080531 脳を攻略!最強のプレゼンテーション 吉田たかよし PHPビジネス新書
【目次】
序章 聞き手の「脳」を攻略せよ!
第1章 「扁桃体」を攻略して第一印象を決めろ!
第2章 「海馬」に効くキーワードで記憶に残せ!
第3章 「大脳辺縁系」に訴える右脳言語を使え!
第4章 「視覚連合野」を視線と図解で攻略せよ!
第5章 「A10神経」を刺激する欲望に火をつけろ!
第6章 「側頭葉」にピンとくる言語表現をねらえ!
第7章 「前頭前野」を疑似会話で活性化せよ!
第8章 「視床下部」を攻略してあがり症を撃退!
【要約】
この著書は脳機能に基づいた効果的なプレゼンテーションについて書かれています。
上記の目次を見ても分かる通りに、脳を部位別に分類し、その部位を効果的に刺激する効果的な説得方法が書かれています。
この本はとても情報量が多く要約は難しいので、興味がある方は是非とも本書に当たって欲しいと思いますが、その中でも特に印象的な部分を私の言葉で紹介したいと思います。
多くの方は、プレゼンの目的を履き違えています。プレゼンの目的は「相手に伝える」ことではなく、「相手を説得」することです。そう考えた時に、巷のノウハウ本で紹介されている、話の冒頭で要約やナンバリングを行う方法は間違っています。
なぜなら、この方法では聞き手の興味を奪ってしまう上に、脳に過度の負担をかけてしまい聞き手にメンタルブロックがかかってしまうからです。というのも、脳機能的に言えば、前者に関しては、脳は初めに全体像がわかったら、その後の内容に対する興味を失ってしまうからです。また後者に関しては、脳は基本的に順列処理の機能が優位なので、ナンバリングによって並列処理を強いられることと、過度に負担がかかり聞き手の脳が嫌気を覚えてしまうからです。
本書には、以上の問題をいかに解決し、脳を攻略して「最強」のプレゼンを行う方法がふんだんに紹介されています。
【書評】★★★★★
人間を理解するに当たりさまざまな学問があります。具体的には心理学や脳科学などがありますが、私はその理論的根拠の客観性の高さは脳科学が最も高いと考えています。
その点、本書は徹底して脳科学的根拠に基づき様々な効果的な説得方法について書かれているので、大変理論的であり納得できます。さまざまなプレゼンテーションや説明方法や話し方の本を読んできましたが、本書は内容の濃さから、その名に恥じず「最強」であると私は感じました。
是非ともたくさんの方に手にとって頂き読んでもらいたい本です。
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脳を攻略!最強のプレゼンテーション (PHPビジネス新書 56) 新書 – 2008/4/19
吉田 たかよし
(著)
「プレゼンの冒頭で全体の要約を示してから本論に入るとわかりやすい」。これまでのプレゼン本にはこう書かれている。しかし、本当にそうだろうか。営業マンやクリエーターの経験があれば、ビジネスの現場が心理戦であることは知っている。相手にいかに「YES」といわせるかが鍵を握る。勝つか、負けるかである。それには脳の機能が深く関わっていると本書は説く。
「アナウンサー医師」としてテレビ、ラジオでも活躍する著者は、プレゼンの目的は上手におしゃべりすることではないと断言する。つまり、商品やプランを顧客に買ってもらうには、脳を攻略したうえでのプレゼンのワザが欠かせないと。
「扁桃体」「海馬」「A10神経」「視床下部」などの脳機能を知っていれば、あがり症の撃退法やプレゼンの順番、会話の仕方といったテクニックが手にとるようにわかる。現役ビジネスパーソンはもとより、学生にも知ってもらいたい内容だ。
「アナウンサー医師」としてテレビ、ラジオでも活躍する著者は、プレゼンの目的は上手におしゃべりすることではないと断言する。つまり、商品やプランを顧客に買ってもらうには、脳を攻略したうえでのプレゼンのワザが欠かせないと。
「扁桃体」「海馬」「A10神経」「視床下部」などの脳機能を知っていれば、あがり症の撃退法やプレゼンの順番、会話の仕方といったテクニックが手にとるようにわかる。現役ビジネスパーソンはもとより、学生にも知ってもらいたい内容だ。
- 本の長さ246ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2008/4/19
- ISBN-104569698093
- ISBN-13978-4569698090
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2008/4/19)
- 発売日 : 2008/4/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 246ページ
- ISBN-10 : 4569698093
- ISBN-13 : 978-4569698090
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,192,170位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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略歴
灘中学・灘高校を卒業。
東京大学工学部を卒業。
東京大学大学院を修了。
東京大学新聞研究所(現・大学院情報学環)を修了。
NHKアナウンサー。
北里大学医学部を卒業。
医師免許を取得。
(厚生労働省・医籍登録番号417066)
加藤紘一元自民党幹事長の公設第一秘書として科学技術政策の立案に取り組む。
東京大学大学院・医学博士課程修了。
【現在】
東京理科大学客員教授
自律神経や脳機能に関する応用研究に従事
本郷赤門前クリニック・院長
受験生専門の心療内科クリニックを開設
学習カウンセリング協会・理事長
受験生の父母や学習塾・予備校・中学・高校の教員に対し、適切な教育法の指導・普及に努めている。
人間情報学会・理事、ヘルスケア部会長
世界最小の心電計の応用研究、脳の冷却研究に従事
元素カンファレンス代表
WIN主席研究員
国際カラーデザイン協会・理事
運動脳機能研究会・代表
総務省ITC利活用遠隔医療研究・プロジェクトリーダー
カスタマーレビュー
星5つ中5つ
5つのうち5つ
2グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年5月31日に日本でレビュー済み
2008年8月10日に日本でレビュー済み
プレゼンテーションに関しては様々な書籍が発行されていますが、脳科学・認知神経学的なアプローチに基づいた考え方から、いかに有効なプレゼンを行うかについて書かれています。
プレゼンテーションというのは、相手に行動を起こさせる説得の手段であり、相手がジャッジのアウェーの戦いであるというのは、その通りだと思いました。
一通りのプレゼンテーションスキルがあるのに、なかなか成約に結びつかないなどの悩みがある方には面白い本でしょう。
プレゼンテーションというのは、相手に行動を起こさせる説得の手段であり、相手がジャッジのアウェーの戦いであるというのは、その通りだと思いました。
一通りのプレゼンテーションスキルがあるのに、なかなか成約に結びつかないなどの悩みがある方には面白い本でしょう。