旅にでて、その町の庭園や大きな植物園を探して歩くようになった。
とくにヨーロッパの庭園は、日常とは違う甘美な感覚で「旅の気分」をいっそう盛り上げてくれる。
植物園の糸杉の並木を歩いていると、そこにふっと赤いドレスを着た女性が歩いていたりする。思わず映画のワンシーンでも見ているようなーー。この巖谷國士さんの「庭園」シリーズ(コロナブックス)は、いつもそんな旅しているときに出会う「瞬間の感動」を、本を読みながらにして味わわせてくれる。ページを開くたびに「あっ!」という感動が訪れる……というか。
文章を読むと、まるで(物知りで発見を共有できる)ガイドをともなって旅しているような、そんな気分になれるステキな本です。
フランスにはこんなにもすてきな庭園がたくさんあったのですね!
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フランス 庭園の旅 150の優雅と不思議 (コロナ・ブックス) 大型本 – 2006/12/7
巖谷 國士
(著)
- ISBN-104582634265
- ISBN-13978-4582634266
- 出版社平凡社
- 発売日2006/12/7
- 言語日本語
- 本の長さ128ページ
登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2006/12/7)
- 発売日 : 2006/12/7
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 128ページ
- ISBN-10 : 4582634265
- ISBN-13 : 978-4582634266
- Amazon 売れ筋ランキング: - 722,382位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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2006年12月24日に日本でレビュー済み
すばらしい写真とわかりやすい文章で、フランスにある150の庭園を紹介してくれる本。
こんなに魅力的な庭園がこの国にこんなにたくさんあったのか!と、読者はページをめくるごとに驚かされるはずだ。
モネ、ディオール、ルノワール、タタン、ピカシエット―まずは芸術家たちの庭が紹介され、そのあと、5つの地域にわけてフランス庭園論が展開される。
フランス庭園といってすぐに思い出されるのは、天才ル・ノートルのつくりだした左右対称的・幾何学的な様式だが、
この本を読めば、「フランス式」に限らず様々な様式の庭園がそこに存在することが理解できる。
著者はこのような「なんでもあり」の状態を自由を尊ぶ精神から説明している。これは的を得た指摘だろう。
タンギー、コーネル、ペトラルカなどに関するすばらしい指摘(新解釈・発見)もなされているので、美術史を勉強するひとにお勧め。
同時に、庭園を愛するひと、フランスに興味のあるひと、自由を愛するひとにもお勧めの本。
こんなに魅力的な庭園がこの国にこんなにたくさんあったのか!と、読者はページをめくるごとに驚かされるはずだ。
モネ、ディオール、ルノワール、タタン、ピカシエット―まずは芸術家たちの庭が紹介され、そのあと、5つの地域にわけてフランス庭園論が展開される。
フランス庭園といってすぐに思い出されるのは、天才ル・ノートルのつくりだした左右対称的・幾何学的な様式だが、
この本を読めば、「フランス式」に限らず様々な様式の庭園がそこに存在することが理解できる。
著者はこのような「なんでもあり」の状態を自由を尊ぶ精神から説明している。これは的を得た指摘だろう。
タンギー、コーネル、ペトラルカなどに関するすばらしい指摘(新解釈・発見)もなされているので、美術史を勉強するひとにお勧め。
同時に、庭園を愛するひと、フランスに興味のあるひと、自由を愛するひとにもお勧めの本。