ユング敬愛者なので、あまり参考にならないコメントかもしれませんが
今回も「さすが!」という一言に尽きます。
集団ができると、そこに狂気性が生まれるということを元に
意識を操られ、個人がそれを認識していないとどういうことになっていくかとか
それが現代社会にどんな影響を及ぼしているかなど
私自身で感じていたことがたくさん出ており、とても興味深かったです。
人の奥に潜む野獣性、狂気性を題材に、最後まで書ききってある本。
日本やその他、常識という狂気が横行する国では、この傾向が強いと思う。
ユングはスイス人だが、ドイツ圏であったせいか
ドイツ人の心理について多く語っている。
心に潜む闇の部分なんか知りたくないと思う人には、暗く沈む内容だと思います。
でも、それを知りたいと求める人には光明となるのではないかと。。。
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現在と未来 (平凡社ライブラリー) 文庫 – 1996/11/13
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破局か、再生か? 『創造する無意識』に続くユングの論集。表題作のほか、「現代史に寄せて」、「ヨーガと西洋」、「影との戦い」など現代文明をめぐる論考を収録。改訳決定版。
- 本の長さ317ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日1996/11/13
- 寸法10.5 x 3.2 x 14.8 cm
- ISBN-104582761712
- ISBN-13978-4582761719
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
破局か、再生か。内なる野獣を飼い馴らすことはできるのか。危機の時代と共に生きた著者が、自らデモーニッシュな力に衝き動かされつつ人類と文明の来し方、行く末を論じる洞察と警世の書。
登録情報
- 出版社 : 平凡社 (1996/11/13)
- 発売日 : 1996/11/13
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 317ページ
- ISBN-10 : 4582761712
- ISBN-13 : 978-4582761719
- 寸法 : 10.5 x 3.2 x 14.8 cm
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- - 1,840位社会一般関連書籍
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- - 32,127位ノンフィクション (本)
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2015年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦時下という特殊な状況もあり、ナチズムからの影響が色濃い。
その為、本書は西欧からヨーガというナチズムからの脱却を内包した構成をとって現在と未来へと移っていく。
ユング独特の分かりにくい神秘表現も抑えられ大変読みやすい素晴らしいものですが、ユングを読んだ事が無いひとにはまず「自我と無意識」をお勧めします。ユング理論で何が導き出せるかを理解したうえで本書を活用する事でより深い題材が見えてくるはずです。
その為、本書は西欧からヨーガというナチズムからの脱却を内包した構成をとって現在と未来へと移っていく。
ユング独特の分かりにくい神秘表現も抑えられ大変読みやすい素晴らしいものですが、ユングを読んだ事が無いひとにはまず「自我と無意識」をお勧めします。ユング理論で何が導き出せるかを理解したうえで本書を活用する事でより深い題材が見えてくるはずです。
2017年7月4日に日本でレビュー済み
心理学者のユングが、個人ではなく社会について論じた書。
民主主義を確立したはずの現代ヨーロッパにおいて、どうしてナチス政権が誕生したのか。
ユングは、それをドイツの人々の心理的な側面にあると分析している。
どんなに文明が発達しても、人間には無意識の部分が存在し、それは意識からは決してコントロールできないとしているが、ユングのこの指摘は実に思い。
民主主義を確立したはずの現代ヨーロッパにおいて、どうしてナチス政権が誕生したのか。
ユングは、それをドイツの人々の心理的な側面にあると分析している。
どんなに文明が発達しても、人間には無意識の部分が存在し、それは意識からは決してコントロールできないとしているが、ユングのこの指摘は実に思い。
2021年9月29日に日本でレビュー済み
所収の「ヴォータン」は、ナチスのラインラント進駐の時点で書かれたが、ヒトラーとナチスの危険性、ドイツの未来に警鐘を鳴らす重要な論考である。
隣国スイスでとはいえ、この時点でここまでヒトラー名指しで批判することは危険を伴ったのではないか。
この論考、ユング独特の神話的叙述がたくさん盛り込まれているので少し難解かもしれないが、神話の元ネタについてネットなどで調べながら読み進めれば、ユングの深謀遠慮が見えてくる。
ユングをナチ協力者などどいうのは筋違いということがよくわかる。
他の論考は、こうしたユングの衒学性がまったくないので読みやすいだろう。
ユングの、欧米文化の相対化の確かなまなざしが読み取れるので、誰が読んでもおもしろいのではなかろうか。
隣国スイスでとはいえ、この時点でここまでヒトラー名指しで批判することは危険を伴ったのではないか。
この論考、ユング独特の神話的叙述がたくさん盛り込まれているので少し難解かもしれないが、神話の元ネタについてネットなどで調べながら読み進めれば、ユングの深謀遠慮が見えてくる。
ユングをナチ協力者などどいうのは筋違いということがよくわかる。
他の論考は、こうしたユングの衒学性がまったくないので読みやすいだろう。
ユングの、欧米文化の相対化の確かなまなざしが読み取れるので、誰が読んでもおもしろいのではなかろうか。
2010年4月14日に日本でレビュー済み
ユングが第二次大戦中・戦後に残した現代社会論考を収めた著作。「現代史に寄せて」という題の文章が全五篇中三篇、インドについての小文が三篇、そして「現在と未来」と題した論考が全文収録。内容的には、第二次大戦にいたるドイツでの全体主義体制の成立とその行状について心理学の観点から解釈と理解を試みる、というのを「現代史に寄せて」で展開し、インドについての思索を挟んだ上で、先の「現代…」での問題意識を「現代と未来」でさらに発展させる、という流れになっている。
読んでいくと、例えばエーリッヒ・フロム「自由からの逃走」での社会心理学的分析と似通った部分があり、あるいはアドルノ/ホルクハイマー「啓蒙の弁証法」に通じる現代社会批判があり、ハンナ・アーレント「全体主義の起原」を補完する深層心理の洞察もある。もちろんこれら全ては同じ現象への危機意識から生まれ出ているのだから共通するところがあるのは当然だが、これらの著作で明らかにされた問題性は今に至って解消されたわけではなくただ隠蔽されているに過ぎないというのは、これらの著作を読むごとにはっきりしてくる。
また、ユング自体の論について思ったのは、その主張の中でとても重要な存在とされる個人/個性というのが固定してあるのではなく、内部・外部からのさまざまなはたらきが交錯する一つの場として構想されていることの独特さだ。人間を固定したものとして捉えるのは個性の反対語である「典型」によるもので、世間で言われる「個性」とは実は「典型」に他ならないということを最近思っていたので、ここでの議論には納得した。さらにユングは個性を歴史的なもので一回性のものだと語り、その個性を充実させるためには無意識を等閑視せずに自己認識を深めることが必要だといい、宗教の果たす役割が大事になるという。ここでの宗教は教派教団の活動とは関係がなく、無意識と一対一で直面するための媒介として考えている。
一方で集団心理の機微についても詳しく書かれていて、現在の状況に対して示唆に富んでいる。現在社会論としての鋭さがある一冊。
読んでいくと、例えばエーリッヒ・フロム「自由からの逃走」での社会心理学的分析と似通った部分があり、あるいはアドルノ/ホルクハイマー「啓蒙の弁証法」に通じる現代社会批判があり、ハンナ・アーレント「全体主義の起原」を補完する深層心理の洞察もある。もちろんこれら全ては同じ現象への危機意識から生まれ出ているのだから共通するところがあるのは当然だが、これらの著作で明らかにされた問題性は今に至って解消されたわけではなくただ隠蔽されているに過ぎないというのは、これらの著作を読むごとにはっきりしてくる。
また、ユング自体の論について思ったのは、その主張の中でとても重要な存在とされる個人/個性というのが固定してあるのではなく、内部・外部からのさまざまなはたらきが交錯する一つの場として構想されていることの独特さだ。人間を固定したものとして捉えるのは個性の反対語である「典型」によるもので、世間で言われる「個性」とは実は「典型」に他ならないということを最近思っていたので、ここでの議論には納得した。さらにユングは個性を歴史的なもので一回性のものだと語り、その個性を充実させるためには無意識を等閑視せずに自己認識を深めることが必要だといい、宗教の果たす役割が大事になるという。ここでの宗教は教派教団の活動とは関係がなく、無意識と一対一で直面するための媒介として考えている。
一方で集団心理の機微についても詳しく書かれていて、現在の状況に対して示唆に富んでいる。現在社会論としての鋭さがある一冊。
2003年6月3日に日本でレビュー済み
「ドイツにはいつかのセクトが起こり 幸いなる異教に近づくだろう 捕われた心と僅かな収入りは 真の十分の一税を払うべく帰されるだろうーノストラダムスの予言1555年」とのっけに引用されている。そして第二次世界大戦に突入するドイツの問題が扱われている。
ゲルマンの神、ヴォータンがドイツ人の無意識に復活して来たと当時の臨床からユングはいう。ニーチェのいう、金毛獣なのだ。そしてナチスへ至り破滅に至る様が、「破局のあとで」というタイトルの文章で語られている。
ゲルマンの神、ヴォータンがドイツ人の無意識に復活して来たと当時の臨床からユングはいう。ニーチェのいう、金毛獣なのだ。そしてナチスへ至り破滅に至る様が、「破局のあとで」というタイトルの文章で語られている。