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八王子姫 (二見シャレード文庫) 文庫 – 2008/6/23

4.1 5つ星のうち4.1 16個の評価

姉に無理やり着せられたロリータ服姿を、バイト先の社員・樋崎に見られてしまった幸彦。とっさに口のきけない姉の
友人・ユキを演じるが、会社では冷たい樋崎が気持ち悪いくらい優しく、ついには「君に恋をしました」と告白してきて!?
その後もユキの正体を告げられぬまま樋崎とデートを重ねる幸彦は、彼の情熱に次第に惹かれていく。
しかし、ユキとは違い、幸彦としての自分には相変わらず冷ややかで無関心な樋崎に寂しさを感じ始めて――。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 二見書房 (2008/6/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/6/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4576080881
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4576080888
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 16個の評価

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海野 幸
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作家買いです。でも「遡って買った」という感じになります。
はまった頃の作風が好きなので、新人だった頃の本はどうだろう?と思いましたが、萌えがぎゅっと濃縮されてる感じで良かったです。

受けの精神に多大な影響を与えている「姉」のキャラクターはとても重要ですが、文章に出てくるのが必要最低限という感じで、安心でした。
BLなのに脇役の女性キャラが前に出過ぎると、がっかりしますから。

攻めのキャラクターが、一人称「僕」で物腰柔らかな口調で喋りますがSの人ですし、そういう攻めキャラの本が読んでみたかったので、タイミングも丁度自分自身に合ってました。

これも「女装もの」なのかもしれませんが、女装をとって正体を告白してからが重要なので、「女装したまま、させたままH」というプレイはありません。
「彼(攻め)が好きなのは、女装した俺(受け)なのに、何故『俺』を見てくれない彼に寂しさを感じるんだろう」というストーリーは、王道ですがキュンとしました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
攻めの一途な想いと、歯の浮くようなセリフ、そしてドSっぷりにもときめいた…こんなに一途に想ってもらえて受けは幸せですね。
恩田さんはあの姉を手懐けるだけあって包容力のある大人。でも、シスコンの度合いが過ぎるのでは…と思った。
いくらなんでも、姉に彼氏ができるからって。妹ならまだわかるんだけど。
今後、姉カップルとどう関わっていくのかが知りたい、そんな1冊でした。
2010年7月20日に日本でレビュー済み
サラリーマン×大学生
無愛想で言葉はキツいけれど面倒見は良い。根は懐が深く優しい攻・樋崎
世渡り上手な表の顔で優しさを求める弱い心を隠している受・幸彦

タイトルと裏書きからライトでアップテンポな内容かなと思っていたら少々違った。
厳しい祖父の恐怖から逃れるように支え合ってきた姉弟。
普段は強くて強引で無茶苦茶な(笑)姉の尻にしかれているけれど、
肩肘はって必死で頑張る姉を密かに支えることに自分の存在意義を見いだして生きてきた幸彦。

姉のロリ服製作の餌食になり外出した先で会ってしまったバイト先の人、樋崎。
なりゆきとはいえ一緒にお茶!ビックリです(笑)
目の前の女の子が幸彦だと気付かない樋崎にいきなり告白されてパニックの幸彦ですが、
何度か会ううちに、会社での無愛想な樋崎とは違う優しい気遣いに心がグラリ。。

一見、上手に生きてるように見えて、実は人に甘えることや頼ることに臆病な幸彦。
平凡で何ももってない自分を全部さらけ出した後に拒まれたら・・
こんな普通すぎて面白みもない自分なんて・・・
そんな不安定な幸彦の心を見抜いて、自分の懐に入れ「甘えていいんだよ」と言う樋崎という人物は
大きくて温かくて、幸彦の臆病な心を甘く溶かしてくれるイイ男です。・・・Sだけど(笑)

登場人物の人となりや出来事が自然と頭に入ってくる、読みやすい本でした。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年8月9日に日本でレビュー済み
私はNLが苦手で、BLの女装ものにも多少の苦手意識があります。
しかし書店にて八王子姫に出会い、悩んだ挙げ句ユキムラ先生の絵に負けて購入しました。
ハッピーエンドだと解ってはいても恐々、(バイトの休憩中に)読みました。

文章は小賢しい訳でもなく、さっぱりしていて読みやすいです。危惧していたNL要素ですが、主人公の姉と上司がチラつく程度で、しかも主人公の心境の変化に深く関わるものだったので気になりませんでした。

そして主人公の女装ですが、これがまた中々深いものがあります。理由にしろ影響にしろ、「もーなんだそういう事かよー」と思わせられます(良い意味で)。

しかし残念ながら文庫本という事でページ数が限られており、内容に若干の詰め込み過ぎた感があります。ですから星一つ減。
文庫でも良作なのですから、余裕を持ったページ数で作者様の力を発揮すれば、かなりの物ができそうです。
面白かった!

(騎/乗/位が詳しく描写されててそんな部分も好きでした)
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月8日に日本でレビュー済み
たびたびある主人公の心の中のツッコミがけっこう笑えた。
姉の男前な性格がいい。
女装がバレた時どうなるかと思ったがうまくまとまっていていいお話でした。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年6月30日に日本でレビュー済み
ありえない設定ですがそれが切ない感じに変わります。ベタベタに甘やかしてくれそうないい男に愛されてうらやましい。私はメインカップルももちろん好きですがサイドの姉カップルも気になって仕方ありません。普通の男女カップルなんですが、彼氏?がすごくステキな人です。ある意味この二人の続きが読みたい。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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