鈴木先生の「さずかり婚」について、教え子たちによって裁かれてしまう内容。
思春期の人間と関わることが多いせいか、こんなに多角的で深まりのある議論が
中学生にできるか疑問に思いますが、ストーリーは充分見ごたえがあります。
中学生という微妙で多感な時期の人たちは、ちょっとしたことで過剰に反応したり、
エキセントリックな行動をとってしまうことは間々あり、そういった時に理性的に
オトナがどう対応すべきか、ひとつのモデルとして参考になりました。
とはいえ裁きは中途、続きが早く読みたい....
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鈴木先生 6 (アクションコミックス) コミック – 2008/11/28
武富 健治
(著)
恋人の麻美さんが妊娠! その事実が生徒達の知ることとなり、クラスは大騒ぎ。出来ちゃった結婚の是非が夏休みクラス討論の議題となる。鈴木先生が被告席に座る前代未聞の鈴木裁判が開廷。その様子は、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』のミーチャ裁判にも比すべき様相を呈する。第6巻は、先生生徒の激しき情念がほとばしる。必見!
- 本の長さ148ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2008/11/28
- ISBN-104575941980
- ISBN-13978-4575941982
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商品の説明
出版社からのコメント
第11回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞作品
登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2008/11/28)
- 発売日 : 2008/11/28
- 言語 : 日本語
- コミック : 148ページ
- ISBN-10 : 4575941980
- ISBN-13 : 978-4575941982
- Amazon 売れ筋ランキング: - 452,576位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年12月3日に日本でレビュー済み
夏休み登校日。
2-Aでは、夏祭りにひょんなことからデキ婚が偶然生徒にバレてしまった
鈴木先生が、クラス討議にかけられることに!
この巻では、鈴木先生によって討論スキルを強化され(すぎ)た
中2とは思えないほど弁達者な2-Aの生徒達が
とにかくもう、コマが狭くて入りきらないんじゃないかと思う位喋りまくってます。
今回の巻が今までの巻と違うのは、
鈴木先生が完全に聞き手にまわって、
ほぼ討議は生徒の進行に任せきっているところです。
いつも生徒を諭している側の鈴木先生が、
今回ばかりは生徒から諭される・・・はずなのですが、
なんせ鈴木先生的教育論で育ってきた
生徒によって裁かれるとなると、
最終的には概ね鈴木先生の想像していた結論に
近づいていくという、鈴木先生にしてみたら
生徒達に議論させることで今までの自分の教育論を
この議論に生かすよう生徒に復習させているだけなんじゃないかと思えてきて、
(実際5巻までの鈴木先生の生徒に対するセリフがふんだんにでてきます。)
正直、鈴木先生としてはこの逆境もプラスに変えちゃってるような気もします^^;
恐るべき男、鈴木・・笑
まぁでも、もちろん自分が被告なので動揺している部分もあるのはあるんですが。。
(竹地が先生を試すシーンなどではまた脂汗かきまくりでしたね^^;;)
しかしこの巻での圧巻のシーンは
やはり竹地が先生を試すシーンだと思いました。
ここで先生を試そうとする竹地も凄い(ある意味恐ろしい)が
それに対し誰も傷つけることなく、そして何の矛盾もなく
自論を言ってのけた鈴木先生には脱帽です。
「デキ婚はいけないことなのか」
から、話はいろんな方向にドンドン飛び火していくけれど
最終的にまとまりつつあり、あとは最後の鈴木先生の告白を待つのみ・・
というところで6巻が終わってしまうので早く7巻が読みたいです。
しかし・・・
今の中学2年生にこんなディベート力は絶対にないでしょうね^^;;;
2-Aでは、夏祭りにひょんなことからデキ婚が偶然生徒にバレてしまった
鈴木先生が、クラス討議にかけられることに!
この巻では、鈴木先生によって討論スキルを強化され(すぎ)た
中2とは思えないほど弁達者な2-Aの生徒達が
とにかくもう、コマが狭くて入りきらないんじゃないかと思う位喋りまくってます。
今回の巻が今までの巻と違うのは、
鈴木先生が完全に聞き手にまわって、
ほぼ討議は生徒の進行に任せきっているところです。
いつも生徒を諭している側の鈴木先生が、
今回ばかりは生徒から諭される・・・はずなのですが、
なんせ鈴木先生的教育論で育ってきた
生徒によって裁かれるとなると、
最終的には概ね鈴木先生の想像していた結論に
近づいていくという、鈴木先生にしてみたら
生徒達に議論させることで今までの自分の教育論を
この議論に生かすよう生徒に復習させているだけなんじゃないかと思えてきて、
(実際5巻までの鈴木先生の生徒に対するセリフがふんだんにでてきます。)
正直、鈴木先生としてはこの逆境もプラスに変えちゃってるような気もします^^;
恐るべき男、鈴木・・笑
まぁでも、もちろん自分が被告なので動揺している部分もあるのはあるんですが。。
(竹地が先生を試すシーンなどではまた脂汗かきまくりでしたね^^;;)
しかしこの巻での圧巻のシーンは
やはり竹地が先生を試すシーンだと思いました。
ここで先生を試そうとする竹地も凄い(ある意味恐ろしい)が
それに対し誰も傷つけることなく、そして何の矛盾もなく
自論を言ってのけた鈴木先生には脱帽です。
「デキ婚はいけないことなのか」
から、話はいろんな方向にドンドン飛び火していくけれど
最終的にまとまりつつあり、あとは最後の鈴木先生の告白を待つのみ・・
というところで6巻が終わってしまうので早く7巻が読みたいです。
しかし・・・
今の中学2年生にこんなディベート力は絶対にないでしょうね^^;;;
2009年4月24日に日本でレビュー済み
鈴木先生が、
「婚前なのに彼女を妊娠させ、デキ婚する」
ということがバレ、生徒たちにクラス討議にかけられます。
もうここまでくると、
「ほんと行き着くところまで行って、この方向を極め尽くしてくれ!」
という感じです。
内容も、「実も蓋もない本音」どんどんが出てきます。
楽しいです。
討議の台詞を読んでいて、著者はどこら辺まで先を考えて話を創られているのかなと思いました。
文化庁メディア芸術祭で、「鈴木先生」の生原稿を見たのですが、ホワイトの箇所が凄まじく多い原稿でした。
話しも作画も練りに練って、それこそ鈴木先生並に考え尽くされているのですね。
コミケで著者のブースに伺いましたが、確かに鈴木先生の臭いがされる方でした。
今回も、小川と中村に萌えました。
「婚前なのに彼女を妊娠させ、デキ婚する」
ということがバレ、生徒たちにクラス討議にかけられます。
もうここまでくると、
「ほんと行き着くところまで行って、この方向を極め尽くしてくれ!」
という感じです。
内容も、「実も蓋もない本音」どんどんが出てきます。
楽しいです。
討議の台詞を読んでいて、著者はどこら辺まで先を考えて話を創られているのかなと思いました。
文化庁メディア芸術祭で、「鈴木先生」の生原稿を見たのですが、ホワイトの箇所が凄まじく多い原稿でした。
話しも作画も練りに練って、それこそ鈴木先生並に考え尽くされているのですね。
コミケで著者のブースに伺いましたが、確かに鈴木先生の臭いがされる方でした。
今回も、小川と中村に萌えました。
2008年11月30日に日本でレビュー済み
ディベート漫画である。
今巻は、鈴木先生自体の言葉は少ない。
子供たち自身に討論させ、
自分の力で納得できる答えを導き出させようとしている。
鈴木先生の魂が伝承された子供たちが何人もいるように見える。
言葉を発することが怖くもなり
楽しくもなるというぐらい
鈴木先生は、言葉を巧みに操り、落ち度のある発言を許さない。
一瞬でも気を抜いたら負け。
まるで言葉を使っての格闘技のようだ。
そんなこと言ってたっけ?と思い
ページを戻って見ると、確かに、そのセリフがある。
見過ごしてしまうような「議長を誰にするか」という
フリコメントに敏感に気づく子供。
そうなのだ。自分の事には敏感なのだ。特に子供は。
ここに出てくる子供たちは
部分的ではあるが、昭和の匂いがする。
これは絵柄のせいだけでなく、
執着心や行動、言葉が、えらく昭和的なのだ。
それが、今の若者たる姿には見えないのだが(失礼)
いつの世も同じ子供たちの本質も垣間見える。
そこが、40代のオレにはビンビンくる。
他社作品の「3月のライオン」の主人公とは対極にある子供たちだ。
今巻は、鈴木先生自体の言葉は少ない。
子供たち自身に討論させ、
自分の力で納得できる答えを導き出させようとしている。
鈴木先生の魂が伝承された子供たちが何人もいるように見える。
言葉を発することが怖くもなり
楽しくもなるというぐらい
鈴木先生は、言葉を巧みに操り、落ち度のある発言を許さない。
一瞬でも気を抜いたら負け。
まるで言葉を使っての格闘技のようだ。
そんなこと言ってたっけ?と思い
ページを戻って見ると、確かに、そのセリフがある。
見過ごしてしまうような「議長を誰にするか」という
フリコメントに敏感に気づく子供。
そうなのだ。自分の事には敏感なのだ。特に子供は。
ここに出てくる子供たちは
部分的ではあるが、昭和の匂いがする。
これは絵柄のせいだけでなく、
執着心や行動、言葉が、えらく昭和的なのだ。
それが、今の若者たる姿には見えないのだが(失礼)
いつの世も同じ子供たちの本質も垣間見える。
そこが、40代のオレにはビンビンくる。
他社作品の「3月のライオン」の主人公とは対極にある子供たちだ。
2011年7月10日に日本でレビュー済み
でき婚をした先生に罪があるのか?鈴木裁判が行われる。 でき婚はすべて罪なのか?生徒たちが、一般論から個別事例まで考え、思考を熟成していく。そもそも、避妊は道徳的行為なのか?結婚するまで性行為はするな!という伝統についても取り上げられてるので、ドラマよりは深く読めます。絵がもっとよかったら・・・
2008年12月7日に日本でレビュー済み
やけに主体的に発言する生徒が多いことが金八先生や中学生日記を彷彿とさせるができちゃった婚という中学生から縁遠いと思われる題材が中学生によってやけに生々しく議論されるところが面白かった。自分が教師だったらこういう生徒たち絶対受け持ちたくない。
2022年1月18日に日本でレビュー済み
私自身の経験だが、小学6年生の頃、担任の先生が妊娠したのを聞いた時、
「そうか、先生も人間だし結婚もすれば子どももできるよな」くらいにしか思わなかったので、
作中で生徒たちがうだうだ言って裁判を開く流れが気持ち悪かった。
実勢にこういう事が起こってもせいぜい恋人がいた事をからかわれる程度ではないか?
なんでどいつもこいつも情緒不安定なのか。
子どもを馬鹿にしすぎで激しく不快。中学生はそんなに幼くない。
「そうか、先生も人間だし結婚もすれば子どももできるよな」くらいにしか思わなかったので、
作中で生徒たちがうだうだ言って裁判を開く流れが気持ち悪かった。
実勢にこういう事が起こってもせいぜい恋人がいた事をからかわれる程度ではないか?
なんでどいつもこいつも情緒不安定なのか。
子どもを馬鹿にしすぎで激しく不快。中学生はそんなに幼くない。