本書は、2010年3月に翻訳出版され、2011年1月に購読しました。
「日はまた昇る」で予測できなかった「リーマン・ショック」についての分析をしていますが、
中国の今後についても多くの頁を割いています。
中国は、石炭による火力発電で公害をばら撒いていますが、海上での石油掘削基地の建設や
ロシアからの天然ガスの輸入計画を進めています。
一方で、人民元の切り上げ・変動相場制への移行導入時期を模索していますが、未だに実現していません。
インドは、まだまだ発展途上国ですが、中国の動向には目を離せません。
本書は、絶版になっていますが、Kindle版で読めるようになることを期待しています。
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変わる世界、立ち遅れる日本 (PHP新書 655) 新書 – 2010/2/16
日本を「モノづくり立国」とする規制概念は捨て、「サービス業」振興の政策を立案すべきだ。
小売、卸売から、通信事業、電力、空港、宣伝、メディアまで、
GDPの7割を占めるサービス業の規制緩和がなければ、国際競争から取り残される。
鳩山政権にその認識はあるのだろうか。
本書は、英「エコノミスト」元編集長が、金融危機後の世界潮流と、
日本の進むべき道について示唆を与えてくれる注目の内容である。
著者は、じつは小泉政権による構造改革では、なんらめぼしい改革は行なわれなかったと看破する。
日本には、いまだに「市場原理」が根づいていないというのだ。
だからこそ、欧米に比べて日本は、金融危機後の復興に立ち遅れている。
この苦言を、日本の政策者たちはどのように受けとめるだろうか。
他にも「中国人民元切り上げはいつか」「環境問題や格差社会で、資本主義がどのように変容したか」など、
グローバルな視点で考察した知見を披露した渾身の力作。
小売、卸売から、通信事業、電力、空港、宣伝、メディアまで、
GDPの7割を占めるサービス業の規制緩和がなければ、国際競争から取り残される。
鳩山政権にその認識はあるのだろうか。
本書は、英「エコノミスト」元編集長が、金融危機後の世界潮流と、
日本の進むべき道について示唆を与えてくれる注目の内容である。
著者は、じつは小泉政権による構造改革では、なんらめぼしい改革は行なわれなかったと看破する。
日本には、いまだに「市場原理」が根づいていないというのだ。
だからこそ、欧米に比べて日本は、金融危機後の復興に立ち遅れている。
この苦言を、日本の政策者たちはどのように受けとめるだろうか。
他にも「中国人民元切り上げはいつか」「環境問題や格差社会で、資本主義がどのように変容したか」など、
グローバルな視点で考察した知見を披露した渾身の力作。
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2010/2/16
- ISBN-104569777287
- ISBN-13978-4569777283
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2010/2/16)
- 発売日 : 2010/2/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 212ページ
- ISBN-10 : 4569777287
- ISBN-13 : 978-4569777283
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,943,797位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,478位PHP新書
- - 221,135位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2014年6月2日に日本でレビュー済み
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2010年3月25日に日本でレビュー済み
著者は元エコノミストの編集長だった方。そのせいもあろうか、至極全うなことを書いている。本書を読んで著者の見識に対し異論反論は私は一切覚えなかった。ただし、それは言葉を換えると平凡な意見とういこと。読後、著者の主張が何か、といっても一切思い出せないのも事実。タイトルに「立ち遅れる日本」と刺激的な一節があるがこれも考えてみれば日本はNDC(新興衰退国)に枠組みされ世界で日本が立ち遅れているのは単なる事実でしかないのだ。
日本及び世界経済の行方について考える上での重要なポイントを、一般向けに整理してコンパクトにまとめているので普段経済の新書を読まない人には一読に値するがそうでない方はあえて読む必要はない。
日本及び世界経済の行方について考える上での重要なポイントを、一般向けに整理してコンパクトにまとめているので普段経済の新書を読まない人には一読に値するがそうでない方はあえて読む必要はない。
2012年1月3日に日本でレビュー済み
経済史の最高峰 英エコノミスト誌の元編集長の著作ということで興味を持ち手に取った。
統計や取材から状況を分析し仮説を立てているのだろうが、ここまで世界の流れを見通せるものかと正直驚いた。
やはり本物の知識人は違う。私もここまでとは言わなくとも、先を見通したいものだ。
本書は約2年前に発行した物であるが、タイムラグを感じることなく読めた。
また内容の記述に関して言うと、普段から日経新聞を読んでいたり、経済学の知識を軽く持っていないと難しく感じるかもしれない。
著者の提言の一端によると、今後さらなる中国企業の成長と競合を見越して、日本は真の意味での知識集約型国家になるべきと言う。
たしかに、この構造変化に対応を誤れば、日本の有力企業が中国企業に競争優位を奪われる日が確実にくるだろう。
統計や取材から状況を分析し仮説を立てているのだろうが、ここまで世界の流れを見通せるものかと正直驚いた。
やはり本物の知識人は違う。私もここまでとは言わなくとも、先を見通したいものだ。
本書は約2年前に発行した物であるが、タイムラグを感じることなく読めた。
また内容の記述に関して言うと、普段から日経新聞を読んでいたり、経済学の知識を軽く持っていないと難しく感じるかもしれない。
著者の提言の一端によると、今後さらなる中国企業の成長と競合を見越して、日本は真の意味での知識集約型国家になるべきと言う。
たしかに、この構造変化に対応を誤れば、日本の有力企業が中国企業に競争優位を奪われる日が確実にくるだろう。
2010年7月12日に日本でレビュー済み
著者は,日本は製造業依存から脱却するべきだという. これまでそういう意見をきくと 「製造業も重要なのではないか!」 と反発するきもちもあった. しかし,この本を読めば著者はけっして製造業を軽視しているのでないことがわかる. ただ,製造業よりサービス業などの比率がおおきくなっていることを直視して,その生産性向上により注力するべきだという,もっともなことを言っているだけだ. この本で著者が主張していることは,ほかのこともふくめて,きわめてまっとうな意見であり,傾聴に値する.
2011年1月14日に日本でレビュー済み
本書を読み、自分も狭義の製造業重視の既成概念にいかに囚われていたか、よく解った。
同時に、広義のサービス業としての知識労働への移行と、その生産性強化こそ我々が進むべき道だということも理解できた。
最初は捉えどころのない感じだったが、本書中で筆者が説明しているように、「サービス業」とは「サービス産業・業界」ではなく「サービス職務・業務」のことであり、
これらを知識労働と総称している、ということが理解できると、著者の主張がまとまって捉えられるようになった。
読後の個人的考察だが、国・社会として知識労働へのシフトができないなら、個人として知識労働者へ進化する他はないと考える。
製造業の企業内部でも、生産ライン等の狭義の製造の他に、設計・人事・法務・物流・ITなどサービス部門がある。生産ライン内部でさえサービス業務があるだろう。
個人として、自分の関わっているサービス業務を認識し、その根幹をなす業務スキル・経験ノウハウにおいて、専門家を目指すべきなのだとの思いを新たにした。
それも、社内だけではなく、外注受託が可能であるほどの専門性が要求されるようになる、と思った次第。
訳も、誤訳もなく的確にされていると思います。
同時に、広義のサービス業としての知識労働への移行と、その生産性強化こそ我々が進むべき道だということも理解できた。
最初は捉えどころのない感じだったが、本書中で筆者が説明しているように、「サービス業」とは「サービス産業・業界」ではなく「サービス職務・業務」のことであり、
これらを知識労働と総称している、ということが理解できると、著者の主張がまとまって捉えられるようになった。
読後の個人的考察だが、国・社会として知識労働へのシフトができないなら、個人として知識労働者へ進化する他はないと考える。
製造業の企業内部でも、生産ライン等の狭義の製造の他に、設計・人事・法務・物流・ITなどサービス部門がある。生産ライン内部でさえサービス業務があるだろう。
個人として、自分の関わっているサービス業務を認識し、その根幹をなす業務スキル・経験ノウハウにおいて、専門家を目指すべきなのだとの思いを新たにした。
それも、社内だけではなく、外注受託が可能であるほどの専門性が要求されるようになる、と思った次第。
訳も、誤訳もなく的確にされていると思います。