「ヴァンパイアハンター・リンカーン」が最高に面白かったし、映画版も多少不満はあったが
アクション部分は及第点だったので、立ち返って本書を読むことにした。
原作から先に読んだ方がいいかと思ったが、10ページほど読み進めて飽きてしまったので
こちらを先に読むことにした。
そして、面白かった。
原作を上手い具合に改編しており、子供の頃週刊漫画雑誌の台詞を書き換えたり若干コマに手を
加えるなどして遊んだ過去を思い出してしまった。
なんという古典文学リサイクル。
映画化の方はナタリー・ポートマンが降板してリリー・コリンズ主役として進行中らしい。
前回のヴァンパイアハンター・リンカーンは無理矢理尺に合わせすぎて中途半端な作品になったが、
今作は何度も映画化されてる作品でもあるし、上手くいくのではないかと期待している。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,047¥1,047 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1,047¥1,047 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥54¥54 税込
配送料 ¥240 6月14日-16日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥54¥54 税込
配送料 ¥240 6月14日-16日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
高慢と偏見とゾンビ ((二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)) 文庫 – 2010/1/20
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,047","priceAmount":1047.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,047","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"NILUZJ6T3IKBkuh6dYbRpQ1OUF9WIAkT%2BPwwWzVnGu95w2hWlnazfN9oI8d7JUC8H2%2FswnWVQRRXbWJogAXg9jtFtDM3rrmrW%2F8Kt5lGsbNwiCE%2BYuhXw4j%2FBzvbjfH3","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥54","priceAmount":54.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"54","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"NILUZJ6T3IKBkuh6dYbRpQ1OUF9WIAkTXK%2BAyprU%2FO9Tmt8H4a8HgJ4kAb853TdWfds5Gh%2F%2B5SqJsvP0UNK%2FFpV4sp782Eh397FNxBAGDN34tnLqULna53NPsucNmEZmWULXiro69%2B%2BRurIfNQq0kG1xTLtxmBLud619CVeV195KNWBvfdrhpg%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
映画化作品、公開決定 ! 2016年9月公開!! 主演:リリー・ジェームス ( 『 シンデレラ 』 『 ダウントン・アビー 』 )
ロマンス × ( remix ) ホラー × ( remix ) アクション
18世紀末イギリス。謎の疫病が蔓延し、死者は生ける屍となって人々を襲っていた。田舎町ロングボーンに暮らす
ベネット家の五人姉妹は少林拳の手ほどきを受け、りっぱな戦士となるべく日々修行に余念がない。
そんなある日、近所に資産家のビングリーが越してきて、その友人ダーシーが訪問してくる。
姉妹きっての優秀な戦士である次女エリザベスは、ダーシーの高慢な態度にはじめ憤慨していたものの……。
ジェイン・オースティンの 『 高慢と偏見 』 をベースに、ゾンビという要素を混ぜ合わせることで、
まったく新しい作品に生まれ変わった、全米で誰も予想だにしない100万部の売上げを記録した大ヒット作、ついに日本上陸 !
原題:Pride and Prejudice and Zombies
◆ 著者について
ジェイン・オースティン Jane Austen (1775-1817)
イギリスの小説家。牧師の家に生まれる。次女。姉カサンドラとはとても仲が良かった。
18~19世紀イギリスにおける田舎の中流社会を舞台にして、女性の私生活を結婚を中心に皮肉と愛情を込めて描き、
イギリスの代表的作家とされている。代表作に 『 高慢と偏見 』 『 分別と多感 』 『 エマ 』 等があげられる。
セス・グレアム=スミス Seth Grahame-Smith
アメリカの作家、TV・映画の脚本家・プロデューサー。ロサンゼルス在住。
本作品で一躍有名になり、2010年3月に“ Abraham Lincoln: Vampire Hunter "を刊行(邦訳『ヴァンパイアハンター・リンカーン』)こちらも映画化された。
◆ レビュー
☆ ダ・ヴィンチ5月号 この本にひとめ惚れ◎ダ・ヴィンチのひとめ惚れ
☆ 朝日新聞 2010年3月21日刊◎酒井順子氏
☆ フリースタイル VOl.11◎盛田隆二氏
☆ SFマガジン 2010年5月号◎HORROR 笹川吉晴氏
☆ 週刊文春 2010年3月25日号◎ミステリーレビュー 池上冬樹氏 ★★★★
☆ 本の雑誌 2010年4月号◎乙女の読書道 池澤春菜氏・新刊めったくたガイド 三橋 曉氏
☆ 週刊ポスト 2010年3月12日号◎鴻巣友季子氏・翻訳家
☆ 週刊朝日 2010年3月5日号◎千街晶之氏
☆ ミステリマガジン 2010年4月号◎ROUND ABOUT MYSTERY 洋書案内〈 英語篇 〉日暮雅通氏◎海外レビュー 三橋 曉氏◎海外話題作 関口苑生氏
☆ 日本経済新聞 2010年2月24日夕刊◎目利きが選ぶ今週の3冊 小谷真理氏・ファンタジー評論家
☆ SPA! 2010年3月2日号◎杉江松恋氏
☆ 映画秘宝 2010年4月号◎Media Check【Book】…柳下毅一郎の新刊レビュー
☆ 週刊現代 2010年2月27日号◎特選ミステリー 関口苑生氏・文芸評論家
☆ 週刊新潮 2010年2月11日号◎BOOK OF THE WEEK…大森 望氏
ロマンス × ( remix ) ホラー × ( remix ) アクション
18世紀末イギリス。謎の疫病が蔓延し、死者は生ける屍となって人々を襲っていた。田舎町ロングボーンに暮らす
ベネット家の五人姉妹は少林拳の手ほどきを受け、りっぱな戦士となるべく日々修行に余念がない。
そんなある日、近所に資産家のビングリーが越してきて、その友人ダーシーが訪問してくる。
姉妹きっての優秀な戦士である次女エリザベスは、ダーシーの高慢な態度にはじめ憤慨していたものの……。
ジェイン・オースティンの 『 高慢と偏見 』 をベースに、ゾンビという要素を混ぜ合わせることで、
まったく新しい作品に生まれ変わった、全米で誰も予想だにしない100万部の売上げを記録した大ヒット作、ついに日本上陸 !
原題:Pride and Prejudice and Zombies
◆ 著者について
ジェイン・オースティン Jane Austen (1775-1817)
イギリスの小説家。牧師の家に生まれる。次女。姉カサンドラとはとても仲が良かった。
18~19世紀イギリスにおける田舎の中流社会を舞台にして、女性の私生活を結婚を中心に皮肉と愛情を込めて描き、
イギリスの代表的作家とされている。代表作に 『 高慢と偏見 』 『 分別と多感 』 『 エマ 』 等があげられる。
セス・グレアム=スミス Seth Grahame-Smith
アメリカの作家、TV・映画の脚本家・プロデューサー。ロサンゼルス在住。
本作品で一躍有名になり、2010年3月に“ Abraham Lincoln: Vampire Hunter "を刊行(邦訳『ヴァンパイアハンター・リンカーン』)こちらも映画化された。
◆ レビュー
☆ ダ・ヴィンチ5月号 この本にひとめ惚れ◎ダ・ヴィンチのひとめ惚れ
☆ 朝日新聞 2010年3月21日刊◎酒井順子氏
☆ フリースタイル VOl.11◎盛田隆二氏
☆ SFマガジン 2010年5月号◎HORROR 笹川吉晴氏
☆ 週刊文春 2010年3月25日号◎ミステリーレビュー 池上冬樹氏 ★★★★
☆ 本の雑誌 2010年4月号◎乙女の読書道 池澤春菜氏・新刊めったくたガイド 三橋 曉氏
☆ 週刊ポスト 2010年3月12日号◎鴻巣友季子氏・翻訳家
☆ 週刊朝日 2010年3月5日号◎千街晶之氏
☆ ミステリマガジン 2010年4月号◎ROUND ABOUT MYSTERY 洋書案内〈 英語篇 〉日暮雅通氏◎海外レビュー 三橋 曉氏◎海外話題作 関口苑生氏
☆ 日本経済新聞 2010年2月24日夕刊◎目利きが選ぶ今週の3冊 小谷真理氏・ファンタジー評論家
☆ SPA! 2010年3月2日号◎杉江松恋氏
☆ 映画秘宝 2010年4月号◎Media Check【Book】…柳下毅一郎の新刊レビュー
☆ 週刊現代 2010年2月27日号◎特選ミステリー 関口苑生氏・文芸評論家
☆ 週刊新潮 2010年2月11日号◎BOOK OF THE WEEK…大森 望氏
- 本の長さ512ページ
- 言語日本語
- 出版社二見書房
- 発売日2010/1/20
- ISBN-104576100076
- ISBN-13978-4576100074
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 高慢と偏見とゾンビ ((二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション))
¥1,047¥1,047
最短で6月12日 水曜日のお届け予定です
残り6点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
レビュー
本好き乙女の世界にゾンビが乱入する
驚愕の小説がまさかの出版 !
原作は少女漫画のような展開、そこにゾンビが入ると無敵の少林寺拳法姉妹が誕生 ! --柳下毅一郎の新刊レビュー( 映画秘宝 2010年3月号 )
驚愕の小説がまさかの出版 !
原作は少女漫画のような展開、そこにゾンビが入ると無敵の少林寺拳法姉妹が誕生 ! --柳下毅一郎の新刊レビュー( 映画秘宝 2010年3月号 )
著者について
ジェイン・オースティン Jane Austen (1775-1817)
イギリスの小説家。牧師の家に生まれる。次女。姉カサンドラとはとても仲が良かった。
18~19世紀イギリスにおける田舎の中流社会を舞台にして、女性の私生活を結婚を中心に皮肉と愛情を込めて描き、
イギリスの代表的作家とされている。代表作に 『 高慢と偏見 』 『 分別と多感 』 『 エマ 』 等があげられる。
セス・グレアム=スミス Seth Grahame-Smith
アメリカの作家、TV・映画の脚本家・プロデューサー。ロサンゼルス在住。
本作品で一躍有名になり、2010年3月に“ Abraham Lincoln: Vampire Hunter "を刊行予定。
イギリスの小説家。牧師の家に生まれる。次女。姉カサンドラとはとても仲が良かった。
18~19世紀イギリスにおける田舎の中流社会を舞台にして、女性の私生活を結婚を中心に皮肉と愛情を込めて描き、
イギリスの代表的作家とされている。代表作に 『 高慢と偏見 』 『 分別と多感 』 『 エマ 』 等があげられる。
セス・グレアム=スミス Seth Grahame-Smith
アメリカの作家、TV・映画の脚本家・プロデューサー。ロサンゼルス在住。
本作品で一躍有名になり、2010年3月に“ Abraham Lincoln: Vampire Hunter "を刊行予定。
登録情報
- 出版社 : 二見書房 (2010/1/20)
- 発売日 : 2010/1/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 512ページ
- ISBN-10 : 4576100076
- ISBN-13 : 978-4576100074
- Amazon 売れ筋ランキング: - 535,027位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 178位ザ・ミステリ・コレクション
- - 148,994位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
28グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2010年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジェイン・オースティンによるオリジナルは何度か映像化もされている人気作品だそう。
人気の理由の一つがヒロインの相手役、ミスター・ダーシーで、容姿も家柄も財産も恵まれている上に性格は今風に言うと「ツンデレ」。女性は時代を問わずこんな男性に弱いんだろうなあ。
実は8割がオリジナル通りだそうだが、これが少女マンガ的というか昼メロ的というか続きが気になるストーリー。そんな風にもともと面白い話にその上「ゾンビ」。オリジナルの世界を保ったまま、自然にゾンビが登場するミスマッチがなぜかいい味付けに。編集者の単なる思いつきが発端だそうだが、この組み合わせはアイディアの勝利か。
人気の理由の一つがヒロインの相手役、ミスター・ダーシーで、容姿も家柄も財産も恵まれている上に性格は今風に言うと「ツンデレ」。女性は時代を問わずこんな男性に弱いんだろうなあ。
実は8割がオリジナル通りだそうだが、これが少女マンガ的というか昼メロ的というか続きが気になるストーリー。そんな風にもともと面白い話にその上「ゾンビ」。オリジナルの世界を保ったまま、自然にゾンビが登場するミスマッチがなぜかいい味付けに。編集者の単なる思いつきが発端だそうだが、この組み合わせはアイディアの勝利か。
2013年4月7日に日本でレビュー済み
思っていた以上に原作に忠実で驚きました。 まさに設定の大勝利。『高慢と偏見』(ちくま文庫)を読んだ直後にこの本を読み始めたのですが、面白かった反面、ゾンビ要素以外はほぼ同じ内容なので少々読み疲れ、一気に読めませんでした。原作を読むなら併読か、間を空けてから本作を読むことをお勧めします。
他のレビュアーの方もおっしゃっている通り、ゾンビ要素によって原作より因果関係がはっきりとし、納得のいく筋運びとなっています。 血に飢えたヒロイン(やたらカタナをふりまわす)も魅力的です。
※なぜか著者が執着しているボールネタが一番笑いました。
他のレビュアーの方もおっしゃっている通り、ゾンビ要素によって原作より因果関係がはっきりとし、納得のいく筋運びとなっています。 血に飢えたヒロイン(やたらカタナをふりまわす)も魅力的です。
※なぜか著者が執着しているボールネタが一番笑いました。
2016年9月17日に日本でレビュー済み
「高慢と偏見」は読了済。原作のストーリーにゾンビがどうからむのか興味を持って購入しました。
おおむね原作通りのストーリー展開ですが、ベネット家の姉妹たちは少林寺派中国武術の達人になっており、口論だった場面が肉弾戦に変わっていたりして、随所でゾンビと戦います。
この世界では貴族は日本で修行あるいは日本人ニンジャを家庭教師として雇うことがステータスである一方、中国カンフーは非貴族階級が習ういやしいものという設定があります。
戦闘シーンがこの作品の目玉で、マスケット銃やら、短剣やらカタナやら、対戦相手のニンジャの心臓をえぐりだして食べたりといったシーンもあります。
しかし肝心のニンジャは作品内では『身体能力が突出した接近戦闘が得意な人』程度の活躍しかしません。
そもそも設定のもとになる文化理解がおそまつで、設定に矛盾するような表現、たとえば日本でニンジャ修業をしてそれをとても自慢にしているレディキャサリンの屋敷に「纏足した女中」がいたり、「キョートのドージョーを解体して運ばせた」日本式ドージョーに「ヒスイで出来た大きい扉」があったり、明らかに中国文化を連想させるものがひんぱんに出てきます。
(ちなみにこの世界ではニンジャは忍の里ではなくドージョーで修行してニンジャになることになっています。)
他にも、はしゃいだエリザベスが「山のてっぺんで何時間も組稽古をして過ごしましょうね!短剣と俊足だけを頼りに、何頭も牡鹿を倒すの。ああ、大地と心を通わせて、仏陀の悟りの境地に近づきたいわ!」
と言うセリフがあり、仏教ではみだりな殺生は禁忌のはずで「大喜びで有頂天になって」何頭も牡鹿を殺したい、と発言することは仏陀の悟りの境地とは正反対の位置にあり、仏陀の悟りという言葉が大変うすっぺらく感じます。
作者は日本文化も中国文化も仏教思想もよく知らず、きちんとした知識もないまま適当な印象だけで書いたのでしょう。
「B級パロディ小説だから」といわれればそれまでですが、西洋人の頭の中の偏見を含んだいい加減な東洋文化風ものが映画化され、さらなる誤解と偏見をばらまくのは、なんとも微妙なものであると思います。
おおむね原作通りのストーリー展開ですが、ベネット家の姉妹たちは少林寺派中国武術の達人になっており、口論だった場面が肉弾戦に変わっていたりして、随所でゾンビと戦います。
この世界では貴族は日本で修行あるいは日本人ニンジャを家庭教師として雇うことがステータスである一方、中国カンフーは非貴族階級が習ういやしいものという設定があります。
戦闘シーンがこの作品の目玉で、マスケット銃やら、短剣やらカタナやら、対戦相手のニンジャの心臓をえぐりだして食べたりといったシーンもあります。
しかし肝心のニンジャは作品内では『身体能力が突出した接近戦闘が得意な人』程度の活躍しかしません。
そもそも設定のもとになる文化理解がおそまつで、設定に矛盾するような表現、たとえば日本でニンジャ修業をしてそれをとても自慢にしているレディキャサリンの屋敷に「纏足した女中」がいたり、「キョートのドージョーを解体して運ばせた」日本式ドージョーに「ヒスイで出来た大きい扉」があったり、明らかに中国文化を連想させるものがひんぱんに出てきます。
(ちなみにこの世界ではニンジャは忍の里ではなくドージョーで修行してニンジャになることになっています。)
他にも、はしゃいだエリザベスが「山のてっぺんで何時間も組稽古をして過ごしましょうね!短剣と俊足だけを頼りに、何頭も牡鹿を倒すの。ああ、大地と心を通わせて、仏陀の悟りの境地に近づきたいわ!」
と言うセリフがあり、仏教ではみだりな殺生は禁忌のはずで「大喜びで有頂天になって」何頭も牡鹿を殺したい、と発言することは仏陀の悟りの境地とは正反対の位置にあり、仏陀の悟りという言葉が大変うすっぺらく感じます。
作者は日本文化も中国文化も仏教思想もよく知らず、きちんとした知識もないまま適当な印象だけで書いたのでしょう。
「B級パロディ小説だから」といわれればそれまでですが、西洋人の頭の中の偏見を含んだいい加減な東洋文化風ものが映画化され、さらなる誤解と偏見をばらまくのは、なんとも微妙なものであると思います。
2016年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オースティンの「高慢と偏見」を知っていてもいなくても、気がつくとこの小説の勢いに引き込まれてしまうのではないでしょうか。
原作の雰囲気はそのままに、上手くゾンビを絡めたストーリーを展開していて、最後まで飽きることなく読むことが出来ました。
私は原作既読者ですが、ゾンビと戦う新たなリジー像が描かれていて、これはこれで楽しめました。
日本に対するちょっとおかしな印象や、都合よく改変されている登場人物など、色々と突っ込みどころはありますが、大いに笑わせて貰ったので星5つの評価です。
面白おかしくほんのちょっとホラーなラブストーリーを楽しみたい、そんな方にお勧めです。
原作の雰囲気はそのままに、上手くゾンビを絡めたストーリーを展開していて、最後まで飽きることなく読むことが出来ました。
私は原作既読者ですが、ゾンビと戦う新たなリジー像が描かれていて、これはこれで楽しめました。
日本に対するちょっとおかしな印象や、都合よく改変されている登場人物など、色々と突っ込みどころはありますが、大いに笑わせて貰ったので星5つの評価です。
面白おかしくほんのちょっとホラーなラブストーリーを楽しみたい、そんな方にお勧めです。
2022年12月25日に日本でレビュー済み
映画の華麗なぶっ飛び具合に魅せられたので、小説の方はどんなものかしらと思って読んでみたのですが、映画以上にぶっ飛んだお話で、いい意味で唖然としつつ読了しました。
映画との一番の違いは、より「ざまぁ」感の強いウィカム氏の末路(というほど不幸でもないのかもしれませんが。なにしろ働かずに生涯暮らせる生活が保証されたのですから)かなと思います。
気の毒だったのはコリンズ牧師。凡庸で無神経なところは映画と同じでしたけれど、誠実な人柄ではあったのだなと、彼の結婚後の経緯で伝わってきました。
オースティンの原作は未読ですが、ゾンビ不在の世界での彼らの人生がどうだったのか、確認のためにもいずれ読んでみようと思います。
映画との一番の違いは、より「ざまぁ」感の強いウィカム氏の末路(というほど不幸でもないのかもしれませんが。なにしろ働かずに生涯暮らせる生活が保証されたのですから)かなと思います。
気の毒だったのはコリンズ牧師。凡庸で無神経なところは映画と同じでしたけれど、誠実な人柄ではあったのだなと、彼の結婚後の経緯で伝わってきました。
オースティンの原作は未読ですが、ゾンビ不在の世界での彼らの人生がどうだったのか、確認のためにもいずれ読んでみようと思います。
2011年3月7日に日本でレビュー済み
※ネタバレありでお願いします。
読み始める前は、『高慢と偏見 』の設定を借りたパロディで、話そのものはそう同じものであるとは思っていなかったのですけれども。
思っていた以上に、原作そのままでビックリしました。
原作の中に、無理矢理ゾンビを捻じり込んだという感じ。
あとがきにも書いてありましたが、こういった作品を『マップアップ小説』というのだそうです。
パロディとは、また違った感じです。
ただ、あとがきには「高慢と偏見の入門書代わりにどうぞ」といった内容が書いてありましたけれども、私的には、逆に、『高慢と偏見』を知っていないのであれば、楽しめるものではないのではなかろうかと思いました。
この場合、『高慢と偏見』を知っている、というのは、映画やドラマの高慢と偏見 や、漫画の高慢と偏見 ではなく、小説の訳文を知っている、という意味での知っている、です。
と言いますのも、この小説の一番の面白い所は、原作比較だからです。
『どうしてこの場面がああなるの!?』『なんでこの台詞がこうなるの!?』という笑いが一番強いので、原作を知らないままに読むと、ただの変な設定の小説だというだけで終わってしまうんです。
あらすじを知っていたとしても、文章比較は出来ないので、矢張り原作を読む事をお勧めします。
それも、出来ればこの本を読む直前に。
中身をもう暗記していますというお方はいいですが、これは原作の話が頭の中にきちんと入っていれば入っているだけ面白いですから。
ただ、元々『高慢と偏見』のファンだという人(まあ、この本を読まれる方は大半の方がそうだとは思うのですけれども)には、賛否両論の本だとも思います。
何でこの作品がこうなったのか、というのが、好感になるか嫌悪感になるのかは、人によって違うかと。
因みに管理人は、ゲラゲラ笑ったクチです。
「死の五芒星だ!」とか言われた日にははらわた捩じ切れるかと思いました。
…ただ、原作よりも、随分と卑猥な方向の下品さもまた付け加わっている部分が大きく、ここは別に要らなかったんじゃないのかなあ、と思わずにはいられません。
そして、長い話ですので、一気に読むという事が難しく、休み休みで読んでいると、段々設定に飽きて来、最初の頃ほどの面白味に欠けて来ます。
これは、少々無理をしてでも短期集中で読んだ方がいいのかもしれません。
そして、これは管理人の個人的意見なのですけれども、登場人物達がヤタラメッタラ自傷行為に走ろうとするのはどうにも頂けないものがありました。
リジーは罰として何かと鞭で打たれたがるし、自分の行動を後悔しては自分の体に傷を付けたがります。
死者も原作よりも盛り沢山。
つまりは、まあ、原作よりもかなりバイオレンスな本になっている感が強かったです。(それは別に構わなかったのですけれども)
作者が好きなのか、東洋に関するアレコレの部分も、どうにも頷けないものがあり、何よりも管理人的には、ゴッツイ顔が並んだ挿絵が一番邪魔だったようにも感じました。
とはいえ、あれこれ上げ連ねましたが全体的に見ればかなり面白かったです。
原作を読んだ上で、というのであれば、お勧め出来る本だと思います。
読み始める前は、『高慢と偏見 』の設定を借りたパロディで、話そのものはそう同じものであるとは思っていなかったのですけれども。
思っていた以上に、原作そのままでビックリしました。
原作の中に、無理矢理ゾンビを捻じり込んだという感じ。
あとがきにも書いてありましたが、こういった作品を『マップアップ小説』というのだそうです。
パロディとは、また違った感じです。
ただ、あとがきには「高慢と偏見の入門書代わりにどうぞ」といった内容が書いてありましたけれども、私的には、逆に、『高慢と偏見』を知っていないのであれば、楽しめるものではないのではなかろうかと思いました。
この場合、『高慢と偏見』を知っている、というのは、映画やドラマの高慢と偏見 や、漫画の高慢と偏見 ではなく、小説の訳文を知っている、という意味での知っている、です。
と言いますのも、この小説の一番の面白い所は、原作比較だからです。
『どうしてこの場面がああなるの!?』『なんでこの台詞がこうなるの!?』という笑いが一番強いので、原作を知らないままに読むと、ただの変な設定の小説だというだけで終わってしまうんです。
あらすじを知っていたとしても、文章比較は出来ないので、矢張り原作を読む事をお勧めします。
それも、出来ればこの本を読む直前に。
中身をもう暗記していますというお方はいいですが、これは原作の話が頭の中にきちんと入っていれば入っているだけ面白いですから。
ただ、元々『高慢と偏見』のファンだという人(まあ、この本を読まれる方は大半の方がそうだとは思うのですけれども)には、賛否両論の本だとも思います。
何でこの作品がこうなったのか、というのが、好感になるか嫌悪感になるのかは、人によって違うかと。
因みに管理人は、ゲラゲラ笑ったクチです。
「死の五芒星だ!」とか言われた日にははらわた捩じ切れるかと思いました。
…ただ、原作よりも、随分と卑猥な方向の下品さもまた付け加わっている部分が大きく、ここは別に要らなかったんじゃないのかなあ、と思わずにはいられません。
そして、長い話ですので、一気に読むという事が難しく、休み休みで読んでいると、段々設定に飽きて来、最初の頃ほどの面白味に欠けて来ます。
これは、少々無理をしてでも短期集中で読んだ方がいいのかもしれません。
そして、これは管理人の個人的意見なのですけれども、登場人物達がヤタラメッタラ自傷行為に走ろうとするのはどうにも頂けないものがありました。
リジーは罰として何かと鞭で打たれたがるし、自分の行動を後悔しては自分の体に傷を付けたがります。
死者も原作よりも盛り沢山。
つまりは、まあ、原作よりもかなりバイオレンスな本になっている感が強かったです。(それは別に構わなかったのですけれども)
作者が好きなのか、東洋に関するアレコレの部分も、どうにも頷けないものがあり、何よりも管理人的には、ゴッツイ顔が並んだ挿絵が一番邪魔だったようにも感じました。
とはいえ、あれこれ上げ連ねましたが全体的に見ればかなり面白かったです。
原作を読んだ上で、というのであれば、お勧め出来る本だと思います。