「思い出せ!」「何をっ?」
「目標は二体!」「繰り返す!目標は二体!!」
「まりか・・・やっぱり君のセンパイはヘンタイ・・・」「まりか!変身します!!」
伊藤伸平氏の特撮愛溢れる作品ですよ。
構図、演出、まさにジオラマで暴れる女子高生ですよ。
見てるだけで脳みそから特撮汁が出そう。
あの銀色の光の戦士のオマージュが盛りだくさんで、トカゲ作品みたいに自衛隊さんもがんばってて、亀作品みたいに火の玉がタワーを折るんです。
しかも、登場キャラクターたちの愉快なこと。
センパイのことばかり考えてろくに戦いに集中しない普通の恋する女子高生「まりか」と知的な喋りだけどどっか抜けてるパーマンのような宇宙人「セブン」が繰り広げる脳内漫才(だいたい戦いの最中)も愉快なら、やっぱり極めつけセンパイでしょうな。
巨大化したまりかをあっさり見抜いたその慧眼もさることながら(その理由も並ではない)セブンに対する異常な理解度、そして怪獣騒動に対する執着、宇宙人に認定されるほどのヘンタイがおかしな理屈でうまくまりかをコントロールして事件に関わらせていく。
そして、巻き込まれていく良識派友人「サエちゃん」。
怪獣退治を行う「まりか」を取り巻く人物たちはそんなに多くはないけれど、時間の裏でも合間でも群像劇はあるもので、政治家がまとまらない会議を続け、幕僚が「もうこっちでやっちゃおうか」とフライングし、牛丼屋では食い逃げが起き、怪獣が現れれば自衛隊がまりかに先立ちスクランブルし、それを市民が写メを撮ってつぶやく「怪獣なう」。
伊藤氏の「日常ってずぶといんだぞ、怪獣ぐらいじゃ人間の暇つぶしみたいなもんだぞ」というメッセージを感じられますよね。
今まで美少女宇宙人が現れようと、自称天使が現れようとそんな感じでしたよ、うん。
だから、未読の方も気軽に手にとって「うわー、まりかをあおりで撮りてー」と気楽に思いながら楽しんで欲しいです。
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まりかセヴン(1) (アクションコミックス) コミック – 2011/10/28
伊藤 伸平
(著)
ありそでなかった女子高生巨大ヒロイン変身漫画ついに登場! ごく普通の女子高生・三條まりかが謎の宇宙人・セヴンと融合してしまい、怪獣退治に精を出す破目に…? まりかに明日はあるのか!? おさげ髪のキュートな巨大ヒロイン・まりかセヴンの活躍が始まった!!
- 本の長さ198ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2011/10/28
- ISBN-104575839817
- ISBN-13978-4575839814
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登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2011/10/28)
- 発売日 : 2011/10/28
- 言語 : 日本語
- コミック : 198ページ
- ISBN-10 : 4575839817
- ISBN-13 : 978-4575839814
- Amazon 売れ筋ランキング: - 444,332位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絵柄が とりみき風で、ギャグの内容やリアクションもその頃を思い出す感じでした。
肩の力が抜ける感じが良かったです。
肩の力が抜ける感じが良かったです。
2011年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
伊藤伸平氏が久し振りにSF、しかも古き良き巨大ヒロイン物を引っ提げてアクション誌上に降臨した作品です。
名うての特撮・SF・アニメマニアの伊藤氏らしく、痒い所に手が届く設定と細かいくすぐり(各エピソードの題名からして有名特撮作品のパロディ)に満ちたファンには堪らない作品です。
基本軽いギャグ風ですが巨大怪獣物を茶化すのでは無く愛情に溢れており、スリリングなシーンは結構ドキドキしますし、終盤現れる防衛省の新兵器は侮れぬスペックを持って居り、主人公達が1巻程能天気で居られるかも終盤の展開からすると怪しく、目が離せません。
老若男女にお薦め出来る内容ですが、可愛いながらも毒と諧謔に溢れて居り、一部エピソードは虫や脚の多い生き物が苦手な方には拒否反応を起こさせる物も有りますのでご注意を。
恐竜型怪獣が驚く程古典的なデザインなのには意識的な物を感じました。
絵が古い、なんて言って読まないと損をしますよ。
名うての特撮・SF・アニメマニアの伊藤氏らしく、痒い所に手が届く設定と細かいくすぐり(各エピソードの題名からして有名特撮作品のパロディ)に満ちたファンには堪らない作品です。
基本軽いギャグ風ですが巨大怪獣物を茶化すのでは無く愛情に溢れており、スリリングなシーンは結構ドキドキしますし、終盤現れる防衛省の新兵器は侮れぬスペックを持って居り、主人公達が1巻程能天気で居られるかも終盤の展開からすると怪しく、目が離せません。
老若男女にお薦め出来る内容ですが、可愛いながらも毒と諧謔に溢れて居り、一部エピソードは虫や脚の多い生き物が苦手な方には拒否反応を起こさせる物も有りますのでご注意を。
恐竜型怪獣が驚く程古典的なデザインなのには意識的な物を感じました。
絵が古い、なんて言って読まないと損をしますよ。
2011年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
怪獣描写やアクション、SF考証は結構本気のようです。
ただ、伊藤氏の絵柄や描写って何かドライというのか、俯瞰的で。あんまり主観的な緊迫感とか無いんですよ。だから読んでも、遠くで上映されてる映画を傍観してるみたいな。
相当手をかけてると思いますが、見てて楽しいかと言うと…。
氏ご自身の好きな「怪獣モノ」って、そういう意味では鬼門のような気が。
怪獣はすごい気合入った絵なんだけど、比べてまりかとかサエちゃんとか、或いはまりかセブンも、メインキャラ皆絵が地味で目立たない。
いつもの穿ったネタや掛け合い漫才はいいんですが、上記に手を取られてるのかネタ密度ちょっと薄いです。
先輩のキャラ建てや行動がどう見ても某マンガの「四谷」を常人にしたとしか見えないのも。(帯の推薦文がまた…)
商品払底とかケータイ警報といったリアルからの流用ネタも、余りに最近の現実そのままで「そのまんまやないけっ!」みたいな消化不足気味。
こっから少しネタバレになります。
どうも後半出てくる宇宙人と、セヴンが同類なんではというのが1巻で振られたネタのようです。
なんで怪獣あるところヒーローが出るかという古典テーマのヒネった答えとしては少し面白い。
(もっとも、それなら泥棒と警官はグルかってえ話になりかねないけど)
無論このままそういう方向へ行ってしまえばストレート過ぎ、単発読切りでもなければ使えないので、如何にこれを引っくり返すかが本当の筋になるのでしょうが。
ただ、伊藤氏の絵柄や描写って何かドライというのか、俯瞰的で。あんまり主観的な緊迫感とか無いんですよ。だから読んでも、遠くで上映されてる映画を傍観してるみたいな。
相当手をかけてると思いますが、見てて楽しいかと言うと…。
氏ご自身の好きな「怪獣モノ」って、そういう意味では鬼門のような気が。
怪獣はすごい気合入った絵なんだけど、比べてまりかとかサエちゃんとか、或いはまりかセブンも、メインキャラ皆絵が地味で目立たない。
いつもの穿ったネタや掛け合い漫才はいいんですが、上記に手を取られてるのかネタ密度ちょっと薄いです。
先輩のキャラ建てや行動がどう見ても某マンガの「四谷」を常人にしたとしか見えないのも。(帯の推薦文がまた…)
商品払底とかケータイ警報といったリアルからの流用ネタも、余りに最近の現実そのままで「そのまんまやないけっ!」みたいな消化不足気味。
こっから少しネタバレになります。
どうも後半出てくる宇宙人と、セヴンが同類なんではというのが1巻で振られたネタのようです。
なんで怪獣あるところヒーローが出るかという古典テーマのヒネった答えとしては少し面白い。
(もっとも、それなら泥棒と警官はグルかってえ話になりかねないけど)
無論このままそういう方向へ行ってしまえばストレート過ぎ、単発読切りでもなければ使えないので、如何にこれを引っくり返すかが本当の筋になるのでしょうが。
2014年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ガメラ、ゴジラ、ウルトラマン。怪獣映画で育った世代です。
いい歳こいて、手に取ったマンガでしたが、素直に面白い!
真面目に怪獣と宇宙人に取り組んで書いている作家さんにもとても興味を持ちました。
いい歳こいて、手に取ったマンガでしたが、素直に面白い!
真面目に怪獣と宇宙人に取り組んで書いている作家さんにもとても興味を持ちました。
2017年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公のまりかセブンがヘッポコなせいもあって地球人が結構活躍するのが良かった。鉄腕バーディー(一人で戦う)やウルトラマン(あいつ一人でいいよね)と違って役割分担が出来てるというか
2014年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まるで、ふくやまけいこがゆうきまさみに心酔して特撮番組のマンガ化をはじめたような。過激な世界をほのぼのと。おもしろいです。
2013年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前から伊藤氏の描く作品を読んできましたが本作品も伊藤氏らしいSFにして伊藤氏らしいギャグとなっています。どこかで見たこと有るかもしれないキャラもでてきたり、近年の風刺をギャグに取り込んだりと~変わらぬクオリティで楽しませてくれる事間違いなしのお薦めの一冊です。