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「人間嫌い」のルール (PHP新書) 新書 – 2007/7/14

中島義道 (著)

4.1 114個の評価

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「人はひとりでは生きていけない」。
その言葉を錦の御旗に、表向きうまくやるのが「おとな」、できない人は病気と蔑む――
他人を傷つけないという名目の下に、嘘やおもねりも正当化されるのが日本社会である。そんな「思いやり」の押しつけを「善意」と疑わない鈍感さ。「人間嫌い」は、そこに途方もない息苦しさを感じてしまう人なのだ。
▼したくないことはしない、心にもないことは語らない。世間の掟に縛られずとも、豊かで居心地のよい人間関係は築ける。自分をごまかさず、本音で生きる勇気と心構えを与えてくれる一冊。
▼【人間嫌いのルール】なるべくひとりでいる訓練をする/したくないことはなるべくしない/したいことは徹底的にする/自分の信念にどこまでも忠実に生きる/自分の感受性を大切にする/心にもないことは語らない/非人間嫌いとの「接触事故」を起こさない/自分を「正しい」と思ってはならない/いつでも死ぬ準備をしている etc.

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本の長さ

200ページ
言語

日本語
出版社

PHP研究所
発売日

2007/7/14
寸法

10.5 x 1.3 x 14.8 cm
ISBN-10

456969361X
ISBN-13

978-4569693613
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2007/7/14)
発売日 ‏ : ‎ 2007/7/14
言語 ‏ : ‎ 日本語
新書 ‏ : ‎ 200ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 456969361X
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4569693613
寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1.3 x 14.8 cm

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通勤

2024年3月3日に日本でレビュー済み

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身内が通勤で読みたいそうで買いました。
オリジナルブックカバーを付けて読んでいるそうです。この大きさがちょうど良いと言っていました。

2017年1月10日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

最初は作者の考えから経験と説明に入り(個人的には50％も理解出来ていないが（ ; ; ）)最後にスゴく綺麗にわかりやすく「人間嫌いのルール」が定義されていました。僕の頭だと何回か読まないとわからない（ ; ; ）最後のルールを読んでから読むのもオススメです。是非一度読んで見てはいかかでしょうか？凄いと50％の私の理解能力でもオススメ出来ます(^ ^)

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ななな

人間嫌いでいい！

2018年7月23日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

本の内容が私の心そのもので、手脚に巻き付いていた鎖が消えたような気分になりました。
今まで私は「自分が変なんだ」と戒め、この世界の全てと関わることを抑制してきました。
でも自分以外にも人間が嫌いな人が居ると分かって、それだけで救われました。

最後にはルールが。人生の参考書です。

アドラーとは真逆なようで通ずるところが多い。

結局のところ、「課題の分離」「自分がどうしたいのか」
それが大切なんですよね。

「人間が嫌いなんて許さない、頭がおかしい、病気」
これは自分の世界観を相手に押し付ける行為、他者の課題への介入、他者の領域の侵害。
相手をコントロールしようとする言葉や思想だと思いました。

完全無視でいいんだと確認出来たので堂々と人間嫌いを貫きつつ、体温が近い人が居たら自分らしくドライに付き合いつつ。

この本を世に出してくださり、ありがとうというという気持ちでいっぱいです。

21人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

Amazonカスタマー

毒にも薬にもなる本

2023年4月18日に日本でレビュー済み

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共感するところもあったが、家族の項目に関しては発表の場を借りて愚痴りたいだけにしか見えなかった。

人間嫌いとは、「勝手に生まれさせられたちまち死んでいく自分の運命を呪っている人」とあるように、自分と同じような人間を増やすことになるため、私は子供が欲しいと思ったことはない。どこかの記事で中島氏は子供は親のエゴで産むからこそ、子供には責任を持って――というようなことを書いていた気がするがこの本では正反対のことを言っているように感じた。家族という共同体に良い印象がない人間嫌いがなぜ家族を持ったのか？いくら言葉を並べられても、とにかくそういうもんだとボカされているようでイマイチよく分からなかった。

組織においてこれを守れば干渉されない3つのルール【仕事ができ、勤勉で誠実】は納得したため、家庭内でも良く働き勤勉で誠実であれば、妻にあれこれと文句を言われることも無かったのでは。

周りに干渉されないよう、やることはやっておいて自分の時間を確保する。世間体にとっての当たり前の価値観を気にせず自分のしたいことに素直になり、我儘を通す、そして相手の我儘も認めるというスタンスには共感しているからこそ、家庭内についてはもう少し客観的に分析してほしかった。

結局は全く違うタイプの人間にこんな性格の人間でも理解してくれ、家族だからと、ある種期待していたのではないか。そもそも人間好きの集まりから距離を取りたい人間嫌いが、みんな一緒主義の相手と家族になったら互いに悲劇にしかならないのは分かるだろうに。

好き勝手感想を書いたが、彼の言っていることを全て肯定して共感し、自分の思想として取り入れると精神的な毒になりかねない。特に辛い経験を受けたために自分は人間嫌いであると勘違いしている者はこれを取り入れて逆に苦しむことになるかもしれない。結局、中島氏は自分で様々なことを経験して、富も名誉も地位も家庭もそれなりに手に入れた上からこそ、こういった心境に至ることができたのだと思う。

巧みな文章につい流されてしまいそうになるが、毒にもなる思想と割り切り、自分の中に適切に取り入れれば、様々な物事に縛られすぎている人生を楽にしてくれる良き薬になるはずだ。

わざわざ自らに人間嫌いというレッテルを貼らずとも、我々は生きていけるのだ。

6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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最終章は必見

2020年12月20日に日本でレビュー済み

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ながながと自己紹介のような文が続くため、読んでいて共感できる部分もありますが、退屈だなと感じる部分も多いです。とくに作者のいう大多数の善人は、見下されたようなニュアンスを受けるので不快になるかもしれません(私もそうでした)。
ただ、最終章での作者の見解には頷かされる部分が多く、世間の評価ばかりを気にしている自身の生き方を考えさせられました。生き方の指針の一つとして、作者の意見は大変参考になると思います。

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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正直な内容

2019年6月25日に日本でレビュー済み

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読みやすく、尚且つブレない主張。人間嫌いとはどの様な質なのか、どういうタイプがいるのか、個性ある主張を論理的に説明しています。

2022年12月5日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

まず、著者は重度の人間嫌いではないし、崖っぷちから落ちたこともない。
職場で自分の居場所を確保するために外堀を埋め、結婚をして子供を作り、
結婚した妻に非難をし、居酒屋では学生たちと談笑するのが好きだという話を聞いて
終始、違和感が消えなかった。

著者は「人間嫌いでも結婚している人はいる」と言っているが、
自分の結婚が失敗だった・実は伴侶と分かり合える夢を観ていたと認めたくないのではないか？

また著者は、カリギュラの言葉や夏目漱石の作品のセリフを自身の言葉に入れ替えて、
独自の理論を展開しているが、言葉を入れ替えてしまった時点でただの話題すり替えであって、
何の意味もなくなってしまう。

あと著者の最終目標は『人間嫌いの共同体を創ること』らしいが、
本当の人間嫌いから自分からすれば「余計なことをするんじゃない」と言いたい。

まず、共同体ができる前に非人間嫌いの人たちから衝突してくるだろうし、
共同体を維持しようという気持ちをもつ時点で精神が疲弊してしまう。
そして、共同体が有名になることで、世間の行事や文化にも影響が出るだろう。

要するに『人間嫌い』は少数派だからこそ、社会で暮らしやすい部分もあるということだ。
筆者は「日本全体がギクシャクしてもGDPが下がってもかまわない」と言っているが
そんな日本だと犯人捜しで『人間嫌い』は生きづらくなってしまう。

最終章の内容も、人間嫌いの方々ならば当たり前に実践していることばかり。
アンガーマネジメントや死生観の本を読んだ方が参考になった。

6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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猫の木

楽しい人間嫌いライフの幕開けに

2023年7月8日に日本でレビュー済み

HSP気質で人に対して誠実で優し過ぎた人生が為に最近とうとう「人間嫌い」になって来ました。
本書で紹介されている人間嫌いタイプではガッツリ「過剰防衛タイプ」です、幼少期から神経質で潔癖で、本書で紹介されている「善人」の性質を恐れまくり、観察し続けた挙句、きゃつらの攻撃を避ける様振る舞って必死で生きていたら、逆に「良い人認定されやすく」なりました。
私事ですが自分の気性は神経質ながら、ネガティブな解釈や物事の姿勢を嫌います。
「人間嫌い」と検索するといつも出てくる「克服」と言う人間嫌いを「よろしくない傾向」とする言葉にウンザリしてウッカリ本書を買ってしまいました。
序盤の方では単に著者と自分の感覚感性が合わないのでいささか読みにくかったですが、終盤の「人間嫌いの人の共同体」から、自分の探していた事が書いてあり結構スッキリしました。
共同体と言っても同志の集まりでつるむ事ではなく「人間嫌いと言う生き方を否定しない」ぐらいの温度の低い概念で個人的にとても好ましいです。
自分は個人的に「人間嫌いの人生」を「生きにくい」と言うネガティヴな解釈でなくて、漠然とですが「ある種の自由なライフスタイル精神」にまで確立して楽しんでしまいたい、と非常に強く思うようになってきたので、ネット検索で出て来る「克服」などしたくないんです。そんなものは逆に、今までの人生経験から得た人間不信を余計に逆撫でしたりと迷惑な代物でしかないんです。もうここまで来たら「人間嫌い」を自己肯定してしまった方が楽なんです、その方が他者にも余裕を持って接しられます。
「人間嫌い」と言う生き方をもっと底抜けに明るく謳歌したいのです。
本書で紹介されているタイプだと「仙人型」は理想です。
そんな事を考えている輩には「人間嫌いと言う生き方があっても良いじゃない」と言う本書は、なかなか良いんじゃないかと思います。
少なくとも昨今ネット検索程度で溢れかえっている「克服」と言う言葉に辟易している心が何だか癒されて元気出て来た、と言うぐらいには気楽になれました。
レビューで著者は「軽度」と言う評が多いので内容が心配でしたが、著者なりに「それでも人生生きなければ」と切磋琢磨しただけかと。
そしてこれ以上重度の人間嫌いだと著書も世に出せないので「こんな生き方があっても良い」と言う提案ができる人も世に出ず、世の人間嫌いがひたすら生きづらい生きづらいと嘆き悩み続けるより、こんな人がある程度世に出て風穴を開けてくれると言うのも良いものだと思います。

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