワクする気持ちになった。
特に学びとなったのは、企画書の流れが魅力的な物語になれば、最高の企画書になるということ。企画書には何を行うかではなく、なぜ行うかを語る。そしてこれから何が起こるのか?ビジョンを語り、なぜその企みが必要で有効か、企みを構造化された目標として語る。
相手が表紙を一瞥して興味を持ってもらえるか?武士の居合のような緊張感を持って臨む心構えは、自分には無い新たな視点で参考になった。
企画書は提案して終わりではなく、社内の説得に向けて、担当者と想定質問を考え、企画書をブラッシュアップする。市場に対する企業戦略と同様に、社内に対する部門戦略が必要。社内の各部門の様々な思惑や意向を賢明に処し、社内での協調戦略winwinな状況をつくることが必要と説き、異論を挟む余地がない。
とは言え、落合の解説を聞いてチェンジアップが打てるようになるわけではなく、自分なりに試行錯誤を重ねて取り組んでいきたい。
著者は米国シンクタンクでの無数の企画書を書いた経験から、説得力にあふれる。
企画に関わるすべてのビジネスパーソンにオススメ。
企画書とはつまるところ、世の中をより良きものに変える企みとあり、いかに企もうかとワクワクする気持ちになった。
特に学びとなったのは、企画書の流れが魅力的な物語になれば、最高の企画書になるということ。企画書には何を行うかではなく、なぜ行うかを語る。そしてこれから何が起こるのか?ビジョンを語り、なぜその企みが必要で有効か、企みを構造化された目標として語る。
相手が表紙を一瞥して興味を持ってもらえるか?武士の居合のような緊張感を持って臨む心構えは、自分には無い新たな視点で参考になった。
企画書は提案して終わりではなく、社内の説得に向けて、担当者と想定質問を考え、企画書をブラッシュアップする。市場に対する企業戦略と同様に、社内に対する部門戦略が必要。社内の各部門の様々な思惑や意向を賢明に処し、社内での協調戦略winwinな状況をつくることが必要と説き、異論を挟む余地がない。
とは言え、落合の解説を聞いてチェンジアップが打てるようになるわけではなく、自分なりに試行錯誤を重ねて取り組んでいきたい。
2014年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少し前の本だが尊敬するHさんがメルマガで勧めていたので
読んでみたら大当たりだった。
企画のテクニックもあるが、それ以上にメンタル面の重要性を教わった。
特に、提案の相手の担当者が社内で提案を実現できるように協力せよ
のくだりに、ただのビジネス書作家ではない経営者である田坂氏の重みを感じた。
他の本もそうだが田坂氏の文章には愛と知性がある。
そして企画だけに限らず全ての大切なことに通ずる本質も感じられる。
Hさん、役立ち本の情報を有難う。
読んでみたら大当たりだった。
企画のテクニックもあるが、それ以上にメンタル面の重要性を教わった。
特に、提案の相手の担当者が社内で提案を実現できるように協力せよ
のくだりに、ただのビジネス書作家ではない経営者である田坂氏の重みを感じた。
他の本もそうだが田坂氏の文章には愛と知性がある。
そして企画だけに限らず全ての大切なことに通ずる本質も感じられる。
Hさん、役立ち本の情報を有難う。