
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ハーバード・ビジネススクール“クリステンセン"教授の 「イノベーションのジレンマ」入門 単行本 – 2015/2/20
◎『イノベーションのジレンマ』を読んだことのない方、または読んだが把握に自信がない方
◎『イノベーションのジレンマ』は把握しているが、『イノベーションへの解』や『イノベーションの最終解』については十分理解していない、または繋がりがわからない方
◎クリステンセンの三部作は読んだが、関連するイノベーション理論や組織行動論、不確実な世界における戦略論などとの結びつきが不明な方
なぜ今クリステンセン教授の理論か/b>
「リーン・スタートアップ」や「リバース・イノベーション」、「オープン・イノベーション」……スタートアップや既存企業のイノベーションで注目されるこれらのコンセプトは、全てクリステンセン教授の「イノベーションのジレンマ」後に発表された、言わば個別戦略または戦術論といえます。大前提としてクリステンセンが唱えた戦略としてのイノベーション論の理論体系を理解することなく運用レベルの戦術・施策だけ打ち続けることは、特にビジネスの現場においては戦略・戦術・施策間の整合性を無視し、リソースの浪費と現場の困難を招きかねません。
扇動的なキャッチフレーズに騙されてはいけない
名著として読み継がれる真のバイブルとは、新たなコンセプトの発生に影響を与え続けられる骨太の理論体系に基づいています。対して、炎上商法のように既存のコンセプトを全否定するように批判することで注目を浴びようとする書籍は、ある環境でしか機能しない法則を打ち出した表面的なハウツー本か、キャッチフレーズに"偽りあり"のギミックに他なりません。新たなコンセプトに飛びつく前に、まずは数十年に渡りバイブルとされる名著を精読し、理論体系を頭に植えつけた上で、新たな知の探索を続けられることをお薦めします。
<本書の主な内容>
●第1章 イノベーションの歴史的背景と定義
「イノベーション」の一般化による弊害/イノベーション理論の比較
●第2章 破壊的イノベーションの理論
無視されがちな4つの視点/5つの破壊的イノベーションの法則/破壊的技術に直面した企業の意思決定の6つのステップ
●第3章 バリューネットワークの理論
バリューネットワークの全体像とポイント/バリューネットワークの理論の探求
●第4章 資源・プロセス・価値基準(RPV)の理論
RPV理論の全体像とポイント/RPV理論の探求/RPVの変化への対応
●第5章 破壊へ向けた戦略と計画
意図的+創発的戦略の策定プロセス/破壊的技術のための種まき投資とポートフォリオ
●第6章 破壊の兆しの予測と対応
変化のシグナルを探す/競争の激しさを評価する/戦略的選択に目を配る
●各章・巻末のまとめのワークシート
(※詳細の目次は画面下部の「目次を見る」からご確認頂けます)
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2015/2/20
- ISBN-104569822053
- ISBN-13978-4569822051
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
著者について
グローバルタスクフォース(GTF)
世界の主要ビジネススクール同窓生ネットワーク“Global Workplace"(40万人、日本人約2万人)を母体とするマネジメントリソース会社。上場企業の再編や再生、M&A、新規事業の立ち上げなどの支援要員を、実働チームとして提供するとともに、6か月後からメンバーの転籍・採用を促すことで、ミスマッチの高い採用に代わる企業の新たなタレントマネジメント・プラットフォームを提供。著書に『ポーター教授『競争の戦略』入門』『コトラー教授『マーケティング・マネジメント』入門I』『同II実践編』『通勤大学MBA』シリーズ(以上、総合法令出版)、『トップMBAの必読文献』(東洋経済新報社)、『図解 わかる!MBAマーケティング』(PHP研究所)など多数。
<監修者略歴>
山中英嗣(やまなか・ひでつぐ)
グローバルタスクフォース(GTF)代表取締役。外資系コンサルティングファーム(ロンドン事務所)、国内大手通信事業者、ロンドンビジネススクール学内ベンチャー等を経て現職。英国国立マンチェスター大学ビジネススクールMBAプログラム入学後、リサーチプロジェクトに参画(MPhil取得)。2006年より関西大学大学院商学研究科非常勤講師を兼務。北海道出身。著書に『クリティカルシンキングの教科書』(PHP研究所)などがある。
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2015/2/20)
- 発売日 : 2015/2/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 272ページ
- ISBN-10 : 4569822053
- ISBN-13 : 978-4569822051
- Amazon 売れ筋ランキング: - 349,929位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,222位オペレーションズ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
●世界の主要ビジネススクール同窓生ネットワーク"Global Workplace"(40万人、日本人約2万人)を母体とするマネジメントリソース会社。
●上場企業の再編や再生、M&A、新規事業の立ち上げなどの支援要員を、実働チームとして提供するとともに、6か月後からメンバーの転籍・採用を促すことで、ミスマッチの高い採用に代わる企業の新たなタレントマネジメント・プラットフォームを提供。
●著書に『ポーター教授『競争の戦略』入門』『コトラー教授『マーケティング・マネジメント』入門I』『同II実践編』『通勤大学MBA』シリーズ(以上、総合法令出版)、『トップMBAの必読文献』(東洋経済新報社)、『図解 わかる!MBAマーケティング』(PHP研究所)など多数。
●外資系コンサルティングファーム(ロンドン事務所)、国内大手通信会社などを経て、London Business School内の新規事業に参画後、2001年世界の主要ビジネススクール同窓生ネットワーク"Global Workplace"(40万人、日本人約2万人)を母体とするマネジメントリソース会社「グローバルタスクフォース株式会社(GTF)」を設立、代表取締役に就任。
●上場企業の再編や再生、M&A、新規事業の立ち上げなどの支援要員を、実働チームとして提供するとともに、6か月後からメンバーの転籍・採用を促すことで、ミスマッチの高い採用に代わる企業の新たなタレントマネジメント・プラットフォームを提供。大手企業グループの再生をはじめ、製造業、ソフトウェア、小売、ネット関連企業など約80の上場企業の成長支援を行う。
●執筆・監修に『ハーバード・ビジネススクール"クリステンセン教授"「イノベーションのジレンマ」入門』、『クリティカルシンキングの教科書』(PHP研究所)、『ポーター教授『競争の戦略』入門』、『通勤大学MBA』シリーズ(以上、総合法令出版)、『トップMBAの必読文献』(東洋経済新報社)など。
●1996年Manchester Business School(UK) MBAプログラム入学後、リサーチプロジェクトに参画。1998年1月MPhil取得(University of Manchester Institute for Development Policy & Management)。 2006年より関西大学大学院商学研究科の非常勤講師を兼務。 北海道旭川市出身。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
入門書としては比較的読みやすく、きちんと勉強している大学生くらいでもさらりと読める内容だと思います。クリステンセンに限らず翻訳のビジネス書は歯ごたえがあるものが多いため、この様な入門書があるのは大変助かります。まして出版されてすぐにkindle版でいつでも読めるのはとてもありがたいです。
ただ「てにをは」がおかしい箇所や、主語がわからず意味が取れない箇所、言葉の意味が逆転してしまっている箇所がちょこちょこあります。
(例えば「VRIOフレームワークの分析と判定」の表では"競合が入手可能か?"と言う質問にYESと回答した方が優位になるように書いてあります)
個人的にビジネス書はお勉強としてしっかりと読んでいるので、ちょっと「てにをは」が狂っているだけで意味がわかりづらくなったり、全く反対の意味になってしまうため大変困ります。全ての文に主語述語を明記する必要はありませんが、印刷の前にもう少し読み直しをして推敲を行って欲しいです。
の内容を鳥瞰して体系的にまとめたガイド本です。
シリーズの体系化だけでなく、クリステンセンが参照する他の学者の経営理論も掘り下げて説明されています。
特に、参考になりそうなところは4章以降;
1.有名な別働隊(スピンアウト組織)による破壊的イノベーションの育て方などの処方箋を扱った
「資源・プロセス・価値基準の理論(第四章)」での両利きの組織や重量チームの応用、
2.創発的戦略(学習しながら計画を進めていく方法)の進め方の例としての、
逆損益計画法をはじめとする仮説指向計画法の例を説明した「破壊へ向けた戦略と計画(第五章)」、
3.「無消費者または無消費状態の顧客」、「過剰満足の顧客」、「満たされない顧客」という
現時点での市場(顧客・潜在顧客)の分析を通して、破壊や持続的イノベーションの兆候を
具体的に探り、対策を打っていく「破壊の兆しの予測と対応(第六章)」
の3つの章が特にオススメです(第五章・六章は応用編となっている)。
この著者は過去にもポーターの『競争の戦略』やコトラーの『マーケティングマネジメント』の
ガイド本を出しており、次はクリステンセンかと思っていましたが、ようやく発刊されたことを
嬉しく思います。
だからこの種の解説ガイド・応用本の需要があるのでしょう。
おそらく原典を読んだことのあるほとんどの人でも「ローエンドと新市場型破壊がある」、そして、破壊への対策は「スピンアウト組織」、ということ以外あまり体系的に理解されていないのではと思います。
クリステンセンの一連の主張で重要なことは、対策の前に、まず「破壊のプロセスを理解」すること、そしてそれにより「破壊そのもの」を予測し、複数の対策をシステマティックに行うこと(「スピンアウト」だけではない)ではないかと思います。
本書で言えば、6章の「破壊の兆しの予測と対応」が破壊のプロセスの理解と破壊の予測について書かれた部分で、いわば計画の環境分析にあたります。
そして、4章の「資源・プロセス・価値基準(RPV)の理論」がスピンアウト組織だけでなく、組織構造とチーム編成に関する組織の能力の向上方法の検討という、変革の背骨にあたる、根拠の理論の説明にあたります。
各章の最後にワークシートが書き込める図表でまとめてあるため、まずはこのワークシートの把握から入ると理解が進みやすいのでは?と思いました。