中古品:
¥68 税込
配送料 ¥250 5月31日-6月2日にお届け(23 時間 54 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
中古商品: 良い | 詳細
発売元 創育の森
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: 帯有。カバー:背上部多少のヨレあるも良好。ページ:良好。■帯の状態は保障外。記載無き場合、帯・付属品・特典等無し。帯の状態は保障外。カバーデザインが異なる場合あり,気になる方は要問合せ。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

なぜ日本は「大東亜戦争」を戦ったのか 単行本 – 2011/3/23

4.1 5つ星のうち4.1 21個の評価

第二次世界大戦の敗戦という致命的失敗に、日本はいかにして陥っていったのか。「大アジア主義者たちの夢と蹉跌」を掘り起こす超大作!
続きを読む もっと少なく読む

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2011/3/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/3/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 429ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4569794831
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4569794839
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 21個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
21グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2015年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
田原 総一朗さんの著書ということで読んでみました。知らない事の多さに驚きました。
2012年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
田原氏の努力が見える、力作だと思います。彼が、日本のファシズムとか右翼だといって、タブー化し、その題材も避けたのも分かります。そして、彼は調べて、北一輝も、大川周明も頭山満も、松井石根も、すごいんだ、立派な思想家なんだ、と感嘆されても、じゃあ何なんだ?何が言いたいのか?と言う問いに対する、纏めが、あまりにも甘い。でも、田原氏、いくつも面白い課題を挙げかけている。それは下記の通りである。

1.)日本の国家社会主義は、もともと社会主義、或いは人道社会主義で、違いは、絶対のもの天皇と平民と言う事で、搾取階級の削除。すなわち、敵は、資本主義。それで面白いのは、国家社会主義も社会主義も全滅し、資本主義は生き残った。それも10年20年前のマイルドで中層階級の多い資本主義は全滅し、アメリカ型あるいは第3世界型或いは19世紀型の貧富の大きい資本主義が生き残った。皮肉にも、これで100年間の偉人達の努力が全くの無駄になってしまった。

2.)松井大将が知ろうが知るまいが、或いは中国が好きであろうがなかろうが、部下がやった事が大小問わず南京虐殺になってしまい、司令官として、断固止めねばならなったのに、それが起こった。彼は司令官として失格である。又、閑院宮参謀総長が捕虜虐殺を推進していたとしたら、天皇にも責任を問わねばならなくなる。

3.)頭山満と大川周明は、やはり優れた思想家であることは間違い。アジア開放は日本の使命だし、満州事変も支那事変も大東亜戦争も日本の植民地政策も仕方なかったことだと思う。日本が日本の植民地から原料の支給を確実ににし、自由競争で工業発達させ、市場の植民地に製品を売る。そう言う事で、日本の工業や物質に恵まれ、その後で、英米と戦争し、又アジアの植民地を解放すればよかったのに。

4.)北一輝はどうしようもない空想論の持ち主。資本主義の生命線の自由競争をどうやって、国家社会主義でやるのか、全然実践性がない。結局彼は、ヒットラーや毛沢東やポルポトのような空想論の持ち主で、それを実行しようとし、大悲劇を生み出すというカリズマ的な人間。彼が日本を引っ張らなくて本当に良かった。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年7月5日に日本でレビュー済み
-

冒頭「アジア共同体」の必要性が力説され
某最大人口国による「華夷秩序」形成の懸念から
所謂「東アジア共同体」に懐疑的な評者としては齟齬感を覚えたが
続いて披瀝される「敗れる戦争をしたことこそが致命的失敗」という戦争観に全く異論はない。

本書が取り上げる頭山満、大川周明、北一輝の何れも「大東亜戦争に断固反対していた」。
「国際的に孤立して負けるに決まっている愚かな戦争だと捉えていたからである」。
以下本レヴューでは評者が最も人間的に共感を覚えた松井石根陸軍大将について書きたい。

-

松井は「蒋介石の国民政府による中国統一」を支援しつつ
これが「成就した暁には、わが国の満蒙の特殊権益と開発を大幅に承認させる」ことを構想、
1927年11月青山で田中義一・蒋会談実現を見た。
「日本と蒋介石の信頼関係が崩れなければ、日中戦争は起きず、
日本の無残な敗戦という事態も生じなかった」のに
「張作霖爆殺事件、さらに満洲事変が決定的となり、
蒋介石の対日疑惑、というよりは反日の姿勢は間違いなく強ま」り
西安事件(1936)で「中国の対日の姿勢は百八十度転換」
翌年7月廬溝橋事件勃発、
8月には上海で中国軍が日本軍を攻撃、
上海派兵が決定され松井に司令官就任の指令が下る。

-

「松井の上海派遣軍は、二個師団余(二万余)で二〇万の中国兵と戦わざるをえないことになった」。
しかし12月7日蒋夫妻は南京を棄てて逃亡、17日には日本軍南京入城式。
翌日の忠霊祭で「軍規を厳正に、絶対に無辜の民を虐げてはならぬ」
と声涙共に落つる訓戒を行った松井、
「中国人を人間として評価し、尊重していた」松井はしかし戦後刑死する。
(「A級戦犯」とあるがこれは誤り。)

-

入獄前夜語ったという
「かりそめにも親愛なる中国人を虐殺云々ではなんとしても浮かばれないナァ」
という言葉が胸を打つ。そして
「忠霊祭の日、日本軍人だけでなく、中国の戦死者も慰霊すべきだと主張した」松井に
敵味方の別なく死者を弔う日本人の美徳を見る。

-
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表に出ない人々の戦いに明治維新があり、大東亜共栄圏構想がある。農村の貧しさとネイションビルドを大和魂が救う。
2013年5月26日に日本でレビュー済み
サラリと机の上を拭いた程度というと失礼でしょうか。大川にしろ北にしろ、頭山にしてもすでに多くの先人の研究があります。なにか新たな史料や証言があれば別ですが、この程度であれば、参考文献の一覧を見ても、福田和也『地ひらく』のような石原莞爾論としては、これと云う個性のない本が取り上げられていたり、渡辺京二『北一輝』のような秀逸な文献が抜けていたりで、なにをお考えなのかと首をひねりたくなります。私たちが期待するのは、晩年の田原聡一朗の魂を絞りだすような深い井戸から組みだされた濾過され冷やされた「うまい水」だったのですが。がっかりしました。調合具合では劇薬になるのですが・・・。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年5月1日に日本でレビュー済み
田原総一郎による「日本のアジア主義」についての論考。

田原は言う。アメリカに依存していればよかった時代は終わった。しかし、「対米従属ではやっていけない時代」に、日本の「立ち位置」がどうあるべきかについては、日本にはまったく定見がない。アメリカ依存でないならば、日本はアジアと連携してやっていくしかないはずなのだが、それには極めて大きな心理的障壁が存在する。

かつて日本がアジアに対して「大東亜戦争」という侵略戦争を仕掛け、アジアに多大な被害をもたらしたあげくに自らも破綻した、そういうふうに戦後の日本人は「先の戦争」を捉えてきた。そのため、日本がアジアにおいてリーダーシップを果たすことに今もって強い躊躇がある。

そういう問題意識のもと、田原は日本の「失敗した戦略」=大東亜共栄圏を検証しようと試みる。大東亜共栄圏を思想的に先導したとされる松井石根、頭山満、大川周明、北一輝という「アジア主義者」について研究したのだ。ところが、調べてみて田原自身も驚いたことには、最新の研究に基づいて描き出される「アジア主義者」たちの素顔は、戦後の日本人が「戦争の元凶」と思い込んでいたステロタイプとはまったく違っていたのだ!

松井石根は、軍人でありながら日中和平を願い、日中連携に生涯をかけた人物であった。

頭山満は満州事変に怒り、日中戦争については徹頭徹尾反対していた。中国革命を支援したツテをたどって、日中和平への努力を営々と続けた。

大川周明は、満州事変は支持するも、日華事変以降は早期戦争終結に動き、対米戦回避に必死の努力をしている。

北一輝もまた、日米戦争は世界からの孤立を招く愚の骨頂であると主張していた。

彼ら「侵略戦争のイデオローグ」たちは、こぞって「大東亜戦争」に反対していたのである。彼らが一貫して主張していたのは、欧米の抑圧からアジアを解放することであり、日本の社会改革であった。とりわけ「日本改造」を主張した大川、北の思想の根幹が社会主義であったというのは興味深い。

大東亜戦争は、もちろん聖戦ではなかった。満蒙における権益をめぐって中国そして欧米と争った日本が、判断の誤りや軍部の暴走によって外交的孤立に陥り、選択肢をどんどん失っていったあげくに対米戦という「暴発」を始めてしまった戦争であった。そしてその戦争にはにわか仕立ての「大東亜共栄圏」の理想が掲げられた。「欧米と肩を並べる」帝国主義国として発展してきた日本の社会の中で「アジアを欧米列強から開放せよ」と唱えるアジア主義は、「青臭い理想主義」「現実を見ない浪漫主義」として一貫して冷や飯を食わされてきたのであるにもかかわらず、である。対米戦勃発後に、慌てて蔵から出してきたような「大東亜共栄圏」思想は、欺瞞と矛盾に満ちた代物であった。そしてその「理想」の元に苛烈な戦争が戦われ、日本は、負ける。

戦後彼ら「アジア主義者」たちは、そのような「大日本帝国の欺瞞」の咎によって断罪されたのだと言うことができる。

事実に即して「アジア主義」について調べれば、それが侵略の思想などではなかったことは明確である。日本がアジアとの付き合いを深めていかねばならない21世紀にあって、「アジア主義」についてさらなる研究が深められることを願ってやまない。
41人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年5月7日に日本でレビュー済み
 近現代史において、好んで「東京裁判」「松井岩根」「頭山満」「大川周明」「北一輝」というテーマで語られることは少ない。それは、日本がかつて侵略戦争をしかけ、結果、東京裁判で「悪」として裁かれたという後ろめたさに向き合わなければならないからだが、田原総一朗氏はあえて、タブーとされた史実、四人の人物について解説を試みている。
 そこには、従来の「定説」から異なる事実が導きだされ、今まで教えられてきた歴史は何だったのかと疑問を抱かずにはおれない。「東京裁判」によって、うまいこと、欧米列強のプロパガンダに乗せられ、洗脳されてしまった日本人の姿が見えてくるが、田原氏はさらに踏み込んで、「松井岩根」「頭山満」「大川周明」「北一輝」という四人の思想の背景にまで踏み込んでいるのが参考になる。それを簡明に区分けするには苦労されたのではと推察する。
 数年前、ノモンハン事件はソ連軍の挑発行為であったとロシア側から公開されたが、半世紀以上経過しなければ真実に至らない事ごとは多い。今回、田原氏はその半世紀以上も前のタブーを解説することで大東亜戦争に至った真実に迫りたかったのだと感じた。
 できれば、この田原氏の考えに反論を試みる人の登場を期待したい。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年12月21日に日本でレビュー済み
タイトルに引かれて買ったが、一言で言うと「がっかり」…
内容もだけど行間スカスカ、もっと読み応えあるドッシリした本かと思った。

買って損した、半日で読めます。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート