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獣たちの墓 単行本 – 1993/11/1
- 本の長さ438ページ
- 言語日本語
- 出版社二見書房
- 発売日1993/11/1
- ISBN-104576931458
- ISBN-13978-4576931456
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
麻薬ディーラーの妻が路上で誘拐された。調査の依頼を受けたスカダーは、以前起こった残忍な誘拐事件との類似に気づいた。ニューヨークを舞台に、無免許の探偵マット・スカダーが活躍するハードボイルドシリーズの最新刊。
登録情報
- 出版社 : 二見書房 (1993/11/1)
- 発売日 : 1993/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 438ページ
- ISBN-10 : 4576931458
- ISBN-13 : 978-4576931456
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,305,051位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かなり残酷なシーンを扱っていますが、抑えた描写が光ります。かっこいいスカダーが見られます。
2016年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評者は、ローレンス・ブロックの作品で過去に読んだなかで印象に残っているのは、「マット・スカダー・シリーズ」と「泥棒バーニイ・シリーズ」である。
泥棒バーニイ・シリーズも面白いのだが、なんといってもマット・スカダー・シリーズが特に多く読んだ記憶である。
『八百万の死にざま 』、が特に良かった記憶であるが、最近になって積んであった在庫から『暗闇にひと突き』 や『 死者の長い列 』などを再読したほどである。
久しぶりにマッド・スカダー・シリーズで未読の本書『獣たちの墓』を入手して読むことにした。
本作に登場するハッカー少年のホングとキングの二人が電話局のコンピューターに侵入するところなどは、著者が1992年にこのストーリーを書いたことを考えるとかなりITにかんする知識を仕入れたことを覗うことができる。
黒人少年T・Jも相変わらず大活躍し、マットはやはりA・Aへ欠かさず通っている。
ストーリー自体に新鮮味はないし、淡々と進む語りも相変わらずながら、やはりブロックならではの味があり退屈することなくテンポよく読ませてくれた。
訳者あとがきで田口俊樹氏が、本作(マットが結婚する前)と結婚することになる『死者の長い列』とスカダーがどこかちがっている、どちらを是とするか非とするかと記述していたが、評者は本作より『 死者の長い列 』のほうが好みであると評価したい。
マット・スカダー・シリーズ第10作目『獣たちの墓』を、楽しみながらニ晩で読み終えてしまった。
泥棒バーニイ・シリーズも面白いのだが、なんといってもマット・スカダー・シリーズが特に多く読んだ記憶である。
『八百万の死にざま 』、が特に良かった記憶であるが、最近になって積んであった在庫から『暗闇にひと突き』 や『 死者の長い列 』などを再読したほどである。
久しぶりにマッド・スカダー・シリーズで未読の本書『獣たちの墓』を入手して読むことにした。
本作に登場するハッカー少年のホングとキングの二人が電話局のコンピューターに侵入するところなどは、著者が1992年にこのストーリーを書いたことを考えるとかなりITにかんする知識を仕入れたことを覗うことができる。
黒人少年T・Jも相変わらず大活躍し、マットはやはりA・Aへ欠かさず通っている。
ストーリー自体に新鮮味はないし、淡々と進む語りも相変わらずながら、やはりブロックならではの味があり退屈することなくテンポよく読ませてくれた。
訳者あとがきで田口俊樹氏が、本作(マットが結婚する前)と結婚することになる『死者の長い列』とスカダーがどこかちがっている、どちらを是とするか非とするかと記述していたが、評者は本作より『 死者の長い列 』のほうが好みであると評価したい。
マット・スカダー・シリーズ第10作目『獣たちの墓』を、楽しみながらニ晩で読み終えてしまった。
2019年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ローレンス・ブロックの小説は、あまり、オチがないように思いますが、舞台がアメリカの各地なので、その辺りの情景描写が好きで読んでます。なので、ハマる人はハマるかも?中毒性があるので、ご注意を‥
2015年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この傑作が、リーアム・ニーソン主演で映画化される。なんて素晴らしいことなのだろう。池上冬樹氏は、このシリーズを「もはや文学」と評した。
「8百万の死にざま」(あるいは「墓場からの切符」)から「死者との誓い」に至るこのシリーズの最盛期の一作。
マット・スカダーシリーズの一番の魅力は、その会話にある。池上氏は、これほど「わからない」を連発する主人公もかつていなかった、しかし、この言葉にこそスカダーの魂が込められているというようなことを述べた。スカダーファンの多くが、この言葉に首肯するに違いない。
特に、ミック・バルーと語り合う時の二人のセリフは、もう本当に「文学」といっていい、味わいがある。
いい文章を書く作家はいくらもいるが、酔わせる文章を書く作家は少ない。しかし、ローレンス・ブロックのマット・スカダーシリーズは、間違いなくその「酔わせる」言葉に満ち溢れているのだ、と、これも池上氏。
何だか全部受け売りみたいだが、すべてその通りだと思っていた。
それが、映画化をきっかけにここにまた復活する。一人でも多くの方に、このシリーズを知っていただきたい。
若者たちよ、これが傑作ハードボイルドって奴なんだ。これが、酔わせるサスペンスなのだ!
「8百万の死にざま」(あるいは「墓場からの切符」)から「死者との誓い」に至るこのシリーズの最盛期の一作。
マット・スカダーシリーズの一番の魅力は、その会話にある。池上氏は、これほど「わからない」を連発する主人公もかつていなかった、しかし、この言葉にこそスカダーの魂が込められているというようなことを述べた。スカダーファンの多くが、この言葉に首肯するに違いない。
特に、ミック・バルーと語り合う時の二人のセリフは、もう本当に「文学」といっていい、味わいがある。
いい文章を書く作家はいくらもいるが、酔わせる文章を書く作家は少ない。しかし、ローレンス・ブロックのマット・スカダーシリーズは、間違いなくその「酔わせる」言葉に満ち溢れているのだ、と、これも池上氏。
何だか全部受け売りみたいだが、すべてその通りだと思っていた。
それが、映画化をきっかけにここにまた復活する。一人でも多くの方に、このシリーズを知っていただきたい。
若者たちよ、これが傑作ハードボイルドって奴なんだ。これが、酔わせるサスペンスなのだ!
2015年7月6日に日本でレビュー済み
リーアム・ニーソン主演の映画の原作です。
映画の方を見に行く時間が取れそうになく、せめて、
ということで原作だけ読んでみたのですが、とてもおもしろい作品でした。
あまり普段こういった探偵小説は読まないので
ローレンス・ブロックの作品を読んだのも初めてなのですが、
会話シーンでの主人公と登場人物との間のやり取りに非常に魅力があり、
主人公のあまりでしゃばらないというか、淡々と的確なトスを返していく感じが非常に良いです。
ストーリー展開としては誘拐殺人事件の犯人を追っているうちに、
第2の誘拐事件に巻き込まれるというところにハイライトがあるのですが、
起こっている事件こそ陰惨なものの、随所にちゃんと気を抜くポイントもあり、
事件にかかり切りになるのではなくてご飯を食べに行ったり彼女とデートしたり、
日常の中でこつこつと物事が進行していってる感じが良いなと思いました。
ハードボイルドものということですが、主人公は禁酒の集会にほぼ毎日かかさず参加したり、
暴力を振るって事件を解決していくようなスタンスでもないみたいなので、
あまりコテコテなハードボイルドものが好きじゃないという方も楽しめると思います。
こういった映画やジャンルじたいが好きじゃなくても、
やっぱりアメリカ文学はいいな〜と思える作品なので、気になる方は読んでみてはいかがでしょうか。
リーアム・ニーソン、この主人公にはハマり役だと思います。
映画の方を見に行く時間が取れそうになく、せめて、
ということで原作だけ読んでみたのですが、とてもおもしろい作品でした。
あまり普段こういった探偵小説は読まないので
ローレンス・ブロックの作品を読んだのも初めてなのですが、
会話シーンでの主人公と登場人物との間のやり取りに非常に魅力があり、
主人公のあまりでしゃばらないというか、淡々と的確なトスを返していく感じが非常に良いです。
ストーリー展開としては誘拐殺人事件の犯人を追っているうちに、
第2の誘拐事件に巻き込まれるというところにハイライトがあるのですが、
起こっている事件こそ陰惨なものの、随所にちゃんと気を抜くポイントもあり、
事件にかかり切りになるのではなくてご飯を食べに行ったり彼女とデートしたり、
日常の中でこつこつと物事が進行していってる感じが良いなと思いました。
ハードボイルドものということですが、主人公は禁酒の集会にほぼ毎日かかさず参加したり、
暴力を振るって事件を解決していくようなスタンスでもないみたいなので、
あまりコテコテなハードボイルドものが好きじゃないという方も楽しめると思います。
こういった映画やジャンルじたいが好きじゃなくても、
やっぱりアメリカ文学はいいな〜と思える作品なので、気になる方は読んでみてはいかがでしょうか。
リーアム・ニーソン、この主人公にはハマり役だと思います。