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日本推理作家協会賞受賞作全集 59 (双葉文庫 ふ 7-3) 文庫 – 2003/6/1
船戸 与一
(著)
- 本の長さ526ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2003/6/1
- ISBN-10457565857X
- ISBN-13978-4575658576
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登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2003/6/1)
- 発売日 : 2003/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 526ページ
- ISBN-10 : 457565857X
- ISBN-13 : 978-4575658576
- Amazon 売れ筋ランキング: - 956,743位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1944(昭和19)年、山口県生れ。早稲田大学法学部卒業。
1985年『山猫の夏』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。1989(平成元)年『伝説なき地』で日本推理作家協会賞を受賞。1992年『砂のクロニクル』で山本周五郎賞を受賞。2000年『虹の谷の五月』で直木賞を受賞する。主な著書に『猛き箱舟』『炎 流れる彼方』『蝦夷地別件』『龍神町龍神十三番地』『緋色の時代』『三都物語』『河畔に標なく』などがある。
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
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トップレビュー
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2019年3月6日に日本でレビュー済み
強欲で恥知らずな名家。イミフな宗教。腐った警察組織。独善的な過激派たちの欲望。。。
裏切り、殺戮、強姦が繰り返される600ページ。こんなやすいB級映画のような冒険小説がなんでこれほどの高評価?
ラスト20ページまでは星2と思っていた。だが最後にすべての罪が腑に落ちた。
50人ほどの登場人物がいるのでメモを取りながら読むことをおすすめする。流し読みしてはもったいない。
裏切り、殺戮、強姦が繰り返される600ページ。こんなやすいB級映画のような冒険小説がなんでこれほどの高評価?
ラスト20ページまでは星2と思っていた。だが最後にすべての罪が腑に落ちた。
50人ほどの登場人物がいるのでメモを取りながら読むことをおすすめする。流し読みしてはもったいない。
2015年2月12日に日本でレビュー済み
ラスト読み終えて、題名のような感慨を抱きました。密で重厚でおもしろい。二転三転していく展開もうまい。ほんとに冒険小説、ですね。
大陸国の人種や国籍、言葉の複雑さの描写もいいですが、後半宗教というテーマも混ざってきてくるところが、ラテンアメリカ文学的な色合いも添えているような。三人称小説で、一人が主役という物語ではないですが、女性キャラのエリゾント家に流れてきたコロンビア人の妖婦ベロニカと、エリゾント家の持つ枯れた油田を神の啓示を仰ぎ、約束の地としてやってきたマグダレナのマリアがいいです。あと男性キャラだと、チリの反政府運動のためにコロンビアの麻薬組織からお金を強奪する助っ人をした丹波氏が好み。昔の三船敏郎のイメージ。
大陸国の人種や国籍、言葉の複雑さの描写もいいですが、後半宗教というテーマも混ざってきてくるところが、ラテンアメリカ文学的な色合いも添えているような。三人称小説で、一人が主役という物語ではないですが、女性キャラのエリゾント家に流れてきたコロンビア人の妖婦ベロニカと、エリゾント家の持つ枯れた油田を神の啓示を仰ぎ、約束の地としてやってきたマグダレナのマリアがいいです。あと男性キャラだと、チリの反政府運動のためにコロンビアの麻薬組織からお金を強奪する助っ人をした丹波氏が好み。昔の三船敏郎のイメージ。
2006年11月30日に日本でレビュー済み
コロンビアを舞台に,「山猫の夏」「神話の果て」に続いて世に放った南米3部作の掉尾を飾る傑作巨編。
徹底的なディティールの積み重ねと,それを感じさせないストーリーテリング,豪放で気持ちのいいキャラクター,そしてアクションのたたみかけ。冒険小説の見本とも言うべき読み応えが圧倒的。
もしかしたら「砂のクロニクル」の世評が一番高いのかもしれないが,本書こそ「猛き箱舟」とならぶ著者の最高傑作だと思う。学校も仕事も投げ出して南米に行きたくなる,そういうパワーとスピード感にあふれた日本冒険小説の金字塔であり,絶対のオススメ。
徹底的なディティールの積み重ねと,それを感じさせないストーリーテリング,豪放で気持ちのいいキャラクター,そしてアクションのたたみかけ。冒険小説の見本とも言うべき読み応えが圧倒的。
もしかしたら「砂のクロニクル」の世評が一番高いのかもしれないが,本書こそ「猛き箱舟」とならぶ著者の最高傑作だと思う。学校も仕事も投げ出して南米に行きたくなる,そういうパワーとスピード感にあふれた日本冒険小説の金字塔であり,絶対のオススメ。