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憧れの女の子 単行本(ソフトカバー) – 2013/2/20

3.8 5つ星のうち3.8 55個の評価

「次は女の子を産むわ」。そう宣言して産み分けに躍起になる妻。
そんな妻の決断に淡い違和感を抱く夫。
新たに宿した子供の性別は…? 互いに心揺れる日々を経て、その果てに得たのは揺るぎない愛情と信頼だった(表題作)。
男と女の日常に生じたさざ波を通して、人間の普遍的な愛しさやつよさを描きだした傑作短編集。
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商品の説明

著者について

1976年東京都生まれ。2000年、ノンフィクション『光さす故郷へ』を刊行。
06年、第49回群像新人文学賞受賞作を表題作とした『憂鬱なハスビーン』で小説家としてデビュー。
その他の著書に『彼女のしあわせ』『やわらかな棘』『BANG! BANG! BANG! 』『プールサイドの彼方』などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 双葉社 (2013/2/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/2/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 264ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4575238090
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4575238099
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 55個の評価

著者について

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朝比奈 あすか
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
君たちは今が世界(すべて)、から入ったはずなのに気が付けば、こんな性を描く短編集まで読むほどに朝比奈さんの作品にはまっています。
いろいろ読んでいますが、この短編集は他とちょっと雰囲気が違っていてよかった。どれもすごく良くて、読み終えてから再度読み直しています。この本は一言でいうと、おばさんへの愛にあふれている内容ともいえるかなと思いました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年4月30日に日本でレビュー済み
短編が5編。
うち4編が「小説推理」に発表されたもの、とあるので、てっきりミステリの短編集だと思って読みました。
でも、違っていました。

第2編の「ある男女をとりまく風景」だけは、読者をあざむくようなトリックが仕掛けられていますが、ミステリの要素はそれだけ。
全体として、現代を切り取った純文学、といった趣の作品集でした。

人間のいやらしさがリアルに描かれています。
特に、女のぬめっとしたいやらしさには、おおっとうならされます。
ただ、あまりにもリアルすぎて、というか、現実的にすぎて、ちょっと息苦しいです。

虚構の世界でくつろがせてくれる娯楽小説を求める人には向かないかもしれません。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章がうまく、テンポがよくて、面白かったです。

1話目の「憧れの女の子」は、男の子二人のお母さんが、三人目は絶対に女の子がほしいと願って、頑張るが…。というお話。

身近にやはり、男の子二人のママがいて、「三人目は絶対女の子がいい」と言っていました。その人は、「産み分けには抵抗がある」と言っていたのですが、三人目は自然に女の子を授かりました。とても喜んでいました。一方で、五人のお子さん全員男の子という家庭もあります。そこは、共働きで高収入のおうちです。
男の子、女の子両方授かりたいけれど、やはり経済的には限度があるし…というのが実情です。

ものの本で、発展的な両親のもとには男の子が生まれやすく、優しく調和的な両親のもとには、女の子が生まれやすいという話もありました。
赤ちゃんを授かるということは、精子と卵子の結合だけでなく、「授かる」という言葉通り(子宝祈願をする方もいるように)、やはり神秘的な部分があり、肉体的な部分だけに目を向けてはいけないのではないでしょうか。

題材としてはとても身近で切実な問題であるだけに、共感したり「あるある」と思ったり、面白く読めたのですが、もう少し深いところまで描いてほしかったな〜と思いました。

でも、小説の最後は「おおっ」と思えて、読後感がよかったです。

2話目の男女のお話は、途中までうまくだまされました。でも最後まで読むと、やはりジュンの決断を支持します。女性は妊娠・出産をするから、外でのハードな仕事から守られるべきだと思うのですが。
両方やれって、どれだけ身勝手なんだ…。こういう人、いるんでしょうかね。

3話目、弟がいるし、小姑もいるので、気持ちはわかります(笑)。弟って、小学生くらいの可愛い状態が記憶に残っているんですよね。現実は妻子持ちでおっさんでも、姉の心のなかでは小学生(笑)。母親ともなると、もっとそうなんでしょうね。オムツかえたり、おっぱいあげたりした赤ちゃんの姿が焼き付いていて、消えない。そういうもんなんだろうな〜と、共感。

4話目はちょっと毛色の違うお話。
5話目は、おじいちゃんと孫のしりとりがリアルで笑えました。うちの子はこんなに語彙が豊富ではありません(笑)。恐竜は、ディノニクスとかオビラプトルとか言えるのに。

やはり、実際に子育てされている方の小説は、子供の描写や夫婦の会話にリアリティがあって、面白いです。現実に格闘している子育ての話とかが小説になるといいなあと思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
朝比奈さんの小説をはじめて読みました。面白い!
主人公たちの周囲に居る人たちの描写が特にうまいと感心しました。登場するのは『こういう人、自分の周りにもいる』という雰囲気の
人ばかり。
それが親だったり、弟だったり、妻の友人だったり。
非常に人間描写がうまく、どんどんと話しに引き込まれます。
とても面白かったので、朝比奈さんの小説を読みまくってみようと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
よく言えばトリックというか、やられたと思わせる話なんだろうけど、
どっちがどっちかハッキリさせない上に名前がややこしくて想像で補っていたので
表現が悪いのか手法だったのかよくわからなくてストレスだった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全体を通して、家族の中での、男性・女性の考え方・生き方の違いについて描かれているように感じました。特に第2章は結構衝撃的で、自分でも気づいていないジェンダーに対する偏見に気付かされました。多くの気付きを与えてくれる本だと思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年4月25日に日本でレビュー済み
男女の産み分けというテーマをゆるく扱っていて
抵抗感なくさらっと読むことができました。
ピンクゼリーって噂には聞いていたけれど…
こうやってフィクションとして読むと
やはり異様だなぁ、と。

2作品目は本当にころっと騙されて、
一瞬頭の中がパニックに!

全編を通じて、ジェンダーについて
そこはかとなく考えさせられました。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年11月5日に日本でレビュー済み
全5作収められているうちの、最初の「憧れの女の子」だけを読んだ。
まあまあ、かな、というのが正直な感想。

途中、「うちの奥さんが妊娠したらしい」という台詞があって(P43)、先を読む気が少し失せた。自分の妻を「奥さん」と言う書き方はやめてくれ、と思った。最近はやっている言い方であるのは知っているが、やはりおかしいし、違和感がある。今どきの作家だから、まぁ、仕方がないのかもしれないけれど、がっかりする。
その少しあとの「看護師さんや医者に叱られる」も、なんだか……。
表現の細部にまで神経を使ってほしい。

ほかの4作は読まないままだけど、朝比奈さんの小説はおもしろいものもあるので、ほかの作品は読んでみたいと思う。