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どこまでも殺されて (双葉文庫 れ 1-2) 文庫 – 1993/6/1

3.4 5つ星のうち3.4 4個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 双葉社 (1993/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1993/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 260ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4575504211
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4575504217
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 4個の評価

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連城 三紀彦
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奇妙奇天烈な設定
4 星
奇妙奇天烈な設定
週刊文春ミステリーベストテン 1990年 国内部門第9位。連城三紀彦さんの『私という名の変奏曲』は、7人の人物が1人の女性をそれぞれ殺害するという、とてもトリッキーな作品だった。『どこまでも殺されて』は、同じ人物が7度殺されているという、これまた奇妙奇天烈な設定である。 本作品は、”僕”の手記から始まる。 小学校入学以来、様々な人から”僕”は、繰り返し殺され続けている。縊死、水死、轢死、爆死させられながら、気がつくとまた次の死が待っている。今、高校生になった”僕”に、8度目の殺される時が迫ってくる ・・・冒頭から、”僕”の絶望の日々が綴られていく。なぜ殺されるのかは判然としない。ただ、”僕”は、誰からも疎まれている。命の消える瞬間の諦めに似た感情に胸がしめつけられる。 殺されては蘇り、また殺される。まるで、狂人の手記だ。全くわけがわならない。途中で投げ出さないでいられるのは、連城三紀彦さんの話しの運びが上手いからなのだろう。物悲しさを織り込みつつも、次はどのような展開になるのだろうという、期待を感じさせずにはおかない。 手記が終わると、とある高校の教員室に場面が移る。教師の横田は電話口から「助けてください。殺されかかっているんです、僕は今」という悲痛な叫びを耳にする。半信半疑ながら、この電話を無視することができない横田。横田は、自身が受け持つクラスの生徒、苗場直美の力を借り、真相追求に乗り出すのだった ・・・ ここから、”僕”はいったい誰なのか、そして繰り返し殺されるとはどういうことなのかが、横田と直美によって明らかにされていく。助けを求めながら一向に正体を明らかにしない”僕”。ここも謎のひとつ。試行錯誤しながら横田と直美が真相に辿りつく過程が面白い。ただ、冒頭の重苦しい手記と、この学園ミステリのりとのギャップに戸惑ってしまうかもしれないな。ネタばらしまで読者が真相を知ることは難しいので、二人の活躍を追うしかないというじれったさはある。じれてじれて、結局僕は、う〜ん、そうきたかぁ と多少脱力したのであった。オチとしては、似たような作品があるからね。『私という名の変奏曲』の方が、納得感は大きいかもしれない。
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上位レビュー、対象国: 日本

2015年6月27日に日本でレビュー済み
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2017年1月18日に日本でレビュー済み
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1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年2月4日に日本でレビュー済み
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年12月30日に日本でレビュー済み
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5つ星のうち4.0 奇妙奇天烈な設定
2013年12月30日に日本でレビュー済み
週刊文春ミステリーベストテン 1990年 国内部門第9位。

連城三紀彦さんの『私という名の変奏曲』は、7人の人物が1人の女性をそれぞれ殺害するという、とてもトリッキーな作品だった。『どこまでも殺されて』は、同じ人物が7度殺されているという、これまた奇妙奇天烈な設定である。

本作品は、”僕”の手記から始まる。

小学校入学以来、様々な人から”僕”は、繰り返し殺され続けている。縊死、水死、轢死、爆死させられながら、気がつくとまた次の死が待っている。今、高校生になった”僕”に、8度目の殺される時が迫ってくる ・・・

冒頭から、”僕”の絶望の日々が綴られていく。なぜ殺されるのかは判然としない。ただ、”僕”は、誰からも疎まれている。命の消える瞬間の諦めに似た感情に胸がしめつけられる。

殺されては蘇り、また殺される。まるで、狂人の手記だ。全くわけがわならない。途中で投げ出さないでいられるのは、連城三紀彦さんの話しの運びが上手いからなのだろう。物悲しさを織り込みつつも、次はどのような展開になるのだろうという、期待を感じさせずにはおかない。

手記が終わると、とある高校の教員室に場面が移る。教師の横田は電話口から

「助けてください。殺されかかっているんです、僕は今」

という悲痛な叫びを耳にする。半信半疑ながら、この電話を無視することができない横田。横田は、自身が受け持つクラスの生徒、苗場直美の力を借り、真相追求に乗り出すのだった ・・・

ここから、”僕”はいったい誰なのか、そして繰り返し殺されるとはどういうことなのかが、横田と直美によって明らかにされていく。助けを求めながら一向に正体を明らかにしない”僕”。ここも謎のひとつ。試行錯誤しながら横田と直美が真相に辿りつく過程が面白い。ただ、冒頭の重苦しい手記と、この学園ミステリのりとのギャップに戸惑ってしまうかもしれないな。

ネタばらしまで読者が真相を知ることは難しいので、二人の活躍を追うしかないというじれったさはある。じれてじれて、結局僕は、う〜ん、そうきたかぁ と多少脱力したのであった。オチとしては、似たような作品があるからね。『私という名の変奏曲』の方が、納得感は大きいかもしれない。
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