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京都ミステリーの現場にご一緒しましょ (京都しあわせ倶楽部) 新書 – 2015/11/7
山村 紅葉
(著)
「母の作品」はミステリー小説であると同時に、信頼できる京都のガイドブックでもあったと山村紅葉さんは言います。本書は、京都で生まれ育った紅葉さんが母・山村美紗の原作をもとに、京都ミステリーの現場を歩く一冊です。
山村美紗作品の大半は京都が舞台で、その数多くがドラマ化されています。
そんな京都サスペンスドラマで、なぜ嵯峨野の竹林でよく死体が発見されるのか? 追い詰められた犯人がなぜ南禅寺・水路閣で罪の告白をするのか? キャサリンシリーズの主人公キャサリンがよく食べていた食べたお弁当とは? 狩矢警備シリーズで狩矢警部の妻・茶道家の澄江がお茶を点てている茶室の場所とは? 等々の裏話をはじめ、原作に登場するお店やスポットでの母娘の知られざるエピソードも満載です!
あなたもこの一冊を手に、京都ミステリーの現場を訪ね歩いてみませんか。
山村美紗作品の大半は京都が舞台で、その数多くがドラマ化されています。
そんな京都サスペンスドラマで、なぜ嵯峨野の竹林でよく死体が発見されるのか? 追い詰められた犯人がなぜ南禅寺・水路閣で罪の告白をするのか? キャサリンシリーズの主人公キャサリンがよく食べていた食べたお弁当とは? 狩矢警備シリーズで狩矢警部の妻・茶道家の澄江がお茶を点てている茶室の場所とは? 等々の裏話をはじめ、原作に登場するお店やスポットでの母娘の知られざるエピソードも満載です!
あなたもこの一冊を手に、京都ミステリーの現場を訪ね歩いてみませんか。
- 本の長さ210ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2015/11/7
- ISBN-104569828523
- ISBN-13978-4569828527
商品の説明
著者について
女優
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2015/11/7)
- 発売日 : 2015/11/7
- 言語 : 日本語
- 新書 : 210ページ
- ISBN-10 : 4569828523
- ISBN-13 : 978-4569828527
- Amazon 売れ筋ランキング: - 420,892位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,143位旅行ガイド
- - 13,065位エッセー・随筆 (本)
- - 32,519位新書
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
京都に行くときに、行く場所も決めやすかったし食べるところも参考になりました。錦市場のおばんざい屋さんは、閉店していました。
2017年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他のレビュアー様が言われてるとおり山村美沙ファンなら読んで損はないと思いますし、また京都旅行の際には事前に読んでそのスポットで浸るという手もありかと思います。私は後者の方ですが、ただタイトルの「京都ミステリーの現場にご一緒しましょ」というには紹介された量も質も今一歩かな?と思います。ガイドブックと見るには内容が薄く、また回顧エッセイとみるには踏み込んだ感がなく・・・ということで内容をもっとページ数を増やして地図とか写真も入れてエッセイか地名紹介か、目的を一本化して充実させてほしかったです。紹介されている場所も偏っていて紅葉さんはなんとなく洛北が好きなのかな?と思いました。とりあえず南禅寺の水路閣にいって犯人の告白を聞いてみたいですね(笑)
2021年6月4日に日本でレビュー済み
山村美紗さんのミステリは一冊も読んだことがなく、その令嬢・山村紅葉さんの出演作を拝見したこともありません(山村美紗・山村紅葉ご本人方、そして山村美紗の小説の愛読者、山村紅葉ドラマファンの皆さんすみません)
ですが、筆者はこの本を、京都に生き、京都を舞台にしたミステリをたくさん書き、京都でお嬢さん(紅葉さん)を育てた山村美紗さんという一女性を、お嬢様である山村紅葉さんが、母上の作品の中にある京都の風景・風物詩・地理・文化・歴史を解説するシーンを引用しつつ、母上と自分の関係を振り返る回想録として読みました。
引用箇所を見ると、的確に京都の地理や祭事が描写されていることに感心し、また、そうした催事に山村美紗さんがお嬢さんを連れて歩くことで、お嬢さんにも京都の文化や風習を教え込んでいった母親の愛情が、また山村紅葉さんは素直にその薫育を受けて、母上に感謝しておられる様子が感じられ、良いお嬢様として育たれたのだな、と楽しみながら読み終えました。
ミステリ作家ですから、母上の山村美紗さんは常人ならぬ情念や異常性もあったと思いますが、この本の中では京都の風景と歴史の中で、その文化を楽しんでいた姿がいきいきと描写されていますし、山村紅葉さんも、その母から親離れし、自分を客観視して、自分なりの人生を楽しまれる、成熟した大人になられたことを感じました。
(変に苦悩に満ちていたり、解決不可能な難問で苦しんでいるだけのような本より、どれだけ楽しいことでしょうか)
ミステリにもテレビにも関心がない人間にも、京都の描写とともに楽しい親子の歴史を見られた本で、と、いう訳でほっこりした本でした。
楽しい気分になりたい時は、山村美紗の殺人シーンを!
(いきなり不穏な感じですが、引用されているシーンを見るとどうも楽しげで、あんまり殺人とか怨みだとか、深刻な感じを受けないので…そういうライトな感じ、悪くないです!)
ですが、筆者はこの本を、京都に生き、京都を舞台にしたミステリをたくさん書き、京都でお嬢さん(紅葉さん)を育てた山村美紗さんという一女性を、お嬢様である山村紅葉さんが、母上の作品の中にある京都の風景・風物詩・地理・文化・歴史を解説するシーンを引用しつつ、母上と自分の関係を振り返る回想録として読みました。
引用箇所を見ると、的確に京都の地理や祭事が描写されていることに感心し、また、そうした催事に山村美紗さんがお嬢さんを連れて歩くことで、お嬢さんにも京都の文化や風習を教え込んでいった母親の愛情が、また山村紅葉さんは素直にその薫育を受けて、母上に感謝しておられる様子が感じられ、良いお嬢様として育たれたのだな、と楽しみながら読み終えました。
ミステリ作家ですから、母上の山村美紗さんは常人ならぬ情念や異常性もあったと思いますが、この本の中では京都の風景と歴史の中で、その文化を楽しんでいた姿がいきいきと描写されていますし、山村紅葉さんも、その母から親離れし、自分を客観視して、自分なりの人生を楽しまれる、成熟した大人になられたことを感じました。
(変に苦悩に満ちていたり、解決不可能な難問で苦しんでいるだけのような本より、どれだけ楽しいことでしょうか)
ミステリにもテレビにも関心がない人間にも、京都の描写とともに楽しい親子の歴史を見られた本で、と、いう訳でほっこりした本でした。
楽しい気分になりたい時は、山村美紗の殺人シーンを!
(いきなり不穏な感じですが、引用されているシーンを見るとどうも楽しげで、あんまり殺人とか怨みだとか、深刻な感じを受けないので…そういうライトな感じ、悪くないです!)
2016年2月28日に日本でレビュー済み
京都のガイドブックのような体裁をとっており、全編に山村美紗さんの小説が引用されています。それだけでも山村美紗さんのファンにはたまりません。
小説の中で語るキャサリンの言葉は、山村美紗さんの思いだというのがよく分かりました。
サスペンスドラマに登場する舞台である名所旧跡をたどりながら、母の思い出を語るという企画でした。
102ページに、山村美紗さんが亡くなられてすぐの頃、桜守である佐野藤右衛門さんに会った時の話が語られていました。
美紗さんを「桜みたいな人」と称し、桜は紅葉とセットになっており、紅葉を守るためというくだりが書かれています。紅葉の新芽が繊細で、十分新芽の準備が出来た時に桜がぱっと一斉に散る、というエピソードは素敵でした。また母娘の関係を見事に言い当てています。沢山の京都の観光名所を取り上げ、ガイドブックの役割も果たしてくれそうな書籍でしたが、このくだりが一番印象に残りました。
小説に登場するグルメも美紗さんの好みが反映していました。岡崎の六盛の「手をけ弁当」の話(71ページ以降)は、美紗さんと家族の思い出が小説になっているのを知りました。そんな裏話的な魅力も本書に内在しているのでしょうか。京都の至る所を紅葉さんと美紗さんが連れだって行っていたわけで、そんな思い出が、小説だけでなく本書のベースにもなっているのです。
141頁の芸能人に愛されている車折神社に、紅葉さんが毎年初詣に行く話が載っていました。そんなこぼれ話的なエピソードもサスペンスドラマ好きには興味深い話だと思います。
章立てと項目を少し紹介します。京都全域を小説の舞台にしていたのが伝わります。それゆえ、本書も全域をカバーしているのですが。また巻末に掲載スポットの連絡先も記してあるので、それを元に訪れることも可能です。
第1章「洛北・貴船から紫野まで(貴船神社―お座敷から奥座敷へ、鞍馬の火祭―ワクワク感と心細さがセットに ほか)」
第2章「洛東・銀閣寺から清水道まで(大文字の送り火―数を競うか、優雅に眺めるか、銀閣寺・哲学の道―何度でも歩きたくなる極上の散歩道 ほか)」
第3章「洛中・祇園から寺町まで(南座~四条大橋~鴨川べり―界隈そのものが絵になる舞台装置、八坂神社―祇園の“どんつき”に開ける紅葉と桜のテーマパーク ほか)」
第4章「洛西・嵐山から嵯峨野まで(嵐山―西の景勝地はミステリーの入り口、渡月橋―華奢に見えて丈夫、振り返らずにいられない絶世の美女橋 ほか)」
第5章「洛南・京都駅から伏見、宇治まで(東寺―ドラマ冒頭の五重塔は伝統の“型”、京都駅―ドラマが始まるゼロ地点 ほか)」
小説の中で語るキャサリンの言葉は、山村美紗さんの思いだというのがよく分かりました。
サスペンスドラマに登場する舞台である名所旧跡をたどりながら、母の思い出を語るという企画でした。
102ページに、山村美紗さんが亡くなられてすぐの頃、桜守である佐野藤右衛門さんに会った時の話が語られていました。
美紗さんを「桜みたいな人」と称し、桜は紅葉とセットになっており、紅葉を守るためというくだりが書かれています。紅葉の新芽が繊細で、十分新芽の準備が出来た時に桜がぱっと一斉に散る、というエピソードは素敵でした。また母娘の関係を見事に言い当てています。沢山の京都の観光名所を取り上げ、ガイドブックの役割も果たしてくれそうな書籍でしたが、このくだりが一番印象に残りました。
小説に登場するグルメも美紗さんの好みが反映していました。岡崎の六盛の「手をけ弁当」の話(71ページ以降)は、美紗さんと家族の思い出が小説になっているのを知りました。そんな裏話的な魅力も本書に内在しているのでしょうか。京都の至る所を紅葉さんと美紗さんが連れだって行っていたわけで、そんな思い出が、小説だけでなく本書のベースにもなっているのです。
141頁の芸能人に愛されている車折神社に、紅葉さんが毎年初詣に行く話が載っていました。そんなこぼれ話的なエピソードもサスペンスドラマ好きには興味深い話だと思います。
章立てと項目を少し紹介します。京都全域を小説の舞台にしていたのが伝わります。それゆえ、本書も全域をカバーしているのですが。また巻末に掲載スポットの連絡先も記してあるので、それを元に訪れることも可能です。
第1章「洛北・貴船から紫野まで(貴船神社―お座敷から奥座敷へ、鞍馬の火祭―ワクワク感と心細さがセットに ほか)」
第2章「洛東・銀閣寺から清水道まで(大文字の送り火―数を競うか、優雅に眺めるか、銀閣寺・哲学の道―何度でも歩きたくなる極上の散歩道 ほか)」
第3章「洛中・祇園から寺町まで(南座~四条大橋~鴨川べり―界隈そのものが絵になる舞台装置、八坂神社―祇園の“どんつき”に開ける紅葉と桜のテーマパーク ほか)」
第4章「洛西・嵐山から嵯峨野まで(嵐山―西の景勝地はミステリーの入り口、渡月橋―華奢に見えて丈夫、振り返らずにいられない絶世の美女橋 ほか)」
第5章「洛南・京都駅から伏見、宇治まで(東寺―ドラマ冒頭の五重塔は伝統の“型”、京都駅―ドラマが始まるゼロ地点 ほか)」