本作は11の短編から成り立っていますが、どれもこれも不思議で興味深い小話ばかりで何度読んでも飽きることのない諸星ワールドです。
諸界志異は中国の古い不思議話集といった感じで、どの話も面白いです。
不思議な話が好きな方であれば、心からお薦めいたします。
この第1巻は、以降3巻・4巻では成長して頼もしい青年となる主人公・阿鬼(燕見鬼)の、幼少時代の不思議な小話でどれもレベルが高いです。
あまり一般受けしていないようですが、本シリーズはまさに隠れた名作です!
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諸怪志異 (1) 異界録 (アクションコミックス) コミック – 1989/5/1
諸星 大二郎
(著)
中国志怪の世界に魅かれる作者が『聊斎志異』のような体裁の本を創るべく、奔放な想像力を駆使して書き上げたオリジナル作品。題材を中国の古典に求めているが、怪異談、滑稽話、活劇談などバラエティに富んだ内容だ。時代背景は宗代の作品が比較的多いが広範にわたる。
- 本の長さ246ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日1989/5/1
- ISBN-104575931667
- ISBN-13978-4575931662
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登録情報
- 出版社 : 双葉社 (1989/5/1)
- 発売日 : 1989/5/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 246ページ
- ISBN-10 : 4575931667
- ISBN-13 : 978-4575931662
- Amazon 売れ筋ランキング: - 130,757位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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1949年長野・軽井沢に生まれ、東京で育つ。1970年「COM」にて「ジュン子・恐喝」でデビュー。1974年「生物都市」で第七回手塚賞に入選し本 格的な作家活動に入る。同年「少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」を連載(後に「稗田礼二郎のフィールド・ノートより」と改題)、以後「暗黒神話」、「孔子 暗黒伝」と同誌に連載、その後他誌にて「マッドメン」、「海神記」、「西遊妖猿伝」と代表作となる作品群を発表。異形、寓意、そして或る時は“クトゥ ルー”をモチーフに古代から現在に至る物語世界を紡いでいる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『MUD MEN 最終版』(ISBN-10:4334901670)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年9月18日に日本でレビュー済み
怪奇現象を「五行先生」と弟子の「阿鬼」が解決してゆくという一話完結的なスタイルです。
阿鬼が子供らしくて非常にかわいらしいです。どろろ的なかわいさ。
五行先生も阿鬼もかわいいので内容はなかなかゆったりしてますが、諸星特有のダークさ、不条理さは含まれています。
読みやすいので諸星初心者もオススメ。
阿鬼が子供らしくて非常にかわいらしいです。どろろ的なかわいさ。
五行先生も阿鬼もかわいいので内容はなかなかゆったりしてますが、諸星特有のダークさ、不条理さは含まれています。
読みやすいので諸星初心者もオススメ。
2013年9月7日に日本でレビュー済み
舞台は古代の中国
メインとなる阿鬼の物語は宋朝の時代のようです。
細かい時代の説明はないですけど
作中で阿鬼が成長した時代には、金が勢いをつけ、宋を圧迫していますから
1100年代前後くらいの時代だと思います
阿鬼は、生まれながらにしてこの世ならざるものを見る目をもった見鬼でした。
貧しい家の出であるために、彼は人買いに売られ、殺されて肝を取られかけましたが
名だたる道士である五行先生に救われ
先生の弟子になります。
中国古代の怪異譚が、マンガというジャンルに詰め込まれた世界観は、読んでいて魅了されます
好き嫌いが激しいタイプの作品ですが
この特異な世界にはまる事ができれば、他にはない魅力のある作品だと思います
メインとなる阿鬼の物語は宋朝の時代のようです。
細かい時代の説明はないですけど
作中で阿鬼が成長した時代には、金が勢いをつけ、宋を圧迫していますから
1100年代前後くらいの時代だと思います
阿鬼は、生まれながらにしてこの世ならざるものを見る目をもった見鬼でした。
貧しい家の出であるために、彼は人買いに売られ、殺されて肝を取られかけましたが
名だたる道士である五行先生に救われ
先生の弟子になります。
中国古代の怪異譚が、マンガというジャンルに詰め込まれた世界観は、読んでいて魅了されます
好き嫌いが激しいタイプの作品ですが
この特異な世界にはまる事ができれば、他にはない魅力のある作品だと思います
2004年9月23日に日本でレビュー済み
西遊妖猿伝を未読の不届きな僕にとっては、
シリーズ物の中でベスト。
基本的には、『濃い』諸星モノが好きですが、
シリーズになると胃にも垂れますのでw
初めての方でも、諸星の真髄を適正に味わえると思います。
シリーズ物の中でベスト。
基本的には、『濃い』諸星モノが好きですが、
シリーズになると胃にも垂れますのでw
初めての方でも、諸星の真髄を適正に味わえると思います。
2004年7月15日に日本でレビュー済み
真剣なファンの人は怒るかもしれないけど、僕にとっての諸星大二郎の魅力って「思いつき」の面白さなのだ。「孔子暗黒伝」や「暗黒神話」その他のチャイナものにあっても、さほど原典・資料を細密に丹念に読み込んだとは思えない、ある種の美味しいところ取りからくる、痛快さが僕のツボをとらえているのだと思っている。だから、個人的には、傑作とされる『西遊妖猿伝』になんかにどうも乗れないでいる。
で、これは基本的に一話完結ということもあり、道教や仙術といったガジェットの弄びかたやキャラへの力の入れ具合(抜け具合)の微妙なバランスがなんともたまらない作品。
五行先生(このネーミング自体が深くないよね)エピソードがメインストリームで、このシリーズの面白さの核であることは間違いないが、それ以外のも独特の魅力を持っていて、なんか得した感じ。
で、これは基本的に一話完結ということもあり、道教や仙術といったガジェットの弄びかたやキャラへの力の入れ具合(抜け具合)の微妙なバランスがなんともたまらない作品。
五行先生(このネーミング自体が深くないよね)エピソードがメインストリームで、このシリーズの面白さの核であることは間違いないが、それ以外のも独特の魅力を持っていて、なんか得した感じ。