素晴らしい本です。
これからソーシャルワーカーとして働きたい方、働いている人にとってとても有益な情報を得られるだろう。10年以上前の本だが、今でも役に立つ内容です。
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社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門 (PHP新書) 新書 – 2015/12/16
駒崎 弘樹
(著)
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購入オプションとあわせ買い
貧困や格差、高齢化など、私たちを取り囲む社会課題は尽きない。そうした課題を解決するための手段の1つとして注目されているのが「ソーシャルビジネス」だ。
病児保育を行う認定NPO法人「フローレンス」を2004年にたちあげ、日本の社会起業家の若き旗手としてニューズウィーク「世界を変える社会起業家100人」にも選ばれた著者。
本書では、起業当初から現在に至るまで、10年以上にわたる著者の軌跡を初めて具体的に明かしていく。
社会課題を解決するための「仕組みづくり」はどうしたらいいのか。お金はどうやって回していくか。人を集めるには、行政とうまく付き合う方法……など、超実践的なノウハウ満載。本書を読めば「新しい社会貢献」の実際がすべてわかる!
NPOからソーシャルベンチャー、ボランティアまで、「社会を変えたい」と願うすべての人、必読。
病児保育を行う認定NPO法人「フローレンス」を2004年にたちあげ、日本の社会起業家の若き旗手としてニューズウィーク「世界を変える社会起業家100人」にも選ばれた著者。
本書では、起業当初から現在に至るまで、10年以上にわたる著者の軌跡を初めて具体的に明かしていく。
社会課題を解決するための「仕組みづくり」はどうしたらいいのか。お金はどうやって回していくか。人を集めるには、行政とうまく付き合う方法……など、超実践的なノウハウ満載。本書を読めば「新しい社会貢献」の実際がすべてわかる!
NPOからソーシャルベンチャー、ボランティアまで、「社会を変えたい」と願うすべての人、必読。
- 本の長さ252ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2015/12/16
- 寸法10.7 x 1.2 x 17.3 cm
- ISBN-104569824080
- ISBN-13978-4569824086
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商品の説明
出版社からのコメント
序章 なぜ、いまソーシャルビジネス入門なのか?
東日本大震災で見えた日本の未来
「行政が何でも解決してくれる」は、もはや無理
沈みかけている「日本丸」という大型船
第1章 ソーシャルビジネス入門を始める前に考えておくべきこと
「ソーシャルビジネスやりたいけど、何を解決したいか分からないっす! 」という君へ
たちあげ時に重要なのは「感じろ! そして考えろ」
「どうすれば可能か」を繰り返せ!
第2章 ソーシャルビジネス入門の「仕組みづくり」(事業プラン)をどうするか
「経済的にどう成り立たせるか」を考えよう(1)
「経済的にどう成り立たせるか」を考えよう(2)
「経済的にどう成り立たせるか」を考えよう(3)〈br〉〈br〉第3章 さあ、ソーシャルビジネス入門を始動させよう〈br〉テストをしよう~事業編~〈br〉テストをしよう~ウェブ編~〈br〉本格的な準備をしよう~資金編~〈br〉〈br〉第4章 準備は整った。大海へ漕ぎ出そう!〈br〉サービスインしよう(1)~プレスリリースを書く~〈br〉サービスインしよう(2)~プレスリリースを送る~〈br〉サービスインしよう(3)~取材を受ける~〈br〉〈br〉第5章 事業を大きくし、より大きな社会変革を目指す〈br〉スケールアップのための投資(1)〈br〉スケールアップのための投資(2)〈br〉スケールアップのための投資(3)〈br〉〈br〉第6章 「制度化」という社会変革の方法〈br〉国に事業をパクってもらい、社会的改革を行う方法〈br〉社会事業のトラブルあるある(1)~「ドリームキラー」への対処法~〈br〉社会事業のトラブルあるある(2)~初期メンバーが辞める~
東日本大震災で見えた日本の未来
「行政が何でも解決してくれる」は、もはや無理
沈みかけている「日本丸」という大型船
第1章 ソーシャルビジネス入門を始める前に考えておくべきこと
「ソーシャルビジネスやりたいけど、何を解決したいか分からないっす! 」という君へ
たちあげ時に重要なのは「感じろ! そして考えろ」
「どうすれば可能か」を繰り返せ!
第2章 ソーシャルビジネス入門の「仕組みづくり」(事業プラン)をどうするか
「経済的にどう成り立たせるか」を考えよう(1)
「経済的にどう成り立たせるか」を考えよう(2)
「経済的にどう成り立たせるか」を考えよう(3)〈br〉〈br〉第3章 さあ、ソーシャルビジネス入門を始動させよう〈br〉テストをしよう~事業編~〈br〉テストをしよう~ウェブ編~〈br〉本格的な準備をしよう~資金編~〈br〉〈br〉第4章 準備は整った。大海へ漕ぎ出そう!〈br〉サービスインしよう(1)~プレスリリースを書く~〈br〉サービスインしよう(2)~プレスリリースを送る~〈br〉サービスインしよう(3)~取材を受ける~〈br〉〈br〉第5章 事業を大きくし、より大きな社会変革を目指す〈br〉スケールアップのための投資(1)〈br〉スケールアップのための投資(2)〈br〉スケールアップのための投資(3)〈br〉〈br〉第6章 「制度化」という社会変革の方法〈br〉国に事業をパクってもらい、社会的改革を行う方法〈br〉社会事業のトラブルあるある(1)~「ドリームキラー」への対処法~〈br〉社会事業のトラブルあるある(2)~初期メンバーが辞める~
著者について
社会起業家、NPO法人フローレンス代表
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2015/12/16)
- 発売日 : 2015/12/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 252ページ
- ISBN-10 : 4569824080
- ISBN-13 : 978-4569824086
- 寸法 : 10.7 x 1.2 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 28,860位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 54位起業・開業ノンフィクション
- - 64位PHP新書
- - 65位社会と文化
- カスタマーレビュー:
著者について
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認定NPO法人フローレンス代表理事。1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2005年日本初の「共済型・訪問型」病児保育を開始。07年「Newsweek」の“世界を変える100人の社会起業家”に選出。10年から待機児童問題解決のため「おうち保育園」開始。のちに小規模認可保育所として政策化。14年、日本初の障害児保育園ヘレンを開園。15年には障害児訪問保育アニーを開始。その他赤ちゃん縁組事業、こども宅食事業などを行う。内閣府「子ども・子育て会議」委員複数の公職を兼任。著書に『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』(英治出版)、『社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門 』(PHP新書)等。2022年1月、『政策起業家 「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』を上梓。一男一女の父であり、子どもの誕生時にはそれぞれ2か月の育児休暇を取得。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年9月5日に日本でレビュー済み
ソーシャルビジネスとは何かを知りたい。50代になった私が、第二の人生を視野に入れ、起業に関するヒントを得たいと思い本書を手に取りました。
本書には、ソーシャルビジネスの仕組み作り、事業の立ち上げ方、運営方法など、著者が現場で経験した軌跡とその教訓が書かれていました。
本書では、NPO=ソーシャルビジネスとしています。
NPOとは、「Non Profit Organization」
非営利組織のこと。
ソーシャルビジネスとは、「社会的課題の解決を目指す事業」のこと。
例えば、行政の手が回らない部分について、そこに課題があることをしっかりとアピールするが、まずは自分たちで何とかする。1人ひとりが「社会を支える」ようになること。お役所任せにしないこと。
ボランティアなどもそうであるが、それを継続していく場合、事業化が必要となる。
NPOは非営利団体ではあるが、継続的に社会問題を解決していくために、利益を得ることが必要になってくる。
課題を解決するアイデア出し、チームを管理する方法、事業を継続していくための方策は、サラリーマンである私にも、非常に参考になる実用的なものでした。
例えばある社会問題に対して、何故そうなるのかを繰り返し考える。そして「どうすれ解決できるか」を繰り返す。問題を解決できる前提で考え抜く。
チーム管理方法の一部ではあるが、現場に放り込むだけの「放置OJT」はNGであるなど。
情報発信、ウェブはもっとも低コストで働いてくれる営業マンであるなど。
本書で、NPOやソーシャルビジネスについて、ある程度の理解ができました。第二の人生については模索中であるが、社会的な課題を解決していくという、選択肢が増えたと思います。
本書には、ソーシャルビジネスの仕組み作り、事業の立ち上げ方、運営方法など、著者が現場で経験した軌跡とその教訓が書かれていました。
本書では、NPO=ソーシャルビジネスとしています。
NPOとは、「Non Profit Organization」
非営利組織のこと。
ソーシャルビジネスとは、「社会的課題の解決を目指す事業」のこと。
例えば、行政の手が回らない部分について、そこに課題があることをしっかりとアピールするが、まずは自分たちで何とかする。1人ひとりが「社会を支える」ようになること。お役所任せにしないこと。
ボランティアなどもそうであるが、それを継続していく場合、事業化が必要となる。
NPOは非営利団体ではあるが、継続的に社会問題を解決していくために、利益を得ることが必要になってくる。
課題を解決するアイデア出し、チームを管理する方法、事業を継続していくための方策は、サラリーマンである私にも、非常に参考になる実用的なものでした。
例えばある社会問題に対して、何故そうなるのかを繰り返し考える。そして「どうすれ解決できるか」を繰り返す。問題を解決できる前提で考え抜く。
チーム管理方法の一部ではあるが、現場に放り込むだけの「放置OJT」はNGであるなど。
情報発信、ウェブはもっとも低コストで働いてくれる営業マンであるなど。
本書で、NPOやソーシャルビジネスについて、ある程度の理解ができました。第二の人生については模索中であるが、社会的な課題を解決していくという、選択肢が増えたと思います。
2016年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本ではNPOと聞くとボランティア団体という認識が圧倒的多数を占めているが、そんなわけがないと著者は説く。
あらゆる団体に収入から活動経費を差し引いた額がプラスにならなくてはならない。
したがって、利益がないとダメなのであると。
非営利とは、利益を得てはいけないのではなくて、利益追求「のために」存在するのではないということ。
利益を株主等に分配する営利団体と、利益を株主等に分配できない非営利団体という違いである。
なので、本質的にはNPOを作り上げるというのは会社を作り上げるのと違わないなと本書を読んでて思った。
ビジネスモデルを考えて、協力してくれる人に理念を浸透させて手伝ってもらう。
ベンチャー経営とかなり似通ったところはあるなと思った。
NPO法人の経営やベンチャー経営に興味がある方におすすめ。
【学びのポイント】
1)「何がその人を苦しめる状況を生み出しているのか」を問うことで、「構造」が見えてくる
・目の前の困っている人の姿に、我々は心の痛みを「感じる」。
・しかし、同時に「何がその人を苦しめる状況を生み出しているのか」を問うことで、「構造」が見えてくる。
・「構造」が見えなくては、解決策は見えてこない。
・「構造」の分析の無い解決策は、チープで実際にやろうとすると実現できない場合が多い。
・例えば「保育園が足りないなら、もっと保育園を増やせ」とか、「虐待が増えているから、親を教育しろ」というようなものが典型だ。
・「構造」を理解することで、「ここを押せば問題が解決できるかもしれない」という「仮説」を得られる。
2)NPOとは利益を得ていないわけではない
・NPOのマネタイズ(お金を生み出す仕組みづくり)。
・奇妙な響きに聞こえるかもしれない。
・日本ではNPOは「ボランティア団体だからお金なくても大丈夫でしょ」という認識が圧倒的多数を占めている。
・これに対して、僕は明確に解答がある。
・そんなわけがないでしょ、と。
・あらゆる団体は、その活動のために資金を必要とする。
・そして定常的に社会の問題解決に挑むためには、収入から活動経費を差し引いた額がプラスにならなくてはいけない。
・つまり、利益がないとダメなのだ。
・なぜなら、利益がなければ活動を大きくすること(そして、より多くの人を助けること)に投資できないからだ。
・今年一〇〇人の人を助けた。
・来年二〇〇人の人を助けるために、いまより多くの人にチラシを配ろう、というのも利益があってこそだ。
・じゃあノンプロフィット(非営利)じゃないじゃないか、と多くの人は言う。
・これまで一〇〇万回NPO業界の人間が言っても、この誤解はいまだ解けていない。
・けれど一〇〇万一回目の説明をしよう。
・非営利とは、利益を得てはいけないのではなくて、利益追求「のために」存在するのではない、ということ。
・営利団体(株式会社がその代表だ)と非営利団体の違いはシンプル。
・利益を株主等に分配する(できる)営利団体と、利益を株主等に分配しない(できない)非営利団体、という違い。
3)ビジネスモデルは絵にする
・最初は思いつきベースで構わない。
・僕の場合、「病児保育の施設が不足している。だったら、つくればいい」という、めちゃくちゃ原始的な地点からのスタートだった。
・これを「絵」にする。
・ビジネスモデルを考えるときは、「絵」にすることが欠かせない。
・頭の中で考えているだけではダメだ。
・スケッチブックや手帳、パワーポイントなどに、頭の中にあるものを絵や図にして描き出していく。
・四角や丸でプレーヤーを列挙して、矢印で誰が誰に何を提供するのかを描く。
・できれば、最初は手書きがいい。
・そのほうが自由だし、集中できる(ただ、スケッチブックだと他の人にプレゼンテーション[発表]を行うときなどに不向きなので、ある程度まとまったら、パワーポイントに移し替えたほうがいいだろう)。
・この「絵」(模式図・モデル図)は、最初の一枚目で完成ということはまずない。
・どんどん描き直したりしていくことになる。
・僕が最初に絵にした時を思い出すと……。
・病児保育の場合、「病気の子ども」と「親」がいる。
・そして、その子供を預かる「病児保育のための施設」がある。
・子どもを預かるためには、誰かがいなければならない。
・「保育士」だ。
・ただし、預かるのは病気の子どもなので、親に安心してもらうには「看護師」も必要だ。
・さらに、「病気の子どもを預ける親ってどんな人?」「預けられる子どもは何歳くらいまで?」など、頭の中にいろいろツッコミが浮かぶ。
・それをまた絵にしていく。
・そんなことを繰り返しながら、僕は結局、「絵」を一〇〇回以上描き直していた。
4)反証されたら考えるチャンスにする
・自分の中で考え、絵にしているうちは、「妄想」にすぎない。
・そのため、途中からは人にも見せていく必要がある。
・他者の視点が入ることで、「妄想」が現実味を帯びてくるからだ。
・まず見せるのは当事者だろう。
・病児保育だったら、幼い子どものいる親御さんだ。
・この時、必ず反証が出る。
・それは一〇〇パーセント確実と言ってもいいだろう。
・自分の「妄想」にすぎないのだから当然だ。
・なので、反証されても凹む必要はない。
・「なるほど」と受け取り、「じゃあ、どうしようか」と考えるチャンスにする。
・そして、「こうしよう」と浮かんだアイデアを絵に描き加えていけばいい。
・「妄想」が少しずつ現実のものとなっていくプロセスだ。
5)ボランティアに任せることはフォーカスする
・ボランティアたちとのコミュニケーションでは、押さえておくべきことがいくつかある。
・その一つが、仕事をお願いするたびに、最初にそのゴールを明確に定義することだ。
・あいまいだと困惑させかねないし、モチベーションも下げてしまいかねない。
・また、それぞれの関わり方の度合いによって、仕事の幅を変えていくことも重要だ。
・例えば、学生インターンのようにほぼ毎日という頻度で関わってくれる人には、「何でも一緒にやろうよ」くらいに仕事の幅を広げてあげて、経営者と共に事業をつくっている感覚を得てもらうことが、すなわち彼らのモチベーションに繋がることも多い。
・一方、社会人プロボノのように関われる時間が限られている場合は、「この期間に、この仕事の、この部分を手伝ってください」と、仕事の幅をある程度しっかりと区切ってあげたほうがいい。
・時間に限度があるのに、「あれもこれも」では、結局、仕事がとっちらかってしまうからだ。
・さらに忘れてはいけないのが「情報共有」だ。
・まず、メーリングリスト等を使って、連絡事項を全員で共有する。
・しかし、すべてをメールですませるのは、危険性もある。
・メールは基本的には連絡ツール。
・お互いの体温を乗せづらい面もあるため、メンバーのモチベーションの向上には限定的にしか役立たない。
・直接話すコミュニケーションも合わせて入れこまなければならない。
・そこで、週一回の定例会議を設けるなど、メンバー同士が顔を合わせる場をしっかりと確保することだ。
・ただし、メンバー全員が一堂に会するのは容易ではない。
・だから「●●プロジェクト会議」等、テーマごとに関係のある人が集まれるかたちをとるのが妥当だろう。
・メンバーが遠隔地の場合等、直接が難しければ、スカイプ等のビデオ会議システムを活用する手もある。
あらゆる団体に収入から活動経費を差し引いた額がプラスにならなくてはならない。
したがって、利益がないとダメなのであると。
非営利とは、利益を得てはいけないのではなくて、利益追求「のために」存在するのではないということ。
利益を株主等に分配する営利団体と、利益を株主等に分配できない非営利団体という違いである。
なので、本質的にはNPOを作り上げるというのは会社を作り上げるのと違わないなと本書を読んでて思った。
ビジネスモデルを考えて、協力してくれる人に理念を浸透させて手伝ってもらう。
ベンチャー経営とかなり似通ったところはあるなと思った。
NPO法人の経営やベンチャー経営に興味がある方におすすめ。
【学びのポイント】
1)「何がその人を苦しめる状況を生み出しているのか」を問うことで、「構造」が見えてくる
・目の前の困っている人の姿に、我々は心の痛みを「感じる」。
・しかし、同時に「何がその人を苦しめる状況を生み出しているのか」を問うことで、「構造」が見えてくる。
・「構造」が見えなくては、解決策は見えてこない。
・「構造」の分析の無い解決策は、チープで実際にやろうとすると実現できない場合が多い。
・例えば「保育園が足りないなら、もっと保育園を増やせ」とか、「虐待が増えているから、親を教育しろ」というようなものが典型だ。
・「構造」を理解することで、「ここを押せば問題が解決できるかもしれない」という「仮説」を得られる。
2)NPOとは利益を得ていないわけではない
・NPOのマネタイズ(お金を生み出す仕組みづくり)。
・奇妙な響きに聞こえるかもしれない。
・日本ではNPOは「ボランティア団体だからお金なくても大丈夫でしょ」という認識が圧倒的多数を占めている。
・これに対して、僕は明確に解答がある。
・そんなわけがないでしょ、と。
・あらゆる団体は、その活動のために資金を必要とする。
・そして定常的に社会の問題解決に挑むためには、収入から活動経費を差し引いた額がプラスにならなくてはいけない。
・つまり、利益がないとダメなのだ。
・なぜなら、利益がなければ活動を大きくすること(そして、より多くの人を助けること)に投資できないからだ。
・今年一〇〇人の人を助けた。
・来年二〇〇人の人を助けるために、いまより多くの人にチラシを配ろう、というのも利益があってこそだ。
・じゃあノンプロフィット(非営利)じゃないじゃないか、と多くの人は言う。
・これまで一〇〇万回NPO業界の人間が言っても、この誤解はいまだ解けていない。
・けれど一〇〇万一回目の説明をしよう。
・非営利とは、利益を得てはいけないのではなくて、利益追求「のために」存在するのではない、ということ。
・営利団体(株式会社がその代表だ)と非営利団体の違いはシンプル。
・利益を株主等に分配する(できる)営利団体と、利益を株主等に分配しない(できない)非営利団体、という違い。
3)ビジネスモデルは絵にする
・最初は思いつきベースで構わない。
・僕の場合、「病児保育の施設が不足している。だったら、つくればいい」という、めちゃくちゃ原始的な地点からのスタートだった。
・これを「絵」にする。
・ビジネスモデルを考えるときは、「絵」にすることが欠かせない。
・頭の中で考えているだけではダメだ。
・スケッチブックや手帳、パワーポイントなどに、頭の中にあるものを絵や図にして描き出していく。
・四角や丸でプレーヤーを列挙して、矢印で誰が誰に何を提供するのかを描く。
・できれば、最初は手書きがいい。
・そのほうが自由だし、集中できる(ただ、スケッチブックだと他の人にプレゼンテーション[発表]を行うときなどに不向きなので、ある程度まとまったら、パワーポイントに移し替えたほうがいいだろう)。
・この「絵」(模式図・モデル図)は、最初の一枚目で完成ということはまずない。
・どんどん描き直したりしていくことになる。
・僕が最初に絵にした時を思い出すと……。
・病児保育の場合、「病気の子ども」と「親」がいる。
・そして、その子供を預かる「病児保育のための施設」がある。
・子どもを預かるためには、誰かがいなければならない。
・「保育士」だ。
・ただし、預かるのは病気の子どもなので、親に安心してもらうには「看護師」も必要だ。
・さらに、「病気の子どもを預ける親ってどんな人?」「預けられる子どもは何歳くらいまで?」など、頭の中にいろいろツッコミが浮かぶ。
・それをまた絵にしていく。
・そんなことを繰り返しながら、僕は結局、「絵」を一〇〇回以上描き直していた。
4)反証されたら考えるチャンスにする
・自分の中で考え、絵にしているうちは、「妄想」にすぎない。
・そのため、途中からは人にも見せていく必要がある。
・他者の視点が入ることで、「妄想」が現実味を帯びてくるからだ。
・まず見せるのは当事者だろう。
・病児保育だったら、幼い子どものいる親御さんだ。
・この時、必ず反証が出る。
・それは一〇〇パーセント確実と言ってもいいだろう。
・自分の「妄想」にすぎないのだから当然だ。
・なので、反証されても凹む必要はない。
・「なるほど」と受け取り、「じゃあ、どうしようか」と考えるチャンスにする。
・そして、「こうしよう」と浮かんだアイデアを絵に描き加えていけばいい。
・「妄想」が少しずつ現実のものとなっていくプロセスだ。
5)ボランティアに任せることはフォーカスする
・ボランティアたちとのコミュニケーションでは、押さえておくべきことがいくつかある。
・その一つが、仕事をお願いするたびに、最初にそのゴールを明確に定義することだ。
・あいまいだと困惑させかねないし、モチベーションも下げてしまいかねない。
・また、それぞれの関わり方の度合いによって、仕事の幅を変えていくことも重要だ。
・例えば、学生インターンのようにほぼ毎日という頻度で関わってくれる人には、「何でも一緒にやろうよ」くらいに仕事の幅を広げてあげて、経営者と共に事業をつくっている感覚を得てもらうことが、すなわち彼らのモチベーションに繋がることも多い。
・一方、社会人プロボノのように関われる時間が限られている場合は、「この期間に、この仕事の、この部分を手伝ってください」と、仕事の幅をある程度しっかりと区切ってあげたほうがいい。
・時間に限度があるのに、「あれもこれも」では、結局、仕事がとっちらかってしまうからだ。
・さらに忘れてはいけないのが「情報共有」だ。
・まず、メーリングリスト等を使って、連絡事項を全員で共有する。
・しかし、すべてをメールですませるのは、危険性もある。
・メールは基本的には連絡ツール。
・お互いの体温を乗せづらい面もあるため、メンバーのモチベーションの向上には限定的にしか役立たない。
・直接話すコミュニケーションも合わせて入れこまなければならない。
・そこで、週一回の定例会議を設けるなど、メンバー同士が顔を合わせる場をしっかりと確保することだ。
・ただし、メンバー全員が一堂に会するのは容易ではない。
・だから「●●プロジェクト会議」等、テーマごとに関係のある人が集まれるかたちをとるのが妥当だろう。
・メンバーが遠隔地の場合等、直接が難しければ、スカイプ等のビデオ会議システムを活用する手もある。
2018年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きれいな状態で届きました。内容はよくわかりましたので安心です。ありがとうございました。
2016年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世には学者やスタートアップ研究者の書いた書籍は多く存在しますが、
本書の革新的なポイントは現役の経営者が書いた本であるという点。
多くの起業関連書籍がビジネスの構造的な側面を解説しているのに対し、
本書では具体的にWeb上でどこを調べるか、PRはどこへ配布するか、
どのように組織運営しているかなど経験者でなければ知り得ない情報が解説がされています。
ソーシャルビジネスに限らず、これから起業をしようとする人やスモールカンパニーで
働く人にとっても有用な本だと思います。
本書の革新的なポイントは現役の経営者が書いた本であるという点。
多くの起業関連書籍がビジネスの構造的な側面を解説しているのに対し、
本書では具体的にWeb上でどこを調べるか、PRはどこへ配布するか、
どのように組織運営しているかなど経験者でなければ知り得ない情報が解説がされています。
ソーシャルビジネスに限らず、これから起業をしようとする人やスモールカンパニーで
働く人にとっても有用な本だと思います。
2016年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本のNPO,NGOが海外の団体の様にスケールアップ出来ないポイントを網羅している著書だと思います。企業で言うセカンドステージに移るためのノウハウなのですが、これがらなかなか団体では難しいと言う事がよくわかります。企業のCSR活動でNPOと組む予定のある人や既に関係のある人は読んでおく必要があるかと思います。その他、ソーシャル系に関わる人にとっての良書だと思いました。
2016年1月26日に日本でレビュー済み
ソーシャルビジネス、ベンチャー立ち上げのあらゆる局面に対応する、極めてリアルで実用的なバイブルでした。
立ち上げにまつわる不安が払拭され、著者に背中を押してもらえるような感覚に。
これからの時代に必要不可欠なソーシャルビジネスの立ち上げを支援、勇気付ける、私塾のような贅沢な一冊。
立ち上げにまつわる不安が払拭され、著者に背中を押してもらえるような感覚に。
これからの時代に必要不可欠なソーシャルビジネスの立ち上げを支援、勇気付ける、私塾のような贅沢な一冊。
2016年4月14日に日本でレビュー済み
この本も含め駒崎氏の著書にはよく「社会を変える」とあるが、非常に違和感を覚える。
駒崎氏はどうやら「自分の都合のいいように社会を変える」という考えらしい。
民進党やメディアと連携して「日本死ね」ブログを広げ、自分のビジネスに都合のいいように世論を操作したりする。
日本の国益になるために働く事が、本当の社会貢献ではないのか。
この本も小手先だけの内容で、参考にならない。全く稚拙で話にならない。
駒崎氏はどうやら「自分の都合のいいように社会を変える」という考えらしい。
民進党やメディアと連携して「日本死ね」ブログを広げ、自分のビジネスに都合のいいように世論を操作したりする。
日本の国益になるために働く事が、本当の社会貢献ではないのか。
この本も小手先だけの内容で、参考にならない。全く稚拙で話にならない。