他人の心を感知する能力を持っているために辛い過去を抱えているヒロインは、あるとき殺人者の強い感情を感知します。数日後、やはり殺人が起きていたことを知ったヒロインは辛い過去を押しとどめて警察に協力を申し出ました。
そこで待っていたのは、証拠を全く残さない頭の切れる殺人者の犯行に頭を悩ませている刑事(ヒーロー)との出会いでした。
証拠を残さない犯人ゆえに頼りになるのはヒロインの感知能力のみ。彼女の感知能力を使って犯人を突き止めながら、彼女をその能力から救おうとする熱いヒーローが魅力的でした。
特殊能力というとちょっと非現実的でなかなかイメージしにくいと感じますが、感知しているときのヒロインの状態や、能力を持っているためにつきまとう暗い過去と孤独がすごくリアリティがあるので、そんなに違和感なく受けいられる話だと思います。
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夜を忘れたい (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション) 文庫 – 2001/7/23
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夏の夜の悪夢が呼び寄せるものは<めくるめく愛と、殺人鬼の怒り…
フロリダでひっそりと暮らす28歳の女性マーリー。かつて彼女は他人の心を感知する特殊能力を持っていたが、
それは6年前に失われた。ところがある夏の夜、何者かが女性を殺している場面が不意に脳裏を支配する。
能力がよみがえったのだ。案の定、現実に殺人事件が発生していた。
が、警察に協力を申し出たマーリーは、一人の刑事に心を翻弄される……。
原題:Dream Man
- 本の長さ451ページ
- 言語日本語
- 出版社二見書房
- 発売日2001/7/23
- ISBN-104576010816
- ISBN-13978-4576010816
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登録情報
- 出版社 : 二見書房 (2001/7/23)
- 発売日 : 2001/7/23
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 451ページ
- ISBN-10 : 4576010816
- ISBN-13 : 978-4576010816
- Amazon 売れ筋ランキング: - 83,439位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12位ザ・ミステリ・コレクション
- - 827位英米文学
- カスタマーレビュー:
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2016年2月29日に日本でレビュー済み
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映画を見ているような、感覚で読んでいました。ヒロインになってみたいと思ったことがあると思います。でも・・・
2016年6月14日に日本でレビュー済み
ヒーローがヒロインに迫っていくやり方が強引で、始めのあたりでは、チョット引いてしまいます。
痴漢かストーカーみたいで、普通なら、悲鳴をあげて逃げてるでしょう!
事件を解決する為のヒーローの策略も・・・好きになれないです。
皆さんに好評な、エピローグの部分も、私には蛇足と思えてしまう。
ヒーローの感受性の豊かさに、二人の相性の良さを示しているのでしょうが、そのことへの周囲の反応も嘘くさい。
鎮痛剤打ってくれるはずないし。
ストーリーとしては面白い作品でしたが、なんとなく納得できない物語でした。
面白いのは、確かなんですがね。
痴漢かストーカーみたいで、普通なら、悲鳴をあげて逃げてるでしょう!
事件を解決する為のヒーローの策略も・・・好きになれないです。
皆さんに好評な、エピローグの部分も、私には蛇足と思えてしまう。
ヒーローの感受性の豊かさに、二人の相性の良さを示しているのでしょうが、そのことへの周囲の反応も嘘くさい。
鎮痛剤打ってくれるはずないし。
ストーリーとしては面白い作品でしたが、なんとなく納得できない物語でした。
面白いのは、確かなんですがね。
2017年9月19日に日本でレビュー済み
でも、盛り上がるはずの終盤にガックリ。ヒロインと一緒にヒーローに一気に失望。これは止めて欲しかったな~作者様。ヒーローのベタ惚れっぷりを台無しにする破壊力がある。エピローグもコレがなきゃ純粋に嬉しく読めたのに。ヒロインが過去に負った心と身体の傷や得られてホっとしている現在の生活を、愛してるはずのヒーローがたいして本気で思いやってないような印象を与えてしまう。過去に同じきっかけで殺されかけてそしてヒーローによって再びそうなるところだった。せめてもっと悔恨に苦しむ描写があったら良かったけどアッサリ終わった。面白いのに惜しい話だった。溺れるような惚れっぷりのはずなのに殺人鬼から守るダミーが必要になるような状況に意図的にヒロインを置いたのがヒーローだったっていう残念さは大きい。
2007年10月26日に日本でレビュー済み
ロマンス小説で超能力モノ? と思いましたが、これが実に上手い設定でした。
ビジョンを受信した後にヒロインが襲われる心身のダメージ(日常生活を送れるようになるまで数日掛かる)の介護役としてヒーローが同居するなど、設定を実に上手く生かしていると思います。
読者もヒロインも、同居の理由に思わず納得。
ですが、出会って1週間もしないうちに同居(押しかけですが)しちゃうあたり、かなり強引なヒーローです。
まあ、出会った瞬間に身体が反応(笑)しちゃうほどヒロインにいかれてたので、しようがなかったのかな?
エピローグは爆笑しました。
こういうこと考えるのは、国籍を問わず、どこも一緒なんですね。
同意される奥様方が多いのではないでしょうか。
ビジョンを受信した後にヒロインが襲われる心身のダメージ(日常生活を送れるようになるまで数日掛かる)の介護役としてヒーローが同居するなど、設定を実に上手く生かしていると思います。
読者もヒロインも、同居の理由に思わず納得。
ですが、出会って1週間もしないうちに同居(押しかけですが)しちゃうあたり、かなり強引なヒーローです。
まあ、出会った瞬間に身体が反応(笑)しちゃうほどヒロインにいかれてたので、しようがなかったのかな?
エピローグは爆笑しました。
こういうこと考えるのは、国籍を問わず、どこも一緒なんですね。
同意される奥様方が多いのではないでしょうか。
2006年11月21日に日本でレビュー済み
そして今回のヒロインは超能力者というちょっと変わった設定。
リンダ・ハワード描くヒロインはいつも個性的で強い女性。(そしていつも美女)
(ヒーローは肉体美の人が多いです)
ラブシーンは相変わらず濃厚です。(ここまで書くか!ってぐらい、官能小説なみ)
犯人は初っ端から名前を明かして登場させて、デーンとマーリーがどうやってこの犯人に近づいていくかが見物ですが、ストーリー的には先の読める展開で、意外性もなく、ちょっとパワー不足を感じました。
リンダ・ハワード描くヒロインはいつも個性的で強い女性。(そしていつも美女)
(ヒーローは肉体美の人が多いです)
ラブシーンは相変わらず濃厚です。(ここまで書くか!ってぐらい、官能小説なみ)
犯人は初っ端から名前を明かして登場させて、デーンとマーリーがどうやってこの犯人に近づいていくかが見物ですが、ストーリー的には先の読める展開で、意外性もなく、ちょっとパワー不足を感じました。
2005年12月10日に日本でレビュー済み
あらすじは皆さんにおまかせして。殺人のビジョンを見たということで、
警察に行き、そこで出会った刑事のデーン。彼女のビジョンを見ているときの
トランス状態と彼女に心ひかれてやがて一緒に住むようになるのですが、
このデーンという人物、なかなかいい男です。苦しむマーリーをやさしく
介抱します。なんだかずっとそばにいて!という気が自分にもしてきてしまって
物語が終わるのが淋しかった…。エピローグが特に最高でしたね。
警察に行き、そこで出会った刑事のデーン。彼女のビジョンを見ているときの
トランス状態と彼女に心ひかれてやがて一緒に住むようになるのですが、
このデーンという人物、なかなかいい男です。苦しむマーリーをやさしく
介抱します。なんだかずっとそばにいて!という気が自分にもしてきてしまって
物語が終わるのが淋しかった…。エピローグが特に最高でしたね。
2003年3月2日に日本でレビュー済み
またまた、一気に読んでしまった、リンダ・ハワード作品。
「超能力もの」なんて絶対に嫌だ、と思っていましたが、読んで良かった!
デーン・ホリスターのような素敵な刑事に愛されるなら、
マーリーの力も羨ましいなあ、怖いけど。
デーンのパートナーも素敵な男で、デーンとの会話が、面白い。
そして、エピローグが最高!私も夫に「あの時」の苦しみを、味あわせたい。笑ってしまいました。
いつものリンダ作品のように、考え込む事も、推理する事もなく、
ため息の出るような、ラブシーンが満載です。
「超能力もの」なんて絶対に嫌だ、と思っていましたが、読んで良かった!
デーン・ホリスターのような素敵な刑事に愛されるなら、
マーリーの力も羨ましいなあ、怖いけど。
デーンのパートナーも素敵な男で、デーンとの会話が、面白い。
そして、エピローグが最高!私も夫に「あの時」の苦しみを、味あわせたい。笑ってしまいました。
いつものリンダ作品のように、考え込む事も、推理する事もなく、
ため息の出るような、ラブシーンが満載です。