師の野村監督の教えを実行して、通算2000本安打を捕手では史上2人目で達成した著者。
古田選手は「乱視」というハンデがあったものの、関節が人よりも伸びるという長所で現役時代は大怪我は少なかった。
野村監督の第一の弟子というような立場と捉えられていますが、本人曰く「自分には古田流と呼べるようなものはない」とのこと。
とにかくいろいろなことをまず試してみて、合えば取り入れるというような感じです。
イチローや落合の打撃フォームもマネされて、何故それで打てるのかを理解し説明しておられます。
基本的に「負けず嫌い」な性格で、眼鏡を掛けた捕手はダメというような定説を覆したいと奮起した。
アマ時代から自分の上司になる人間の好みを観察して分析。まず自分がその上司に選ばれるにはどうすればいいのかを思案。
上司の好みに合わせることでチャンスが来やすいようにしたそうです。
前述のような様々なことを試しての「良かったことの組み合わせ」で突破口を開いた著者。
決して器用なタイプなのではなく、狙い球を絞って配球を読むことで打率もアップし本塁打数も増えた。
長所より短所を磨け!というのは意外。プロは抜きん出るために長所で勝負する必要があるのかと思いきや、
短所を克服しなさいと勧めます。
選手時代は超一流の成績を残されましたが、監督としては選手兼任の難しさもあって上手くいきませんでした。
これはヤクルトの投手力の低下も背景にありましたから、著者だけの責任ではないのですが・・・・・
いつか再度復帰して「リベンジ」して欲しいと思いました。
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「優柔決断」のすすめ (PHP新書 634) 新書 – 2009/10/16
古田 敦也
(著)
成功する人は「優柔」である!!
膨大な情報の波に溺れず、過去の成功体験にも縛られない。
瞬時の判断力を鍛える「やわらかな思考法」を古田敦也が伝授する。
「メガネをかけたキャッチャーは大成しない」「ミットは小さいほうがいい」。
そんな常識を次々と破った古田氏。そこには「ID野球の申し子」の異名を
はるかに超えた強くてやわらかな発想があった。
「ブレることを恐れない」
「二年前の情報はさっさと捨てる」
「オリジナルとは組み合わせの妙」……。
あらゆる手段でデータは集めつつも、決して”頭でっかち”にならない。
つねに変化しつづけるプロ野球の頭脳の中身はどうなっているのか。
巻末では茂木健一郎氏が脳科学的見地から徹底解剖。
悩んでもいい、迷ってもいい、最後は腹をくくれ!
【内容例】現在の環境にグチを言わない/頭の中にファイルをつくる/
2年前の情報はさっさと捨てる/成功イメージを描きすぎない/即決グセをつけるetc.
膨大な情報の波に溺れず、過去の成功体験にも縛られない。
瞬時の判断力を鍛える「やわらかな思考法」を古田敦也が伝授する。
「メガネをかけたキャッチャーは大成しない」「ミットは小さいほうがいい」。
そんな常識を次々と破った古田氏。そこには「ID野球の申し子」の異名を
はるかに超えた強くてやわらかな発想があった。
「ブレることを恐れない」
「二年前の情報はさっさと捨てる」
「オリジナルとは組み合わせの妙」……。
あらゆる手段でデータは集めつつも、決して”頭でっかち”にならない。
つねに変化しつづけるプロ野球の頭脳の中身はどうなっているのか。
巻末では茂木健一郎氏が脳科学的見地から徹底解剖。
悩んでもいい、迷ってもいい、最後は腹をくくれ!
【内容例】現在の環境にグチを言わない/頭の中にファイルをつくる/
2年前の情報はさっさと捨てる/成功イメージを描きすぎない/即決グセをつけるetc.
- 本の長さ202ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2009/10/16
- ISBN-104569774210
- ISBN-13978-4569774213
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2009/10/16)
- 発売日 : 2009/10/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 202ページ
- ISBN-10 : 4569774210
- ISBN-13 : 978-4569774213
- Amazon 売れ筋ランキング: - 114,640位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2012年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルに惹かれて購入。
古田ファンというわけではないのだが、なるほど、というところが多かった。
古田ファンというわけではないのだが、なるほど、というところが多かった。
2018年7月6日に日本でレビュー済み
すごく気に入った文章がありました。
P30からの引用です。
==[引用ここから]========
監督が方針を打ち立てたら、仮に内心「え~?」と反発を覚えることがあったとしても、その方針に従うべき。でなければチームプレーはできないし、もっといえば、それが人間としてのルールだと思うから。
野球にかぎらず、一般社会でもそうではないでしょうか。
・・・中略・・・
やはり一度、会社に入ったら、その会社がめざす目標に向かっていかに仕事をこなすか、与えられた環境のなかでいかに最大限の力を発揮するかが大事。それが社会性というものではないか。そのなかで人に喜ばれたり、やりがいを見いだしたりするのが働くということの本質だとぼくは思う。
==[引用ここまで]========
ここ数ヶ月、「そもそも、なんで働いてるんだっけ?」という疑問が頭をぐるぐるしていましたが、1つ答えが出たような気がします。
言われてみると、かなり当たり前のことのように思えますが、改めて言われてみないと、なかなか気づきませんね。
P30からの引用です。
==[引用ここから]========
監督が方針を打ち立てたら、仮に内心「え~?」と反発を覚えることがあったとしても、その方針に従うべき。でなければチームプレーはできないし、もっといえば、それが人間としてのルールだと思うから。
野球にかぎらず、一般社会でもそうではないでしょうか。
・・・中略・・・
やはり一度、会社に入ったら、その会社がめざす目標に向かっていかに仕事をこなすか、与えられた環境のなかでいかに最大限の力を発揮するかが大事。それが社会性というものではないか。そのなかで人に喜ばれたり、やりがいを見いだしたりするのが働くということの本質だとぼくは思う。
==[引用ここまで]========
ここ数ヶ月、「そもそも、なんで働いてるんだっけ?」という疑問が頭をぐるぐるしていましたが、1つ答えが出たような気がします。
言われてみると、かなり当たり前のことのように思えますが、改めて言われてみないと、なかなか気づきませんね。
2010年10月29日に日本でレビュー済み
「優柔決断」―聞き慣れない言葉である。著者が自分の考えと最も適合する
ものとして、作り出したとのことである。
著者は、球界きっての名捕手として、好打者として、そして後半は、プロ
野球選手会会長として、あるいはプレイングマネージャーとしても活躍され
た方である。また野球に詳しくない方でも、マスコミで拝見するその紳士的
な受け答えや謙虚さからも、ファンの方もいらっしゃるだろう。
本書は、著者の野球経験を基として、著者の信念や考え方が示されたもの
である。情報とともに経験則も大切にすること、過去の成功体験ばかりに囚わ
れず、向上を求めて常に進化し続けること、よく考えてから決める時にはズバっ
と決断すること等がまとめられている。それらからは、著者の極端に走らず、
中庸的にバランスをとって、状況に応じて柔軟に決断する旨の姿勢―「優柔決断」
が窺える。また、野村監督や若松監督から学んだことも対比的に示されている
ところもあり、興味深い。
本書の最後には、脳科学者の茂木健一郎氏との対談が収録され、著者のこう
いった考え方に対して科学的見地から分析が加えられているかたちをとって
いる。
プロ野球という「成果主義」の最たるところで一流まで上り詰めた、著者の
哲学や考え方を知ることは、それだけでも得るものが大きいだろう。
ものとして、作り出したとのことである。
著者は、球界きっての名捕手として、好打者として、そして後半は、プロ
野球選手会会長として、あるいはプレイングマネージャーとしても活躍され
た方である。また野球に詳しくない方でも、マスコミで拝見するその紳士的
な受け答えや謙虚さからも、ファンの方もいらっしゃるだろう。
本書は、著者の野球経験を基として、著者の信念や考え方が示されたもの
である。情報とともに経験則も大切にすること、過去の成功体験ばかりに囚わ
れず、向上を求めて常に進化し続けること、よく考えてから決める時にはズバっ
と決断すること等がまとめられている。それらからは、著者の極端に走らず、
中庸的にバランスをとって、状況に応じて柔軟に決断する旨の姿勢―「優柔決断」
が窺える。また、野村監督や若松監督から学んだことも対比的に示されている
ところもあり、興味深い。
本書の最後には、脳科学者の茂木健一郎氏との対談が収録され、著者のこう
いった考え方に対して科学的見地から分析が加えられているかたちをとって
いる。
プロ野球という「成果主義」の最たるところで一流まで上り詰めた、著者の
哲学や考え方を知ることは、それだけでも得るものが大きいだろう。
2010年2月3日に日本でレビュー済み
捕手というものは野球の要である。「優柔決断」とは何者ぞ?と気になったあなたは、まずこの本を開くべし。古田氏も苦労して監督業と選手業を両立されたが、そこには、師・野村克也氏の教えが介在していたことを理解できた。高校球児にも読んでほしい。