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優しい音楽 単行本 – 2005/4/1

4.1 5つ星のうち4.1 141個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 双葉社 (2005/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 194ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4575235202
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4575235203
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 141個の評価

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瀬尾 まいこ
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
優しい音楽は、亡くなった兄ににた人を見かけて付き合い始めた男女のちょっと変わった交際日記的な
タイムラグは、不倫相手の子供を預かることになり、2人の結婚を反対している父親にお母さんの代わりに行って認め貰えるように説得する深雪がいる。
がらくた効果
普通では考えられない行動、はな子が店の前の公園で元大学教授の佐々木を自分達のアパートに突然連れてくる佐々木を通じてはな子と章太郎が少しずつ変わっていく様子が面白い、佐々木の存在がいいと思った。
2020年9月27日に日本でレビュー済み
 本に出合う方法にはいくつかある。本屋での衝動買いであるとか、新聞の書評であるとか、
知り合いからのお勧めであるとか。自分の好みを辿って本を探すということは中々楽しい
ものの、それだけでは「狭い」ことになってしまう。そんな際に、まったくの他人から紹介
される本を読んでみることは実は大事なのだと僕は思う。本書も、新聞で浅尾美和という
ピーチバレーをやっていた方の愛読書ということで読んだ次第だ。

 本書に収められている三篇の短編は、どれもシュールな物語である。息子を亡くした家族と
その息子とそっくりの主人公の話であるとか、浮気相手の子供を預かる羽目になる女性
であるとか、ホームレスの中年男を「拾って」同居するカップルであるとか。読んでいて
強く思い出したのは、レイモンドカーバーである。必ずしもカーバーが同じような話を
書いていたという記憶は無いものの、物語の設定の仕方に似たものがあるような気がした。

 但し、両者の後味は全く違う。カーバーの後味は、どこか荒涼なものであるものが比較的
多かったと僕は思っているが、本書の後味は暖かい。読んでいて登場人物の今後の幸福を
知らず知らずのうちに祈らされている。それが瀬尾のいう方の芸なのだろう。三つの短編は
いずれも結末が尻切れトンボであるだけに、その先の物語は読者に任されている。
任された読者は、自身の想像で物語を膨らませるわけだが、かなりの読者は幸せな結末を
考えるのではないだろうか。そんな気がしてならない。

 浅尾という方は本書をなんども読み返し、その度に涙を禁じ得ないと言っていた。彼女が
どのような結末を考えたのかは僕には解らないわけだが、なんども読み返したという事
には納得できるものはある。そういえば僕もレイモンドカーバーのいくつかの短編を
かなり読み返してきたことも思い出した。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
瀬尾氏の作品はけっこう好きで、いくつか読んでいますが、本書は。。。
ざっくり言えば、話のつくりが粗すぎて、入り込みにくい。試作品レベルのものを引きずり出し、短編集として無理やり1冊の本にしちゃったんじゃないか。そんな邪推をしたくなる感じです。
.
2019年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
瀬尾まいこさんの小説は、ひとことで言うと愛しい。ちょっと変わった人たちが出てきて、変わった設定になっていて、飽きない。みんなで歌うシーンが印象的。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年5月4日に日本でレビュー済み
なんだろう、この幸せな気分は!
いびつな出会いが、離れがたい思いになる3つの短篇集。
少ない登場人物と短い情景の中に、さらっと読める。
出会いに億劫になった時に読めば、きっと、出逢いたい思いになる。

若死にした兄似から来る告白、不倫相手の娘の子守、ホームレス男の居候
と、面倒な出会いばかり。
けれど、相手を思いやる波長が合うというのだろうか?
結末は、幸せに満ちたりたような、しんみりくるような、不思議な感じになる。

優しい音楽に包まれる感じ。
見た目悪魔の天使イザベラのように、敵も味方にしてしまう。
そして、新しいスタートへの思い。
誰かに手を差し伸べたり、面倒な相談に乗ったり、したくなる。
そこに、素敵な出逢いが待っているかもしれないと思えるから。
瀬尾ワールドに包まれた幸せで爽快な読後感。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表紙に惚れて買いました
3部作あって、1作目の優しい音楽が良かったです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年5月18日に日本でレビュー済み
 NHKのBS[週刊ブックレビュー」で取り上げられていて、評者の賛辞が気になったので読んでみた。若い恋人たちのお話3編で、読んだ後に心が大いに和むという。

 まずタイトルにもなった第一話「優しい音楽」。 うーん、心が和む。TVで言っていた通り。ちょっとホロリとするなあ。

 第二話「タイムラグ」はよくあるお話だが、不倫相手の子供と共に先方の実家に出かけ、奥さんのために直談判するという設定がおもしろい。

 第三話「がらくた効果」もうちのかみさんと共通点があって、前半は思わず笑ってしまう。箱根駅伝が人生の転機になるという設定もなかなか乙なものだ。

 全編通じて数時間で読める薄い本だけれど、確かに心が和む。殺伐とした世の中に珠玉の一冊、といったところ。誉め過ぎかな。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年5月27日に日本でレビュー済み
なんとも人の優しさを感じる短編小説です。
作者の書く主人公の女性は、素直でのほほんと前向きです。
この辺りが、なんともいい感じです。