違う時空間へ移動してしまった有栖はもとの時空に果たして戻れるのか!?
今野敏にしてみれば変わったテーマだと思う( ̄▽ ̄;)
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遠い国のアリス (PHP文芸文庫) 文庫 – 2010/10/13
今野 敏
(著)
隠蔽捜査シリーズや安積班シリーズなどの「警察小説」で人気沸騰中の著者だが、手がけるジャンルは<伝奇SF><冒険・活劇><格闘技小説>など、じつに幅広い。そんな著者が1989年に発表し、文庫未収録だった作品がPHP文芸文庫創刊にあわせてついに文庫化! 独特の雰囲気とストーリー展開を堪能できる、まさに異色の「SFファンタジー・ロマン」だ。20歳の人気少女漫画家・菊池有栖は、忙しい日常を離れ、父の友人が持つ信州の別荘に一人旅に出た。古い農家のような佇まい、不思議な隣人・グッドマン博士、建物の中には何かがいる気配……。熱に浮かされて浅い眠りから覚めたとき、有栖は昨日までとは違う、現実感のない世界に迷い込んでいた。可憐な少女・有栖をめぐるサスペンスあふれる展開に、SF定番の「パラレル・ワールド」の科学解釈や淡いロマンスまで盛り込まれた、作家・今野敏のストーリー・テリングの力量を存分に楽しめる一冊。
- 本の長さ284ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2010/10/13
- ISBN-104569675484
- ISBN-13978-4569675480
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2010/10/13)
- 発売日 : 2010/10/13
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 284ページ
- ISBN-10 : 4569675484
- ISBN-13 : 978-4569675480
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,299,414位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1955(昭和30)年北海道生れ。
上智大学在学中の1978年に「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。レコード会社勤務を経て、執筆に専念する。2006(平成18)年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、2008年、『果断―隠蔽捜査2―』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞する。
さまざまなタイプのエンターテインメントを手がけているが、警察小説の書き手としての評価も高い。『イコン』『リオ―警視庁強行犯係・樋口顕―』『花水木』『TOKAGE』『心霊特捜』『処断』『疑心―隠蔽捜査3―』『同期』『凍土の密約』など著書多数。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校生の時に入選を果たし、若干二十歳で連載二本を抱える少女漫画家の菊池有栖は、常に締め切りという時間と戦っていた。
息抜きの為に一人信州を訪れるが、日ごろの疲れからか高熱を出して寝込んでしまう。
目を覚ました時、そこは何もかもがそっくりだけど少しづつ違っている、有栖が居たところとは違う世界だった。
なぜ有栖は違う世界に迷い込んでしまったのか。
それは、彼女が自覚していなかった淡い恋心が原因だった。
『時空の観測者』に導かれ、彼女は近くて遠い元の平行世界へ戻ろうと試みるが―――。
警察組織を舞台としたハードボイルドな物語で有名な作者の異色の作品、というとあれですが、実は格闘技にアニメ等のサブカルチャーにジャズにガンダムまで手掛けている多才な方のようで、ほのかな恋愛色に彩られた現代ファンタジーというのもお手のものな様子。
自分を担当する編集者に好意を持ちながらもそれを自覚していなかった有栖が、その閉じ込められた想い故に、「自分を正直に表現し、意中の人を(友人を失ってでも)手に入れた自分」が存在する平行世界へと迷い込んでしまうというファンタジー作品。
刊行は1989年という事にも驚きですが、その作風はまさに少女漫画そのもので、この作品が第一作である私としては、むしろ「警察小説で有名な作者」という事の方が信じられません。
だって、主人公・有栖が連載する漫画の登場人物「時空の旅人ビショップ」が実在の、いわゆる『神』に近しい立場の存在で、有栖を助ける為にわざわざ訪ねてくるなんて・・・王道のファンタジー少女漫画の展開ですよ!
無事に元の世界に戻れた有栖は「渡せなかった」プレゼントを「渡す」ことで、迷い込んだ世界へと近付く事が出来たのでしょう。
良い作品でした。
息抜きの為に一人信州を訪れるが、日ごろの疲れからか高熱を出して寝込んでしまう。
目を覚ました時、そこは何もかもがそっくりだけど少しづつ違っている、有栖が居たところとは違う世界だった。
なぜ有栖は違う世界に迷い込んでしまったのか。
それは、彼女が自覚していなかった淡い恋心が原因だった。
『時空の観測者』に導かれ、彼女は近くて遠い元の平行世界へ戻ろうと試みるが―――。
警察組織を舞台としたハードボイルドな物語で有名な作者の異色の作品、というとあれですが、実は格闘技にアニメ等のサブカルチャーにジャズにガンダムまで手掛けている多才な方のようで、ほのかな恋愛色に彩られた現代ファンタジーというのもお手のものな様子。
自分を担当する編集者に好意を持ちながらもそれを自覚していなかった有栖が、その閉じ込められた想い故に、「自分を正直に表現し、意中の人を(友人を失ってでも)手に入れた自分」が存在する平行世界へと迷い込んでしまうというファンタジー作品。
刊行は1989年という事にも驚きですが、その作風はまさに少女漫画そのもので、この作品が第一作である私としては、むしろ「警察小説で有名な作者」という事の方が信じられません。
だって、主人公・有栖が連載する漫画の登場人物「時空の旅人ビショップ」が実在の、いわゆる『神』に近しい立場の存在で、有栖を助ける為にわざわざ訪ねてくるなんて・・・王道のファンタジー少女漫画の展開ですよ!
無事に元の世界に戻れた有栖は「渡せなかった」プレゼントを「渡す」ことで、迷い込んだ世界へと近付く事が出来たのでしょう。
良い作品でした。
2018年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
設定やストーリー展開も奇抜で、一気に読み終えた。楽しく読むことが出来た。
2016年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今野敏さんこいう作品めずらしいですね異次元という精神世界ちょいと信教ぽい想像を超えた時空の旅の始まりだった。異色の青春ファンタジー読後十分楽しめました
2019年6月9日に日本でレビュー済み
だったのと、え?!今野敏って警察小説だけ
じゃないのー?という興味から購入。
途中の物理学の話以外はとても読みやすく
最後までおもしろかったです。
でももし自分が有栖だったらどういう選択を
しただろうと思うと主人公と全く違う選択をしてたな。
じゃないのー?という興味から購入。
途中の物理学の話以外はとても読みやすく
最後までおもしろかったです。
でももし自分が有栖だったらどういう選択を
しただろうと思うと主人公と全く違う選択をしてたな。