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秋の日は釣瓶落とし (アクションコミックス) コミック – 2006/11/16

4.1 5つ星のうち4.1 33個の評価

『週刊漫画アクション』で発表された、知られざる名作「秋の日は釣る瓶落とし」全3話ほか、初期のオールカラー短編3作品を収録。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 双葉社 (2006/11/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/11/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 76ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4575940453
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4575940459
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 33個の評価

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岡崎 京子
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2008年9月10日に日本でレビュー済み
これは傑作です。
過労死、キッチンドランカー、おかま、浮気。
この世にあって、だれもが内緒にして嘘ついて隠しとおそうとしているあらゆることを、
もしくは深刻ぶってとやかく言う内実何もなかったように
適当さと無意識の諦めの中に忘れ去っていくあらゆることを、
嘘吐かずに描いてくれるのが岡崎京子のいいところだと思います。
そしてそれはめっちゃ勇気のいることです。

「あたしは役不足でした あたしは退場すべきでした あなたとあたしの生活の場から」
疲弊しきった生活のなかで、この作品の出した結論を
是非、読んでください。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
岡崎京子さんの2006年発表の作品ですが、令和の時代に読んでも少しも色あせていません。ポップでファッショナブルでハイセンスなカラーは、バブルの頃のan・anやnon・noのカルチャーを纏った純文学を思わせます。女の子がうっとりとステキな気持ちになれるほど、傲慢で恐ろしいです。
主人公(夫)の父が突然亡くなり、葬儀に駆けつけた主人公の弟は女性(トランジェスター)になっていました。会社のOLと不倫している主人公(夫)とキッチンドランカー(アル中)の妻。痴呆症になってしまう主人公の母親。まさに岡崎京子ワールド全開です。
『pink』 や『ヘテロセクシャル』 が好きな方なら、絶対に読んで損はないです。単行本なのにあまりに短編すぎる(薄すぎる)ので星は4つとさせていただきましたが、内容としては5つつけてもいいくらいでした。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
岡崎京子の未単行本化作品がまとまって,薄いきれいな本になりました。

中期の3回連載の中篇と初期のカラー短編です。

岡崎京子の中期作品は「それってあってほしくないけど,あるよなぁ」をとても端的に表します。

そのために今つらさを持っている人には,物語が切実に感じられるでしょう。

へルタースケルターのような,傑作未単行本化作品と言う訳ではない小品ですが,なんだか好きです。

作者紹介で リハビリに励みつつも笑いが絶えず過ごしており,お肌健康ともに良好らしいと知り,ずっと気にかかっていたことが一つほぐれていきました。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月21日に日本でレビュー済み
 かつて、「少女が堕ちていく姿を描きたい」とエッセイで書いていた岡崎氏ですが、確かに長編ではそういう路線に傑作が多いですよね。でも、本書の表題作はそういう路線ではありません。若夫婦のすれ違っていく様を丹念に描いた小品ですが、古風なまでに一途なヒロインの選択とラストの言葉が哀しいお話です。うーん、これは女の人にしか描けない作品だと思う。

 おまけの初期作品は絵柄も作風もまだ固まっていない頃のものですが、単行本未掲載だったようなので、まあファン向けにはアリな企画ではないでしょうか。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「リバーズ・エッジ」に見られる派手さは無く、
日常を淡々とした表現で表現しています。
それだけに、ヒロインである主婦の心のひずみ、
夫婦のすれ違いなどが際立って、良い作品でした。
ラストが綺麗です。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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