ジャイアンツファンの自分から見れば横浜は、『貯金』を増やしてくれる『横浜大洋銀行』でしかなかった。
98年の日本一も、横浜が強かったわけでなく、他の5球団がだらしなかっただけと思った。
親会社がTBSになったところで、チームが変わることもなく、最下位争いの常連。
そんなチームを新興のIT企業が買い取り、こんなにお客さんの呼べるチームに変革したことに、ただただ驚く。
負けることに慣れたチームを勝てるチームに変えることの難しさと、その秘訣が少しだけ解った気がした。
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4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ 涙の球団史 単行本(ソフトカバー) – 2013/6/26
村瀬 秀信
(著)
横浜スタジアムの脇を流れる大岡川で産湯をつかった著者が放つ、
愛と笑いと涙の大洋ホエールズ&横浜ベイスターズ球団回想録。
平松政次や遠藤一彦、高木豊などホエールズ時代の主力選手はもちろん、
石井琢朗や谷繁元信、鈴木尚典、佐々木主浩、といった伝説の1998年の優勝メンバー、
内川聖一や古木克明、木塚敦志といった“暗黒期"を支えた主力選手たちなど、
総計30名を超える関係者へのインタビュー取材を敢行。
あの横浜スタジアムに、再び選手の歓喜の声とファンの大喝采が帰って来る日は来る
のだろうか。
弱小球団ベイスターズとそれを愛するファンに捧ぐ、渾身の一冊。
これは、球団創設以来、2012年までで「4522敗」も喫してきた大洋&横浜を総括する
一大叙事詩であり、
そして多くの敗戦と奇跡のような一瞬の中に生きた、選手たちとファンの群像劇だ!
愛と笑いと涙の大洋ホエールズ&横浜ベイスターズ球団回想録。
平松政次や遠藤一彦、高木豊などホエールズ時代の主力選手はもちろん、
石井琢朗や谷繁元信、鈴木尚典、佐々木主浩、といった伝説の1998年の優勝メンバー、
内川聖一や古木克明、木塚敦志といった“暗黒期"を支えた主力選手たちなど、
総計30名を超える関係者へのインタビュー取材を敢行。
あの横浜スタジアムに、再び選手の歓喜の声とファンの大喝采が帰って来る日は来る
のだろうか。
弱小球団ベイスターズとそれを愛するファンに捧ぐ、渾身の一冊。
これは、球団創設以来、2012年までで「4522敗」も喫してきた大洋&横浜を総括する
一大叙事詩であり、
そして多くの敗戦と奇跡のような一瞬の中に生きた、選手たちとファンの群像劇だ!
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2013/6/26
- ISBN-104575305189
- ISBN-13978-4575305180
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商品の説明
著者について
1975年神奈川県生まれ。茅ケ崎西浜高校野球部卒。
全国を放浪後、出版社・編プロ勤務を経て独立。
エンタテイメントとプロ野球をテーマに「Number」「週刊文春」「週刊プレイボーイ」「GOETHE」などの雑誌へ寄稿。
幼少期からの大洋・横浜ファンのため、勝敗に左右されずプロ野球を愉しむ術を自然と体得。
著書として最新刊は「プロ野球 最期の言葉」(イーストプレス)。
全国を放浪後、出版社・編プロ勤務を経て独立。
エンタテイメントとプロ野球をテーマに「Number」「週刊文春」「週刊プレイボーイ」「GOETHE」などの雑誌へ寄稿。
幼少期からの大洋・横浜ファンのため、勝敗に左右されずプロ野球を愉しむ術を自然と体得。
著書として最新刊は「プロ野球 最期の言葉」(イーストプレス)。
登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2013/6/26)
- 発売日 : 2013/6/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 304ページ
- ISBN-10 : 4575305189
- ISBN-13 : 978-4575305180
- Amazon 売れ筋ランキング: - 292,020位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,262位スポーツ (本)
- - 56,098位ノンフィクション (本)
- - 81,702位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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村瀬秀信 (むらせ ひでのぶ)
1975年生まれ。神奈川県茅ケ崎市出身。ライター、コラムニスト、ノンフィクション作家、エ本作家ほか。県立茅ヶ崎西浜高校を卒業後、全国各地を放浪。2000年よりライターとしてスポーツ、カルチャー、チェーン店グルメなどをテーマに雑誌、ウェブで幅広く執筆。2017年から文春オンライン上で「文春野球コラムペナントレース」を主宰するほか、プロ野球関連イベントの司会・パネリストとしても出演多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
横浜球団のファンで良かった、今後も続けよう、と思わせる一冊。
涙なしには読めませぬ。
涙なしには読めませぬ。
2016年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自らが生粋の横浜ファンでおられる ライター・村瀬秀信さんの著書「4522敗の記憶」双葉文庫。
伝説の優勝98年組、歴代球団社長、そして内川、中畑、三浦大輔…本人たちへのインタビューをもとに編み上げたノンフィクション!!!
さらに、文庫版特典で村田へのインタビュー「村田修一の見ていた世界」が追記されたとあっては読まないわけにはいかなかった。
空気を変えようともがき苦しんだ内川が、村田が丁寧に、丁寧に、心を折られ、吸い取られ、思いを逸らされ、去っていく。
絶望というほどの劇的さすらない。 汚泥のような粘度と無為の世界に浸かり続けた、 出口の見えない暗黒期。
一生懸命プレーするほど辛くなる。 一生懸命応援するほど裏切られる。 「自分は間違っているのか?」との霧に巻かれ、足をとられていく…そんな中で
三浦大輔残留という灼熱の炎が、当時のファンの闇をどれほど照らしたか。 Denaの改革がどれほどのものだったか。 中畑が初年度、いくら負けても下を向かなかったことがどれだけ素晴らしいことだったか。ゴリゴリの当事者たちが語る語る。 最後に村田が、ベイスターズを語る。
読んだ後、三浦を見るだけで涙が出るようになってしまった。今年、石川雄大が残留したことの意義の大きさに圧倒された。
私はベイスターズファンになってたった5年目なので、 特にこの5年間の部分の記述は「あーあーそんなことあったな」、 マエケンに開幕ノーヒットノーラン食らっても中畑は下を向かなかったななどと思い出しながら とても楽しく読めた。
いわんや、ホエールズ時代からのオールドファンからしたら最高の本なのではないかと思う。
一文だけ引用すれば「球団の歴史なんてものは結局、人の思いの積み重ねでしかない。」とあったがまさに、幾百の思いの積み重ねの上にある今のベイスターズが見えてきた。 素晴らしい本をありがとうございました。
今年のベイスターズが更に楽しみになりました。
伝説の優勝98年組、歴代球団社長、そして内川、中畑、三浦大輔…本人たちへのインタビューをもとに編み上げたノンフィクション!!!
さらに、文庫版特典で村田へのインタビュー「村田修一の見ていた世界」が追記されたとあっては読まないわけにはいかなかった。
空気を変えようともがき苦しんだ内川が、村田が丁寧に、丁寧に、心を折られ、吸い取られ、思いを逸らされ、去っていく。
絶望というほどの劇的さすらない。 汚泥のような粘度と無為の世界に浸かり続けた、 出口の見えない暗黒期。
一生懸命プレーするほど辛くなる。 一生懸命応援するほど裏切られる。 「自分は間違っているのか?」との霧に巻かれ、足をとられていく…そんな中で
三浦大輔残留という灼熱の炎が、当時のファンの闇をどれほど照らしたか。 Denaの改革がどれほどのものだったか。 中畑が初年度、いくら負けても下を向かなかったことがどれだけ素晴らしいことだったか。ゴリゴリの当事者たちが語る語る。 最後に村田が、ベイスターズを語る。
読んだ後、三浦を見るだけで涙が出るようになってしまった。今年、石川雄大が残留したことの意義の大きさに圧倒された。
私はベイスターズファンになってたった5年目なので、 特にこの5年間の部分の記述は「あーあーそんなことあったな」、 マエケンに開幕ノーヒットノーラン食らっても中畑は下を向かなかったななどと思い出しながら とても楽しく読めた。
いわんや、ホエールズ時代からのオールドファンからしたら最高の本なのではないかと思う。
一文だけ引用すれば「球団の歴史なんてものは結局、人の思いの積み重ねでしかない。」とあったがまさに、幾百の思いの積み重ねの上にある今のベイスターズが見えてきた。 素晴らしい本をありがとうございました。
今年のベイスターズが更に楽しみになりました。
2015年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
DeNAになってからのファンです。
読んでおいた方がいい、というのを見て、読みました。
作者の目線や体験談も含め、面白かったです。
ただ、昔の選手なんて知る訳もなく、Wikipediaで調べまくるのは面倒ですし……、
成績や顔写真、小話なんてあると嬉しかったです。
後半は、その時代や選手を知ってる人にはとても面白いんだろうなぁという感想です。
読んでおいた方がいい、というのを見て、読みました。
作者の目線や体験談も含め、面白かったです。
ただ、昔の選手なんて知る訳もなく、Wikipediaで調べまくるのは面倒ですし……、
成績や顔写真、小話なんてあると嬉しかったです。
後半は、その時代や選手を知ってる人にはとても面白いんだろうなぁという感想です。
2016年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小説以外の書物を極力排する塩味が、どうしても読まねばならぬと思ったノンフィクションです。何故なら塩味は40年来の大洋ファン。生地が下関というこ ともあって物心ついたころにはホエールズの濃紺にWのキャップを被っていたからです。しかし大洋が初優勝したのは私が生まれる1年前で1960年。私が物 心ついて応援していた大洋は既に弱かったのです。やがて本拠地は下関球場から川崎球場へと移転しますが、一番近くの広島球場へは広島対大洋(横浜)戦だけ は足しげく通いました。広島球場のカープファンは当時は大変品が悪く巨人等の強いチームのファンに明らかに敵対ムードでしたし、市内のタクシーの運転手で さえカープ一色で阪神や巨人の帽子を被っていると乗車拒否していました(本当ですよ)。ところがとことん弱い大洋ファンには大変やさしくて、当時あった 「爆鯨会」という大洋の私設ファンクラブは唯一広島球場でカープファンからも温かいまなざしで迎えられていました。そんなことを思い出しながら楽しく読ま せていただいた大洋・横浜の負の球団誌です。
前置きが長くなりましたが、大洋ホエールズ・横浜大洋ホエールズ・横浜ベイスターズ・横浜DeNAベイスターズは、セリーグが発足した1950年から 2012年までに、12球団最多の4522敗を喫しています。5年連続で最下位、この15年間で10回も最下位なのです。通算勝率は4割4分。しかも 2008年からの5年連続最下位時代の勝率は首位打者の打率より悪い3割台というまったくのお荷物球団でした。
2014年(昨年)は前半を終えた時点で首位で折り返し、中畑監督やるなあと、密かに(実は大っぴらに)喜んでいたのですが、シーズンが終わったらまさ かの定位置最下位といったファン泣かせの、というかファンを裏切らない絶対の弱さを発揮してくれました。そして今年ラミレス深監督の元での船出はここまで 5勝12敗(2割9分4厘)というこれまでにも増してベイスターズらしい安定感のある弱さを継承しています。
なぜ、ホエールズ・ベイスターズファンは弱くても応援し続けるのか。この答えの一端を本書は詳らかにしています。
ここからやっと書評に入ります。ファンですからついついベイスターズを語ると長くなってしまって申し訳ありません。
平松政次や近藤昭仁、山下大輔、遠藤一彦、高木豊、オバQ田代、ヒゲの斉藤明夫などホエールズ時代の主力選手、石井琢朗や谷繁元信、鈴木尚典、佐々木主 浩、波留、駒田、進藤、中根といった伝説の1998年の優勝メンバー、内川聖一や古木克明、木塚敦志といった“不遇な時代"を支えた主力選手たちなどへの インタビュー取材を敢行して、4522敗も喫してきた大洋・横浜の歴史を語る一大抒情詩です。そこにはグランドで敗戦を重ねる兵隊の美学も語られますが、 敗戦を導いた大本営にあたる経営陣・フロントの無策ぶりが糾弾されており、太平洋戦争史に通じる興味深い構成となっています。
「なんでこんなに弱いのか」「なんでこんな球団になったのか」という怒りと責めを熱狂的なファンの視線で哀愁と愛着を持って語っています。同じベイスターズファンとして一言一句うなずきながら読み進めることが出来るのが嬉しい限りです。
ベイスターズは、主力選手が次から次にFA宣言して出ていきます。ソフトバンクを支える内川聖一であり、巨人を支える村田修一であり、中日を支える谷繁 元信であり、広島を支えた石井琢朗であり、外人だって古くはシピン、トレイシー最近では超特急クルーン…ヲイヲイ!!ベイスターズから生まれたスター達が 他球団で(しかも多くはセリーグで)中心選手になって古巣を攻撃しているこの構図はいったい何なんだ!!!。
ドラフトは「だれ?この選手?」という指名。監督ほぼ2年ごとにコロコロ変わり(ちなみに中畑は長いほうでした)、横浜時代はスポンサーもつかず市民球団。まさに泥沼。
本書では4522回の個々の敗北の理由を述べていません。いい加減、豪快、大雑把、それでも誰も期待も予想もしていなかった優勝を遂げた1998年があ ります。それが良き伝統であり悪しき習慣でもあるホエールズ・ベイスターズ。弱小球団ベイスターズを語る渾身の一冊です。ファンである塩味にだけ捧げられ た珠玉の1冊でした。巨人ファンが読んでも面白くないと思うよ。
前置きが長くなりましたが、大洋ホエールズ・横浜大洋ホエールズ・横浜ベイスターズ・横浜DeNAベイスターズは、セリーグが発足した1950年から 2012年までに、12球団最多の4522敗を喫しています。5年連続で最下位、この15年間で10回も最下位なのです。通算勝率は4割4分。しかも 2008年からの5年連続最下位時代の勝率は首位打者の打率より悪い3割台というまったくのお荷物球団でした。
2014年(昨年)は前半を終えた時点で首位で折り返し、中畑監督やるなあと、密かに(実は大っぴらに)喜んでいたのですが、シーズンが終わったらまさ かの定位置最下位といったファン泣かせの、というかファンを裏切らない絶対の弱さを発揮してくれました。そして今年ラミレス深監督の元での船出はここまで 5勝12敗(2割9分4厘)というこれまでにも増してベイスターズらしい安定感のある弱さを継承しています。
なぜ、ホエールズ・ベイスターズファンは弱くても応援し続けるのか。この答えの一端を本書は詳らかにしています。
ここからやっと書評に入ります。ファンですからついついベイスターズを語ると長くなってしまって申し訳ありません。
平松政次や近藤昭仁、山下大輔、遠藤一彦、高木豊、オバQ田代、ヒゲの斉藤明夫などホエールズ時代の主力選手、石井琢朗や谷繁元信、鈴木尚典、佐々木主 浩、波留、駒田、進藤、中根といった伝説の1998年の優勝メンバー、内川聖一や古木克明、木塚敦志といった“不遇な時代"を支えた主力選手たちなどへの インタビュー取材を敢行して、4522敗も喫してきた大洋・横浜の歴史を語る一大抒情詩です。そこにはグランドで敗戦を重ねる兵隊の美学も語られますが、 敗戦を導いた大本営にあたる経営陣・フロントの無策ぶりが糾弾されており、太平洋戦争史に通じる興味深い構成となっています。
「なんでこんなに弱いのか」「なんでこんな球団になったのか」という怒りと責めを熱狂的なファンの視線で哀愁と愛着を持って語っています。同じベイスターズファンとして一言一句うなずきながら読み進めることが出来るのが嬉しい限りです。
ベイスターズは、主力選手が次から次にFA宣言して出ていきます。ソフトバンクを支える内川聖一であり、巨人を支える村田修一であり、中日を支える谷繁 元信であり、広島を支えた石井琢朗であり、外人だって古くはシピン、トレイシー最近では超特急クルーン…ヲイヲイ!!ベイスターズから生まれたスター達が 他球団で(しかも多くはセリーグで)中心選手になって古巣を攻撃しているこの構図はいったい何なんだ!!!。
ドラフトは「だれ?この選手?」という指名。監督ほぼ2年ごとにコロコロ変わり(ちなみに中畑は長いほうでした)、横浜時代はスポンサーもつかず市民球団。まさに泥沼。
本書では4522回の個々の敗北の理由を述べていません。いい加減、豪快、大雑把、それでも誰も期待も予想もしていなかった優勝を遂げた1998年があ ります。それが良き伝統であり悪しき習慣でもあるホエールズ・ベイスターズ。弱小球団ベイスターズを語る渾身の一冊です。ファンである塩味にだけ捧げられ た珠玉の1冊でした。巨人ファンが読んでも面白くないと思うよ。
2020年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供のころからジャイアンツファンの自分ですが、ベイスターズの前進大洋、ものすごく面白いチームだった。
ジャイアンツのドル箱チームだったけど(どのチームにも弱くて)でもいい選手はいました。
ベイスターズファンの知人が面白いから読んでみてくださいと言われたので、アマゾンに文庫本で有ったので早々購入しました。大洋のころから始まって面白いです。私も横浜生まれなので興味あり読みました。
ベイスターズファンは是非とも。
ジャイアンツのドル箱チームだったけど(どのチームにも弱くて)でもいい選手はいました。
ベイスターズファンの知人が面白いから読んでみてくださいと言われたので、アマゾンに文庫本で有ったので早々購入しました。大洋のころから始まって面白いです。私も横浜生まれなので興味あり読みました。
ベイスターズファンは是非とも。
2017年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今年読んだ本の中で一番面白かった。
400ページ超と厚めの本だが、中身はその厚さよりも何倍も濃い。
横浜に移ってからのホエールズとベイスターズの歴史を、当時の選手、監督・スタッフ、球団社長などへのインタビューを元に綴っている。
スポーツライターとしての冷静な視点とファンとしての熱い思いがよい按配で混ざり合った軽妙かつ的確な筆致が心地よく、笑いながら涙ぐみながら読むはめになる。
この球団はなぜこんなに負けたのか、ファンはそんな球団をなぜ応援し続けたのか。
いやいや、そりゃそうだよね、そうなるよね、でもね、なんかね、ほら、いつかきっとね・・・。
この球団の負けっぷりをインタビュー証言から見事に分析・解説しているが、これは歴史書として面白いし、経営論としても大変現実的でタメになる。
ホエールズ&ベイスターズならずとも、野球ファンでなくとも、どこか/なにか/だれかのファンであれば、本書を読むとファンがもつ熱い思いに共感することと思う。
下世話な人は●●秘話的な話、逸話の真偽に食いつくかもしれない。
何をどう読んでも面白く感じられるのだが、それもこれも著者の球団に対する愛情がインタビュー相手の心を開いたからこそ、と思う。
本編では少ないファンの発言・証言を「解説」で補強しているところも本作の完成度を上げていて、編集者の出版愛も感じてしまう。
結局、最後に大切なのは「愛だろ、愛」、なんてことを素直に感じ入る、とてもよい本でした。
400ページ超と厚めの本だが、中身はその厚さよりも何倍も濃い。
横浜に移ってからのホエールズとベイスターズの歴史を、当時の選手、監督・スタッフ、球団社長などへのインタビューを元に綴っている。
スポーツライターとしての冷静な視点とファンとしての熱い思いがよい按配で混ざり合った軽妙かつ的確な筆致が心地よく、笑いながら涙ぐみながら読むはめになる。
この球団はなぜこんなに負けたのか、ファンはそんな球団をなぜ応援し続けたのか。
いやいや、そりゃそうだよね、そうなるよね、でもね、なんかね、ほら、いつかきっとね・・・。
この球団の負けっぷりをインタビュー証言から見事に分析・解説しているが、これは歴史書として面白いし、経営論としても大変現実的でタメになる。
ホエールズ&ベイスターズならずとも、野球ファンでなくとも、どこか/なにか/だれかのファンであれば、本書を読むとファンがもつ熱い思いに共感することと思う。
下世話な人は●●秘話的な話、逸話の真偽に食いつくかもしれない。
何をどう読んでも面白く感じられるのだが、それもこれも著者の球団に対する愛情がインタビュー相手の心を開いたからこそ、と思う。
本編では少ないファンの発言・証言を「解説」で補強しているところも本作の完成度を上げていて、編集者の出版愛も感じてしまう。
結局、最後に大切なのは「愛だろ、愛」、なんてことを素直に感じ入る、とてもよい本でした。