読んで良かった。
成り行きで妻を殺してしまった男の逃避行。
非常に説得力のある語り口。
個人的には、「のたうちまわれ」という言葉が印象的だった。
買って損なし。
オススメです。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
どうしてこんなところに 単行本(ソフトカバー) – 2014/8/20
桜井 鈴茂
(著)
東京の郊外に暮らす、しがないサラリーマン久保田輝之は、ある晩、人を殺めてしまう。
自首するべきか?自殺するべきか?いや、しかし、でも……。結局はどちらも選べないまま、逃亡生活を送ることに。
はたして、輝之は彷徨の果てに何を見るのか?そして最後に下した決断とは――。
東京、新潟、青森、函館、札幌、稚内、石巻、仙台、四国、大阪、長崎、小倉、沖縄――日本全国津々浦々を彷徨い続けること、二年四か月。
魂のクライム・ロードノヴェル!
自首するべきか?自殺するべきか?いや、しかし、でも……。結局はどちらも選べないまま、逃亡生活を送ることに。
はたして、輝之は彷徨の果てに何を見るのか?そして最後に下した決断とは――。
東京、新潟、青森、函館、札幌、稚内、石巻、仙台、四国、大阪、長崎、小倉、沖縄――日本全国津々浦々を彷徨い続けること、二年四か月。
魂のクライム・ロードノヴェル!
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2014/8/20
- ISBN-104575238732
- ISBN-13978-4575238730
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
1968年生まれ。明治学院大学社会学部社会学科卒業。卒業後は、音楽活動ほか職歴多数。同志社大学大学院商学研究科中退。
2002年『アレルヤ』で、第13回朝日文学新人賞を受賞。他の著書に、『終わりまであとどれくらいだろう』『女たち』『冬の旅』がある。
2002年『アレルヤ』で、第13回朝日文学新人賞を受賞。他の著書に、『終わりまであとどれくらいだろう』『女たち』『冬の旅』がある。
登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2014/8/20)
- 発売日 : 2014/8/20
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 368ページ
- ISBN-10 : 4575238732
- ISBN-13 : 978-4575238730
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,689,373位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,352位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者の作品はこれが初めてでしたが、新聞の書評に惹かれて購入しました。
何の気なしに読み始めたら、最後まで一気に読んでしまいました。
つまりかなり面白い小説です。
主人公が妻を殺してしまい、全国を逃げ回る中でのいろいろな人たちと交流するプロセスを複数の視点から描くというシンプルな構造なのですが、文章も読み易く、視点や人物描写も通りいっぺんでなくユニークなので、ストーリーにぐいぐい引き込まれていきます。
暴力的なシーンもあるのですが、近頃の小説にありがちな安易に過剰な表現でないところも交換が持てます。
ただひとつだけ気になったのが、前半と後半で文体というか文章のトーン、温度のようなものがちょっと違うような印象はありました。すごくざっくり言うと、「前半はハードボイルド、後半は村上春樹を思わせるトーン」なのです…。
でも、疾走感があって、最初に書いたようにとても面白い小説ですので、個人的にはお薦めです。
何の気なしに読み始めたら、最後まで一気に読んでしまいました。
つまりかなり面白い小説です。
主人公が妻を殺してしまい、全国を逃げ回る中でのいろいろな人たちと交流するプロセスを複数の視点から描くというシンプルな構造なのですが、文章も読み易く、視点や人物描写も通りいっぺんでなくユニークなので、ストーリーにぐいぐい引き込まれていきます。
暴力的なシーンもあるのですが、近頃の小説にありがちな安易に過剰な表現でないところも交換が持てます。
ただひとつだけ気になったのが、前半と後半で文体というか文章のトーン、温度のようなものがちょっと違うような印象はありました。すごくざっくり言うと、「前半はハードボイルド、後半は村上春樹を思わせるトーン」なのです…。
でも、疾走感があって、最初に書いたようにとても面白い小説ですので、個人的にはお薦めです。
2018年7月6日に日本でレビュー済み
主人公が逃亡する先々でいろいろな人たちと交流する…といった感じで話が進んでいきます。
登場人物の心情は勿論、北は稚内から南は沖縄までの日本の美しい景色を精密かつ繊細な文章で丁寧に描かれたいます。
疾走感もあり、一気に読んでしまいました。
登場人物の心情は勿論、北は稚内から南は沖縄までの日本の美しい景色を精密かつ繊細な文章で丁寧に描かれたいます。
疾走感もあり、一気に読んでしまいました。
2017年6月6日に日本でレビュー済み
真面目に生きてきたはずの人間が、ちょっとしたことで人生のボタンを掛け違えてしまう。
主人公の心境が、リアルに伝わってくる作品。
ページをめくるのが楽しくなる、あっという間に読めちぇいます。
主人公の心境が、リアルに伝わってくる作品。
ページをめくるのが楽しくなる、あっという間に読めちぇいます。
2017年5月6日に日本でレビュー済み
自分の全く知らない世界、価値観を見せていただきました。ラストに「えっこれで終わり?」と面食らいましたが、目を閉じて物語を振り返ると、なかなか感慨がありました。主人公も同じような感慨を感じたのだろうかとか、どういう心境に至ったのかとか、読後に考えさせられました。一つ気になったこととして、作中に出てくるならず者の言葉遣いに教養がありすぎると思いました。