Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

著者をフォロー

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

戦争の罪を問う (平凡社ライブラリー や 5-1) 単行本 – 1998/8/1

5つ星のうち4.3 13個の評価

最大10%ポイント還元:
紙書籍まとめ買いキャンペーン

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

第二次世界大戦のドイツ敗戦直後、実存哲学の雄ヤスパースが、ドイツ国民に向け、自らの戦争の罪をいかに問い、裁き、そして償うべきかを語りかけた哲学的戦争責任論。「ヤスパース選集 10 責罪論」改題。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 平凡社 (1998/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 232ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4582762565
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4582762563
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.3 13個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
カルル・ヤスペルス
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと見つけたり、似たような著者を調べたり、おすすめの本を読んだりできます。

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
13グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

  • 2023年1月24日に日本でレビュー済み
    ドイツにおける精神的状況に関する講義の序説
    大学の現状、新たな自由
    1 語り合うということ
    2 われわれ相互間の著しい相違
    3 以下の論述の骨組

    罪の問題
    序説
    A 区別の図式
    1 四つの罪の概念
    2 罪の結果
    3 力・法・恩赦
    4 誰が審判を下すか、誰または何が審判の対象となるか
    5 弁護
    B ドイツ人としての問題
    序説
    一 ドイツ人としての罪の区別
    1 刑事犯罪
    2 政治上の罪
    3 道徳上の罪
    4 形而上的な罪
    5 概括
    (a) 罪の結果
    (b) 集団の罪
    二 弁解の可能性
    1 恐怖政治
    2 罪と歴史的関連
    3 他の諸国の罪
    4 万人の罪か
    三 われわれの罪の清め(ライニグング)
    序説
    1 清めの回避
    (a) 泥仕合
    (b) 身を投げ出すか横柄に構えるか
    (c) 罪の清めを回避して、それ自体としては正しいが、罪の問題にとっては枝葉末節の特殊問題にのがれる態度
    (d) 罪の清めを回避して一般問題にのがれる態度
    2 清めの道

    1962年のあとがき

    のうちわけです。

    さらに、付言しますと、わが国には、本書のような行為が不足しています。戦後1、2年は、日本もドイツも混乱の真っ最中でしたが、この時期に欠かしたものは、80年近くたった今日においても欠落のままであると思います。核なき世界、の提言の傍らには、あるいは前提には、この営みが不可欠であろうと考えます。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2015年1月2日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    商品自体の問題は全くありませんでしたし到着も早かったです。
    2年ほど買おうか迷っていて、やっと思い切って買えたので達成感もありました。
    廃盤ということもあってか値段は定価に比べて高くなっていたしどんどん上がっているので、
    欲しかったものだけれどこれ以上高くなると敵わない、といった気持ちが星三つの理由。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2009年8月14日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
      
     8月15日という日は、当然ながら私たち日本人にとって特別な日であることは言うまでもない。こうした日に、20世紀における実存哲学の泰斗、カール・ヤスパース(Karl Theodor Jaspers,1883‾1969)の『責罪論(戦争の罪を問う)』を静かに読み返してみるのも悪くはないだろう。本書は1945年から46年にかけてドイツ・ハイデルベルク大学の冬学期で行った連続講義の内容をベースに、「戦争の罪の問題」などについて論述したもので、含意をあまり理解されず、当時としては様々な議論を巻き起こし、非難も受けたらしい。

     この著作などが原因で、ヤスパースは1948年、スイスのバーゼル大学に移った訳だけれども、「西尾幹二が指摘したように、ヴァイツゼッカーなどの、その後の戦争責任論の方向を定めた書物であった」(佐伯啓思『現代民主主義の病理』p.120)ことは間違いのないところだろう。そして、佐伯教授のいう結果論ではあるかもしれないが、ポイントとして「ヤスパースの議論は、責任問題は基本的に個人のものであるとして、集団としてのドイツの罪を問われないような論理の道筋をたてた」(同pp.120‾121)ことにあるようだ。

     確かに、日本でも評判の高いヴァイツゼッカー元大統領の「荒れ野の40年」(1985年)の演説等を見ると、「国家・民族=集団」の「罪(責任)」は、結局「個人(自己)」に帰着する、といった思念が行間から読み取れる。ヤスパースは、この書物の中で「罪(責任)」というものを、「刑法上の罪」「政治上の罪」「道徳上の罪」「形而上的な罪」の4つの類型に弁別している。それぞれの内容は、直接当書を読んでもらうとして、それらの「引き受け手」が全て「個人(公民)」にあり、この点こそ「戦争責任」論の要諦と思われてならない。
    12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2014年10月13日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    到着日と本の外観
    予定より早く到着しました。きれいな中古ほんでした。
    読後の感想
    内容はやや難しく、読むのに難渋した部分もありました。知りたい内容の部分も読めました。
  • 2007年2月6日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    カール・ヤスパースは、ドイツ人として、自分の同胞の経験したことについて、語っている。これは、1945年から、翌年にかけてハイデルベルク大学での講義録である。あの戦争について、冷静に、分析し、挙げるべきこと挙げ、考慮すべきことは何かを熟慮し、そのあと、一つ一つ丁寧に考慮していく。あたかも、ソクラテスの問答法のごとく、ソクラテスより、徹底して、誰にでもわかるように、ゆっくり確認しながら、論を進めていく。この姿勢に、ユークリッド原論に基礎を置いて発達していった、ヨーロッパの思想形式が見て取れる。前提とする原理を確認し、その原理を基に、人間全員が共有する推論のみを、論を進める道具として用いて、考えていく。したがって、その結果は皆の共有財産となる。

    日本にとっても、ドイツにとっても戦争は大混乱であった。特に民衆にとっては。かれらはヒステリ状態であった。誰でも、食べるものがなく、常時見張られていれば、ヒステリになる。

    戦争を振り返るには、ウォッチャーの力が必要だ。日本には、不幸にして、こういう人がい紹介されていない。とりあえずは、この論を当てはめて、戦後を考えてみてはどうだろうか。
    28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2008年3月18日に日本でレビュー済み
     本作では主として「戦争責任」を問題としていますが、戦争責任にとどまらず責任一般の哲学的考察といえると思います。本書は理想社刊『ヤスパース選集10 責罪論』の新装版であり改定前のタイトルの方が内容を的確にとらえているといえるかもしれません。
     たとえば電車の中で酔っぱらいに絡まれている人を見てみぬ振りをしたとき、刑事的な責任を追及されることはまずありませんが、見逃した人は間違いなく罪を犯しています。この責めに対し開き直って横柄になることは論外ですが、告白することも罪の清めにならないとヤスパースはいいます。罪を告白する人は相手も罪を告白することを望んでいるからです。
     ではどうすれば罪の清めはなされるのでしょうか。それは罪を自覚し引き受けることだとヤスパースはいいます。企業や政府の不祥事の続く中噛みしめたい言葉です。
    18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2013年7月24日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    理想社のヤスパース選集版の翻訳が酷いからという理由で新たに訳されたもの。従って、訳本としてはこちらを第一選択肢にすべし。
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート