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読まない力 (PHP新書 577) ペーパーバック – 2009/2/14

4.2 5つ星のうち4.2 19個の評価

「言葉は意識の産物である。現代は意識優先、つまり脳化社会で、だから情報化社会になる。
人生は『意識のみ』になってしまった」……。

著者はあまり言葉を信用していない。言葉を読み過ぎず、先を読まず、
解剖学者の眼で世の中を見つめ、静かに考える。すると現代日本人が気づかない、
人間社会を取り巻くシステムが立ち現れる。
たとえば、著者は本書で以下の意味のことを述べている。
「秩序は同量の無秩序と引き換えでないと手に入らない。文明とは秩序であり、
秩序を構築する過程で同量の無秩序を生み出している。それが炭酸ガス問題、
環境問題の本質である。代替エネルギーもどうせ同じことであり、
どこかにエントロピーを増やしてしまう」。日本人がこれからどう行動するかを考える上で、
無視できない指摘ではないだろうか。

本書は月刊誌『Voice』で2002年からはじまった好評長期連載「解剖学者の眼」を
完全収録した時評集。石油問題、自衛隊のイラク派兵、靖国参拝、振り込め詐欺、オリンピック…。
日本のこの7年を振り返りつつ、普遍的な視座を提案する。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2009/2/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/2/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ペーパーバック ‏ : ‎ 187ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 456970574X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4569705743
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.41 x 0.51 x 16.76 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 19個の評価

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養老 孟司
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上位レビュー、対象国: 日本

2016年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今の若い人が読んでも共感出来ないだろうと思う。
感覚というか物差しが今の若い人達と著者では全く
違っているので。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年4月8日に日本でレビュー済み
結局、世の中はアメリカ、欧米が儲かる仕組みを作り、それに日本が乗っかる。
胴元はがっちり稼ぎ、日本はプレイヤーとして戦うしかない。
日本が儲かろうとすると必ず邪魔をする国がある。
今、中国がやられていることと同じ。
日本が覇権を取れるチャンスをことごとくつぶしてきたのがアメリカと欧米。
中国はそうならないように軍備に力を入れ、誰にも文句を言わせない。
アメリカ、ロシアと同じ路線できたので
アメリカの言いなりになるような弱腰になる必要がない。
欧米やアメリカと比べて、中国がいいかと言われると日本にいる情報ではよいとは言えない。
しかし、お金を多額に渡しているにしても国際的な大学レベルでは1位であり、
ITではアメリカと肩を並べている。
将来的には、中国が経済大国第一位になる。
おそらく中国が中心になって仕組みを作るようになった場合、
頭のいい欧米は中国に乗り換える。
そのため、結局日本の立場は胴元になりえず、途上国にも越されて停滞を続けていくしかない。
2013年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 雑誌『Voice』連載の一口コラム。多くは見開き二ページ弱で、天声人語のような作風。はっきり言って、深いも何もない。

 しかし、養老が、言葉なんて何とでもなる、と心の底から信じている「現実主義者」であることは、よく分かる。百万言を使って糊塗しようと何をしようと、現実は一ミリたりとも変わらないし、それはいつか自分に跳ね返ってくる。それが逆転して、言葉で作ったバーチャルな世界だけで事足りると思い込んでいることが弊害の大きな要因である、という指摘はとてよくも分かる。

 二十年以上も前に『唯脳論』で指摘していることなのだけれど、事態はそのまま進行している気もする。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、養老孟司の時評集です。

現代は意識優先で、人生は意識のみになってしまったと
危惧する一方で、先々への不安を具体的に考えない現在
に対して、いろいろな角度から警鐘を鳴らしています。
「一段だけでもいい。先を考えておくれ」と。

ただ、タイトルの通り、考えすぎる・読みすぎるのも困
りもの。考えることを、適度に行う。当たり前のことを、
程よく行うことの大切さに気付きます。

また、「自分の未来と国家や世界の未来、その中間に、
もう少し具体的な何かが欠けている」との指摘にドキリ。
漠然とした不安を見事に見抜かれています。

様々な考えを巡らせるためにも情報をただ眺める時間を
減らしたほうが良いのかな、という気にさせられます。
時折、時評にも、テレビも新聞も見ずに過ごした夏休み
や旅行の記述が見られますから。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年12月24日に日本でレビュー済み
2009年に出版された本を、5年経って読むと中々興味深い。
理由は、定年後はブックオフで100円になってから買うので、どうしても時間差がでる。
処女作の頃から読んでいる人で、この本も「養老節」全開です。
第一章「石油と文明」が一番面白い。
p.60「現場の人間への待遇」の「現場の人間への待遇が悪いと、ちゃんとした人が育たない」正にそのとおりです。
昔工場、今介護とでも言えるが、会社の「商品の品質を作り込む」のは「その現場の個人」なのに、私が現役だった時から「ブルーカラー」(死語ですね)の待遇は良くなってない。会社トップの見識のなさは絶望的です。
p.110「関係者はクビだ」その後「クビ相当の関係者」はどのように処分されたのか、寡聞にして知らない。
短いコラムなので読みやすい。
2012年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
養老 孟司先生の本は好きでどれもすきですが、これも、ちゃんと養老的哲学が展開されていて良書だと思います。
2017年3月30日に日本でレビュー済み
15年以上前に書かれとは思えない。
もっと早く読めば良かった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年12月22日に日本でレビュー済み
語り書きの「壁」シリーズと違い養老さんの書きおろし短編エッセイです。
養老さんの文章は正直非常に読みづらいですが、短いのでなんとか読めますw
戦前のおじいちゃんの文章のような独特の味がありますねw
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート