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青きドナウの乱痴気: ウィーン1848年 単行本 – 1985/11/1

4.1 5つ星のうち4.1 17個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 平凡社 (1985/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1985/11/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 229ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 458247411X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4582474114
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 17個の評価

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良知 力
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歴史学をやる方、歴史好きな方、文章の心地よさに浸りたい方/飢えてる方、プロアマ問わずこの本から得られる収穫(よろこび)は大きいと思います。
もともとヘーゲル左派研究、ドイツ・マルクス主義成立史から出発した著者は、やがて1848年革命(@ウィーン)に興味を移します。

それゆえ、もっと民衆に同情的な視線から語りが進むのかなと評者は予想していた。
ところがどっこい、彼は民衆内部でのいざこざや対立、人びとの「利益」のズレに思いを致す。
「解説」にもあるとおり、革命を率いた人間たちの間で、徐々に徐々に、ズレが生じていくあたりの叙述のペースが実に秀逸。
そしてウィーンで最後に戦ったのは、ドイツ人ではなく、クロアティア人とチェコ人だったという皮肉で話は終わるのです。

彼は、1848年革命を「ブルジョア市民革命」という枠組じゃ語りきれないところ、こぼれ落ちるところに眼を向けている。
この時代にして、「民族」というものから事象にアプローチすることの大切さを示すあたり、あっぱれ。
そして執筆当初すでにガンが進んでおり、上梓後間もなく逝去されました。
本書の気魄たるや、流れゆく筆致の中にズシリと響く何かがあると評者は思います。

小田中氏の「歴史ってなんだ?」でも、受験界のみならず大人にも人気の予備校講師荒巻豊志「新世界史の見取り図」(上)でも絶賛されている本書。
皆さんの政治的立場が何であれ、社会史にアレルギーがあるとか物足りなさを感じるとかゴチようとも、本書は裏切りません。
そして読後、シュトラウスのワルツがきっと聴きたくなるはず。なぜかは読まれてのお楽しみということで。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 1848年という年は、西洋史に興味を持っているものからすれば、忘れようとしても思い出せない特殊な年ではある……そうそう、革命!!マルクスと盟友エンゲルスによる「共産党宣言」なるパンフレットが配布された年であるのみならず、彼らの影響かどうかはさておき、ここウイーンでも革命が勃発!その成り行きざまをまるでタイムマシンを駆使して見て来たようなルポルタージュ風に書き綴ったのが本書である。
 で、結局誰が主導権をとるかもうやむやなままにあれやこれやという間に、皇帝軍に蹴散らされてしまって、革命は「ごっこ=乱痴気」っていう残念な結果になった。‥‥とほほだけど、何かは残った。歴史ファンにも何かを残した。本書の中にも残した。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ウィーンの3月革命というと、トホホな革命劇といいましょうか、ヨハン・シュトラウスが皇帝派である父の「ラデツキー行進曲」に対抗して、「革命行進曲」なんかを作っちゃうみたいな、全体的には多少は死者もでたことは出たけど、フランス革命ほど犠牲者が多くはないかったし、なんとなく終結してしまった、わけのわからない革命劇みたいな感じがしていました。だいたい、無能だけど「善人フェルディナント」と呼ばれた皇帝がメッテルニッヒが打倒された3月革命の真っ最中に市内をまわることで、革命派の市民から拍手喝采を浴びて、憲法を発布しちゃうみたいなのもよくわからないけど笑えます(結局、この皇帝は途中でウィーンを脱出して、最後は革命派を攻撃するのですが)。そんなウィーン革命を描いたのがこの本。
 ウィーンはオスマントルコに包囲されたときの教訓から、二重構造の壁によって守られ、外側のリーニエと中心部の中間地帯は緑地化されている、みたいな構造から説明され、そのリーニエ外に住まざるをえなかったプロレタリアートと、生活をするために売春のアルバイトをせざるを得なかった女性たち、そして学生たちというウィーンの最底辺の人たちが、最後の最後にウィーンを方位する皇帝派の軍と戦うみたいな悲しさは伝わってくる。当時40万人といわれていたウィーンの人口の1万人~2万人は春をひさいでいた(p.194)みたいなトホホな統計なんかもいっぱい入っていて、人間喜劇としてのウィーン革命の乱痴気ぶりが門外漢にも楽しく理解させてもらえます。
 著者の良知さんは一橋のマル経から派生した社会思想史の教授で、この本が遺作。つか、あとがきでガンと知りつつ最後の力を振り絞って書いたみたいなことを書いていて、なかなか立派だな、と。ウィーン留学時代に親しくなった明るい身障者のグレーテが、悲しいことがあっても、シュトラウスを聴いて呑み込んでしまうみたいなことを書いて「万感の想いはグレーテにならってグイと喉から呑みこんでしまおう。シュトラウスが聞こえないのが残念だ」と筆をおきます。
 クロアチアからの傭兵が皇帝軍ではとても怖かったみたいなことが書かれているんですが、当時からクロアチアは、男のマッチョぶりが有名で、しかもわりと反動勢力みたいなのと手を結んで独立をかちとろうみたいな作風でやってきたのかな、みたいなことがうかがえて面白かったかな(クロアチアは、ナチスと結んで独立したりする)。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年6月18日に日本でレビュー済み
本書が刊行され、著者が亡ってからもう30年近く経つ。しかし、今もけして古
びることのない面白さに満ちた本。
著者が死を意識しながらも書き上げられた本書は、驚くほど軽快で爽やかな文体で、
読者を心地よく19世紀のウィーンに招いてくれる。
大きな成功を収めなかった中途半端な革命の中でも営まれる庶民の生活を活写し、
そこに充溢する人間臭さを愛情と共感を込めて描かれている。歴史学の枠を超え、
とても興味深い人間ドキュメンタ リーとしての側面まで感じることができる。
けして難しい本ではない。小説のように気軽に、そして面白く読めながらも、
深い感銘を残してくれる。
良知力という歴史学者がいたことを忘れてはいけない。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート