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山田太一

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親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと新書 – 2008/4/24

山田太一 (著)

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子供のことをむずかしく考えすぎていませんか?
親子関係に迷い、悩んだとき読んでください。
親は、うまれて来る子の性別も容姿も頭のよさも性格も健康も、あるがままに受けとめるしかない。その上で「親ができること」をさぐり、なんとか一緒に生きていく。子供も他者であり、親の思いどおりにはいかない。個々の魅力に気づき、それぞれのちがいを財産だと思って、喜ぶべきではないかと著者は言う。大事なのは「時代の基準」ではなく「その子の現実」であり、「親が子供にしてやれることの基準」は、「他ならぬその子」にしかないのだと。
「一般的基準を忘れて愛する」「言葉より深いものを子供は読みとる」「可能性がある、ということの恐さ」「幸福を感じる心」「人生の意味」……子供が教えてくれる大切なこと。それは親をも育んでくれる。
「子供は親の成熟する場所」だった、という三児の父である著者が、温かい眼差しで語った心穏やかになる親子論。

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本の長さ

185ページ
言語

日本語
出版社

PHP研究所
発売日

2008/4/24
ISBN-10

4569698875
ISBN-13

978-4569698878
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2008/4/24)
発売日 ‏ : ‎ 2008/4/24
言語 ‏ : ‎ 日本語
新書 ‏ : ‎ 185ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4569698875
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4569698878

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山田太一

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山田さんに感謝

2022年4月3日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

飾らない気持ちをたくさん書いてくれていて、役に立つこと重視の巷の子育て本よりずっと心に響きます。
皆に、子育て本より、この本を読んでほしいです。

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美花絵留

｢子供は自分の成熟する場所だった｣

2005年7月21日に日本でレビュー済み

作者の暖かい、柔らかな子育てが感じられる１冊。
子育てについて書かれた本は多いけれど、何が良くて何が悪いかなんて、子供によって違って当たり前。まさに｢基準は生身の子供｣なのだ。親は子育てによって、｢育てられ」ていく。
子供を愛することも能力のひとつであり、「その能力のある人だけは子供にどう接しようとも、大きく間違うことはない」どの言葉に、少し安心しました。
とかく、子離れができず、将来のレールを敷こうとする親が多いなか、山田氏の持論は目からうろこのはず。｢子供を信じる｣ことの大切さを教えられた１冊でした。子育て中の、特に「お母さん」に読んでもらいたいです。

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ＴＡＫＥＲＵ

口先は小手先

2010年2月11日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

　子供は、口先の奥にある深いものを読み取る力があるのでしょう。口先は小手先。
だから、「親は自分の人格以上のものを口先で子供に伝えることはできない」という筆者
の言葉には深く感じ入ってしまいます。
親の口先だけの説教の裏に矛盾を感じていた幼少の自分に想いを馳せて欲しいとも思います。
そして、そんな自分には親には知られたくない闇の部分を持っていたことを思い出した
方がよいのかもしれません。
　闇のひとつが親に知れ、どうにも居たたまれなくなった自分がいたことも。
だから子供だとて、一定の距離を保つのは重要なことだと思います。
こう考えてくると、子育てに対し大上段に構えていた気持ちは少し楽になるのではないでしょうか。

　本書は、筆者の繊細な体験を通した分かりやすい文章とバランスの取れた視点で、
非常に多くの子育てに関するヒントを与えてくれます。

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A Rainbowchaser

子育てにかかわる人におすすめです

2016年12月10日に日本でレビュー済み

レビュワーは、著者山田太一氏のエッセーが大好きで、初めからあまり批判的な（＝有益な）批評はできないのですが、この本で著者のプライベートな（私的な）ことが語られていて、さらに好きになってしまいました。

社会的にはマイナスにみえるいわば「影」の部分に実は、その人の人生を豊かにするものがある、という考え方に強く共感しました。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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原田　祐嗣

やさしい言葉

2015年3月5日に日本でレビュー済み

結婚後しばらくして一度読み，最近また読みなおしました．その間に女の子を授かり，２歳半になっております．

難しいことは書いてありませんが，言葉の一つ一つがとても優しく，筆者の人柄がしのばれます．人間関係や物事を簡単に決めつけたり，断言したりしません．子供に対する事柄ばかりでなく，迷いながら，揺れながらも真摯に人生へ接している姿が感じられます．

特効薬といったものではありませんが，子育てに関して確かな心のやすらぎを与えてくれる本だと思います．

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マスカット

Wonderful !

2002年10月30日に日本でレビュー済み

な本でした。親と子とは何か、血のツナガリとは何か。意外とこんなものだな～と思ったら気持ちが軽くなりました。いろんな意味で　’親’にもそして親との関係に悩む’子’にも良書であるはずです。更に独身の方にもお年が上の方にも万人におすすめです。リストラなんかでめげているお父さん方にもぜひ読んで頂きたいです。心があたたかくなります。
いつもながら太一さんの　’人それぞれの　それぞれの人生’にむけた　やさしいエールを感じました。人間と人間との距離のようなものも見直すことが出来、いい余韻の残るおすすめの１冊です。　

9人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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昭和の映画好き

どの発言も興味深い

2021年7月30日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

大ヒットドラマの脚本を多数手がけた著者ならではの見識。エッセイなので何気ない、他愛無いような一言も、この方が脚本を担当された作品のファンであるならば全て興味深い。面白く読ませていただきました。

私はNHKの「男たちの旅路」で、山田太一さんと言う名脚本家がいらっしゃることを初めて知りました。テレビドラマを全シリーズ買い集めたのは、後にも先にもこの作品だけです。何度視聴したことか。それぐらい素晴らしいドラマでしたが、脚本の賜物であることは言うまでもありません。

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