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死への祈り (二見文庫 B 1-18) 文庫 – 2006/11/1
[探偵マット・スカダー・シリーズ]
ある夜、マンハッタンの邸宅に住む弁護士のホランダー夫妻が、帰宅直後に惨殺
された! 資産家を狙った強盗の仕業と思われたその事件は、数日後に犯人たち
の死体が発見されたことによって決着を見た。しかし、被害者の姪から気がかり
な話を聞かされたスカダーは、背後に更なる"第三の男"が存在しているのではと
いう疑念を抱き、事件に潜む闇へと足を踏み入れていく......。姿なき悪意の影
にスカダーが挑むシリーズ新境地、待望の文庫化!
ある夜、マンハッタンの邸宅に住む弁護士のホランダー夫妻が、帰宅直後に惨殺
された! 資産家を狙った強盗の仕業と思われたその事件は、数日後に犯人たち
の死体が発見されたことによって決着を見た。しかし、被害者の姪から気がかり
な話を聞かされたスカダーは、背後に更なる"第三の男"が存在しているのではと
いう疑念を抱き、事件に潜む闇へと足を踏み入れていく......。姿なき悪意の影
にスカダーが挑むシリーズ新境地、待望の文庫化!
- 本の長さ541ページ
- 言語日本語
- 出版社二見書房
- 発売日2006/11/1
- ISBN-104576061895
- ISBN-13978-4576061894
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登録情報
- 出版社 : 二見書房 (2006/11/1)
- 発売日 : 2006/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 541ページ
- ISBN-10 : 4576061895
- ISBN-13 : 978-4576061894
- Amazon 売れ筋ランキング: - 672,757位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マット・スカダーシリーズは大好きですが、しばらく小説自体を読んでいなかったため、格安で購入できて楽しみました。
2018年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ローレンス・ブロックのマット・スカダーもので、読んでいないものを読もうと少し前に『処刑宣告』を読んだ。
「少しネアカになったスカダー」と、そのレビューのタイトルに書いたのは、多少マット・スカダーのイメージに違和感を覚えたからである。
一年ほど前にスカダー・シリーズ最期の17作目『償いの報酬』を、読んだが、ミック・バルーと酒場で昔の事件などを、夜明けまで語りあう設定には、それなりにブロックの筆の冴えを感じたのである。
が、本作『死への祈り』には、評者の期待するマット・スカダーは消えてしまっていた。
セレブになったスカダーというと語弊があるかも知れないが、ジャズハウスへ行くマットは、イメージできるが、妻のエレインと、度々クラッシック・コンサートや洒落たレストランでディナーを楽しむなど、どうも評者のスカダー像から外れているのです。
人は、歳とともに変わるものであろうが、長年続くシリーズもの小説の面白さを持続するには、今一つブロックさんに、マッド・スカダーを、それなりに進化させてほしかった、と読者の我がままを書いておきたい。
本作『死への祈り』は、冗漫なストーリー展開で進みながら謎を究明してゆくマッド・スカダーの描写には、往年のスカダーの迫力も陰影も垣間見ることなく物語は終えている。
他のかたもレビューで指摘していたが、犯人のサイコパスが唐突に一人称で語る挿入も頂けない。
本作のエンディングも、余韻を残そうとの、著者ブロックの意図が成功しているとは評者には思えず、よくある通俗ミステリ小説のように感じてしまったのです。
評者が、このシリーズで未読なのは、『すべては死にゆく』だけとなったが・・・。
「少しネアカになったスカダー」と、そのレビューのタイトルに書いたのは、多少マット・スカダーのイメージに違和感を覚えたからである。
一年ほど前にスカダー・シリーズ最期の17作目『償いの報酬』を、読んだが、ミック・バルーと酒場で昔の事件などを、夜明けまで語りあう設定には、それなりにブロックの筆の冴えを感じたのである。
が、本作『死への祈り』には、評者の期待するマット・スカダーは消えてしまっていた。
セレブになったスカダーというと語弊があるかも知れないが、ジャズハウスへ行くマットは、イメージできるが、妻のエレインと、度々クラッシック・コンサートや洒落たレストランでディナーを楽しむなど、どうも評者のスカダー像から外れているのです。
人は、歳とともに変わるものであろうが、長年続くシリーズもの小説の面白さを持続するには、今一つブロックさんに、マッド・スカダーを、それなりに進化させてほしかった、と読者の我がままを書いておきたい。
本作『死への祈り』は、冗漫なストーリー展開で進みながら謎を究明してゆくマッド・スカダーの描写には、往年のスカダーの迫力も陰影も垣間見ることなく物語は終えている。
他のかたもレビューで指摘していたが、犯人のサイコパスが唐突に一人称で語る挿入も頂けない。
本作のエンディングも、余韻を残そうとの、著者ブロックの意図が成功しているとは評者には思えず、よくある通俗ミステリ小説のように感じてしまったのです。
評者が、このシリーズで未読なのは、『すべては死にゆく』だけとなったが・・・。
2011年3月23日に日本でレビュー済み
もはやミステリーの範疇には収まらない作品。主役が探偵(免許はないが)だというだけだ。この作品では、ブロックは犯人探しにそれほど興味を持っていないと思われる。実際、犯人へは意外なほど簡単にたどり着いてしまう(捕まえられないけど)。ブロックの主眼は、被害者の娘、元の妻を失ったスカダーなど家族・身近な人を突然失った人たちの戸惑い、混乱を描くのに置かれている。静謐なタッチのなかで淡々と進む全編に漂う“死”に深く考えさせられる。近作では『死者との誓い』に次ぐ傑作といってもいいだろう。
2003年1月6日に日本でレビュー済み
久し振りにスカダーをハードカバーで読む。禁酒を続けているスカダーの主な活動場所がバーからリンカーン・センターのクラシック・コンサートの会場に変わっていたり、助言者や彼の元・妻が亡くなっていたり、ひとり暮らしをしていたホテルがTJのねぐらになっていたり…もちろんそれらの伏線は以前の作品から張られていたものだ。文句を言う筋合いはない。でもやはり違和感がある。
プロットは例によってそれほど凝っていない。今まではそんなプロットなどなくても構わないほどの、圧倒的な存在感がスカダーにはあった。また、飲めなくてもスカダーがNYのうらぶれた酒場を彷徨う臨場感ー今回はさながらそれを感じることはできなかった。主人公に存在感がなく、プロットもそれほどではない、さらに悲劇的なのは犯人に「魅力」が全くないー面白いはずはない。
その犯人が「自分の視線」で語る数章がある。あとがきで田口氏も言及しているが、スカダーの一人称で続いてきたこのシリーズに、それはとてつもない違和感を与えている。エレインがもう少し理屈っぽくなり、ミック・バルーがもう少し腕力にモノをいわせるようになると、これはもうスペンサーだ。「餅は餅屋」にしておいてね、お願いだから。
プロットは例によってそれほど凝っていない。今まではそんなプロットなどなくても構わないほどの、圧倒的な存在感がスカダーにはあった。また、飲めなくてもスカダーがNYのうらぶれた酒場を彷徨う臨場感ー今回はさながらそれを感じることはできなかった。主人公に存在感がなく、プロットもそれほどではない、さらに悲劇的なのは犯人に「魅力」が全くないー面白いはずはない。
その犯人が「自分の視線」で語る数章がある。あとがきで田口氏も言及しているが、スカダーの一人称で続いてきたこのシリーズに、それはとてつもない違和感を与えている。エレインがもう少し理屈っぽくなり、ミック・バルーがもう少し腕力にモノをいわせるようになると、これはもうスペンサーだ。「餅は餅屋」にしておいてね、お願いだから。