貝印のアイスクリームメーカーを持っており、時折子供たちと手作りアイスを作って楽しんでいました。
もっとレパートリーを増やしたくてレシピ本を探していて、とても評判のよいこの本を購入してみました。
作者はパリ在住が長く、コルドンブルー他でお菓子と料理を学ばれた方だそうです。
本の中身もとてもおしゃれで、ただのレシピ本を超えた写真集のように素敵な写真と、作者のお気に入りのパリのアイスクリームショップや製菓材のお店が紹介されていて、読み物としても十分楽しめる内容だと思いました。
また作り方の説明は写真が多くてとてもわかりやすいと感じました。
それなのになぜこの評価なのかと言うと、
まず第一に、私の住む田舎では手に入らない材料が結構あるということ。
グリオッティーヌって？ フロマージュ・ブラン？
ルバーブなんて見たこともないし。
他にも知ってはいるものの、あまり使ったことがなく、わざわざクオカさんで購入するのもな…というものも。
レモン果汁なら手に入るけど、ライム果汁はちょっと…という感じです。
簡単に手に入る材料のものは、抹茶アイス、イチゴミルク、オレンジシャーベットなど、目新しさのないレシピばかりでした。
第二に、生クリームを使わないあっさりした低脂肪アイスクリームということでしたが、
卵黄はどのレシピも2個〜3個使われていて、かなり濃厚なお味になっています。
コレステロール、カロリーはかなり高いです。
でも、ひとつとても気に入ったレシピがあります。
それは、黒豆アイスです。
なんとこれはふじっこの煮豆を使った簡単レシピ。
私はこういったレシピがたくさん欲しかったな。
全体としてとても丁寧に作られた美本だと思います。
珍しい材料が手に入り材料に凝ったりできる、ちょっと上級者さん向けの本かなと思いました。
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