ハートフルソサイエティという概念に大変共感致しました。
私は孔子が大好きで、徳治という言葉がこの世を正しく導くカギだと考えております。
徳治を実現するためには、道徳心・仁徳のある人間が世に溢れることが前提だとも思っています。
まさに著者が言うハートフルソサイエティそのものだと感じました。
スティーブン・R・コヴィ氏の著書「7つの習慣」では、個人主義に偏った世界を変えるために、人格主義を提唱されています。
資本主義が個人主義を加速させたという説もございますが、私はこれは間違いだと思っております。資本主義を「いいように解釈して、自分だけの利益を求める」人々が個人主義を加速させているのだと考えております。
最近ではSNSも発達し、自分の富や権力を積極的にアピールする人々がいます。そして、他人の派手な暮らしに感化されて道徳心を忘れ、個人主義がさらに進んでいるように感じるのが悲しくてたまりません。
また、本書で聖徳太子を龍の様な存在だと記述していることがとても印象深く心に刻まれました。
私は、思想はぶつかるものでは無いと思っております。
様々な思想の中で良いものを選択して取り入れていくことで、より未来につながる豊かな心を手に入れられると思うのです。
正に龍のように良いところ取りすることが、人格を深めるカギだと考えております。
人は聖人には中々なれないかもしれませんが、聖人に近づくことはできると思います。
一人間として、正しい心構え・行動を心がけ、世に少しでもハートフルな影響を与えられる人間になりたいと、本書を読んで強く思いました。

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世界をつくった八大聖人 人類の教師たちのメッセージ (PHP新書 520) 新書 – 2008/4/16
一条 真也
(著)
ブッダ、孔子、老子、ソクラテス、モーセ、イエス、ムハンマド、聖徳太子――あらゆる宗教や思想の基盤を築き、多大な影響を与え続ける八大聖人。生まれた時代も地域も違い、異なる文化を背負いながらも、彼らの教えは「人類を幸福にしたい」という点で根源を同じくする。「モーセ五書」と『論語』の類似、ブッダとイエスの共通点、宗教編集者としての聖徳太子……。
八人の生涯や人物像、それぞれの相関関係を、先達の文献も踏まえながら考察する。混迷をきわめる現代だからこそ、私たちが学ぶべきことは少なくない。彼らが伝えたメッセージとは何か。優しい口調でわかりやすく述べる。
八人の生涯や人物像、それぞれの相関関係を、先達の文献も踏まえながら考察する。混迷をきわめる現代だからこそ、私たちが学ぶべきことは少なくない。彼らが伝えたメッセージとは何か。優しい口調でわかりやすく述べる。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2008/4/16
- ISBN-104569699391
- ISBN-13978-4569699394
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2008/4/16)
- 発売日 : 2008/4/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 222ページ
- ISBN-10 : 4569699391
- ISBN-13 : 978-4569699394
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,058,497位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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一条 真也(いちじょう しんや)
1963年北九州市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。作家、(株)サンレー代表取締役社長。大手冠婚葬祭会社の経営者として、新時代の冠婚葬祭サービスの提供はもちろん、婚活プロデュース、グリーフケアの普及、有縁社会を再生するための「隣人祭り」の推進、さらには介護事業のイノベーションなどに精力的に取り組んでいる。また、「人間尊重」思想を広めるべく「天下布礼」の旗を掲げて、作家「一条真也」として旺盛な執筆活動を続ける。「ハートフル」という言葉を時代のキーワードにした処女作『ハートフルに遊ぶ』(東急エージェンシー)をはじめ、作家として幅広いテーマで多くの著書を上梓。2008年、北陸大学客員教授に就任し、「孔子研究」「ドラッカー研究」を教える。2012年、第2回「孔子文化賞」を稲盛和夫氏らと同時受賞。2014年、全国冠婚葬祭互助会連盟会長に就任。同年、九州国際大学客員教授に就任。2018年、上智大学グリーフケア研究所客員教授に就任。
一条真也公式サイト https://heartful-moon.com/
一条真也公式ブログ https://shins2m.hatenablog.com/
イメージ付きのレビュー

5 星
聖徳太子の暗号
八大聖人(ブッダ、孔子、老子、モーセ、イエス、ムハンマド、聖徳太子)をめぐる壮大なスケールの知的エンターテインメントです。聖人たちの正体についての著者の考えを知ったときは、思わず「あっ!」と叫びました。かの『ダ・ヴィンチ・コード』をはるかに超える、すごい本だと思います。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、タイトルを『聖徳太子の暗号』とすればよかったかも?
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2021年11月5日に日本でレビュー済み
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2010年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、人類の教師と言える、八大聖人−−ブッダ、孔子、老子、ソクラテス、モーセ、イエス、ムハンマド、聖徳太子について記述したものです。
彼らの人物紹介のダイジェスト版のイメージで手に取った本書ですが、良い意味で、読む前の印象とは違う内容の書物でした。
本書は3部構成で、第1部「人類の教師たちのミステリー」、第2部「人類の教師たちのプロフィール」、第3部「人類の教師たちのメッセージ」から成りますが、八大聖人の個々のプロフィールをダイジェストに紹介しているのは、全体の3分の1を占める第2部だけです。
本書の特徴は、前後の第1部と第3部にあり、第1部では、日本人の「これまでの」宗教的思想観について述べ、第3部では、著者が思い描く「これからの」宗教的思想観について主張しています(もちろん、第1部、第3部中でも、必要に応じ、八大聖人のプロフィールについて触れています)。
私はこの著者の考える宗教的思想観(宗派にとらわれず、良いところは取り入れようという寛容な考え方)について、かなりの部分を共感できたので、本書には高い評価を与えたいと思います。
「石門心学」をベースに仏教・神道・儒教という宗派を超えて、それぞれの良いところは皆取り入れるというこれまでの日本人の宗教的思想観を論述後、八大聖人個々のプロフィールに触れ、後半では、これからの宗教的思想観が熱く語られているのですが、私には説得力のある説と受け取ることができました。
もっとも、著者の宗教的思想観は、まだまだ発展途上にあるようで、第3部で披露している「人の道」17条の教えについては、著者自身も「思案中で完成はしていない」と認めているところです。これから、どのように思想観を深めていかれるのか、今後の著書の発表を注視していきたいところです。
彼らの人物紹介のダイジェスト版のイメージで手に取った本書ですが、良い意味で、読む前の印象とは違う内容の書物でした。
本書は3部構成で、第1部「人類の教師たちのミステリー」、第2部「人類の教師たちのプロフィール」、第3部「人類の教師たちのメッセージ」から成りますが、八大聖人の個々のプロフィールをダイジェストに紹介しているのは、全体の3分の1を占める第2部だけです。
本書の特徴は、前後の第1部と第3部にあり、第1部では、日本人の「これまでの」宗教的思想観について述べ、第3部では、著者が思い描く「これからの」宗教的思想観について主張しています(もちろん、第1部、第3部中でも、必要に応じ、八大聖人のプロフィールについて触れています)。
私はこの著者の考える宗教的思想観(宗派にとらわれず、良いところは取り入れようという寛容な考え方)について、かなりの部分を共感できたので、本書には高い評価を与えたいと思います。
「石門心学」をベースに仏教・神道・儒教という宗派を超えて、それぞれの良いところは皆取り入れるというこれまでの日本人の宗教的思想観を論述後、八大聖人個々のプロフィールに触れ、後半では、これからの宗教的思想観が熱く語られているのですが、私には説得力のある説と受け取ることができました。
もっとも、著者の宗教的思想観は、まだまだ発展途上にあるようで、第3部で披露している「人の道」17条の教えについては、著者自身も「思案中で完成はしていない」と認めているところです。これから、どのように思想観を深めていかれるのか、今後の著書の発表を注視していきたいところです。
2022年2月13日に日本でレビュー済み
本書を、タイトルから聖人たちの名言集という期待し、読み始めてしまった。
(そもそも名言集を読みたいのであれば新書を読むべきではないのだが……これは読み手であるわたしの責任である)
各偉人の八大聖人の概要の提示、後半は、今後の人類や環境問題などに関し、著者の持論が書かれており、タイトルにそぐわないような印象を受けた。
(そもそも名言集を読みたいのであれば新書を読むべきではないのだが……これは読み手であるわたしの責任である)
各偉人の八大聖人の概要の提示、後半は、今後の人類や環境問題などに関し、著者の持論が書かれており、タイトルにそぐわないような印象を受けた。
2019年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
八人の聖人の話だが、1人ずつ説明してくれたらよいのに、話が飛ぶので、混乱しながら読みました。
聖人の言動、教えはどのような時代背景で生まれたのかの掘り下げがないまま、ネットで調べたような話が続き、完読できません。
聖人の言動、教えはどのような時代背景で生まれたのかの掘り下げがないまま、ネットで調べたような話が続き、完読できません。
2015年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
色々解かりやすくて勉強になった
この本をはじめとしもっと勉強したくなった
この本をはじめとしもっと勉強したくなった
2008年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブッダ、孔子、老子、ソクラテス、モーセ、イエス、ムハンマド、聖徳太子、いわゆる八大聖人を採り上げ、その生涯や人物像を解説。その狙いは、それぞれの相関関係を考察することで、八大聖人からのメッセージを解読することにあり、混沌とする現代に対する警鐘を鳴らす書ともなっている。一読の価値はある。
2008年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブッダ、孔子、ソクラテス、イエスの「四大聖人」と、
著者はムハマンド、老子、モーセ、聖徳太子を加え「八大聖人」としています。
国や時代が違えど、そこには何らかの関わりや共通点が書かれており面白い。
今までも私は教科書などで聖人たちの名前はよく耳にしていましたが、
彼らの教えを深く知ることはなかったと思う。
特に聖人8人のプロフィールの章では生誕や教えまで説明があり、
古くから世界で聖人や人類の教師と呼ばれるのに、
誰もが納得するほどの理由がそこには書いてあります。
それは現代だからこそ、学ぶべき教えだと感じました。
著者はムハマンド、老子、モーセ、聖徳太子を加え「八大聖人」としています。
国や時代が違えど、そこには何らかの関わりや共通点が書かれており面白い。
今までも私は教科書などで聖人たちの名前はよく耳にしていましたが、
彼らの教えを深く知ることはなかったと思う。
特に聖人8人のプロフィールの章では生誕や教えまで説明があり、
古くから世界で聖人や人類の教師と呼ばれるのに、
誰もが納得するほどの理由がそこには書いてあります。
それは現代だからこそ、学ぶべき教えだと感じました。
2013年6月16日に日本でレビュー済み
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聖人たちを知るのにちょうど良いと思ったが、善悪の判断がついていない中高生には不向き。
聖徳太子のゴリ押しがひどいから。
聖徳太子が歴史上創作(実は存在しなかった)だったかもという議論があるが、この本を読むと確かに聖人たちの能力を持っているから創作だったのかもと思える。それだけゴリ押ししています。
聖徳太子は偉人ですし、同じ日本人として好きです。その感情がある上で、ゴリ押しを批判しています。そこまで押すのは他の聖人に失礼?和でしょ。和。
聖徳太子のゴリ押しがひどいから。
聖徳太子が歴史上創作(実は存在しなかった)だったかもという議論があるが、この本を読むと確かに聖人たちの能力を持っているから創作だったのかもと思える。それだけゴリ押ししています。
聖徳太子は偉人ですし、同じ日本人として好きです。その感情がある上で、ゴリ押しを批判しています。そこまで押すのは他の聖人に失礼?和でしょ。和。