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世界のはてのレゲエ・バー 単行本 – 2005/10/1
野中 ともそ
(著)
ダブルポイント 詳細
父親の転勤でNYに移住することになった高校生のコオ。退屈な学校の代わりにコオが通いだしたのはちっぽけなレゲエ・バー。人種を越えた個性的な仲間たちとともに、恋や友情、そしてこの街が抱える差別や、大切な人の死などと向き合っていく…。
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2005/10/1
- ISBN-104575235385
- ISBN-13978-4575235388
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登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2005/10/1)
- 発売日 : 2005/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 336ページ
- ISBN-10 : 4575235385
- ISBN-13 : 978-4575235388
- Amazon 売れ筋ランキング: - 705,509位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 16,014位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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東京生まれ。明治大学文学部文学科演劇学卒業。ニューヨーク在住。
音楽誌の編集者、ライターを経て、1998年「パンの鳴る海 緋の舞う空」で小説すばる新人賞を受賞。
著作に『洗濯屋三十次郎』『虹の巣』『海鳴屋楽団、空をいく』『チェリー』『宇宙でいちばんあかるい屋根』、翻訳絵本『もぐらのバイオリン』他多数。
またイラストレーターとして、装画、広告イラストなども手がける。自身の挿画による小説に『ぴしゃんちゃん』、イラストエッセイ集に『カリブ海おひるねスケッチ』『ニューヨーク アンティーク物語』などがある。
◆野中ともそ公式サイト http://tomoso.com
◆ブログ http://tomoson.blog34.fc2.com/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
父親の転勤にともないNYに住むことになった高校生が主人公です。また青臭い小説発見。
日本でもレゲエクラブに通っていた主人公「コウ」はNYでも「smallest Bar in NY」という小さな汚いバーに入り浸ることになります。ホームレスとの付き合い、元カノの死、日本人のガールフレンド、そしてレゲエミュージック。「コウ」はカメラを抱えてNYのいろんな出来事に巻き込まれながら少しずつ変わっていきます。
驚いたのは新しい時代の話のはずなのに、僕も知ってるミュージシャンの曲がたくさん出てくること。ボブマーリィはもちろんとしても、フレディ・マクレガー、マイティ・ダイヤモンズ、シュガー・マイノット、オーガスタス・パブロ……。おいおい、知ってるよ、それ。昔レンタルでダビングしてカセットテープで聴いていた音楽。久しぶりに聴き直したくなりました。
NYC。また行ってみたい街です。でも今は全ての店が禁煙なんだよね。ヘビースモーカーの僕にはつらいかも。ジャマイカのほうがいいのかな?
日本でもレゲエクラブに通っていた主人公「コウ」はNYでも「smallest Bar in NY」という小さな汚いバーに入り浸ることになります。ホームレスとの付き合い、元カノの死、日本人のガールフレンド、そしてレゲエミュージック。「コウ」はカメラを抱えてNYのいろんな出来事に巻き込まれながら少しずつ変わっていきます。
驚いたのは新しい時代の話のはずなのに、僕も知ってるミュージシャンの曲がたくさん出てくること。ボブマーリィはもちろんとしても、フレディ・マクレガー、マイティ・ダイヤモンズ、シュガー・マイノット、オーガスタス・パブロ……。おいおい、知ってるよ、それ。昔レンタルでダビングしてカセットテープで聴いていた音楽。久しぶりに聴き直したくなりました。
NYC。また行ってみたい街です。でも今は全ての店が禁煙なんだよね。ヘビースモーカーの僕にはつらいかも。ジャマイカのほうがいいのかな?
2015年7月2日に日本でレビュー済み
舞台はNY。
親の仕事の都合でアメリカに移り住んだ高校生、コウの視点を通して語られる人間模様と若干の恋愛。
多少テンプレート過ぎるように思われるコウの「10代像」に違和感を感じるけれど、作品全体を通して感じられる焦燥感や設定同士の関係性の希薄さはむしろ10代の感覚を上手く切り取っていて秀逸と思う。
この作品の面白い所は、上述の通りプロット(設定)間の関係性がかなり希薄なままに作品が進行していくこと。
主人公の生い立ち、マンハッタン、レゲエ、ハイチ(人)、年上の女性との出会い、友人の死、趣味としてのカメラ。
ポイントだけ抜き出すとどれも凄くユニーク且つリッチなコンテンツなのに、作者はあえてそれら一つ一つに注目することを避ける。
感覚としては、メインディッシュ級の肉料理だけで構成されたコースなのに、すべてが前菜扱いといった感じか。
とはいえ、それが良い意味での青春小説感を出しているわけではあるのだけれど。
そのあたりの若干の消化不良を考慮し、☆4つ。
題名の通りレゲエ・バーが重要な舞台装置となっている割に、実はレゲエ・バーである必然性がそこまで無いこと。
親の仕事の都合でアメリカに移り住んだ高校生、コウの視点を通して語られる人間模様と若干の恋愛。
多少テンプレート過ぎるように思われるコウの「10代像」に違和感を感じるけれど、作品全体を通して感じられる焦燥感や設定同士の関係性の希薄さはむしろ10代の感覚を上手く切り取っていて秀逸と思う。
この作品の面白い所は、上述の通りプロット(設定)間の関係性がかなり希薄なままに作品が進行していくこと。
主人公の生い立ち、マンハッタン、レゲエ、ハイチ(人)、年上の女性との出会い、友人の死、趣味としてのカメラ。
ポイントだけ抜き出すとどれも凄くユニーク且つリッチなコンテンツなのに、作者はあえてそれら一つ一つに注目することを避ける。
感覚としては、メインディッシュ級の肉料理だけで構成されたコースなのに、すべてが前菜扱いといった感じか。
とはいえ、それが良い意味での青春小説感を出しているわけではあるのだけれど。
そのあたりの若干の消化不良を考慮し、☆4つ。
題名の通りレゲエ・バーが重要な舞台装置となっている割に、実はレゲエ・バーである必然性がそこまで無いこと。
2006年11月10日に日本でレビュー済み
私は『世界のはてのレゲエ・バー』という題名、体裁(表紙や背表紙の色や柄など)に惹かれて本書を手に取りました。題名から想像される通り、話の舞台は異国の地(アメリカ)で、どこかレゲエ的な、一方でJAZZYな印象を受けました。
しかし、主人公が一般的な学業に対して怠惰な高校生ということもあり、容姿は想像しやすいのですが、如何せん心理描写が希薄であったため、主人公を含むすべての登場人物への感情移入ができず、物語をいまひとつ楽しむことができませんでした。舞台や登場人物の設定は面白いと感じましたので、心理描写不足はなんとも勿体無い気がします。
しかし、主人公が一般的な学業に対して怠惰な高校生ということもあり、容姿は想像しやすいのですが、如何せん心理描写が希薄であったため、主人公を含むすべての登場人物への感情移入ができず、物語をいまひとつ楽しむことができませんでした。舞台や登場人物の設定は面白いと感じましたので、心理描写不足はなんとも勿体無い気がします。