結論は出ませんでしたね。
迷って迷ってそれが人の道ですね
それにしてもみんな猫背だね。
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モリのアサガオ 7―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (アクションコミックス) コミック – 2007/7/3
郷田 マモラ
(著)
渡瀬満は、なぜ、復讐を果たした後、一年間逃亡していたのか? ついにその秘密を解き明かした刑務官・及川直樹。この日から、二人は友情を育んでいく。そして時は流れ、処刑命令が渡瀬に下った……。死刑制度の«今»を描ききった衝撃作、ついに完結!!
- 本の長さ215ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2007/7/3
- ISBN-104575833754
- ISBN-13978-4575833751
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登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2007/7/3)
- 発売日 : 2007/7/3
- 言語 : 日本語
- コミック : 215ページ
- ISBN-10 : 4575833754
- ISBN-13 : 978-4575833751
- Amazon 売れ筋ランキング: - 535,631位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんなにも深いテーマを見事に描ききった作者の才能に称賛したい。
漫画も捨てたもんじゃない、漫画は文学に迫るちからがあると思わせる傑作
漫画も捨てたもんじゃない、漫画は文学に迫るちからがあると思わせる傑作
2011年4月18日に日本でレビュー済み
全体としては、よく調べられているというのが実感です。
死刑論議の際に取り上げられるのは、被害者遺族の感情、もしくは冤罪の問題などが多いのですが、本書は現実に死刑囚がどのような状況で日々を送り、どのように刑が執行されるかを描いています。
私見ですが、日本の死刑制度に関する最大の問題は、一人の人間の命を法律によって停止させるという極めて重要な事柄にもかかわらず、本書が明らかにしたように、知られていないことが多すぎること、誤解されていることが多すぎること、そして、真剣に考えている人が少なすぎることだと思っています。
そういう意味では、マンガという比較的ハードルが低いジャンルで、死刑制度が描かれたことを評価したいと思います。
ただし、繰り返される守秘義務違反には不満を覚えますし、エンターテインメントとしては仕方がないのでしょうが、主人公の設定などを含めて、死刑囚にまつわるドラマが作り込まれすぎているように感じました。
それでも、こういった扱いの難しいテーマに挑んだ著者と出版社の勇気と努力には拍手を送りたいと思います。
以下、少々ネタバレになることに触れるので、注意して下さい。
刑務官を描くと、彼らの苦しみを描くことになる以上、本作も「死刑反対」を主張していると考える人が多いのでしょうが、それは勘違いです。題材などで判断するのではなく、きちんとラストまで読んでもらいたいものです。
死刑論議の際に取り上げられるのは、被害者遺族の感情、もしくは冤罪の問題などが多いのですが、本書は現実に死刑囚がどのような状況で日々を送り、どのように刑が執行されるかを描いています。
私見ですが、日本の死刑制度に関する最大の問題は、一人の人間の命を法律によって停止させるという極めて重要な事柄にもかかわらず、本書が明らかにしたように、知られていないことが多すぎること、誤解されていることが多すぎること、そして、真剣に考えている人が少なすぎることだと思っています。
そういう意味では、マンガという比較的ハードルが低いジャンルで、死刑制度が描かれたことを評価したいと思います。
ただし、繰り返される守秘義務違反には不満を覚えますし、エンターテインメントとしては仕方がないのでしょうが、主人公の設定などを含めて、死刑囚にまつわるドラマが作り込まれすぎているように感じました。
それでも、こういった扱いの難しいテーマに挑んだ著者と出版社の勇気と努力には拍手を送りたいと思います。
以下、少々ネタバレになることに触れるので、注意して下さい。
刑務官を描くと、彼らの苦しみを描くことになる以上、本作も「死刑反対」を主張していると考える人が多いのでしょうが、それは勘違いです。題材などで判断するのではなく、きちんとラストまで読んでもらいたいものです。
2018年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死刑執行する側とされる側の心の葛藤が痛いほど響いてきます。
精神的に病む人の心境が理解出来ます。勉強になりなした。
精神的に病む人の心境が理解出来ます。勉強になりなした。
2015年9月25日に日本でレビュー済み
6巻までの間は主人公の性格の優しさと、考え方の揺れ動きで死刑制度反対に結論づけられるのかと、
もやもやしながら読んでいましたが、そう引きつけておいて、多くの人が思う方向に落ち着いたのが最終巻の7巻で、
個人的には良い終わり方だったと思います。
ただ気になったのは、(死刑囚の)満との延々と続く物語だったのだ・・。的な前振りを多く先にばらまきながら、そうでもないことが多い
点がちょっと不満でした。終身刑が反省しないことが多く問題が多いことももっと触れられていると良かったと思います。
それと、野球部の部室に火をつけて死刑になった男の被害者の遺族は相当の怒りだったと思いますが、そのあたりの遺族の苦しみへの焦点が
薄く感じられました。実際にこんな事件があったら、池田小殺人事件以上の怒りが世の中に蔓延していたはずですので。
とはいえ、死刑制度に関して興味がある方が読むのには本当に適した漫画だと思いますし、
読んで後悔はない漫画ではないかと思いました。
もやもやしながら読んでいましたが、そう引きつけておいて、多くの人が思う方向に落ち着いたのが最終巻の7巻で、
個人的には良い終わり方だったと思います。
ただ気になったのは、(死刑囚の)満との延々と続く物語だったのだ・・。的な前振りを多く先にばらまきながら、そうでもないことが多い
点がちょっと不満でした。終身刑が反省しないことが多く問題が多いことももっと触れられていると良かったと思います。
それと、野球部の部室に火をつけて死刑になった男の被害者の遺族は相当の怒りだったと思いますが、そのあたりの遺族の苦しみへの焦点が
薄く感じられました。実際にこんな事件があったら、池田小殺人事件以上の怒りが世の中に蔓延していたはずですので。
とはいえ、死刑制度に関して興味がある方が読むのには本当に適した漫画だと思いますし、
読んで後悔はない漫画ではないかと思いました。
2008年1月19日に日本でレビュー済み
書店で見かけて一巻を購入し、その次の日に二−七巻まで一気に購入し読んでしまった。
途中何度も頭が痛くなるくらい涙があふれた。
主役の刑務官の熱心な関わりにより、数人の死刑囚が刑を受け入れ、
被害者に心から詫びながら死刑までの限られた日々を過ごす。
そんな中、刑務官の死刑制度に対する考えはゆれ続ける。
最後には一応の結論は出すが、それもまだ確信しているわけではない。
刑務官はこれからも迷い続けながら勤務し続けるのだろう・・・そういう終わり方だった。
死刑制度について是か非かの議論は新聞等でも良く見かけられるが、
それを執行する役人側に立った視点はとても珍しく、
議論に新しい布石を投じてくれるかもしれないと感じた。
巻末に作者が参考にした資料をリストアップして欲しかったなぁと思った。
あと、人手が足りなくて困っていたのだろうが、アシスタント募集
をところどころに書き込んでいるのは、ただ単に作品を楽しみたい読者には鬱陶しい。
いくらおいしいレストランで料理を食べていても、お皿の端っこに
アルバイト募集!でもこういう姿勢で応募されては困ります!!!
とこと細かく書かれていたら、食事を楽しめないと思う。(これが−星1つ)
途中何度も頭が痛くなるくらい涙があふれた。
主役の刑務官の熱心な関わりにより、数人の死刑囚が刑を受け入れ、
被害者に心から詫びながら死刑までの限られた日々を過ごす。
そんな中、刑務官の死刑制度に対する考えはゆれ続ける。
最後には一応の結論は出すが、それもまだ確信しているわけではない。
刑務官はこれからも迷い続けながら勤務し続けるのだろう・・・そういう終わり方だった。
死刑制度について是か非かの議論は新聞等でも良く見かけられるが、
それを執行する役人側に立った視点はとても珍しく、
議論に新しい布石を投じてくれるかもしれないと感じた。
巻末に作者が参考にした資料をリストアップして欲しかったなぁと思った。
あと、人手が足りなくて困っていたのだろうが、アシスタント募集
をところどころに書き込んでいるのは、ただ単に作品を楽しみたい読者には鬱陶しい。
いくらおいしいレストランで料理を食べていても、お皿の端っこに
アルバイト募集!でもこういう姿勢で応募されては困ります!!!
とこと細かく書かれていたら、食事を楽しめないと思う。(これが−星1つ)
2018年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドラマを観ていたので結末は知っていた。なぜ主人公の考えと結末があのようになるのか全く共感できない。読んでいて興味深い本であったが終わりの7巻は買わなければ良かったと思った。(6巻まではUnlimitedだったので)
2018年2月18日に日本でレビュー済み
独特の絵には一見の価値あり。ヘタなホラーよりトラウマになれる狂気がある。
ただ、自分は「おくりびと」のようなノンフィクション的な職業ドラマかと思ったが、違った。
もっと耽美で、モノローグ的で、色々都合がよくて、私小説のような感じだった。
以下ネタバレあり。
絵柄がアレだけど、読後感がすごく・・・BLです・・・。
メンヘラな男ふたりが閉鎖環境でほの暗い感じの絆を深めていく、という構成にすごく既視感がある。
多分作者も分かってやってる。時折それっぽい描写もある。
もうダメだと思ったのが主人公が死刑囚に「再審請求をせずに死刑を受け入れるべきだ」と言い出すところ。
その前段階でさんざん冤罪について尺とっといてそれはないだろうと。文脈がおかしいだろうと。
隠していた事実と、裁かれた罪状と刑罰、その食い違いを是正しないのでは、
ここまで物語を積み上げてきた意味がない。
「復讐それ自体を悔いてほしい」というのは心情的にはわかるがそれは主人公の私情であって、
私情で、懲役刑と死刑の間にあるギャップを埋めていいはずがない。
この大事な局面で公私混同したことで、
この作品はノンフィクション路線ではなく、もっとナイーブな関係性を描くモノってことになったと思う。
もうね
「再審が通れば僕から離れていってしまう、死刑でもいいからその日までずっと一緒にいたい」
と言っているのと変わらない。
それで自分も娯楽も女も遠ざけて、「外」と関わりを絶ってしまう。病んでる。
外の社会と隔絶された環境をモリと呼んでいるが、
主人公はその閉塞感のなかに自ら埋もれていってしまった。
もし、主人公が外の社会とモリを繋ぐ窓口になるような選択をするキャラクターであれば、
死刑を巡る環境についての社会派作品になったんだろうな、と思う。
しかしこの作品においては、その環境はナイーブな人間関係を描くための舞台装置に過ぎなかったのでは?
なんだろう、作品の売り文句が間違ってんのかな?
異色BLです、と言われたほうが素直に楽しめたかも。
ただ、自分は「おくりびと」のようなノンフィクション的な職業ドラマかと思ったが、違った。
もっと耽美で、モノローグ的で、色々都合がよくて、私小説のような感じだった。
以下ネタバレあり。
絵柄がアレだけど、読後感がすごく・・・BLです・・・。
メンヘラな男ふたりが閉鎖環境でほの暗い感じの絆を深めていく、という構成にすごく既視感がある。
多分作者も分かってやってる。時折それっぽい描写もある。
もうダメだと思ったのが主人公が死刑囚に「再審請求をせずに死刑を受け入れるべきだ」と言い出すところ。
その前段階でさんざん冤罪について尺とっといてそれはないだろうと。文脈がおかしいだろうと。
隠していた事実と、裁かれた罪状と刑罰、その食い違いを是正しないのでは、
ここまで物語を積み上げてきた意味がない。
「復讐それ自体を悔いてほしい」というのは心情的にはわかるがそれは主人公の私情であって、
私情で、懲役刑と死刑の間にあるギャップを埋めていいはずがない。
この大事な局面で公私混同したことで、
この作品はノンフィクション路線ではなく、もっとナイーブな関係性を描くモノってことになったと思う。
もうね
「再審が通れば僕から離れていってしまう、死刑でもいいからその日までずっと一緒にいたい」
と言っているのと変わらない。
それで自分も娯楽も女も遠ざけて、「外」と関わりを絶ってしまう。病んでる。
外の社会と隔絶された環境をモリと呼んでいるが、
主人公はその閉塞感のなかに自ら埋もれていってしまった。
もし、主人公が外の社会とモリを繋ぐ窓口になるような選択をするキャラクターであれば、
死刑を巡る環境についての社会派作品になったんだろうな、と思う。
しかしこの作品においては、その環境はナイーブな人間関係を描くための舞台装置に過ぎなかったのでは?
なんだろう、作品の売り文句が間違ってんのかな?
異色BLです、と言われたほうが素直に楽しめたかも。