痛快なユーモア・ミステリーの一大傑作。
独特の可笑しさを漂わす文章の妙。意想外の展開。「なるほど」と思わせる登場人物の深い思い。
岡本喜八監督による映画化作品の大ヒットもあって、さらに多くの人に読まれるようになっているのも喜ばしい。
このような上質のミステリーが生まれ読める自由。
ミステリーが栄える国であり続けてほしい。
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日本推理作家協会賞受賞作全集 37 (双葉文庫 て 2-1) 文庫 – 1996/5/1
天藤 真
(著)
- 本の長さ477ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日1996/5/1
- ISBN-104575658278
- ISBN-13978-4575658279
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登録情報
- 出版社 : 双葉社 (1996/5/1)
- 発売日 : 1996/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 477ページ
- ISBN-10 : 4575658278
- ISBN-13 : 978-4575658279
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,014,482位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2006年10月7日に日本でレビュー済み
天藤氏を一躍有名にした作品で、映画化もされた。しかし、ファンにとっては「陽気な容疑者たち」で乱歩賞を取っていてば、もっと早くミステリ界の中心に躍り出ていたのになぁ、と感じる方も多いだろう。だが、こうした歩み方も天藤氏に似つかわしいのかもしれない。
話の中心人物は、関西財界の影の大富豪の刀自である。この刀自が誘拐にあうのだが、そこは天藤氏の事、唯の誘拐劇には終らない。作者らしい、ユーモアに溢れた文体とストーリ展開の中、警察側と、"誘拐団"とのアイデア一杯の知恵比べが繰り広げられる。誘拐劇に絡んで登場する刀自の懐刀の女中の人物造詣も巧みだ。
誘拐を扱いながら、全篇が明るく楽しくできていて、サスペンスも充分。それでいて、誰も傷つけない。天藤氏の魅力が爆発した日本ミステリ史上に残る快作。
話の中心人物は、関西財界の影の大富豪の刀自である。この刀自が誘拐にあうのだが、そこは天藤氏の事、唯の誘拐劇には終らない。作者らしい、ユーモアに溢れた文体とストーリ展開の中、警察側と、"誘拐団"とのアイデア一杯の知恵比べが繰り広げられる。誘拐劇に絡んで登場する刀自の懐刀の女中の人物造詣も巧みだ。
誘拐を扱いながら、全篇が明るく楽しくできていて、サスペンスも充分。それでいて、誰も傷つけない。天藤氏の魅力が爆発した日本ミステリ史上に残る快作。
2003年6月15日に日本でレビュー済み
三人組の「虹の童子」は、和歌山随一の大富豪・柳川とし子刀自(82歳)を誘拐する。身代金は5千万円。ところがこれを聞いたとし子刀自が烈火のごとく怒り出し、身代金はなんと百億円に。以後、誘拐したとし子刀自自身が「虹の童子」を指揮するという奇想天外な展開に。果たして前代未聞の「大誘拐」は成功するのだろうか?
身代金強奪の発想、荒唐無稽なストーリーとちりばめられたユーモア、そしてなんといっても幸福な読後感。どれをとっても超一流のミステリーである。
この、「死人が一人もでないミステリー」は、文春による「二十世紀傑作ミステリーベスト10」の国内部門で堂々一位に選出された。
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