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ウツボカズラの夢 単行本 – 2008/3/19

3.7 5つ星のうち3.7 40個の評価

巷には自己中心的な人、無神経な人など、総じておかしな人がふえている。それを象徴するかのような鹿島田家の人々の日常をシニカルに描ききることで見えてくる不気味な世界。問題作「風紋」の作者が贈るエンターテインメントノベルの傑作。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 双葉社 (2008/3/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/3/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 420ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4575236098
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4575236095
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 40個の評価

著者について

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乃南 アサ
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1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。1988年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。1996(平成8)年『凍える牙』で直木賞受賞。他に『ボクの町』『団欒』『風紋』『晩鐘』『鎖』『嗤う闇』『しゃぼん玉』『ウツボカズラの夢』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ニサッタ、ニサッタ』『犯意』(共著)、エッセイ集『いのちの王国』『ミャンマー』など著書多数。巧みな人物造形、心理描写が高く評価されている。

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
40グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
無口な地方出身者が、したたかに一つの家を飲み込む恐怖、
彼女は友達にはしたくありません💦
2013年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いい意味で可も無く不可も無く

センセイの文庫が、ただただ増えていく
まさにテッパン、映像化ももっとされていい作家センセだと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あの書き出しで、これはない。
どんな物語が展開するのかと思ったら、設定が全然生かされることなく終わり、あの延々と描写される冒頭はいったい何の意味があったんだろうと首をかしげた。

つくづく宣伝の時代になったのだとため息が漏れた。
そして、煽り文句にひかれて安易に購入したことを反省した。

どうでもいい人たちの物語では共感も湧いてこない。
この家族の日常は帯にあるように「平凡」なのだろうか?
帯にある「平凡」「日常」のとらえ方、「誰が悪い」という発想は、おそらく私とは遠く離れた認識であるだけなのかもしれない。

家庭環境がとっくに壊れている場所にやってきて棲みついた女の子の話。
それ以上でも、以下でもない。
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年8月8日に日本でレビュー済み
都会の家族に潜り込んだ、取り立てて取り柄のない田舎の女の子が主人公。
不遇な出生を嫌悪する彼女は、他人に侵されることのない、
裕福で幸せな居場所を確保したいと願います。

取り柄がない割に、驚くほど人心掌握に長けた彼女は、
家族の心に付け入り、陰湿かつしたたかに彼らをコントロールしていきます。
そして結果的に、パラサイトした家族の栄養を全て自分の物とする。
そんな物語。

読んでいて爽快になる類の本ではないです。
狡猾な女性、自分本位な男性、利用される側の人間、崩壊家族と、
人間にとってネガティブな部分がクローズアップされています。
とはいえ、それもまた人間たる所以であり、自分自身へ落とし込める要素はあります。

特に、主人公・未芙由の情報管理と利用方法は、エグいです。
嘘で固められた家庭において、一番深い情報・秘密を得て、
その優位性を最後まで慎重に確保して、最大限利用しています。

未芙由は、とっても嫌らしんですが、、関心してしまいます(笑)。

家族関係が崩壊寸前という前提であり、そういった意味で結論が見えており、
さほどのめり込んで読み進められなかったので、星は少なめ。
東京で、不倫ってどれだけ数が進行しているのだろうかと、
そんな興味も湧いた一冊でした。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年3月28日に日本でレビュー済み
母が死に、父とその後添え、そして弟から孤立した19歳の主人公は
東京の裕福な親類を頼ってふるさとを捨て上京する。
優しいけれど気まぐれなおばと、団体職員で影の薄いおじ、
大学生で家に帰ってこない息子と、一見平凡な女子中学生にしか見えない娘。

しかし、一緒に暮らし始めて、この家族がお互いにとんでもないウソツキだと
わかってくるヒロイン。奇妙な家族の中で、彼女自身も良心を麻痺させて
自分なりにしたたかになっていく・・・

という、ひとつの家族に放り込まれた異分子のような女の子をヒロインにした
物語は、それぞれの家族の秘密が発覚し、嵐が起こり、と、ハイペースで
畳み掛けるように展開する。テンポ良く一気に読めるのだけれど、
思わせぶりな書き出しの割には大きな事件やどんでん返しはなかったな、と
個人的には肩透かしを食らった感も。

一度に1冊何か丸ごと読んでドキドキハラハラしたいときにお勧めしたい。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年5月21日に日本でレビュー済み
後味が悪いとか、面白みにかけるとか
まあ、あんまり評判はよくないようですけど
私はおもしろかったな
主人公斉藤未芙由の心理描写がほとんどないのがまた素晴らしい
登場人物全員魅力がないのも素晴らしい
ミステリーというよりはホラー
ホラーというよりブラックコメディ
男の狡さと情けなさは女の狡さと情けなさとはまた
ぜんぜん違うからこそ
お互いいい意味でも悪い意味でも相手を誤解できるし騙せるし
ある意味大変いいお勉強になりました(笑)
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年3月4日に日本でレビュー済み
他のショップで口コミが良かったので購入したけど、Amazonレビューを見てからにすれば良かった。他の人も書いてるけど、後味の悪さしか感じなかった。
登場人物の誰1人、共感も魅力も感じなかった珍しい作品。欠点だらけでも人間臭さが憎めなかったり、感情移入できる登場人物なら良かったんだけど、それがなかった。
乃南アサさんの作品は良いのは本当に良くて好きなんですが、時々こういうハズレ系が紛れ込んでるので注意がいります。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年8月22日に日本でレビュー済み
どんでん返しがあるのかと、期待して最後まで読んで、
え〜っという感じ。
素朴そうな顔をして、シャラっと怖いことする「未芙由」のような女が、
一番嫌い。

みんなのレビューを読んで、「ウツボカズラ」の意味が初めてわかった。
そういうことなら、納得はできるな。

この家族の中で、一番好きなのは「尚子おばさん」だ。
アッサリしていて、こだわりもあまりなく。
こういう母親なら、あんなわがままな娘は育たないんではないかと思った。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート