理財局に居られた方で、こんな気骨のある人がまだ日本に残っていたのか!… ということが驚きでした。
昔、大蔵省の人々は、高橋是清さんの「日本の利益を考えるな!相手の国の人々の利益を第一に考えよ」と訓示を受けて、給与も確定しない外地へ命をかけて出向していったと聞かされました。
また、戦後間もない頃の理財局の人々は、ライターで眉毛を燃やしたのを気がつかないほど夢中で日本の復興のために勉強していたとも聞かされました。
さらに、今でもあるのでしょうが、理財局には帳簿に載らない現金が収めている金庫があって、減ると日銀が補充していくという打ち出の小槌の仕組みなので、誰でも自由にいくらでも現金が利用できたと写真を見せてもらったことがありますが、理財局の誰一人その現金を使う人がいなかったと聞いています。
それほど当時の理財局の人々は真剣に国の行く末と国民の幸せを真剣に考えて深く尊敬される存在でした。
それに法科出身にもかかわらず、ジョージ・ガモフの科学の本質に迫る科学の普及書も読破していたことも驚きでした。
現在の腐敗の極致にある霞ヶ関からは想像もできないような誇るべき統治組織を日本は持っていたのです。
今の東大法学部出身者はルベーグ積分でさえ理解できないのではないか?と疑わされることも再々です。
お金と女遊びしか興味のない霞ヶ関の人々にとって、日本や日本国民の幸せなどどうでも良いのでしょう。
高橋洋一さんは、そのような古巣をなんとか立て直せないかと真剣に取り組まれていることをこの本から強く感じます。愛情を込めた批判という感じです。
だから、財務省の批判よりもその手足であるTVや新聞に軸足を置いて書かれていると私は感じました。
私も高橋さんのように霞ヶ関が日本国民から尊敬される組織になって欲しいと心から願っています。
しかし、これほど腐り果て崩れかけている霞ヶ関や永田町を立て直すことができるでしょうか?
おかねと女好きで上から目線の霞ヶ関には、その弱みに漬け込んで、中国共産党や半島系のスパイ網が奥深くカビののように菌糸を張り巡らされていると噂されています。特に財務省と外務省は女性のお尻が好きなので有名です。写真を多く取られているのも気がついていないようです。そして、そんな官僚OBが大手企業へ天下りしていくので、そこがまた汚染されていきます。
TVや新聞は霞ヶ関の「金魚の糞」です。
そんな統治能力を失った霞ヶ関が復活できるでしょうか?
ところが、踏ん反り返って上から目線で現実が見えなくなった霞ヶ関や永田町とは逆に、彼らが馬鹿にする日本国民の謙虚さと賢さには目を見張るものがあるという事実を発見しました。最先端のマーケティングのために個々のお客様インタビューを行って浮き彫りになった事実です。詳しいことは書きませんが、とても感動しました。今の霞ヶ関はAIロボットに置き換えることが可能であっても、この縄文時代から受け継がれてきた日本国民の凄さはAIロボットに置き換えられないと痛切に感じたのです。
だから、霞ヶ関が復活不能であっても日本国民がいる限り、般若心経に書かれているように、日本人はゼロとなり不可能を可能にする革命的イノベーション能力を発揮して、来るべき艱難時代を乗り越えるでしょう。
理財局の伝統と気骨を受け継ぐ高橋洋一先生に敬意を表します。

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「官僚とマスコミ」は噓ばかり (PHP新書) 新書 – 2018/4/13
高橋 洋一
(著)
官僚の「リーク」や「情報操作」……。
マスコミの「無知」や「煽り」……。
騙されるな! これが国民を操る手口だ。
森友問題、加計問題の「真実」から、著者自身の財務省&首相官邸での実体験まで、すべて語る衝撃の書。
官僚たちは、自分たちの思う方向に状況をもっていくために、いかにメディアを操るか? マスコミは、なぜミスリードを繰り返すのか?
「明日の社説に書け! 」。財務省では、上司からそんな命令が飛ぶ。実は財務官僚は、様々な手を講じて、思いのままに社説に書いてもらえるほどの「ズブズブの人間関係」をつくりあげているのである。
官僚は、「リーク」や「改竄(かいざん)」「自爆テロ」など、様々な手法で情報を操作しようとする。そしてマスコミは、「政権を叩きたい」という思惑や、無知などから「フェイクニュース」にさえ手を染めてしまう。
本書は、様々な「ニュース」の裏で、財務省はじめ官庁がどのような仕掛けをするのか、そしてマスコミがいかに間違えるのかを、「森友問題・加計問題」の真相分析や、著者の実体験もふんだんに交えながら紹介。驚愕の「霞が関とマスコミの癒着構造」を明らかにする、衝撃の書。
第1章 真実はいかに歪められるか――官僚とマスコミの罪と罰
第2章 いまだから明かす、財務省の「マスコミ操縦」
第3章 財務省とはまったく違う「官邸のマスコミ対応」
第4章 新聞・テレビの「特権」を奪え!
第5章 データの扱い方を知らないマスコミ
第6章 マスコミの「知識不足」はフェイクニュースの温床
マスコミの「無知」や「煽り」……。
騙されるな! これが国民を操る手口だ。
森友問題、加計問題の「真実」から、著者自身の財務省&首相官邸での実体験まで、すべて語る衝撃の書。
官僚たちは、自分たちの思う方向に状況をもっていくために、いかにメディアを操るか? マスコミは、なぜミスリードを繰り返すのか?
「明日の社説に書け! 」。財務省では、上司からそんな命令が飛ぶ。実は財務官僚は、様々な手を講じて、思いのままに社説に書いてもらえるほどの「ズブズブの人間関係」をつくりあげているのである。
官僚は、「リーク」や「改竄(かいざん)」「自爆テロ」など、様々な手法で情報を操作しようとする。そしてマスコミは、「政権を叩きたい」という思惑や、無知などから「フェイクニュース」にさえ手を染めてしまう。
本書は、様々な「ニュース」の裏で、財務省はじめ官庁がどのような仕掛けをするのか、そしてマスコミがいかに間違えるのかを、「森友問題・加計問題」の真相分析や、著者の実体験もふんだんに交えながら紹介。驚愕の「霞が関とマスコミの癒着構造」を明らかにする、衝撃の書。
第1章 真実はいかに歪められるか――官僚とマスコミの罪と罰
第2章 いまだから明かす、財務省の「マスコミ操縦」
第3章 財務省とはまったく違う「官邸のマスコミ対応」
第4章 新聞・テレビの「特権」を奪え!
第5章 データの扱い方を知らないマスコミ
第6章 マスコミの「知識不足」はフェイクニュースの温床
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2018/4/13
- 寸法10.7 x 1.6 x 17.3 cm
- ISBN-10456984068X
- ISBN-13978-4569840680
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商品の説明
出版社からのコメント
はじめに
第1章 真実はいかに歪められるか--官僚とマスコミの罪と罰
「森友学園問題」はいかに騒ぎが拡大したか
霞が関経験から分析する「森友問題」の真相
焦点は近畿財務局側のミスだったが
第2章 いまだから明かす、財務省の「マスコミ操縦」
なんとも恥ずかしきことの数々ですが……
上司から「明日の社説に書け! 」という命令が
「一日前」にリークすればこその一面トップ
第3章 財務省とはまったく違う「官邸のマスコミ対応」
政府税調会長が愛人を公務員宿舎に住まわせる!?
手続きを斡旋したのは当時の財務省幹部だったのに
財務省の誰がリークしたのか官邸はすぐにつかんだ
第4章 新聞・テレビの「特権」を奪え!
あまり知られていない「マスコミの特権」の数々
新聞経営者を守る法律はこうしてできた
「高度の公共性」という便利な言葉
第5章 データの扱いを知らないマスコミ
マスコミの選挙の議席予測は意外と……
「鉛筆なめなめ」でフェイクニュース的な誘導?
モデル式を使えば莫大なお金をかけなくたって
第6章 マスコミの「知識不足」はフェイクニュースの温床
「伝える」役割なのだから最低レベルはクリアしてほしい
実は経済運営というのはこれたでけで終わり
アメリカの記者は金融政策と失業率の連動を知っている
第1章 真実はいかに歪められるか--官僚とマスコミの罪と罰
「森友学園問題」はいかに騒ぎが拡大したか
霞が関経験から分析する「森友問題」の真相
焦点は近畿財務局側のミスだったが
第2章 いまだから明かす、財務省の「マスコミ操縦」
なんとも恥ずかしきことの数々ですが……
上司から「明日の社説に書け! 」という命令が
「一日前」にリークすればこその一面トップ
第3章 財務省とはまったく違う「官邸のマスコミ対応」
政府税調会長が愛人を公務員宿舎に住まわせる!?
手続きを斡旋したのは当時の財務省幹部だったのに
財務省の誰がリークしたのか官邸はすぐにつかんだ
第4章 新聞・テレビの「特権」を奪え!
あまり知られていない「マスコミの特権」の数々
新聞経営者を守る法律はこうしてできた
「高度の公共性」という便利な言葉
第5章 データの扱いを知らないマスコミ
マスコミの選挙の議席予測は意外と……
「鉛筆なめなめ」でフェイクニュース的な誘導?
モデル式を使えば莫大なお金をかけなくたって
第6章 マスコミの「知識不足」はフェイクニュースの温床
「伝える」役割なのだから最低レベルはクリアしてほしい
実は経済運営というのはこれたでけで終わり
アメリカの記者は金融政策と失業率の連動を知っている
著者について
髙橋洋一(たかはし・よういち)
1955年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)等を歴任。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍。現在、株式会社政策工房代表取締役会長、嘉悦大学教授。『さらば財務省! 』(講談社)で第17回山本七平賞受賞。
1955年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)等を歴任。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍。現在、株式会社政策工房代表取締役会長、嘉悦大学教授。『さらば財務省! 』(講談社)で第17回山本七平賞受賞。
著者について
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5 星
一部抜粋
○疑惑を追及する側は、「エビデンスに欠けるニュース」であっても、あるいは「フェイクニュース」でさえあっても、ストーリーを仕立てて、いくらでも追及することができます○マスコミがあまりにも行政の実際について無知である○マスコミや野党は、疑惑を追及する場合には、「エビデンス」を示さねばならない○マスコミはれっきとした「権力」○「思考実験として、あるニュースやスクープについて、『リークした人がいたとしたら』という前提に立って色々な背景や思惑を想像し、検証してみる」ことで、各人が「メディア・リテラシー」を磨いていく必要がある○記者を先物買いのようにして囲い込んでおいて、その記者が偉くなったときに、財務省のいうことを聞いてもらえるようにするというのが、長期戦略○マスコミのスクープといっても、所詮は誰かのリークにすぎないことが多い○電波オークションによって、放送事業者が自由に参入して競争が起これば、質の高い報道や番組が生まれる
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2018年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
○疑惑を追及する側は、「エビデンスに欠けるニュース」であっても、あるいは「フェイクニュース」でさえあっても、ストーリーを仕立てて、いくらでも追及することができます
○マスコミがあまりにも行政の実際について無知である
○マスコミや野党は、疑惑を追及する場合には、「エビデンス」を示さねばならない
○マスコミはれっきとした「権力」
○「思考実験として、あるニュースやスクープについて、『リークした人がいたとしたら』という前提に立って色々な背景や思惑を想像し、検証してみる」ことで、各人が「メディア・リテラシー」を磨いていく必要がある
○記者を先物買いのようにして囲い込んでおいて、その記者が偉くなったときに、財務省のいうことを聞いてもらえるようにするというのが、長期戦略
○マスコミのスクープといっても、所詮は誰かのリークにすぎないことが多い
○電波オークションによって、放送事業者が自由に参入して競争が起これば、質の高い報道や番組が生まれる
○マスコミがあまりにも行政の実際について無知である
○マスコミや野党は、疑惑を追及する場合には、「エビデンス」を示さねばならない
○マスコミはれっきとした「権力」
○「思考実験として、あるニュースやスクープについて、『リークした人がいたとしたら』という前提に立って色々な背景や思惑を想像し、検証してみる」ことで、各人が「メディア・リテラシー」を磨いていく必要がある
○記者を先物買いのようにして囲い込んでおいて、その記者が偉くなったときに、財務省のいうことを聞いてもらえるようにするというのが、長期戦略
○マスコミのスクープといっても、所詮は誰かのリークにすぎないことが多い
○電波オークションによって、放送事業者が自由に参入して競争が起これば、質の高い報道や番組が生まれる

○疑惑を追及する側は、「エビデンスに欠けるニュース」であっても、あるいは「フェイクニュース」でさえあっても、ストーリーを仕立てて、いくらでも追及することができます
○マスコミがあまりにも行政の実際について無知である
○マスコミや野党は、疑惑を追及する場合には、「エビデンス」を示さねばならない
○マスコミはれっきとした「権力」
○「思考実験として、あるニュースやスクープについて、『リークした人がいたとしたら』という前提に立って色々な背景や思惑を想像し、検証してみる」ことで、各人が「メディア・リテラシー」を磨いていく必要がある
○記者を先物買いのようにして囲い込んでおいて、その記者が偉くなったときに、財務省のいうことを聞いてもらえるようにするというのが、長期戦略
○マスコミのスクープといっても、所詮は誰かのリークにすぎないことが多い
○電波オークションによって、放送事業者が自由に参入して競争が起これば、質の高い報道や番組が生まれる
○マスコミがあまりにも行政の実際について無知である
○マスコミや野党は、疑惑を追及する場合には、「エビデンス」を示さねばならない
○マスコミはれっきとした「権力」
○「思考実験として、あるニュースやスクープについて、『リークした人がいたとしたら』という前提に立って色々な背景や思惑を想像し、検証してみる」ことで、各人が「メディア・リテラシー」を磨いていく必要がある
○記者を先物買いのようにして囲い込んでおいて、その記者が偉くなったときに、財務省のいうことを聞いてもらえるようにするというのが、長期戦略
○マスコミのスクープといっても、所詮は誰かのリークにすぎないことが多い
○電波オークションによって、放送事業者が自由に参入して競争が起これば、質の高い報道や番組が生まれる
このレビューの画像

2019年3月15日に日本でレビュー済み
官邸にも仕えた元財務官僚がニュースの賢い見方を説く一冊。
財務官僚は若い頃からマスコミや学者と人間関係を築き、審議会のポストなどをエサに世論を意のままに誘導するノウハウを身に着けているとのこと。
財務官僚の怜悧さを直截な表現で書いた第2章、きわめて機密度の高い情報を扱う官邸での経験を記した第3章が見所。
最近話題の東京新聞の望月衣塑子記者の質問には証拠に基づいた発言がないので恐るるに足らず。大相撲の千秋楽で7勝7敗の力士の勝率の推移を見れば明らかだが八百長の有無をいまさら議論するのは無粋。時折忍ばせてある小ネタのなかで筆者の考えを忍ばせてあるのも興味深いです。
財務官僚は若い頃からマスコミや学者と人間関係を築き、審議会のポストなどをエサに世論を意のままに誘導するノウハウを身に着けているとのこと。
財務官僚の怜悧さを直截な表現で書いた第2章、きわめて機密度の高い情報を扱う官邸での経験を記した第3章が見所。
最近話題の東京新聞の望月衣塑子記者の質問には証拠に基づいた発言がないので恐るるに足らず。大相撲の千秋楽で7勝7敗の力士の勝率の推移を見れば明らかだが八百長の有無をいまさら議論するのは無粋。時折忍ばせてある小ネタのなかで筆者の考えを忍ばせてあるのも興味深いです。
2020年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネット情報に浸っている方には「当たり前」ですが、テレビや新聞などが主情報源の方には是非読んで欲しい本です。
私も民間の研究機関で研究者としてマスコミ対応をしていましたが、ほとんどの取材者が「素人」で、私が発表したモノに関しては、正確に記事になった記憶が無いくらい記事内容は酷かったです。
それを思い出しながら、楽しく読みました。取材者を悪用する官僚側の意図、官僚と取材側の癒着もよく分かります。
私も民間の研究機関で研究者としてマスコミ対応をしていましたが、ほとんどの取材者が「素人」で、私が発表したモノに関しては、正確に記事になった記憶が無いくらい記事内容は酷かったです。
それを思い出しながら、楽しく読みました。取材者を悪用する官僚側の意図、官僚と取材側の癒着もよく分かります。
2019年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世の中の動きと辻褄が合うので本当の話なのでしょう。
官僚やマスコミにはがっかりです。
私含め一般人が情報に対する心構えを身につけるためにはうってつけの本だと思います。
上念さんの本を読んで高橋さんのことを知りましたが、この本を読んで更に他の本も読んでみようかと思うようになりました。
官僚やマスコミにはがっかりです。
私含め一般人が情報に対する心構えを身につけるためにはうってつけの本だと思います。
上念さんの本を読んで高橋さんのことを知りましたが、この本を読んで更に他の本も読んでみようかと思うようになりました。
2018年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『嘘ばかり』シリーズは今回で三冊目ですが、またしても絶
好調です。
本書の主目的は、メディア・リテラシーの向上にあります。
第1章では、「もりかけ問題」が旧著よりも丁寧に、全体像
が見える来る形で取り上げられます。
「森友」は近畿財務局の事務ミスに端を発し、国会答弁との
整合を取るためにデータ改竄に至ったことが推察され、「加
計」は元事務次官のやり方に省益優先の偽義が持たれていま
す。
マスコミの恣意や、リークする官僚・政治家の意図を読むこ
とが、メディア・リテラシーの向上には欠かせないことが説
かれます。
第2章では著者の経験した財務省時代の、第3章では官邸時代
の「マスコミ操縦」が、明かされます。
生々しい話に驚かされ、リークの日常化を思い知らされます。
第4章では、著者お得意の「電波オークション」の導入が説か
れ、NHKの改革案が示されます。
第5章では、選挙の議席予想や千秋楽の星取り分析を基にして、
データ分析力の必要性が示されます。
第6章では、失業率とインフレ率の相関性が示され、株価と大
学生の就職率の関係性が語られ、著者お得意のバランスシート
論が登場します。
この3章では、マスコミの知識不足の問題点に焦点が当たって
います。
全体を通じて見えて来るのは、著者の財務省批判の舌鋒の鋭
さです。
これには著者のポジション・トークという見方もあるかもし
れませんが、筋が通っていているので説得力があり、色々と
勉強になるのです。
メディア・リテラシーの向上意識の形成には打って付けの本
です。
好調です。
本書の主目的は、メディア・リテラシーの向上にあります。
第1章では、「もりかけ問題」が旧著よりも丁寧に、全体像
が見える来る形で取り上げられます。
「森友」は近畿財務局の事務ミスに端を発し、国会答弁との
整合を取るためにデータ改竄に至ったことが推察され、「加
計」は元事務次官のやり方に省益優先の偽義が持たれていま
す。
マスコミの恣意や、リークする官僚・政治家の意図を読むこ
とが、メディア・リテラシーの向上には欠かせないことが説
かれます。
第2章では著者の経験した財務省時代の、第3章では官邸時代
の「マスコミ操縦」が、明かされます。
生々しい話に驚かされ、リークの日常化を思い知らされます。
第4章では、著者お得意の「電波オークション」の導入が説か
れ、NHKの改革案が示されます。
第5章では、選挙の議席予想や千秋楽の星取り分析を基にして、
データ分析力の必要性が示されます。
第6章では、失業率とインフレ率の相関性が示され、株価と大
学生の就職率の関係性が語られ、著者お得意のバランスシート
論が登場します。
この3章では、マスコミの知識不足の問題点に焦点が当たって
います。
全体を通じて見えて来るのは、著者の財務省批判の舌鋒の鋭
さです。
これには著者のポジション・トークという見方もあるかもし
れませんが、筋が通っていているので説得力があり、色々と
勉強になるのです。
メディア・リテラシーの向上意識の形成には打って付けの本
です。
2020年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いい内容