プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,320¥1,320 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1,320¥1,320 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥711¥711 税込
配送料 ¥257 6月15日-17日にお届け
発送元: 我楽多. 【ガラクタドット】 販売者: 我楽多. 【ガラクタドット】
¥711¥711 税込
配送料 ¥257 6月15日-17日にお届け
発送元: 我楽多. 【ガラクタドット】
販売者: 我楽多. 【ガラクタドット】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ミミズと土 (平凡社ライブラリー) 文庫 – 1994/6/13
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,320","priceAmount":1320.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,320","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"RhzaTqGpo9BsN9zUuYr1XDEY9E04rejxjKDWfkI7XReL0fdAO5sxo8taAaWmr3elg89gZbTkVF9CiJPQO7Z7EWkrc1JZgYTXP3upbSJjQrXrLnHbL2Hwshmjrr8a4dGd","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥711","priceAmount":711.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"711","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"RhzaTqGpo9BsN9zUuYr1XDEY9E04rejxVtztkPGiv491596wIiGPsNeFYwkX5k2qM%2FUa2E3GbeFspkmPyN%2FZI%2B%2FaSihtwakx2vn%2FPlUAPX0eEtbuRAARghpMyhCuAVUtfpnRBZuqFX2NuRR2iR%2FG6nufmtpP0BOdmRTgctl6Fzt4Mw563Biz8A%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日1994/6/13
- ISBN-104582760562
- ISBN-13978-4582760569
よく一緒に購入されている商品
対象商品: ミミズと土 (平凡社ライブラリー)
¥1,320¥1,320
最短で6月12日 水曜日のお届け予定です
残り11点(入荷予定あり)
¥1,430¥1,430
最短で6月12日 水曜日のお届け予定です
残り12点(入荷予定あり)
¥990¥990
最短で6月12日 水曜日のお届け予定です
残り4点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ミミズによる土壌の侵食をていねいに観察し、ミミズが土を耕耘・改良に大きな役割を果たしてくれていることを客観的に、量的に実証する。生態学の古典的名著、偉大なダーウィンの最後の著作。
登録情報
- 出版社 : 平凡社 (1994/6/13)
- 発売日 : 1994/6/13
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4582760562
- ISBN-13 : 978-4582760569
- Amazon 売れ筋ランキング: - 280,847位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
28グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ダーウィンの最期の著述、しかも最高の内容です。ミミズの世界が、ミミズの力が、こんなにすばらしいのかと感嘆するばかりです。
2018年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読むとダーウィンは天才だったとわかる。ミミズを観察することから、世界全体の土壌の多くはミミズが耕した結果という結論を出す。この辺だけでも身震いがする程すごすぎるのだが、当時はその内容に対してほとんど話題すら上らなかった様だ。20世紀後半から環境問題が騒がれて、デイビッド・モントゴメリー「
土の文明史
」、「
土と内臓 (微生物がつくる世界)
」、「
土・牛・微生物ー文明の衰退を食い止める土の話
」という実に刺激的な著書で、土壌を観察した新たな環境問題への警告と、文明及び農業、栄養学の虚偽の告発をしている。ダーウィンの考察が時代の先に行き過ぎただけだ。21世紀に入った今でも、多くの人がミミズの力、あと微生物の力を侮っている。今後、農業でミミズも含めたバクテリアや細菌、ウィルスの存在を軽視すれば食料問題だけではなく、新たな気象問題すら土壌をターゲットに入れなくて解決できない問題だと判明するに違いない。人間は数百年後のことなど全く考えてはおらず、短絡的に環境を改変し続け、現代の人類が、過去の人類による環境問題を先送りにしたツケを今払わされていることに、多くの人が気づいていない。確かに「種の起源」は歴史の流れを変えた本で、今なおその激震で論争が絶えない。しかし、この本の真価が判明するのにあと100年はかかると思われる。
この手の本を読む為には、ミミズのしていることは文明が繁栄すること、衰退していくことの正に地盤(!)を支える存在だったという観点が必要で、世界史や文明史を地球レベルで考察しなければ、ミミズの存在が実は人類の今後の存亡すら握っていると考えて間違いない。類書にエイミィ・スチュワート「 ミミズの話 」、ジェリー・ミニッチ「 ミミズの博物誌 」等を併せて読む必要がある。特にこの後者の著書の「ミミズの生態圏」の世界分布図を見れば、ジャレド・ダイヤモンド「 文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫) 」、「 文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫) 」、「 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) 」、「 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) 」等の面倒くさい調査から来る報告が馬鹿らしくなるに違いない。私はユヴァル・ノア・ハラリ「 サピエンス全史 単行本 (上)(下)セット 」でこの観点の追及がまるでされてないことを批判したレビューを以前書いた。
ところで、最近の台風の被害の甚大化していること、夏の熱帯化も、土壌の劣化が徐々に影響を与えているのではと私は秘かに思っている。微生物やミミズが草木や森林を増やす土壌を作って、植物が繁殖して、二酸化炭素を吸収し、酸素を増やしているという「見えない努力」を多くの人が軽視している。光合成がされることで、地球で酸素が増えたことで気温が下がって、生物が地上で住める世界になったことを、ポール・G・フォーコウスキー の「 微生物が地球をつくった -生命40億年史の主人公- -」は述べている。
栗本慎一郎氏も、「 脳梗塞、糖尿病を救うミミズの酵素―秘密は血管を浄化するミミズの酵素にあった! 」でこの本に言及している。栗本さんは自ら脳梗塞で倒れたことを契機に、ミミズの酵素から、血栓を溶かす酵素を色々調べた上で健康食品を開発してしまった。ダーウィンのこの著書のことを「当時の学者連中の受けが非常に悪かった」と栗本さんは述べている。
土壌学、微生物学は今後宝の山であると断言していもいい。文字通り「泥臭い」努力が必要になるが、これからビジネスを始めたい方、世界史の新たな「地政学」の視点として獲得したい方は、刺激になるだろう。
この手の本を読む為には、ミミズのしていることは文明が繁栄すること、衰退していくことの正に地盤(!)を支える存在だったという観点が必要で、世界史や文明史を地球レベルで考察しなければ、ミミズの存在が実は人類の今後の存亡すら握っていると考えて間違いない。類書にエイミィ・スチュワート「 ミミズの話 」、ジェリー・ミニッチ「 ミミズの博物誌 」等を併せて読む必要がある。特にこの後者の著書の「ミミズの生態圏」の世界分布図を見れば、ジャレド・ダイヤモンド「 文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫) 」、「 文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫) 」、「 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) 」、「 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) 」等の面倒くさい調査から来る報告が馬鹿らしくなるに違いない。私はユヴァル・ノア・ハラリ「 サピエンス全史 単行本 (上)(下)セット 」でこの観点の追及がまるでされてないことを批判したレビューを以前書いた。
ところで、最近の台風の被害の甚大化していること、夏の熱帯化も、土壌の劣化が徐々に影響を与えているのではと私は秘かに思っている。微生物やミミズが草木や森林を増やす土壌を作って、植物が繁殖して、二酸化炭素を吸収し、酸素を増やしているという「見えない努力」を多くの人が軽視している。光合成がされることで、地球で酸素が増えたことで気温が下がって、生物が地上で住める世界になったことを、ポール・G・フォーコウスキー の「 微生物が地球をつくった -生命40億年史の主人公- -」は述べている。
栗本慎一郎氏も、「 脳梗塞、糖尿病を救うミミズの酵素―秘密は血管を浄化するミミズの酵素にあった! 」でこの本に言及している。栗本さんは自ら脳梗塞で倒れたことを契機に、ミミズの酵素から、血栓を溶かす酵素を色々調べた上で健康食品を開発してしまった。ダーウィンのこの著書のことを「当時の学者連中の受けが非常に悪かった」と栗本さんは述べている。
土壌学、微生物学は今後宝の山であると断言していもいい。文字通り「泥臭い」努力が必要になるが、これからビジネスを始めたい方、世界史の新たな「地政学」の視点として獲得したい方は、刺激になるだろう。
2014年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日常生活の中では、いてもいなくてもよいミミズという生き物が、実は地球上の動植物が生きていくために欠かせない存在だということを教えてくれることで、地球で生きていくとはどういうことかを考えさせられる本です。
ダーウィンが最後に選んだ研究がミミズだった理由が、この本を読むことで理解できます。
文章はしつこく、念には念を入れる書き方で読みやすいとは思いませんが、それがダーウィン自身の性格を反映しているとすれば、こういう人でなければ「種の起源」は書けなかったのではないか、或いは聖書を否定するような本を世に出すには、こうした入念な説明が必要だったのではないか、と思いました。
この本は、人類による自然環境の破壊や地球の変化ということに関心のある方、問題意識をお持ちの方にお勧めします。ミミズの話しか出てきませんが、地球上の生き物は自分自身が生きることで他の生き物を生かしている、ということが良く理解できると思います。
ダーウィンが最後に選んだ研究がミミズだった理由が、この本を読むことで理解できます。
文章はしつこく、念には念を入れる書き方で読みやすいとは思いませんが、それがダーウィン自身の性格を反映しているとすれば、こういう人でなければ「種の起源」は書けなかったのではないか、或いは聖書を否定するような本を世に出すには、こうした入念な説明が必要だったのではないか、と思いました。
この本は、人類による自然環境の破壊や地球の変化ということに関心のある方、問題意識をお持ちの方にお勧めします。ミミズの話しか出てきませんが、地球上の生き物は自分自身が生きることで他の生き物を生かしている、ということが良く理解できると思います。
2011年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あの「種の起源」を著したチャールズ ダーウィンの晩年最後の著書です。ミミズについて、生物学者らしく、詳細に観察しDataをまとめ上げています。なぜ、ダーウィンがミミズに注目し研究したのか?この大地には、さまざまな人類の足跡が残っているとともに、地球の成長の足跡も残っている。その大地をその体の大きさと、その原始的な構造のとるに足らないと考えられがちなミミズが、常に耕し肥沃土を作り続けている。先日、「土の文明史(デイビッド・モントゴメリー)」を読んで、いかに文明を支えるのに土が大切であるか...考えさせられたばかりであり。このテーマに、ダーウィンがミミズを通じて取り組んでいたというのは、たいへん意味が深いと思います。
ただ、評価点という意味では、原著の翻訳であり研究論文的な内容で、盛り上がりがなくただただ、読むには退屈感が強かったため3点を付けております。
ただ、評価点という意味では、原著の翻訳であり研究論文的な内容で、盛り上がりがなくただただ、読むには退屈感が強かったため3点を付けております。
2015年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あの進化論のダーウィンが、ミミズの研究をもしていたことに、まづ驚かされるが研究の深さと緻密さは流石だと思う。さらに、ミミズさんの凄さにも驚かされる。いやぁ、自然というものは本当に凄いものです。
2008年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地形や土壌を形成するうえで、小さなミミズが重要な働きをしている事を論じている。まずは、ミミズの解剖と行動の特性が述べられている。ミミズが小さな砂を食物と一緒に体内に取り込み、すり潰すことで細やかな土に変え、葉をトンネルの中に引き込んだり、消化して肥沃土を形成する。地中の土を食べ地表に排泄することにより、次第に地表の物体が地中に埋もれてゆくこと。その排泄された糞塊が雨、風や地面の傾斜により、次第に土壌が動いて地形が形成されてゆくことを論じている。
内容に関しては、100年以上も昔の論文なので実験方法が簡単で、俄かには信じがたい考察の所もあり、本当かどうか自分で検証実験でもやってみようかと考えてしまう。また、仕方がないのですが、研究の舞台がヨーロッパの農村であるため、詳細に状況を説明されてもよく理解できない所がある。とはいえそのような点も、むしろやる気を起こさせてくれるという点ですばらしい作品だと思う。子供の自由研究の前に親が読むといいかもしれません。
研究内容に関しては非常に地味ですが、しかしながら本書の最も重要な点は、その論述自体だけでなく、研究態度と方法だと思います。すなわち、地味でも細やかで念入りな観察。そこから得られた結果を基に仮説を立て、また地味で気長な実験や観察を続け、結論に至るということ。この態度を私は尊敬します。人生でもこのように地味で脚光を浴びなくても、意味ある仕事が出来たらよいと思います。また、どんな分野でも脚光を浴びる出来事の裏には何倍ものこつこつ積み重ねてきた努力があるものだとも思います。
内容に関しては、100年以上も昔の論文なので実験方法が簡単で、俄かには信じがたい考察の所もあり、本当かどうか自分で検証実験でもやってみようかと考えてしまう。また、仕方がないのですが、研究の舞台がヨーロッパの農村であるため、詳細に状況を説明されてもよく理解できない所がある。とはいえそのような点も、むしろやる気を起こさせてくれるという点ですばらしい作品だと思う。子供の自由研究の前に親が読むといいかもしれません。
研究内容に関しては非常に地味ですが、しかしながら本書の最も重要な点は、その論述自体だけでなく、研究態度と方法だと思います。すなわち、地味でも細やかで念入りな観察。そこから得られた結果を基に仮説を立て、また地味で気長な実験や観察を続け、結論に至るということ。この態度を私は尊敬します。人生でもこのように地味で脚光を浴びなくても、意味ある仕事が出来たらよいと思います。また、どんな分野でも脚光を浴びる出来事の裏には何倍ものこつこつ積み重ねてきた努力があるものだとも思います。
2006年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまりにも有名なダーウィンによる、ミミズの観察記録である。
ミミズの習性、ミミズによって地表に運び出される土の量、古代建造物の埋没に果たしたミミズの役割、土壌浸食へのミミズの関与、等が目次としてあげられている。
非常に身近な、しかしあまり注目を集めることのないミミズについて、詳細な観察を何年にもわたって行った詳しい研究が記されている。
ミミズの非常に詳しい外観からは、彼らに硬い口があり、剛毛が生えているということを初めて知った。ミミズは巣(トンネル)の入り口にふたをする際に、とがった葉っぱなどを用いるが、単に平らなものを何でもかんでも引っ張ってくるのではなく、そこには試行錯誤の結果とがった方を引っ張るという知的な行動までが観察されると書いてある。
観察は、葉っぱの引っ張り方や、下の方の土を表面に運ぶ様子について事細かに何年にもわたって継続され、非常に詳細である。
これを読んだ後はミミズに対する見方が変わったことにくわえ、物事に対する姿勢そのものも、さらに丁寧にと思うようになった。
ミミズの習性、ミミズによって地表に運び出される土の量、古代建造物の埋没に果たしたミミズの役割、土壌浸食へのミミズの関与、等が目次としてあげられている。
非常に身近な、しかしあまり注目を集めることのないミミズについて、詳細な観察を何年にもわたって行った詳しい研究が記されている。
ミミズの非常に詳しい外観からは、彼らに硬い口があり、剛毛が生えているということを初めて知った。ミミズは巣(トンネル)の入り口にふたをする際に、とがった葉っぱなどを用いるが、単に平らなものを何でもかんでも引っ張ってくるのではなく、そこには試行錯誤の結果とがった方を引っ張るという知的な行動までが観察されると書いてある。
観察は、葉っぱの引っ張り方や、下の方の土を表面に運ぶ様子について事細かに何年にもわたって継続され、非常に詳細である。
これを読んだ後はミミズに対する見方が変わったことにくわえ、物事に対する姿勢そのものも、さらに丁寧にと思うようになった。
2008年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
進化論で知られるダーウィンの遺作で,表面上は「ミミズの生態の研究」.しかし,背後に潜むテーマはたいへん深い.
ミミズのような,我々が普段とるに足らないと考えているようなもの(生物)の働きでも,数万〜数百万年といったスケールで作用し続けると,想像を絶する結果をもたらす.例えば,古代の遺跡を地中深くに沈めてしまい,丘陵を平坦な地形にならして景観をも変えてしまう.
我々は,ミミズたちの何万年にも及ぶ働きによって形成された大地の上に住んでいるというわけなのだが,そのことに全く気がつかない.あるいは,想像すらしない.我々人間にとって,長大な時間スケールでの物事の成り行きを考えることが,いかに難しいことであるかを暗に指摘している.なにしろ,自然選択説やこの「ミミズと土」の真のテーマの価値が,未だ多くの人に理解されていないのだから・・
本の内容は詳細・多岐に渡っており,個々のトピックも面白いが,全体像がつかみにくい.そこで,巻末の解説(スティーブン・J・グールドによる)から読んでみるのがお奨め.
ミミズのような,我々が普段とるに足らないと考えているようなもの(生物)の働きでも,数万〜数百万年といったスケールで作用し続けると,想像を絶する結果をもたらす.例えば,古代の遺跡を地中深くに沈めてしまい,丘陵を平坦な地形にならして景観をも変えてしまう.
我々は,ミミズたちの何万年にも及ぶ働きによって形成された大地の上に住んでいるというわけなのだが,そのことに全く気がつかない.あるいは,想像すらしない.我々人間にとって,長大な時間スケールでの物事の成り行きを考えることが,いかに難しいことであるかを暗に指摘している.なにしろ,自然選択説やこの「ミミズと土」の真のテーマの価値が,未だ多くの人に理解されていないのだから・・
本の内容は詳細・多岐に渡っており,個々のトピックも面白いが,全体像がつかみにくい.そこで,巻末の解説(スティーブン・J・グールドによる)から読んでみるのがお奨め.