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影の歴史 単行本 – 2008/8/1

3.5 5つ星のうち3.5 3個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 平凡社 (2008/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 353ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4582702708
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4582702705
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 3個の評価

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ヴィクトル・I.ストイキツァ
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上位レビュー、対象国: 日本

2015年2月25日に日本でレビュー済み
タイトル通り、影をテーマに紀元前の遺物からウォーホルやボイスまでの数十世紀を一気に語る美術史外伝。様々な影が登場する豊富な挿図だけでも価値はある。絵画技法書や観相学からの参照は説得力があり、受胎告知図の分析やマザッチョの作品で影の描写と奇蹟の出現が合致する下りなどじつにおもしろかった。
ただ、陰影の付与=インカネーション、ナルキッソス=正面像=同一者/プロフィール=側面像=他者との関係、といった繰り返し語られる定式は論が進むにつれ有効性が危うくなっていく。現代の作例の選択は恣意的で必然性を感じられず、後半は読んでいて冗長に思えた。全体に象徴と隠喩を読み解く意味論的傾向が顕著で、ルネサンス前後が中心に語られる3章までくらいがわくわくして読める限界。それはひとえにヒトの影に特化した論であるからで、投影、射影の一般化を踏まえてオルタナティブな美術史が綴られる、といったような、タイトルがほのめかす期待にはあまり応えてくれない。
原著の2年前にゴンブリッチの影論が出ていたことをあとがきで教えられたが、そっちの方が読みたいな。
訳は平易で読みやすい。でもこの内容で4600円はお高い。
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