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大阪ハムレット 3 (アクションコミックス) コミック – 2009/3/12

4.5 5つ星のうち4.5 86個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 双葉社 (2009/3/12)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/3/12
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 152ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4575942197
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4575942194
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 86個の評価

著者について

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森下 裕美
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カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
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86グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この方の漫画を買うのは小学生のころ読んでいた少年アシベ以来でしたが、こんなお話を書ける方だったのかと驚きました。
重みのある話の中に笑えるコマもあって、本当に面白いです。
3巻ではあいの探偵の話が特に好きです。
家族に憧れて結婚する気持ちとてもよくわかります。
2017年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
買って良かった。久々良い作品に出会えました。全巻揃えたいです。
2009年6月6日に日本でレビュー済み
1.2.3巻と読んできましたがこの巻が一番話として重いと感じました。
「愛」って簡単に言うけどなんだろうね?っていう根源的な問題が定義されているように私は感じます。とくに「あいの探偵(前後編)」
これはすごいです。この作品だけでも、森下作品はもはや文学に達しています。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少年アシベのイメージで読んだら、度肝を抜かれました。
ストーリーは秀逸で、悲喜こもごもながら、どの話にも知恵と愛情と救いがあります。
絵は、デフォルメが強いけれど線がシンプルでユーモラスなので、シリアスな場面でも、可愛らしい感じです。
自虐の詩がお好き方ならきっと気にいると思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
偽善と自己陶酔、自己犠牲を強要する環境からの逃亡、
因果応報、他人に向けてきた悪意と殺意が自らにはね返ってくる現実からの逃亡
そして、人として扱われなかった過去からの逃亡

嫌悪感と後ろめたさを捨てたくて逃げる
命惜しさに、自らを偽って逃げる
垂れ下がった蜘蛛の糸に必死にすがりつき、逃げる

この本を読んで涙が流れても、それは開放感とカタルシスからだ。
感動であり、感動ではない。

なぜならば、人間性の「真」だけは強烈に描かれており、善も美も描かれているわけではない(少なくとも主題ではない)からだ。

『あいの探偵』のアリサ、間違いなく、芥川の『蜘蛛の糸』の結末を知ってはいないであろう彼女は、カンダタの行動を肯定するに違いない。
ライバルや障害は、どんな手を使っても排除する。それが、幸せを掴むために必要なのだと彼女は固く信じている。
世間知が無ければ、世間知を学ぶ機会を与えられなければ、多くの人間はアリサになるのだ。

だが、そんな強烈な真実を描きながら、一応のカタルシスにまで導いてくれるからこそ、この本は名作と言い得る。
ノワールに、救いの無い落ちをつけてしまったら、「真」は描けても、物語として名作にはなりえない。

主人公たちは、皆、逃げることに成功している。
逃げて逃げて、ささやかな幸せを手に入れることに成功する。

ここが、森下裕美はやはり、とてつもないストーリーテラーだと再認識させられる点だ。

同じく、最後に開放感を与えて、読者に評価される物語はある。が、
それらが概して、「下手物を食わせるだけ食わせて、最後に吐かせる」タイプの嘔吐型カタルシスで構成されているのに対し、
森下裕美は、同じ下手物を食わせるにしても、見た目も味も超一級品に仕立て上げる。
食べ終わったあとにあるのは、満腹感と満足感、食後の一杯的カタルシス。

だが、しかし、食べたのは、紛れも無く下手物。
森下裕美は、ちらりと、素材が下手物であることもアピールしている。

ふと感じる気持ち悪さ。
(『女忍者の夏』での、主人公をちらっと見たあと、姪のことみの見せる偽善の笑顔、『テレパシー』での、孫のユウ君の一言「人生とか考えた?」、『あいの探偵』での、「おっちゃんこれでもう大丈夫や」)
カタルシスで消化しきれない小石。

読者の心にころりと『違和感』と言う小石を投げ込む巧緻、人と世間を冷徹に見つめる視線も、さすがと言わざるを得ません。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一巻からずっと、泣ける。いろいろなもの抱えた人たちが出たくるけど、まわりの人たちがとにかく暖かい。いいなあ、つらいことあってももう一回頑張ろうって思えるなあ、こんな人たちに見守られたいなあ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年8月11日に日本でレビュー済み
この作品いいです。
大好きな漫画。
大阪を舞台にいろいろな人の日常を描く。
2010年1月30日に日本でレビュー済み
関西弁で語られちゃあかなわんよ、いったらなんだけど、まああざといよな。
クッサイ話も、「そやなぁ」「勝てへんなぁ」ってくにゃっと言われたら、
なんだか心に響いて、泣けちゃうんだよ!
とか思いながらも、この「大阪ハムレット」がすごい作品なのは、
もうどうしようもない事実。そして、どうしようもなく泣けてしまうんです。
登場するのは、どの人も皆、家族の愛情に恵まれず、少なからず
「ふつう」「あたりまえ」の育ちかたができなかった人たちだ。
それは自分の意思に関係なく、いやおうなく、そうされてしまったということ。
だからこそ彼ら彼女らは、その宿命にあらがおうとあがき、握力を鍛え続け、
ただでは転ばない。
誰のものでもない、自分自身の幸せをその手でつかむ為に。
それはきれい事をこえた人間の強さであり可能性で、それがこの簡単な絵と
短い台詞で描かれているからすごいのである。
でもさ、このしたたかさ、めげなさをして、怖いずるい、お里が知れるなどと、
あしざまに言う人もいるんだろうな。世間ってそういうものだもんな。
なめんなよ。今よりもよくなりたいと願い、かなえるために、
最大の努力をすることのなにが悪い。近道を探して、何が悪い。
暗く寂しい日陰で芽を出した草花が、首を長く長く伸ばして、
なんとかしてお日様に当ろうとするように。
自分を幸せにするために、必死で生き抜く人間の姿は尊く、美しい。
そんな真実がしみるから、この作品で泣ける涙は超しょっぱいのだろうと思うのです。
ぎゅうっと、濃いのが出るので覚悟!
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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