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ぢるぢる日記 文庫 – 2000/10/1
ねこぢる
(著)
- 本の長さ99ページ
- 言語日本語
- 出版社二見書房
- 発売日2000/10/1
- ISBN-104576006959
- ISBN-13978-4576006956
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登録情報
- 出版社 : 二見書房 (2000/10/1)
- 発売日 : 2000/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 99ページ
- ISBN-10 : 4576006959
- ISBN-13 : 978-4576006956
- Amazon 売れ筋ランキング: - 703,203位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 20,619位エッセー・随筆 (本)
- - 150,886位文庫
- - 313,049位コミック
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者の日常を絵日記形式で綴ってあります。
奇妙な体験ばかりしているのだなあと思いますが、それは周りへの観察眼の鋭さによるものなのだろうかという気もします。
奇妙な体験ばかりしているのだなあと思いますが、それは周りへの観察眼の鋭さによるものなのだろうかという気もします。
2010年11月25日に日本でレビュー済み
これを日常と呼んでいいのか・・・どこまでが真実で虚構かわからない。
ただねこぢるの目に映る世界は毒々しくて、殺伐としていて、ときとして切ない。
それはすべてのねこぢる作品に共通することだが。
今回の再販版はねこぢるの夫、山野一が彩色をしている。
原版と比べると、ページ数が少ないように思えるが、中身は同じ。
ただあとがきが原版のほうが良く、ねこぢるの素顔が垣間見れる。
しかし原版も再販版もほとんど同じなので(彩色してある以外は)こちらを購入しても損はしないと思う。
ふと夜寂しくなってしまうときに開いてしまう本だ。
ただねこぢるの目に映る世界は毒々しくて、殺伐としていて、ときとして切ない。
それはすべてのねこぢる作品に共通することだが。
今回の再販版はねこぢるの夫、山野一が彩色をしている。
原版と比べると、ページ数が少ないように思えるが、中身は同じ。
ただあとがきが原版のほうが良く、ねこぢるの素顔が垣間見れる。
しかし原版も再販版もほとんど同じなので(彩色してある以外は)こちらを購入しても損はしないと思う。
ふと夜寂しくなってしまうときに開いてしまう本だ。
2007年2月28日に日本でレビュー済み
コンパクトなハードカバー。ちゃんとひものしおりもついてます。
手に取りやすいためか、やはり内容がおもしろいせいか
毎日毎日、寝る前に繰り返し読んでいた時期がありました。
思えば、あまりいろいろ考えたくない時期だったのかもしれません。
ねこぢるワールドにすっかりはまっていたのは……。
シニカルだけど、なぜか印象的なんですよね。
ちょっと一般人には経験できない日常をつづっていて
小学生の絵日記ちっくなレイアウトとも親しみやすいです。
ねこぢるって絵のレベルが、初期と最期で劇的に違いますが
その違いを見るのも感慨深いものがあります。
他の単行本にも何ページか収録されているものもあり
「あ、これ●●に載ってた」って気づくことも。
蛇足ですが、山野氏のあとがきの文字詰めが
ものすごく詰まってて読みにくいんですが、なぜでしょう?
手に取りやすいためか、やはり内容がおもしろいせいか
毎日毎日、寝る前に繰り返し読んでいた時期がありました。
思えば、あまりいろいろ考えたくない時期だったのかもしれません。
ねこぢるワールドにすっかりはまっていたのは……。
シニカルだけど、なぜか印象的なんですよね。
ちょっと一般人には経験できない日常をつづっていて
小学生の絵日記ちっくなレイアウトとも親しみやすいです。
ねこぢるって絵のレベルが、初期と最期で劇的に違いますが
その違いを見るのも感慨深いものがあります。
他の単行本にも何ページか収録されているものもあり
「あ、これ●●に載ってた」って気づくことも。
蛇足ですが、山野氏のあとがきの文字詰めが
ものすごく詰まってて読みにくいんですが、なぜでしょう?
2004年5月23日に日本でレビュー済み
日常の出来事を絵日記の形で綴っていく。
作中の本人は相変わらず猫のまま。
小さなことから大きなことまで
エキセントリックな出来事のオンパレードには
「さすが」の一言。
ねこぢるが全ての事象を引き寄せているのかもしれないし、
それとも逆に事象を発生し得る本体が
ねこぢるに引き寄せられているのか、
その両方であるのか・・・。
描く漫画のみならず
私生活すら独自性に溢れた人物だったようである。
作中の本人は相変わらず猫のまま。
小さなことから大きなことまで
エキセントリックな出来事のオンパレードには
「さすが」の一言。
ねこぢるが全ての事象を引き寄せているのかもしれないし、
それとも逆に事象を発生し得る本体が
ねこぢるに引き寄せられているのか、
その両方であるのか・・・。
描く漫画のみならず
私生活すら独自性に溢れた人物だったようである。
2004年6月12日に日本でレビュー済み
私が初めてねこぢるの作品に出会ったのは、この本が最初です。大学時代の友人に面白い本があると紹介され、本屋で手にとったのは、残念ながら、ねこぢるがこの世を去ってしまった後でした。しかしながら、かなり前につづられた日記であるにも関わらず、いつまで経っても色あせなく、読者はねこぢるの世界に引き込まれるはずです。これはおそらくねこぢるが他界する寸前まで執筆していた最後の作品の様です。
彼女の作品の世界、登場人物は、どこかしら非日常であり、作者自身がどこかしら、狂っている様に見えますが、それは錯覚かもしれません。子供の頃、特に物心が着く前、誰でも正直であり、遠慮というものを知らなかったはずです。その誰もが忘れてしまった世界観をねこぢるの目を通して見ると不思議な気分になれる事は請け合いです。
絵日記という形で綴られた短編集である本作品は、絵の部分を見ても衝撃的ですが、文章の部分は更に、毒、毒、毒の嵐です。排泄に関する事、死、貧困など、大人になれば、タブーとされている事に遠慮なく、鋭い切り込みが入ります。日頃、学校、会社などで違う自分を装い、我慢している事を、それはまるで心地よいくらいにねこぢるはやらかしてくれます。
彼女の作品全体についていえることなのですが、上に書いたように、内容が内容なので、現実と空想の区別がつかない人にはお勧めできません。あくまで、「これはねこぢるという作家が残した、日記(どこまでが本当なのかわかりませんが)なのだ」と完全に理解できる大人が読むものであり、子供が読んでもただ、「残酷でいやー」と思うだけだし、まねされて、どこかのネット掲示板ではありませんが、社会問題になるだけです。
私が初めてねこぢるの作品に出会ったのは、この本が最初です。大学時代の友人に面白い本があると紹介され、本屋で手にとったのは、残念ながら、ねこぢるがこの世を去ってしまった後でした。しかしながら、かなり前につづられた日記であるにも関わらず、いつまで経っても色あせなく、読者はねこぢるの世界に引き込まれるはずです。これはおそらくねこぢるが他界する寸前まで執筆していた最後の作品の様です。
彼女の作品の世界、登場人物は、どこかしら非日常であり、作者自身がどこかしら、狂っている様に見えますが、それは錯覚かもしれません。子供の頃、特に物心が着く前、誰でも正直であり、遠慮というものを知らなかったはずです。その誰もが忘れてしまった世界観をねこぢるの目を通して見ると不思議な気分になれる事は請け合いです。
絵日記という形で綴られた短編集である本作品は、絵の部分を見ても衝撃的ですが、文章の部分は更に、毒、毒、毒の嵐です。排泄に関する事、死、貧困など、大人になれば、タブーとされている事に遠慮なく、鋭い切り込みが入ります。日頃、学校、会社などで違う自分を装い、我慢している事を、それはまるで心地よいくらいにねこぢるはやらかしてくれます。
彼女の作品全体についていえることなのですが、上に書いたように、内容が内容なので、現実と空想の区別がつかない人にはお勧めできません。あくまで、「これはねこぢるという作家が残した、日記(どこまでが本当なのかわかりませんが)なのだ」と完全に理解できる大人が読むものであり、子供が読んでもただ、「残酷でいやー」と思うだけだし、まねされて、どこかのネット掲示板ではありませんが、社会問題になるだけです。
2004年1月29日に日本でレビュー済み
えてして、弱っている人間は世間の悪意の餌食になる。
他人への厳しさは自分の余裕のなさ。弱っているためにうまく受け流すことができず、さらに悪意が集まる。
最悪の悪夢。自分が危ないのに他人はそれを見て笑っている。笑いを取るために最悪の日常を送る。
笑い飛ばすことをお勧めしない。共感することもお勧めしない。
他人への厳しさは自分の余裕のなさ。弱っているためにうまく受け流すことができず、さらに悪意が集まる。
最悪の悪夢。自分が危ないのに他人はそれを見て笑っている。笑いを取るために最悪の日常を送る。
笑い飛ばすことをお勧めしない。共感することもお勧めしない。