日本の写真界の黎明期を支え、現在でも若者からの絶大な支持を得ている両者の新宿写真集である。
重くページ数も多く、本自体の存在感もすばらしいが、やはり中身が素晴らしい。
「新宿を撮る」のではなく、「新宿で撮る」んだと二人は言っている。
写真家としてのキャリアを確立した新宿という場所。
かれらの写真家としての歴史まで臭ってくる、衝撃的な写真が満載だ。
ほんと、これを知らない人はもったいない事してる。
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森山・新宿・荒木 ペーパーバック – 2005/1/1
日本を代表し、世界で高い評価を受ける二人による、新宿をテーマにした初めての共同写真集。最新作を中心とする計200点の写真によって、森山と荒木が激しく交錯し、お互いを挑発する。
- 本の長さ292ページ
- 言語英語
- 出版社平凡社
- 発売日2005/1/1
- ISBN-104582277578
- ISBN-13978-4582277579
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2005/1/1)
- 発売日 : 2005/1/1
- 言語 : 英語
- ペーパーバック : 292ページ
- ISBN-10 : 4582277578
- ISBN-13 : 978-4582277579
- Amazon 売れ筋ランキング: - 826,830位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,725位写真家の本
- - 3,647位カメラ・ビデオ (本)
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2010年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2005年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
荒木氏の撮る新宿。蒸し暑い匂いが立ち込めたあの街。
私が15年前に住んでいた頃の、あの喧騒をよみがえらせます。
森山氏の新宿は、背中を丸めて、一人ぼっちで夜道を歩いた、あの風景
を思い出させます。
2人の個性を、こういうかたちでまぜこぜに収めることによって新宿という
街が浮かび上がって見える・・・面白い写真集だと感じました。
大判で、これで3500円なら充分買いでは?
私が15年前に住んでいた頃の、あの喧騒をよみがえらせます。
森山氏の新宿は、背中を丸めて、一人ぼっちで夜道を歩いた、あの風景
を思い出させます。
2人の個性を、こういうかたちでまぜこぜに収めることによって新宿という
街が浮かび上がって見える・・・面白い写真集だと感じました。
大判で、これで3500円なら充分買いでは?
2005年3月1日に日本でレビュー済み
「写真おやじ」二人が元気だ。
写真集は、電車のドア窓脇に立つ女子高生の横顔モノクロ(森山)から始まる。
窓は完全に真っ白に飛んでいて、逆行の中に浮かぶ彼女の顔の輪郭、開いた唇、目の表情が素晴らしい。
ソリッドでぐっとくる「新宿」。
次は荒木のカラー写真で、夕日に沈む高層ビルのシルエット。
画面下半分は完全に真っ暗で、かすかに夕日を照り返す建物の屋根が燐光のように散らばっている。
ページをめくると次は、走る総武線の車中から撮った新宿駅西口の夜景モノクロの見開き(森山)。
この左下に写真集タイトルが入っている。
ラストは、ざらざらに荒れた新宿副都心の夜景見開きで、ノーファインダーなのだろう、
画面は大きく傾いている(森山)。この写真で終わるところは演出として最良だ。完全に決まっている。
二人の写真は、ほぼ交互に組まれ、この編集がとても刺激的。
どちらかひとりの写真集からは得られない効果を生み出している。かけ算的魅力。
この写真は、どっちが撮ったのだろう?と巻末クレジットで確かめるクイズ的な楽しみ方もある。
まったく個性の違う、二人の写真家としての輪郭が、新宿を舞台にしてくっきりと際立つ。
その意味では、表紙にまったく写真を使わず、真っ白にした装丁は、よくこの作品の内容を表現している。
写真集は、電車のドア窓脇に立つ女子高生の横顔モノクロ(森山)から始まる。
窓は完全に真っ白に飛んでいて、逆行の中に浮かぶ彼女の顔の輪郭、開いた唇、目の表情が素晴らしい。
ソリッドでぐっとくる「新宿」。
次は荒木のカラー写真で、夕日に沈む高層ビルのシルエット。
画面下半分は完全に真っ暗で、かすかに夕日を照り返す建物の屋根が燐光のように散らばっている。
ページをめくると次は、走る総武線の車中から撮った新宿駅西口の夜景モノクロの見開き(森山)。
この左下に写真集タイトルが入っている。
ラストは、ざらざらに荒れた新宿副都心の夜景見開きで、ノーファインダーなのだろう、
画面は大きく傾いている(森山)。この写真で終わるところは演出として最良だ。完全に決まっている。
二人の写真は、ほぼ交互に組まれ、この編集がとても刺激的。
どちらかひとりの写真集からは得られない効果を生み出している。かけ算的魅力。
この写真は、どっちが撮ったのだろう?と巻末クレジットで確かめるクイズ的な楽しみ方もある。
まったく個性の違う、二人の写真家としての輪郭が、新宿を舞台にしてくっきりと際立つ。
その意味では、表紙にまったく写真を使わず、真っ白にした装丁は、よくこの作品の内容を表現している。