コンパクトで読みやすく、参考になることが上手にまとまっています。
特に小生は少子化の克服、ロボット、AI時代の教育のあり方にヒントを得られました。
他の方の指摘通り、福祉国家デンマークの教育や福祉、政治の在り方をアンデルセン童話を通して説明されています。
批判的なレビューコメントもありますが、参考になることを中心に読めば、
批判することも必要ないのではと、小生は考えます。
コンパクトな新書ですので、これ以上のことを知りたければ他書を読めばよいのです。
100年前の内村鑑三の「デンマルク国の話」はじめデンマークに関する書物は他にたくさんあります。
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世界一幸福な国デンマークの暮らし方 (PHP新書) 新書 – 2009/8/17
千葉 忠夫
(著)
「マッチ売りの少女」にあるような厳寒、貧困の国であったデンマークは、
戦後の社会福祉国家としての制度改革によって、
いまや「国民の幸福度ランキング」で世界第一位の生活大国となった。
世界でいちばん幸せな生き方とはどういうものなのか?
デンマークにあって日本にないものとは何か?
デンマーク人の心に二百年間宿りつづけたアンデルセン童話を手がかりに、
自由、自律、責任、貧困、政治、教育、社会、福祉などの問題について再考する。
第一章 『マッチ売りの少女』―― 貧困を考える、
第二章 『はだかの王様』―― 政治を考える
第三章 『みにくいアヒルの子』 ―― 教育を考える
第四章 『赤い靴』―― 社会のあるべき姿を考える
○第五章 『ナイチンゲール』―― 福祉を考える
○第六章 『人魚姫』―― 自律することを考える
戦後の社会福祉国家としての制度改革によって、
いまや「国民の幸福度ランキング」で世界第一位の生活大国となった。
世界でいちばん幸せな生き方とはどういうものなのか?
デンマークにあって日本にないものとは何か?
デンマーク人の心に二百年間宿りつづけたアンデルセン童話を手がかりに、
自由、自律、責任、貧困、政治、教育、社会、福祉などの問題について再考する。
第一章 『マッチ売りの少女』―― 貧困を考える、
第二章 『はだかの王様』―― 政治を考える
第三章 『みにくいアヒルの子』 ―― 教育を考える
第四章 『赤い靴』―― 社会のあるべき姿を考える
○第五章 『ナイチンゲール』―― 福祉を考える
○第六章 『人魚姫』―― 自律することを考える
- ISBN-104569709478
- ISBN-13978-4569709475
- 出版社PHP研究所
- 発売日2009/8/17
- 言語日本語
- 寸法10.7 x 1 x 17.2 cm
- 本の長さ206ページ
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出版社より
商品の説明
出版社からのコメント
はじめに―世界で一番幸せな国・デンマーク
コペンハーゲンは「商人の港」
アンデルセンが描いた未来社会
第1章 マッチ売りの少女が幸せになるためには―貧困を考える
『マッチ売りの少女』
寒くてどうしようもなかった
少女が望んだ幸せとは
第2章 はだかの王様のように騙されない―政治を考える
『はだかの王様』
腐敗が世界一少ない国
女性の社会進出で好循環が生まれる
第3章 みにくいアヒルの子をいじめたのはなぜ?―教育を考える
『みにくいアヒルの子』
人は見た目で判断する
自分の生き方は自分で決める
第4章 赤い靴は無責任の教え―社会のあるべき姿を考える
『赤い靴』
ルール違反のツケは大きい
幸せな国の方程式
第5章 ナイチンゲールの歌声は介護の心―福祉を考える
『ナイチンゲール』
思いやりのある介護とは
機械にできること、人にできること
第6章 人魚姫の選択―自律することを考える
『人魚姫』
自己決定は利己主義となりうる
自律と自立
おわりに―デンマークを目指した私
生まれて初めて見る外国
デンマークは「おとぎの国」そのものだった
コペンハーゲンは「商人の港」
アンデルセンが描いた未来社会
第1章 マッチ売りの少女が幸せになるためには―貧困を考える
『マッチ売りの少女』
寒くてどうしようもなかった
少女が望んだ幸せとは
第2章 はだかの王様のように騙されない―政治を考える
『はだかの王様』
腐敗が世界一少ない国
女性の社会進出で好循環が生まれる
第3章 みにくいアヒルの子をいじめたのはなぜ?―教育を考える
『みにくいアヒルの子』
人は見た目で判断する
自分の生き方は自分で決める
第4章 赤い靴は無責任の教え―社会のあるべき姿を考える
『赤い靴』
ルール違反のツケは大きい
幸せな国の方程式
第5章 ナイチンゲールの歌声は介護の心―福祉を考える
『ナイチンゲール』
思いやりのある介護とは
機械にできること、人にできること
第6章 人魚姫の選択―自律することを考える
『人魚姫』
自己決定は利己主義となりうる
自律と自立
おわりに―デンマークを目指した私
生まれて初めて見る外国
デンマークは「おとぎの国」そのものだった
著者について
1941年、東京都生まれ。1967年に福祉国家の実態の勉強を志して渡欧。デンマークで社会福祉の実践を学び、現地で社会福祉現場活動に従事。70年代に生涯の師バンクミケルセン(ノーマリゼーション実践提唱者)と出会う。1991年N.E.バンクミケルセン記念財団を設立。 1997年には日欧文化交流学院を設立し、日欧文化交流のためのさまざまな活動を行う。現在、デンマークのボーゲンセ市在住。日欧文化交流学院学院長、N.E.バンクミケルセン記念財団理事長。2008年「社会福祉における国際協力の推進」の功績により外務大臣表彰。 著書に『世界一幸福な国デンマークの暮らし方』(PHP新書)『高校生たちの見たデンマーク』(表現技術センター)などがある。
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2009/8/17)
- 発売日 : 2009/8/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 206ページ
- ISBN-10 : 4569709478
- ISBN-13 : 978-4569709475
- 寸法 : 10.7 x 1 x 17.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 84,279位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 195位PHP新書
- - 4,785位歴史・地理 (本)
- - 19,789位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年6月11日に日本でレビュー済み
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2023年11月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
デンマークの良い所を書かれ、読みやすく基本的なものでした。少し難しい事を解説してもいいと思いました。
最後に、筆者の人生があったが、時分は良いと感じました。
最後に、筆者の人生があったが、時分は良いと感じました。
2016年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
2013年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者は本書において、「世界一幸福な国」デンマークと日本の現状をさまざまな観点から比較・解説し、日本の問題点を明らかにしてくれている。筆者のいっていることは全てお説ごもっともであり、デンマークの制度のうち、日本でも取り入れている制度自体は必ずしも少なくないとは思うのだが、そのレベルが全く違うのだ。
日本の学歴主義に対してあらゆる点で柔軟かつ実利的で選択肢の多いデンマークの教育制度もさることながら、本書のテーマに直結する「高福祉高負担」の社会福祉制度を当然のこととして受け入れ、それこそが自分たちにとって最も幸福なことだとする国民的合意が形成できているのが、本当に凄いと思う。
消費税を8%や10%に上げるだけでも大揉めに揉める日本では、デンマークのような国民的合意の形成は無理だろうし、そもそも自民党の方針も「中福祉中負担」らしいので、デンマークと同じ制度を取り入れるつもりもないのだろう。ただ、少子高齢化に歯止めが掛からず、将来若者一人で高齢者一人を養わなければならなくなるともいわれており、しかも、その肝心の若者の多くが、自分自身の将来の生活設計もできないような低賃金かつ不安定な身分の非正規労働者として働かざるを得ない現状では、現在の社会福祉水準の維持すら見通しが立たないのが日本の現実だと思う。
筆者によると、「世界一幸福な国」と国民自身が思うようなデンマークの今の社会福祉制度が確立したのは、1960年代から1980年代にかけてということのようだ。それに対し、日本の国家財政が、現在の社会福祉水準の維持すらできなくなるほどの危機的状況にあることは以前から分かっていたにもかかわらず、選挙での落選を恐れて、税と社会保障の一体改革や、少子化・子育て支援対策、非正規労働者(ワーキングプアー)対策などに、長年にわたって有効な対策を講じてこなかった日本の政治家の罪は非常に重いと思うし、もっといえば、正論をいうと落選するような投票行動をしてきた国民にも問題があったと思う。
日本の学歴主義に対してあらゆる点で柔軟かつ実利的で選択肢の多いデンマークの教育制度もさることながら、本書のテーマに直結する「高福祉高負担」の社会福祉制度を当然のこととして受け入れ、それこそが自分たちにとって最も幸福なことだとする国民的合意が形成できているのが、本当に凄いと思う。
消費税を8%や10%に上げるだけでも大揉めに揉める日本では、デンマークのような国民的合意の形成は無理だろうし、そもそも自民党の方針も「中福祉中負担」らしいので、デンマークと同じ制度を取り入れるつもりもないのだろう。ただ、少子高齢化に歯止めが掛からず、将来若者一人で高齢者一人を養わなければならなくなるともいわれており、しかも、その肝心の若者の多くが、自分自身の将来の生活設計もできないような低賃金かつ不安定な身分の非正規労働者として働かざるを得ない現状では、現在の社会福祉水準の維持すら見通しが立たないのが日本の現実だと思う。
筆者によると、「世界一幸福な国」と国民自身が思うようなデンマークの今の社会福祉制度が確立したのは、1960年代から1980年代にかけてということのようだ。それに対し、日本の国家財政が、現在の社会福祉水準の維持すらできなくなるほどの危機的状況にあることは以前から分かっていたにもかかわらず、選挙での落選を恐れて、税と社会保障の一体改革や、少子化・子育て支援対策、非正規労働者(ワーキングプアー)対策などに、長年にわたって有効な対策を講じてこなかった日本の政治家の罪は非常に重いと思うし、もっといえば、正論をいうと落選するような投票行動をしてきた国民にも問題があったと思う。
2013年1月6日に日本でレビュー済み
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大学の授業の課題で読まなくてはならない本だったのです。
レポートの期限が迫っていたので、早く届いて助かりました。
レポートの期限が迫っていたので、早く届いて助かりました。
2009年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
デンマークのことを大きくつかむにはいい本だと思います。
アンデルセンの童話と、デンマークの国策を簡単に説明しているので、
初めてデンマークを知りたいと思った人にはいいのではないでしょうか。
アンデルセン童話は「あれ?こんな終わり方だったかしら?」
みたいな、うる覚えもあったりしましたが、面白かったです。
全体的には、それぞれの項目の一番浅瀬を簡単に説明してくれている
モノだと思います。
これを理解した上で、いろいろな書籍を合わせ読みすると、わかりやすく
どちらかというと、基本書的な感じです。
深堀するところは山ほどありますが、まずは興味を持った人間には
非常に読みやすく、とっつきやすいと思います。
アンデルセンの童話と、デンマークの国策を簡単に説明しているので、
初めてデンマークを知りたいと思った人にはいいのではないでしょうか。
アンデルセン童話は「あれ?こんな終わり方だったかしら?」
みたいな、うる覚えもあったりしましたが、面白かったです。
全体的には、それぞれの項目の一番浅瀬を簡単に説明してくれている
モノだと思います。
これを理解した上で、いろいろな書籍を合わせ読みすると、わかりやすく
どちらかというと、基本書的な感じです。
深堀するところは山ほどありますが、まずは興味を持った人間には
非常に読みやすく、とっつきやすいと思います。
2016年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これを読めば、デンマークに住みたい!と思うかなと期待して買いました。
デンマークはこんなに素晴らしいけど、日本はダメだ。
私にとってはデンマークを通した日本批判のように映りました。
幸せな暮らし方のヒントが得られるかと期待しましたが、日本のを否定されただけでモヤモヤしました。
デンマークはこんなに素晴らしいけど、日本はダメだ。
私にとってはデンマークを通した日本批判のように映りました。
幸せな暮らし方のヒントが得られるかと期待しましたが、日本のを否定されただけでモヤモヤしました。
2014年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても内容が良い本で品質も良く大満足です。しかも早く届けていただきました。